From 三橋貴明@ブログ
WiLL3月号 に連載
「反撃の経済学 レント・シーキング」が掲載されました。
土曜日に、夫婦カウンセリング(岡野あつこ先生)
の二回目を受けて参りました。
今回は、妻のお母様も一緒でした。
夫婦生活を円満に送るための
コミュニケーションについて色々と勉強し、
実践に励んでいます。
川畑先生や岡野先生のカウンセリングを
受けるようになって以降、
夫婦喧嘩は起きていません。
カウンセリングがここまで効果があるとは・・・。
問題が深刻化する前に、
早めに受けておけばよかったと、深く後悔しています。
1月23日、草津白根山の本白根山が噴火し、
陸上自衛隊第12旅団第12ヘリコプター隊所属の
伊沢隆行陸曹長が部下を庇い、亡くなられました。
心からお悔やみ申し上げます。
『部下かばい…背中に噴石 亡くなった陸自隊員の伊沢隆行さん
知人ら「情熱に溢れた人」「自衛官として立派」
http://www.sankei.com/affairs/news/180125/afr1801250053-n1.html
噴火で亡くなった陸上自衛隊第12旅団
第12ヘリコプター隊の伊沢隆行さんは、
部下の隊員をかばって上に覆いかぶさった際に
噴石の直撃を受けていたことが25日、
関係者への取材で分かった。
防衛省が伊沢さんの氏名を公表した25日、
関係者からは改めてその死を悼む声が上がった。(後略)』
改めて、日本は世界屈指の自然災害大国です。
大地震も少なくなく、台風の通り道に位置しており、
水害土砂災害が絶えません。
豪雪という災害もあり、そして火山も噴火します。
日本の国土面積は世界の約0.25%に過ぎませんが、
世界の活火山の一割近くが存在し、
世界有数の火山大国でもあるのです。
驚くべきデータですが、日本のGDPは
世界の6%程度なのですが、
「平成26年版防災白書」によると、
災害被害総額の17.5%が我が国なのです。
日本列島は、GDPという経済規模に比して、
諸外国と比べて三倍の災害被害を
受け入れなければならない国土という話です。
ちなみに、1980年から2013年までの
世界の大災害を見ると、
東日本大震災(約2000憶ドル)が
首位になっています。
三位は、約1000憶ドルの阪神・淡路大震災です。
さらに、首都直下型地震の
30年以内の発生確率は70%。
南海トラフ巨大地震
(東海地震、東南海地震、南海地震の連動)が
30年以内に発生する確率は、50~87%。
上記のデータを理解した時、我が国において、
「需要が足りない」
などといった事態は、本来は起きえないことが分かります。
防災一つとっただけで、日本には
需要が「ほぼ無限」に存在します。
本来であれば、デフレという「有利な環境」を利用し、
政府は国債発行と中央銀行の国債買取で財源を確保し、
「日本国民の安全を守る」
ために支出しなければならないはずなのです。
そうすれば、デフレという
需要不足も瞬く間に終焉になります。
ところが、現実の日本政府は中央銀行の
国債買取(量的緩和)は継続しているものの、
国債発行残高は減らし、国民の安全を守る
という基本的な需要ですら支出を増やそうとしません。
理由はもちろん、プライマリーバランス黒字化目標
という「壁」が立ちふさがっているためです。
今年6月の骨太の方針2018において、
せめて「建設国債」による防災やインフラ整備の予算は、
基礎的財政収支の対象外としなければなりません。
さもなければ、相も変わらず日本政府は
防災に財源を投じることができず、
国民は世界屈指の自然災害大国において
「見捨てられた」状況で捨て置かれることになります。
世界屈指の自然災害大国において、
PB黒字化目標というバカげた縛りにより、
国民を守るための支出ができない。
これがどれほど恐ろしい事態か、
国民一人一人が理解する必要があるのです。
【三橋貴明】その後 2への2件のコメント
2018年1月31日 12:22 AM
これは新聞、つまり公器。自分よりも部下、部下よりも社会。(外部から招いている人も部下の立場です。)
起こらないようにすることは大事だが、起こってしまった時にどう動くかはもっと大事。(プライベートの話ではありません。)
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2018年1月31日 6:48 PM
要らぬ世話かもわからんが、三橋さん、奥さんを、まずは大切にしてください。神棚に置けということではない。いずれにしろ、奥さんは、女です。君とは境界を逸する。コンサルタントのおばちゃんの話もわからんではないが、でもね、夫婦喧嘩は誰だってする。そのうち、しなくなる。しかしね、ここで理屈を言ってはいかん。君が受け止め、奥さんを守ることだよ。でなければ、男じゃない。男と女というのは、付け加えたものではない。最初からあったんだ。
一足す一は二です。君の専門だろ。お疲れさん。
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