日本経済

2017年7月17日

【三橋貴明】ゼルエルに立ち向かう

【今週のNewsピックアップ】
嘘まみれの御用学者たち
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12291874289.html
財務省のお小遣い帳主義
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12292756562.html

新世紀エヴァンゲリオン(TV版)の19話「男の戦い」では、
最強の使徒「第14使徒ゼルエル」に
レイやアスカが一方的にやられた状況で、加持に、

「俺はここで水をまくことしかできない。
だが君には、君にしかできない、
君ならできることがあるはずだ。
誰も君に強要はしない、自分で考え、自分で決めろ。
自分が今、何をすべきなのか。まぁ、後悔の無いようにな。」

と、お説教された、逃亡中のシンジがネルフに戻り、
初号機に乗り込みます。

問題は常にあるのです。

真の意味で「問題」なのは、
問題を解決する能力があるにも関わらず、
真逆の方向に全速力で駆け出すことなのでございます。

「男の戦い」でいえば、加持に
「君にしかできない、君ならできることがあるはずだ」
と言われたシンジが、全速力でぜルエルから
逃亡するという話でございますね。

日本は、確かに数多くの問題を抱えています。具体的に列挙すると、

● デフレによる国民の貧困化
● 財政の悪化
● ルサンチマンの蔓延と社会の不安定化
● 公共インフラの劣化
● 防衛力の弱体化と、東アジアの軍事バランスの崩壊
● 科学技術小国化
● 教育の荒廃
● 文化的衰退
● 東京一極集中の進行(防災安全保障の弱体化)
● 少子化の進行と人口の減少
● 医療サービス、介護サービスの供給能力の縮小
● セーフティネットの崩壊
● 将来的な発展途上国化、もしくは中国の属国化

などになります。

ぜルエルの襲来どころではありません。
まさに、日本国家存亡の危機と言っても過言ではないでしょう。

が、上記の問題を「全て」解決する方法は、
普通にあるのです。

すなわち、財務省の狂った緊縮財政至上主義、
PB黒字化目標を破棄し、
デフレ脱却のための「財政出動」に転じることです。

正直、「男の戦い」においてシンジが初号機に乗り込むよりも、
日本政府が財政出動に転じることは容易でしょう。

別に、生命を賭け金にレイズする必要はないのです。

普通に、政治的は決断を下せば済む話です。

解決方法は明らかであるにも関わらず、
正しい政策「だけ」は採らない。

日本国民は、シンジが初号機で
ぜルエルに立ち向かわなかった場合の人類と同様に、
普通に亡びる(≒滅びる)ことになるのでしょう。

ぜルエルに立ち向かいましょう。
日本国の場合は、別に難しい話ではないのです。

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【三橋貴明】ゼルエルに立ち向かうへの5件のコメント

  1. robin より

    矛盾する両者を両立しうるのが国家という枠組みや共通の歴史文化伝統常識秩序制度言語、だと思うが。資本家による支配と国家による統治を両立して共通の国富を積み上げる、限られた資源、既存のパイの奪い合い、足の引っ張り合い、自分だけは生き残る、ではなく同国民として共通の目的を持ち相互扶助、切磋琢磨しうる関係を築く可能性も高まるのでは。グローバル化や過剰な資本移動の自由を規制しないのならどうやって秩序を維持するのだろう、市場原理主義が唯一絶対の真理、ゲームのルールということだろうか。グローバル企業同士が競争するなら脱税しない企業から自然淘汰されるのでは、だから脱税も市場原理主義を基準にするなら善となる、のだろうか(節税と言葉が変われば別物になるのだろうか)。相互扶助、社会福祉なんて成り立ちようも無いのでは。いかに巨大な集約した資本家を多く抱え込むか、が政治家の命題となっているのだろうか。デフレはお金の価値が高まるから金融階級、投機で儲ける連中に有利になる、借金の価値も上がっていくから投資も行われなくなる。金利で稼ぐ資本家達にとってデフレ継続は望ましいことなのだろう。

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  2. はっちゃん より

    「ゼルエル」って何だろう?と思ったらアニメだったのですね。しかしアニメも侮れないですね。それにしてもデフレってつくづく諸悪の根源ですね。

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  3. ぬこ より

    エル⇒ヤー⇒ヘブライの神

    銭エル⇒リフレ派(≒第一のヤーの信徒)

    リフレ派の某念がイスラエルに行ってましたね。
    日頃から政治的言動しながらあんな国に入れる時点で、不思議だな~~

    保守ってなんなのん???

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  4. あまき より

    これは私どもひとりひとりにも言えること。そしてチャンネル桜の水島総氏にも言えること。

    既成マスメディアは編集権と称する「報道しない自由」を唱えるが、自分たちはこれに倣わない。同和にも創価にも斬り込む日本文化チャンネルだ。こう水島氏は繰り返して来た。しかし「世界の中の日本」の大局から考えて些事と見たのか、水島氏は森友・加計問題をろくろく扱わず、「毎日不敬報道」と銘打つ目くらましに終始するという既成メディアと完全同一の自由を行使した。結果は些事どころか根幹そのものだった。

    それだけではない。安倍内閣支持率低下の本質にいまだいささかも斬り込めない体たらく。陰謀論が語られることも多くなって来た。陰謀と陰謀論はおばけとお化け屋敷の違いと同じで、陰謀論に入り込んでも陰謀に接することはない。だから小池和男さんからゴールドマン・サックスが日本型長期雇用だったと聞くとこの人たちはキョトンとしてしまう。とにかく水島氏がいよいよ実態からかけ離れて来た証左だというと言葉が過ぎるだろうか。

    いや、わかっている。ゼルエルに最も立ち向かうべきは自分自身なのだと。ただ、淋しいのだ。こんなに毎日忙しなく賑やかなのに。夏の日盛りだというのに。おたおたするなと奮励してくれていた、こんなに立派な仕事をしてきた人が、いま閉ざされた空間でおたおたしているのを見ると、秋霜を思い、淋しくなる。

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  5. 神奈川県skatou より

    先生のご活躍を熱く熱く応援しております。
    ゼルエルに勝つ代償としてエヴァに取り込まれても、ですね。。

    今朝のニュースで、
    「経済同友会、支持率恐れず消費増税実施を政権に求める」
    とありました。

    ふと思い簡単に調べたところ、この団体、発足当時は敗戦直後で中堅幹部の年齢層(アラフィフ)が産業界の幹部になったため、その互助会みたいなものだったようです。しかし今では棺桶片足突っ込んだような方々ばかりで、たしかに亀の甲より年の功かもしれませんが、もしそうだとしても、それは助言者であって言論の
    リーダーではないはずです。
    国の老化とは、言論の老化かもしれませんね。。
    (掴める未来は、描ける未来だけ?)

    建設的相互作用という言葉があります。目標を同一にすると、会話はおたがい補強しあい、内容が発展するという仮説です。

    個々の問題の根源を解決する手段はじつはとてもシンプルなのですが理解されない、理解したくない強固な方々がいるとすれば、アクセス方法を変えて、もっとシンプルな、それによって実現しうる明るい未来を共有してもらう、共有してもらえないにしろ、
    「そういう(イイ)ことも、あるかもしれない」
    ぐらいまで持って行けば、凝り固まった思想により強固に反対する人も減るのかなと。

    今は高度経済成長期と同じチャンスにある、あの明るい時代、つまりは今日より明日のほうが豊かになるという、ほんとは根拠なんて立証していなくても、実感としてそうなってきている(いた)という感覚、その可能性に今の日本が直面している、はず。

    そういう未来の共有が、もしかすると効くのかなと。
    もうサイバーパンク?な退廃的未来像は飽きたでしょう。
    すくなくとも若くて健康的な世代には。

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