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2020年2月17日

【三橋貴明】緊縮財政という扇の要

From 三橋貴明

【今週のNewsピックアップ】

緊縮財政という「扇の要」(前編)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12574773141.html
緊縮財政という「扇の要」(中編)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12575009553.html
緊縮財政という「扇の要」(後編)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12575237311.html

日本国民を苦しめ、食い物とし、我が国の
「経世済民」を妨害している「グループ」は、
複数あります。
(政治的なパワーが大きそうな順番に
 書いてみます)

1.アメリカ合衆国
2.中国共産党
3.財務省
4.レントシーカー(グローバリスト)
5.経済界
6.マスコミ
7.経済学者(主流派)

日本では、政権が上記の「グループ」に逆らわ
なければ「長期政権」になります。
緊縮財政を始めた橋本内閣、構造改革を
本格化させた小泉内閣、そして構造改革を
「完成」させようとしている安倍内閣。

全てがそうです。
(橋本政権は選挙で負け、崩壊したため、
 残りの二つほど長くはなりませんでしたが)

アメリカと中国が「覇権戦争」を
繰り広げている状況で、日本は
「アメリカ様」が望む構造改革を進めつつ、
同時に経済界の要望もあり「媚中路線」
を歩んでいます。

新型コロナウイルスの脅威がここまで
高まったにも関わらず、未だに中国全土に
対する入国規制をかけない。
茂木敏充外相は、2月10日の記者会見で、
習近平の国賓来日について、

「現時点では予定通り。
 準備を粛々と進めていきたい」

と答えています。
我が国の場合、元首級である国賓が
来日した際には、天皇陛下がもてなす
最上級の歓迎となります。

この状況で、習近平を国賓で招く・・・。

もっとも、安倍政権が政権を維持したいならば、
アメリカや中国に媚びへつらい、
財務省やレントシーカー(竹中平蔵氏など)、
経団連の要望を訊き、マスコミを活用して
支持率を維持しなければなりません。
まさに、その通りのことをした結果、
安倍政権は長期政権になったのです。

そして、特に影響力が強烈な上位四つの内、
実は最も「手ごわくない」のが
財務省なのです。

何しろ、現在は財務省をはじめ高級官僚の
人事権を内閣官房が握っています。
政権が本気になれば、
緊縮財政の転換は可能です。
(代わりに、政権にスキャンダルが
 頻発することになると思いますが)

そもそも、現在の緊縮財政
(プライマリーバランス黒字化目標)は、
閣議決定により決められています。
ということは、
閣議決定で廃することも可能です。

財政法四条や五条、財務省設置法三条は、
国会での議決が必要です。ところが、
PB目標の破棄は閣議決定のみなのです。

そして、財務省の緊縮財政を潰し、
デフレ脱却を果たせれば、
4のレントシーカーが望む規制緩和、
自由貿易といった構造改革は正当性を
失います。

さらには、防衛力を強化し、
「アメリカとの対等なパートナーシップ」
の下で、中国共産党に対抗。
アジアの軍事バランス維持が実現できます。
(アメリカの属国の立場の解消は、
 短期的には著しく困難です)

財務省は経済界、マスコミ、経済学者を活用し、
財政破綻論を展開してきます。
とはいえ、最悪の毒針たるPB目標の破棄は、
世論の後押しがなかったとしても可能なのです。
何しろ、必要なのは閣議決定のみです。

というわけで、短期的に日本国民は
「扇の要」の役割を果たしている
緊縮財政の打破、具体的には
PB目標破棄の閣議決定を目指すべきです。

無論、容易い目標ではないのですが、
「他」はPB目標破棄以上に難しいのです。

残念ながら、「これ」が現在の我々が
置かれている状況ということです。

◆週刊実話 連載
「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」
第357回 国民を守る国境を取り戻す
なお、週刊実話の連載は、以下で
(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆メルマガ 週刊三橋貴明
Vol560 金融資産・負債と資金過不足
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
資金過不足とは、経済主体の金融資産・
金融負債の増減の収支を見たものです。
企業が銀行から融資を受けたとき、
両者の資金過不足はどのように
変化するでしょうか。
実は・・・。資金過不足が分かれば、
貨幣の「真相」が理解できます。

◆メディア出演

三橋TV 続々とアップされています。

三橋TV第195回
【「法人税減税しなければ
 企業が逃げる」に騙されるな!】
https://youtu.be/1mZ9u39oxxs
三橋TV第196回
【扇の要(緊縮財政)を破壊しない限り
 日本叩き売りは続く】
https://youtu.be/z6jgNizQQoM
三橋TV第197回
【外国人投資家の「利益最大化」が
 目的と化した日本経済】
https://youtu.be/9AVBSofHlYQ

2月12日(水) チャンネル桜
「Front Japan 桜」
に出演しました。
【Front Japan 桜】「日本再生」を前提に
するな / 法人税を減税したら企業が
外国に逃げた[桜R2/2/12] https://youtu.be/eKYh-Ulm6o8

2月15日(土) チャンネル桜
「闘論!倒論!討論!2020 日本よ、
今...」に出演しました。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1655

◆三橋経済塾

三橋経済塾第九期の入塾申込はこちら。
https://members9.mitsuhashi-keizaijuku.jp

2月15日(土)三橋経済塾第九期第二回
対面講義が開催されました。
https://members9.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?page_id=75
ゲスト講師は藤井聡先生でした。
インターネット受講の皆様は
一週間ほどお待ちください。

◆チャンネルAJER 
『内閣府の狂気のシミュレーション(前半)』
三橋貴明 AJER2020.2.4
https://youtu.be/hn6pepWUmHQ

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【三橋貴明】緊縮財政という扇の要への5件のコメント

  1. 斑存・不苦労 より

    >橋本政権は選挙で負け、崩壊したため、残りの二つほど長くはなりませんでした

     そう言えばあの頃橋本氏もハニートラップに掛かっていましたね(そう言えばあの噂の真相は一体何処の組織が何のため仕掛けたのかは判らなかった。)。
    総理に成る方が積極財政を決断してもスキャンダルで降ろされ、決断しなくてパソナークロー団と桜を視ても何処で何をされるかわからないわけで、何処の誰が覚醒剤を吸う為のプラスチックのパイプを忍び込ませたのかも永遠に闇の中と言うわけですね。
    それぞれの様々な闇の組織が各々の利益の為に何を仕掛けてくるか判らないわけですね。麻生さんもなんでそうなるのっ!と思っていましたが・・・。

    常に緊縮財政を否定し、与党を大敗させてスピード感をもって総理をすげ替える繰返しか、スピード感をもって野党をすげ替える繰返しの選挙を永遠に続けるしかないということなんですね。ほぼ有り得ない気がしてなりません。

    要らんコメントお赦しください。

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  2. 拓三 より

    コロナウイルスの対応、醜いねw

    増税での経済悪化を防ぐためにインバウンドが必要なの。て素直に言えばいいのにw

    最近、支那に対しての対応に不満を抱き安倍叩きをしだしたホシュどもが増えましたが、これまでの経済政策で解らんかったんかな? 
     
    この国は観光立国を目指しているのですよ。他国からの投資を目当てに経済成長を目指しているのですよ。輸出拡大で経済成長を目指しているのですよ。なのでお得意様の支那様を入国規制出来る訳ないじゃないですか。一寸たりとも狂い無くそべて繋がってますよ。

    ホシュの皆様は安倍の何を見てたの ? 何を支持してたの ? 意味不明www

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      1. 斑損・不苦労 より

        >コロナウイルスの対応

         噂によれば、免疫不全症を起こす遺伝子が組み込まれているみたいですから?。
        こうなると遺伝子組み換え食品も何が組み込まれているか解からない。
         中華・経済制裁だけじゃないかもしれない。ガクガクブルブル。
         失礼しました。

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  3. たかゆき より

    閣議決定

    『湯沢平和の輪』 2020 2/5 より 引用

    その結果、閣議決定で何でもできると味をしめた安倍内閣の珍閣議決定は以下の通り。

    ・銃剣道は軍国主義の復活や戦前回帰の一環との指摘は当たらない

    ・教育勅語を教材に用いることは、憲法や教育基本法に反しない形である限り、否定されない

    ・警察庁は現在も共産党の暴力革命の方針に変更はないと認識している

    ・「2020年改憲発言」は自民党総裁としてのもので、首相の職務として行われたものではなく、立法府軽視には当たらない

    ・安倍首相が国会演説中に自民党議員らが起立、拍手したのは、 自衛隊員などに心から敬意を表そうと呼びかけたもので、猛省すべきとの指摘は当たらない

    ・憲法9条は核兵器の保有及び使用を禁止しているわけではない

    ・「そもそも」という言葉には「基本的に」という意味もある

    ・森友学園の国有地払い下げで政治家からの不当な働きかけはなかった

    ・安倍首相の妻・昭恵氏は公人ではなく私人

    ・島尻沖縄北方大臣が「歯舞」の読み方を知らないという事実はない

    ・安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる

    ・自衛隊は国際法上、一般的には軍隊と取り扱われる

    以上 引用終わり

    安倍晋三は 嘘つきではない という

    閣議決定も される かも ♪

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  4. 赤城 より

    >日本国民を苦しめ、食い物とし、我が国の
    「経世済民」を妨害している「グループ」は、
    複数あります。
    (政治的なパワーが大きそうな順番に
     書いてみます)

    1.アメリカ合衆国
    2.中国共産党
    3.財務省
    4.レントシーカー(グローバリスト)
    5.経済界
    6.マスコミ
    7.経済学者(主流派)

    >財務省の緊縮財政を潰し、
    デフレ脱却を果たせれば、

    正に本質をついている指摘です。
    表面上緊縮財政は手段的に最も容易く修正できそうであるのも確かですし、表面上財務省がその毒を流し込んでいるのも確かです。
    ですがしかし、その緊縮財政によって最も望むままの状況を作り出しているのは最も利益を得ているのは中国シナです。
    さらに財務省と財政法を作って日本を経済的窮地に押し込めたのもアメリカでしょう。PB黒字化目標という異常な緊縮財政で日本が永遠に国力を増強できないようにしているのは本当に財務省の力なのかというところが最もキツイところですね。
    しかし、今回の指摘は本質がよく分かる素晴らしいものです。

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