日本経済

2020年4月15日

【藤井聡】政府は「現代貨幣の仕組み」(MMT)に基づいて財政規律を撤廃し、100兆円を給付せよ!

From 藤井聡@京都大学大学院教授

 

世界はもはや「コロナ世界大恐慌」に突入しています。

各国は今、感染症と同時にこの大恐慌とも徹底的に戦う「戦時体制」をとっています。例えば、EU各国は、平時には「財政赤字を国内総生産(GDP)比で3%以下に抑える」という規律を設定しているのですが、3月にこれを「凍結」することを決定しました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57162170U0A320C2FF1000/

そんな財政規律を守っていては、国民を守れなくなるからです。これこそまさに戦時体制です。有事において「借金を増やすのはダメだから・・・」といって何もしなければ、国が滅んでしまいます。だから今、EU各国は、財政規律を度外視した徹底的な国民経済支援を敢行しているのです。つまり有事に平時の財政規律を守っている様な輩は、単なるバカなのです。

それは、戦闘中に戦車が赤信号を守って一時停止しているようなもの。それはほとんど『天才バカボン』の世界です。

しかし、我が国の安倍政権、とりわけ、財政を取り仕切る麻生財務大臣だけはどうやら、「天才バカボン級の生粋のバカ」であることが、この度明らかになりました。

『麻生太郎財務相は13日の衆院決算行政監視委員会で、2025年度に基礎的財政収支(PB)を黒字化する政府の財政健全化目標について「放棄することはない」と語った
野党共同会派の松原仁氏への答弁。』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-00000018-jij-pol

基礎的財政収支(PB)の規律というのはつまり、政府は税収の範囲でしかオカネは使わない、というもので、これがある限り、政府は国民がどれだけ困っていようが死にかけていようが絶対に給付金を配ることはできません

つまりこれは、麻生さんが、

「わたくしにとりまして大切なのは、国民の生命ではなく、政府のサイフなのであります! 国民が死のうが生きようが、わたくしは特に感心がないのでございます!!」

と国会のど真ん中で叫んだわけです。

もはやここまでくれば、麻生財務大臣を更迭でもしないと、現政権は国民に対して示しがつかないのではないでしょうか?

念のために言っておきますが、麻生さん(あるいは、財務省)がここまで頑なに財政規律を守るといっているのは、「借金が増えると政府が破綻するかもしれないから」というのが唯一の理由

しかし、当の財務省自身が、「日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルト(※つまり破綻)は考えられない」と、公文書の中で断定しているのは、知る人ぞ知る、ちまたでは有名な話しです。
https://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm

つまり、麻生さんは、自分の優秀な部下である財務官僚達ですら「アリエネ~!」って思っている「政府の破綻」なるものが怖いからっていうだけの「ウソの理由」で、国債を発行して国民全員を救い出すという仕事を、「やらねーよ」と言ったのです。

これをバカと言わずして、一体誰をバカというのでしょうか。


じゃあなぜ、財務省はそこまでしっかりと「破綻は考えられない」と断定するのかといえば・・・その理由はビートたけしさんが、4月11日 TBS系「新・情報7DAYSニュースキャスター」にてしっかりお話しされています。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/takeshi_jp_5e926562c5b6f7b1ea82dfce

たけしさんはまず、こんな非常事態なんだから、国民に給付金を配れば良い、という主旨をお話しした上で、次のようにおっしゃっています。

「日銀がオカネするだけだろこれ、銀行に国債発行するだけじゃない」

そして、それを受けて、TBSの安住アナウンサーが間髪を入れず、

「そうですよね、確かに日本はね、自分の通貨を自分の国で刷ってますから、何のことはないですけれど。」


と発言されました。

まさにその通り!!涙!!


そもそも現代日本は、「貨幣」を「政府が供給」しているのです。だから、税金が多かろうが少なかろうがそれとは無関係に、(国債を利用しながら日銀を通して)自ら貨幣を造り出して、国民にいくらでも給付することができるのです!

これは経済学では、

現代貨幣理論(MMT)https://www.amazon.co.jp//dp/B081CRC156/

という理論の中で明確に定義づけられている「事実」です。ただしこの事実は、「オカネ」の事をある程度知っている銀行マンだとか、税理士さんだとか、財務官僚だとかなら、「当たり前の常識」として知られている事実です。

だから、たけしさんも安住さんも、そういう「常識」を知っていたのです。

だから、「政府支出は税収の範囲ですべきだ!」なんていう財政規律なんて、何一つ要らないのです! つまり、麻生さんの様に「皆さんのためにも、財政規律は守んなきゃいかんのであります」と説教臭い事を言う人たちは皆、一見、「皆さんのために言ってるんですよ」と、さも僕たちを慮ってくれてるかのようなフリをしながら、僕たちを苦しめる「お為ごかし」な皆さん達なわけです。

(※お為ごかし:表面は相手のためになるように見せかけて、実は、相手を傷つけて自分の利益をはかること)

もちろん、「政府ならいくらでもオカネを給付できる」といっても、無論、供給しすぎると景気が過熱して過度なインフレになります。が、今のようにコロナショックで瀕死の日本経済にその心配は一切無用です! それは、栄養失調で死にそうなヒトには、ダイエットなど気にせず、食べさせれば良いのと同じです。そんな時に「肥満」を心配する奴は単なるバカ。


そして、麻生財務大臣は、そういう途轍もないバカなのです。

・・・こういうことを考えますと、麻生大臣、あるいは、彼を裏で操っている財務省のバカなのか悪い奴なのか分かりませんが、その一群の人たちさえ黙ってさえいれば、後は「現代貨幣の仕組み・常識」に基づいて、50兆円でも、100兆円でも政府はオカネを用立てることができるのであり、それを使って国民全員を救い出すことができるのです!

・・・

ただし、どういうわけか、「インテリ」というか「インテリぶりたい政治家・官僚・ジャーナリスト」達は、たけしさんのように「オカネが無ければ刷りゃ良いじゃん!」という「真実の発言」を、何やら「バカ」な発言だと侮蔑する習性を持っています(ご存じでしたでしょうか・・・?)。

ホント、そういう似非インテリどもは「おぞましい俗物」そのものですが、彼らは普段、日本の中枢で「ふんぞり返ってエラソーにしている」ので、政府はオカネを刷ればいくらでも調達できるという真実が「ずっと隠蔽されていた」のです。

ですが、この「非常事態」において社会がぐらついてきてはじめて、「オカネは刷ればいくらでもできる!」という現代貨幣理論MMTが明らかにしている真実が、表に出てきたのです!

今こそ、普段のくだらない俗物インテリどもを一斉にお払い箱にして、日本を救うために「真実の貨幣の仕組み」に基づいて、国民を救うべき時です。

是非、この機会に

1)現代の貨幣の仕組みの「真実」を、そして、
2)如何にその「真実」が、似非インテリどもに隠蔽されてきたのか、

という二点をしっかりとご理解ください!

この「戦時体制」とも言える緊急事態の機会、真実が国民にしっかり伝わらなければ、日本の未来は完全に失われてしまいます。

(例えば、今は売り切れているようですが、Kindle版で是非、こちら、ご一読ください。
https://www.amazon.co.jp//dp/B081CRC156/
あるいは、こちらでもMMTをしっかりご理解いただけます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07TMRRBX8

是非ともこの危機の時代に政治家と似非インテリどもにコロされないように、貨幣の真実をしっかりとご理解ください!

それが皆さんの命を守るのです。

追申:
もし、「貨幣の真実」が分からず、今の日本を牛耳る「似非インテリ」達がのさばり続ければ、日本には悪夢の様な未来が確実に訪れます。
『このパンデミックを通して、日本は戦わずして「米中のダブル属国」への道をひた走る。』

https://foomii.com/00178/2020041114283065413

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【藤井聡】政府は「現代貨幣の仕組み」(MMT)に基づいて財政規律を撤廃し、100兆円を給付せよ!への16件のコメント

  1. 拓三 より

    この時に、何処ぞのポンコツが「ベーシックインカムの導入を考えては」とほざいてきたぞw
    今はそれ所では無いのでほっとくけど、犬は何処までたっても犬ですなw パペットマペット !

    犬はさておき、こちらの御犬様(麻生)も相変わらずでんな。
    国民を信用したらいいのに…

    コイツら(インテリ)やっぱり、女にモテんな。
    政治と恋愛は一緒よ。

    どんな人生歩んできたんやろ?
    家柄だけ?
    あっ学歴だけか?
    もしかして風俗しか経験がw
    いや、チェリーかもw

    頭デッカチのチェリーにコロされるwww

         *下品な表現、お許し下さい。

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      1. 水谷克彦 より

        財務省出身の山口真由のバカさ加減にウンザリしてます、あれでは、男にもモテんだろうな。女は可愛げがないと。

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  2. たかゆき より

    読み 書き 計算

    マクロ経済 古事記

    特に 貨幣の正しい概念を

    小学低学年から 徹底的に 叩き込まないと

    日本国民は 代を経るごとに

    劣化し 貧しくなるだけ 

    かと。。。

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  3. 麦粒 より

    いやー、ひとまずよかったよかった。これでだいぶ動きやすくなるね。決断までの速さもすばらしい。大金持ちを仲間はずれにしなかったのもいいねえ。これが日本だ。演説も良かった。内容も話しぶりも。

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  4. 麦粒 より

    消費税率の引き下げは消費刺激策ですよね。それ、今必要かな。コロナで大変なことになっている事業者の救済のほうが先じゃない?消費税の凍結要求を取り下げる代わりに、その30兆円分を事業者救済に使う、という合意をしたほうがよくない?合意さえできれば、そんなに急がなくても、その分は必ず入ってくるということで、貸しやすくなるし、借りやすくなるんじゃない?穴が開いた分は、そっちのほうこそ、別に頑張ればよくない?今国民は、消費税を凍結してもらうより、そのほうがいいと思うんじゃないかなあ。まずは削ってでも救う。拡大はその後。順番は大事だと思うんだけど。

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      1. 拓三 より

        「消費税凍結を取り下げる代わりに」???

        消費税は「必要なもの」が前提ですね。

        このレトリック、財務省の得意技。
        ヤクザがドサクサに使う悪質な取引と同じ。

        貨幣を解ってるのいれば、どちらもすればいいだけ。

        事業者にとって今必要なのは裏付けのある「安心」つまり真水。それが有っての順番。どの国もそれを理解している。

        有事において取引で財源を確保しようとする時点で国家として終わってるね。

        何と? 誰と? 取引が必要なの? 財務省は国家では無いの?

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        1. 麦粒 より

          退路を断つ、ということです。30兆円分の穴埋めができなければ、どこかの予算が削られることになります。本気で救うというのなら、そのくらいの覚悟が必要だということです。どちらかを捨てなければいけない時があるんですよ。

          ちなみに、有事のほうが駆け引きや取引は増えますよ。真剣だから。無駄なことをしていられないから。

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  5. 麦粒 より

    10万円は、ただじゃないんですよね。労働に限らず、10万円分の働きをしてくださいね、という意味ですよ。それを、受け取るな、と言う、ということは、コロナ被害者を助けるな、と言っているに等しい、ということですね。

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      1. 麦粒 より

        受け取る時期は同じじゃなくてもいいんじゃないでしょうか。可能ならば、早く欲しい人とそうでない人を分ける、とか、受け取る方法を選べるようにする、とかはどうでしょうか。

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        1. 麦粒 より

          世帯主が一括申請して、世帯主の口座にまとめて振り込み、か・・・。よくこんなアイデアが通るね。なかなかの所だな(笑)。でもまあ、ああ、こうやってばらすのか、という勉強にはなったよ(笑)。

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  6. 一視聴者 より

    5年くらい前にもうすぐ中国経済は落ちてくるみたいな事を言っていた人が言っても信用できんでしょ。
    国債の担保は国民の労働力だからと言う事ならこれから人口減少するのに生産性を今以上に上げられない可能性もあるのに危険な橋を渡るのは止めた方がいいと思う。

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  7. 麦粒 より

    この配り方では、支持基盤固めにはなりませんし、一体感も生まれません。単なる少額の経済的援助、国家的には、単なる効きの悪い小規模の景気対策となりました。ここで言う支持基盤固めとは何かを具体的に言うと、お金をくれたから支持するという被保護的なものではなく、助けられる側から助ける側に回ろうという精神を醸成しようというものです。家長が立派であれば、この配り方で構いませんが、家長であるべき者の精神が軟弱である現状では、そこに依拠したやり方では十分な保持力を得られません。というか、もし家長の立場の者が皆立派であるならば、そもそも給付金は必要ありません。そんな家長の下ににある家族の者も立派に違いありません。しかし、現状はそうではない。ですから、国民一人一人に直接アクセスし、独立心、やる気を刺激し、守られる側から守る側の人間になろうとするきっかけを作っていく必要があるのです。この危機は、巨大なチャンスではあるのですが、それは同時に、対応を誤れば簡単に滅亡するほどの、巨大なピンチでもあるということなのです。巨大なピンチを脱するには、そしてそれを巨大なチャンスに変えていくには、どうしても、国中の力を結集する必要があるのです。

    さて、そこで提案ですが、次の給付は、ひと味違ったものにしませんか?現金を給付するのではなく、現金を受給する権利を付与するのです。そして、その権利の行使を永久に保留できるようにし、少し多めの利息を付けていくのです。この方式だと、貯金が全く出来ない浪費家か、本当にお金に困っている人以外は、ほとんどの人が保留にするのではないでしょうか。そして、政府が用意しなければならない現金が少なくて済むので、予算が大きくなることに抵抗のある人を説得しやすいのではないでしょうか。もちろん今度は、国民一人一人に直接。

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      1. 麦粒 より

        ちなみに今回の分も、もし支給してしまったとしても、返却すれば利息付無期限受給権を得られるということにすれば、2回目以降と統合できますね。

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        1. 麦粒 より

          100年は長すぎるというなら、例えば、一括支給または10年分割利息付の選択制という手もありますね。

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  8. 愚痴を言いにきた より

    お金を配る云々は生産力と在庫に余裕があるうちの話なんよ

    こうなったら終わり
    1.お金があっても物が買えなくなる
    2.お金があってもご飯が食べられなくなる

    特にご飯は致命的、農業就業人口は160万人居て
    その内65歳以上が120万人ほど

    感染拡大した今は、非正規云々よりもここを守らないといけない
    お金を配っても物が無くなれば何も買えないように

    下手な経済対策を打つと来年は食卓に缶詰しか並ばないようになる

    初動で金を配る、あるいは配る体制を作り、非正規を救済するのは正しい
    二手目は一次産業者を守って食卓を守り
    三手目は流通を保護して
    四手目でやっと医療従事者を守れるようになる

    金が帳簿の上で無限に沸いてきても
    物がなかったり物が届かなければ話にならない

    国債発行の話をする時は、生産と流通にも目を向けて
    それこそ生産力を語らずして国債発行の話だけするようであれば
    インテリぶってるだけの考えなしや

    国は一手目でゴタついてるから何もできんやろ
    来年はもう缶詰か玄米食です

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