コラム

2021年7月23日

【平松禎史】「霧につつまれたハリネズミのつぶやき」第七十七話:『「思想の免疫力」・成功体験が思い上がりに堕した末路』

たまには政治経済やCOVID-19とは違う話題を書きたいのですが、そうもいきません。
まず、5月17日のブログ記事に載せたグラフに触れておきましょう。

財政支援を増強して、自粛より強い制限措置へと方針転換しなければ五輪開催の頃にはこうなるぞ、と予測を書き込んだもの。
的中しました。でも、これまでの経緯を観察すれば、難しい予測ではありません。

焼け火箸をつかめば火傷するぞ、と言ってたのと同じです。
ところが、焼け火箸とはどんなもので、火傷とはどういう状態か、知ろうとしない人には話が通じない。そんな驚くべき状況があらわになっているようです。

グラフはNewDigestより
https://newsdigest.jp/pages/coronavirus/

本題です。

8月12日、中野剛志さんと適菜収さんがBEST TIMESでおこなった一連の対談をまとめた新著が発刊されます。

『思想の免疫力:賢者はいかにして危機を乗り越えたか』
https://www.amazon.co.jp/dp/4584139792/ref=cm_sw_r_tw_dp_NQSRV0TM5MAG28WJN0JP

「思想」と言っても、難しく構える必要はありません。考え方、ものの見方のことです。
 
この対談は、アニメ制作者または表現者として読んでも大変重要な示唆を含んでおり、ものの見方や考え方を整理しながら読むことができました。
たとえば、4月に発表された号にはこんな一節があります。少し長めに引きましょう。
 
《中野:昔、本当にカチンときたことがありました。私が小林秀雄の解釈をしたところ、それを聞いていた老人が「小林が何を言っているのかは分かったけど、私は、小林ではなく、君自身の意見が聞きたい」と偉そうに言ってきた。こういうことを言う人って、よくいるじゃないですか。

「ならば、あんたも、自分で小林を解釈してみろ。そうしたら、俺と同じ解釈にはならないことが分かるから」と言いたかったですね。私の小林の解釈は、もちろん小林の言っていることを説明しているのですが、しかし、それは私自身のオリジナリティでもあるんだということです。》
 
引用部の前段にある「溶かす」ということばはおもしろいですね。自分の中でどう「溶か」して表現しているかが重要です。

過去の偉人、偉人でなくとも身近な尊敬できる人、世の中に伝えられている言説、自分が知っている論理的なこと、または、目に見える人物や自然やメカニックなどなど。そのような情報や現象をアプリかプラグインのように取り込んで、そのまま使おうとすれば、考え方は硬直的になりコンフリクトを起こして固まってしまいます。

心理療法士の河合隼雄さんが言うように「自分はどう見るか」が重要で、ものの見方にオリジナリティ…個性が宿るのです。
 
もっとアニメの仕事に引き寄せた場合はこう言えます。現実の人間や動植物、様々な自然の姿を絵や映像で描写する時には、その様々なものを自分の中でどう「溶か」して表現しているかが表れる。あるいは、漫画原作のアニメ化であっても、その原作を受け取って読み込み、自分の中で「溶か」して定着させた上で表現へ持っていくこと、その過程にオリジナリティが宿ります。

クラシック音楽では指揮者や演奏家の解釈が重要になります。数十年数百年前に作られた作品を、音楽家がどう「溶か」し、解釈するかにオリジナリティ…個性が宿るのと似ています。作曲家に対する敬意と愛情がなくてはならないのと同じように、現実の物事や漫画原作に対する敬意と愛情がなくては見方を誤ります。

愛のない勝手な思い込みは対象を歪めてしまうし、ただなぞっただけでは劣化版を提供することになってしまう。それではオリジナル…個性的かどうか以前の姿勢だと言えます。
 
漫画とアニメ映像では表現様式が違いますから解釈が必要になる。
過去の出来事と現在の出来事を考えるにあたっても、状況が違いますから解釈が必要になります。「自分の中で溶かす」とは、解釈することだと言えるでしょう。

多くの人々に納得してもらえる表現をするには、いろんなものをたくさん見て、感じて、学んで、考え方やものの見方を鍛える必要があるのです。
 
+ + +
 
過去の成功体験は、その人の個性であり将来の成功の糧になるものですが、成功体験と現実の関連を切ってしまい、自分本位の見方をすれば、すべてを台無しにする「思い上がり」となります。未知の事態(人が生きていて出会うことは全て未知の事態だ)の見方を誤るのです。

特に平成以降の政治の迷走、国民の貧困化や格差拡大、少子化、社会心理の荒廃などは、過去の成功体験を思い上がりで勘違いした結果ではないか。思い上がりを過去最大であぶり出したのが、COVID-19災害…コロナ禍だと言えますね。

日本のいわゆる「保守系」と言われる政治家や言論人の多くは、明治時代を日本の基準に据えています。日清日露戦争を勝ち抜き、近代文明国家を樹立した明治時代を日本の最も偉大な、基準とすべき時代だと考えているようなのです。近代日本の成功体験が明治だと言えます。

「古事記」「日本書紀」は別々な書物ですが、時代が降りるとともに日本国の基礎とするために「日本神話」へと一元化させてきた(神野志隆光)。

江戸時代の国学者から明治期の知識人に至って「日本神話」と「国家」は強く結び付けられ、西洋近代国家に対峙する日本国民の武器へと変質していった。成立の経緯としては「日本書紀」は中央政府(やまと)を中心にするべく編まれたものだが「古事記」は全く異なります(三浦佑之)ので、一元化は歴史の見方を歪ませたものだと言える。

国家と結び付けられた「日本神話」は明治時代の成功体験によって政治的な解釈が強まり、昭和の戦争を引き返せなくする大きな要因となりました。「神国日本」の思い上がりがあったと考えざるを得ません。

日本の制度設計は、全てと言って良いくらい海外の文明国からの借り物です。律令も歴史書も思想哲学も憲法も、そもそも漢語・漢字を借りて発展させた「日本語」もそうです。

しかし、それら輸入した借り物を苦心して「溶か」し、日本人に合うようなじませてきた先人の努力を置き忘れ、成功体験ばかり見るようになってしまったのではないか。成功体験と現実との関連が切れる、とはそう言うことです。
 
日本の知識層の思い上がりは現代にまで影響を及ぼしています。右派・左派の両極に至っては、かたや明治期の成功体験に固執して称揚し、かたや明治期の成功体験を裏返して批判する。

両者にとって不都合な面が混在する江戸から昔は、明治を基準に色付けされて歪められる。そんな左右の共同作業によって超長期的な視点は歪められ、現代日本をも歪めてきたと考えるのです。

成功体験のある人間ほど失敗するのはなぜか?【中野剛志×適菜収】 BEST TIMES 4.15
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/917509/

さて、そんな歪んだ思想状態にある日本が、COVID-19災害において混迷の泥沼にハマるのは自明とすら言えます。

ボクは、日本人の「自粛力」を常識に基づく正常な意識だと繰り返し書いています。しかし、これも誤った成功体験をもたらしてしまったため、かたや「自粛丸投げ」を引き起こし、かたや「自粛否定」を引き起こした。

感染症が伝播する疫学的な基礎に基づけば、法的拘束力を持つ行動制限に転換する必要があったのですが、自粛の程度に云々する両者にかき消されて議論されなかった。両者の共同作業によってコロナ禍は引き返せない泥沼にハマったと言えます。

日本人には諸外国ほどの拡大を起こさない、無意識レベルの行動様式があったのだろうと考えざるを得ないのですが、研究発展がなされず迷信扱いされてしまった。

財政支援が増強されない「自粛丸投げ」がつづいているのは、成功体験を見誤ったために日本の実情に見合う制限措置から逃げてしまった結果です。

政府やコロナ軽視論者が成功体験を見誤った結果、どんな状況が引き起こされたのか。
 
政府は、自粛で抑え込めるなら諸外国のような制限措置は不要だと考えた。制限措置をしないなら財政支援は最小限に抑えられて好都合です。「インバウンド」や「Go toキャンペーン」、「五輪開催」にこだわるのも過去の成功体験の延長にある。

現在の悲惨な状況は、楽観論に加えて、自粛で抑え込めた成功体験をも都合良く解釈している複合的な末路です。
 
東京オリンピック開催にこだわるのは、「戦後復興した輝く日本」を象徴した1964年の東京オリンピックの成功体験にあやかっているのは言うまでもないでしょう。

主にアメリカに借金をして苦心して成長させてきた当時の政治家や市井の人々の努力や弊害を解消する努力は見ず、成功した結果だけ都合良く受け取っている。成功体験だけにしがみついて中止の選択肢を否定しているのです。
 
コロナ軽視論者は、COVID-19を風邪と変わらない大したものでないと考えますから、自粛をする日本人は、マスメディアが煽る恐怖の「空気」に踊らされて「ポリコレ」に躍起な「コロナ脳」の「バカども」にしか見えない。

風邪と変わらないものを自粛や感染対策で「ゼロコロナ」を目指すのは無意味で愚かだと極端に構え、「経済を回せ」と繰り返し主張している。感染症と経済論を組合せている藤井聡教授がその代表です。

彼は自粛要請を甘受する日本人を「馬鹿(または、うましか)」と言い「大嫌い」とまで言っています。…もっとも彼が(一部の)日本人を嫌いと言うのは、今ほど多くはないものの何年も前からありました。

おそらくオルテガの大衆批判に影響されて、自論に賛成しない日本人は馬鹿な「大衆」だと読み替え、嫌ってたのでしょう。疑問を感じる物言いでしたが、ここに来てその思想的な歪みが最大化してしまいましたね。
 
藤井聡教授を繰り返し批判しているのは、経済論と組合せているからです。
コロナ軽視論者には上記のような歪んだ日本観をもつ、いわゆる「ネトウヨ」的な言論人が多い。

彼らのコロナ観は「中国ウイルス兵器説」や「ワクチン陰謀説」や「五輪中止は中国を利する論」などで重なっているものの、経済についてはあまり言いません。偏狭な中国嫌いがトンデモだとわかる人はスルーします。

しかし、藤井教授のコロナ軽視論は、平時のように経済を回せば良いとするものですから、COVID-19を怖がりたくない多くの人々には心強い。経済を回せば良いとする主張は正確な財政知識を持たない大多数の人に「その通り」と響きます。

制限措置に触れませんから、私権制限を嫌うリベラルな人も賛同しやすい。これが、政府の楽観論や緊縮政策と結果的に一致してしまうのが、大変深刻なのです。財政拡大路線への転換をできなくさせ、経済を回せば感染拡大を起こす負のループから脱却できなくさせた。

つまり、「政策ピボット」をできなくさせ、デフレを脱却できなくさせていると言えます。
国民的な大被害を見舞う大罪と言えますが、加えて、日本人の伝統的な常識とつながる「自粛」を否定したことは、将来的に取り返しがつかない深刻な被害を見舞うと懸念します。
 
藤井教授は、東京五輪にはぼやかした言い方しかしていません。
風邪と変わらないコロナでイベント中止することに怒っていた藤井教授は、ロックイベントでマスクをせずに「Woo Yeah!」と叫んでだくらいです。

観客をフルに入れて開催できると主張するのが自然ですが、「五輪は平常の通り開催せよ!」とは言わない。「五輪開催に賛成」とも言ってないでしょう?。五輪開催に賛成すれば反発を食らうのがわかっているからでしょう。

五輪関係者への特別待遇にダブルスタンダードだと怒って見せたり、最新では小山田圭吾氏の問題を利用して、自粛や緊急事態宣言(をする政府)を敵視して論点をずらす。

自説に都合良く誘導しているわけで、これはおぞましいダブルスタンダードを超える下劣な態度ではないかとすら思う。
 
藤井教授は、初期から「コロナは風邪や季節性インフルエンザと変わらない」「基礎疾患のある高齢者のコロナ死は寿命と変わらない」「若者は重症化しないから自粛せず経済を回して良い」「感染症の扱いを5類に格下げせよ」「コロナ(ウイルス)なんて飲んでも平気」と言ってきました。

COVID-19災害など存在しないと言いたげな藤井教授の論調こそ、「ゼロコロナ」論ではなかろうか。

現実の状況変化で主張が通用しなくなったのを受け止められず、自説の正しさ押し切るために好都合なデータの見方や用語を創作し、次々現実と乖離した理屈を塗り重ねた。

基本的な認識がおかしな言論人でも「コロナでは意見が合う」からと三浦瑠麗氏や武田邦彦氏ら(ネトウヨ的な論者)と協働するに至りました。

自分を批判する中野剛志氏、佐藤健志氏、適菜収氏は「コロナ脳のバカ」と悪口雑言し、自粛要請や感染対策を述べる感染症対策分科会や政府を敵視しています。

この背景には、内閣官房参与として国土強靭化基本法成立に尽力し、年約3兆円の安定予算をつけさせた「成功体験」があるのでしょう(確かに立派な功績ですが)。

異論者への雑言には「何もできてない連中のくせに」という上から目線が透けて見える。そんな物言いが賛同者には「天晴」に感じられる。橋下徹の賛同者と似た心理じゃないでしょうか。

これぞまさしく、(悪しき)認識共同体、集団浅慮、センメルヴェイス反射の全部乗せです。
 
このような知識人がフォロワーを増やし発言力を拡大しているとすれば、感染拡大初期の危機感を超える嫌な予感しかありません。

議論の勝敗だけにこだわる「知識人ごっこ」の末路【中野剛志×適菜収】 BEST TINES 6.16
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/971993/

藤井教授はどこで道を踏み外したのだろう。
成功体験を誤って認識し、勝敗にこだわって自論にしがみつく下地が最初からあったのか、それとも参与時代に政治の不条理に直面したトラウマと努力して得た成功体験による「引き裂かれた自己」(R.D.レイン)に陥ったのか、…わかりません。

日本経済を立て直すために重要な論者だったのは確かですが、もはや害のほうが大きいと言わざるを得ません。残念ですが、もはや藤井教授が発言を改めるとは思えません。

同じく方針を改めない自民党主流派や維新の会と同等の態度が必要かと思います。被害を最小化するには、離れる人(投票しない人)を増やすことです。

+ + +

ブログ等でかねてより繰り返し書いていますが、藤井批判やコロナ問題に固執してるのではありません。

日本の歴史観や経済政策でも同様に、ある時代や状況に正しいと思えても、常に正しいわけではないということを思い知ること。自分も間違えるということを自覚して、間違いを認めて転換することの重要性を痛感すること。

この厳しいコロナ禍を、今後の日本のために必要な姿勢を、ものの見方を、考え方を、自分に問うための機会とする必要があります。
問うことから逃げれば、同じ失敗を繰り返します。繰り返してるでしょう?
 
「思想の免疫力」を高めましょう。

○コマーシャル

ボクのブログです
https://ameblo.jp/tadashi-hiramatz/

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【平松禎史】「霧につつまれたハリネズミのつぶやき」第七十七話:『「思想の免疫力」・成功体験が思い上がりに堕した末路』への13件のコメント

  1. この世は既にあの世 より

    オリンピックは冷めるんですよ。まだ解らないんですか?ジャップのアホさ加減を見たくないから要らないと言ってるだけ。俺はね。

    他人は他人と言ってるじゃないですか。基本的には選手も他人。他人が活躍しようがどうでもいい話なんですよ。他人が儲かるだけですから。だから開催に大反対するわけじゃないが賛成でもないだけです。

    何で偽善に一緒になって盛り上がらなくちゃならないの?その「日本すごーい」というような鈍感な連中が私は以前から嫌いなんですよ。

    終わった国を終わったと認識出来ずにワクワクしてるのにはついて行けませんね。

    糞を糞だと何年も何回も再確認させられるのが嫌なんですよね。私から言わせると、現代日本は個人主義社会なんだから世論もあってないようなものなんですよね。共同体であって共同体ではないんです。

    コロナも同じ様に、ただの風邪の一種、風邪ではないエビデンスは無い。道でバダバタと人が倒れてるわけじゃないので無問題です。

    いいですか?何度も言いますけど他人は他人なんです。なので自分の意思で出来ることは自分でやってもらわないと困るんですよ。

    自粛は自分でやるから自粛ですよね?だから自粛したい人は自粛したらいいじゃないですか、言うとるんですわ。

    恐いのも恐い人が怖がってるだけですよね?一緒になって怖がる必要がどこにある?

    開会式見ました?今更、王長嶋を引っ張り出して来て、高齢者に媚び、医療従事者に媚び、障害者に媚び、子供に上っ面だけ媚び、ハーフに媚びる。ペラペラのサヨク根性丸出しやん。

    あれがカッコいい、ウケると思ってる人らがいるわけです。で、仮にウケたとしてそれが何なの?あなたの自己満足ですよね?で終わり。

    バッハに媚びる理由がまた解らない。私なら何の恩も義理もないバッハには上から目線で命令しちゃいますけどね。「何か文句あんのか?おい」と。

    んなオリンピックの気色の悪い綺麗事みたいなもん、何年間もやられてみ、「ああ、コイツらもう他人だな」と俺はずっと前から思ってますもんね。

    何十年も前から「未来への子供達へ」言うとりますが、偽善や嘘でしょ?嘘吐きを敬う必要なんか無いでしょう。

    誰かに本気で死ねとは言わないが、お互い勝手にやりましょう、というスタンスですね。労働条件でもなんでもそうです。嫌なら辞める。嫌なら仕事しない。言うこと聞かない。

    勝手にと言っても余計なことはせんでくれ、というスタンス。自粛は私にとって余計なこと、外国人で国内を溢れさすのも、外国人観光客で溢れさすのも、消費税の増税も余計なことです。

    簡単でしょう、しなきゃいいだけですから。

    恐らく人々は日常を奪われることには耐えられませんよ。高齢者の中にだって「もう今更命なんか要らんわい、余命くらい好きなことさしてよ」という高齢者もいるはずですわな。

    供給ゼロじゃ3日くらいしか社会止めれないんで、ロックダウンとかは無理です。

    何が目的なんですか?

    とにかく、

    自粛は嫌です、しません、従いません、そんな義理は無い、

    しかし何で恐い人は自分で自粛出来ないのかなあ?外出しなきゃいいだけですよね?

    簡単ですよね?家から一歩も出なきゃいいだけですよね?小学生でも出来ますよね?

    恐い人が自分で自粛出来ない理由はなんなんだろう?

    同じ様に人それぞれ理由があって自粛出来ないんです。

    他人の脚を引っ張らないで欲しいですね。

    中韓は元々美的センスもなく興味も無かったので、ブロガーがナンボ嫌韓を書いても効果無しですからどうでもいいです。中韓が大好きな馬鹿がまた中韓記事書いとるわ、で終わり。

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  2. 名護幹太 より

    三橋さんが7月21日のブログで、疫病対策のトリレンマを取り上げられてました。
    緊縮財政、法治主義、疫病対策は、3つ同時に成立させることはできないと。
    分かりやすいレトリックだと思います。

    「法治主義」に則って、憲法29条に基づくしっかりとした補償のもと「疫病対策」をすること。当然「緊縮財政」は放棄することになる。これが正しい政策です。

    自民党政権は、「緊縮財政」を大前提として「疫病対策」をしようとするから、そのしわ寄せで「法治主義」を放棄している。

    ネトウヨ的な論者は、コロナを軽視しているので、平時の延長線上で「緊縮財政」と「法治主義」を継続させて、「疫病対策」は無視すればいいと主張する。

    藤井教授は、疫病対策したくない、行動制限されたくないという点では、ネトウヨ系論者と同類です。
    彼はもともと積極財政論者でしたが、コロナ禍以降の主張は「政府が積極財政しそうにないから、疫病対策するな」ですからね。自民党政権とは別のスタンスから緊縮財政を後押ししてしまったわけです。

    藤井教授が道を踏み外したのは、わが身可愛さのなせる業でしょう。
    自分は今までどおりライブに行きたいが、他人にそれを批判されたくない。
    だから、コロナは怖くないとか、疫病対策は無駄とか宣言して、自己弁護してからライブに行くわけです。

    コロナ禍での藤井教授の変節は、自分にとっては衝撃的でした。
    今後もコロナ禍のような危機的な出来事は起こりうるでしょうが、他山の石として、同じ過ちをしないようにしたいものです。

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  3. うたか より

    緊急事態宣言を出さずに観客を入れて五輪を開く
    観客数の制限はあっても良い
    か緊急事態宣言を出して五輪を中止にする
    のどちらかにすべきで緊急事態宣言を出して無観客で五輪を開くなんてのは無茶苦茶だから批判されているのでは?

    以前に第四波がこんなに早く来るなんてと書いてて的中って何?
    波間期は短くなっているは本当か
    実行再生産数が1を切った期間は
    4月19日~6月13日 5月29日から6月4日まで除いて 49日
    8月11日~9月29日 9月15日と9月16日は除いて 48日
    1月17日~3月4日 47日
    5月19日~6月25日 37日

    第4波を引き伸ばしてオリンピックの期間が波を一旦収まった時期にできると考えてるのも凄いな、俺はそんな事できないと思うな

    藤井教授のデータ自体はあっていると思うよ
    ただ緊急事態宣言の効果が例えは3割程度ならそれを見分けるのは難しい、でも今までのデータをきちんと調べれば緊急事態宣言の効果を説明できるはずであり、それをテレビとかでやらないのは問題あり

    感染力は一定じゃなくて感染拡大している時期は多少の人流抑制しても感染拡大して、感染が収縮している時期は人流抑制しなくても感染者は減る、これはあっていると思う
    現状は人流抑制の効果はよくわからない、が妥当
    よくわからないという事はすごく弱いんじゃないかと考えているのが藤井教授
    俺はそうかも知れないしそうじゃないかもしれないと思っている

    慎重論にしても楽観論にしてもちゃんとしたデータを分析した内容で語ってほしい

    慎重論は季節要因と人流をセットにした理論で語らないのか、解説しないのが不思議である

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      1. うたかはウソか より

        何言ってんのこのクソバカは。

        藤井は全部はずしまくってるだろ。単にデータをそれらしく見せて、おまえらの気のすむように現実を読み換えて見せているだけ。

        しかも3日前の「全国」の実行再生産数、1.37だぞ。宣言解除が速すぎて人流を抑制できなかったからであることは明らか。いったいどこに目をつけてエラそうなこと言ってるんだ。ウソばっかつきやがって。

        信じたいものだけを信じるその姿勢。恥を知れ。

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        1. うたか より

          宣言解除が速すぎか2度目も3度目も緊急事態宣言の解除前から東京で感染拡大してますよ
          宣言解除をしなければ感染拡大を防げたようには見えませんねえ
          宣言解除をしなければ感染期間を半分にできるとか思っているのなあ
          根拠となるデータ知っていたら教えてね

          現状の感染拡大は予想通りなんだが
          俺のコメントそのまんま感染拡大している時期は多少の人流抑制しても感染拡大するってだけ

          この記事はもっと強力な措置を補償とセットで取るべきだったんだであり宣言解除が早すぎたなんてどこにも書いてません
          ちゃんと記事読んでますか

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          1. 横からですが より

            免疫学では新型コロナウイルスの季節要因を否定していると思います。また最近は緊急事態宣言の効果が薄まってきたとはいえ人流抑制は依然として感染防止の要諦だと思います。これらは昨年からのデータで概ね説明できると思うのですが、あなたと私どもとでは見ているものが違うのでしょうか。

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      1. 風向きが悪くなってきたと知るや より

        急に中立ぶったこと言い出すのって、まあ梯子はずされたくない気持ちはわかるが、やっぱり恥しらず。

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  4. りく より

    三橋貴明氏はコロナ対策は「徹底自粛、徹底保障」しかないと繰り返していると記憶します。
    それでしたらいい加減に藤井聡氏を三橋系のコンテンツから除外すべきでしょう。
    藤井聡の拡散しているコロナデマは悪質極りないです。
    反自粛という結論が先にあって、その時その時、都合の良い事をうわべだけ取り繕ってるだけ。そんなのは藤井のコロナに対する言論を二年も追っかけてれば一目瞭然です。
    そしてここまでデマ拡散を放置してるとなれば三橋貴明氏も同罪と言わざるをえません。
    三橋氏は過去、「緊縮財政転換の為なら何でもする」と繰り返してますが、こういう事なのでしょうか?
    藤井の言論を野放しにしてるからコメント欄を読んでるとWeRise支持のような人間が集まってしまってます。
    MMTという正しい考えを広めるという目的があるのに、こんな事をしていたら中野剛志先生のおっしゃるとおりMMTまで胡散臭いトンデモ理論に思われかねないから本当に止めて欲しいですね。

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      1. りく より

        二年じゃないですね、一年半くらいですね
        訂正します。
        スウェーデンの集団免疫作戦を絶賛してたのに都合が悪くなったら急に言及しなくなったり、感染しないためにやるべき事は「目鼻口を触らない」って人間の無意識の行動を無視した事を平気で言ったり、半自粛を徹底批判した佐藤健志氏をクライテリオンから追い出したり、、

        コロナ初期の段階から相当胡散臭い言論を繰り返してましたね。

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  5. F-NAK より

    ここは、経世済民が主旨のサイトではないんでしたっけ?

    このサイトを去った言論人は過去にも何人かいましたが、自分の気に入らない個人への鬱憤を晴らすためだけに、このサイトへ記事を投稿している人は初めてです。

    最も醜悪ですね。
    橋下徹が、自分の気に入らない人の悪口を延々とTwitterに投稿しているのを見たとき以来の嫌悪感を感じました。

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  6. ルトスワフスキ より

    藤井さんだけが本物の保守でしたね。

    化けの皮が剥がれたのはあなた。
    完全に軽蔑しました。

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      1. 平松禎史を支持する より

        藤井が保守?理性や合理にたえず懐疑の姿勢を崩さないのが保守。藤井は理性的で合理的判断による冷静さが必要と率先して繰り返しているが?

        それから完全に軽蔑しましたという日本語の使い方もおかしいぞ。大きく微笑んだなんて言わねえだろ。

        保守もろくに定義できないような頭だからいい加減な国語を平気で使う。国語がダメならおそらく科学も理解できない。だから藤井の転落に気がつかない。平松禎史のツメの垢でも煎じて飲みなさい。

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  7. お答えいたします より

    「コロナは風邪や季節性インフルエンザと変わらない」

    これが正解ということが
    一年後に提示されます。。。

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