From 三橋貴明
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【耳寄り情報】 ※6/9まで
2つの貧困
貧困には2つのタイプがあると知っていますか?
1つは発展途上国型とも言える「インフレ型貧困」です。
これは日本と関係ない、と思うかもしれませんが…
実は発展途上国型の貧困に陥ることが、
21世紀の日本でも起こるのです。
インフレ型ということは、、、
(続きはこちら)
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【今週のNewsピックアップ】
第4次産業革命
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12165821265.html
第四次産業革命とは何か。
簡単に書くと、
「生産者をサポートする機械とITの融合的な発展」
になります。
第三次産業革命は、情報活用に関して人間を支援し、生産性を高めました。それに対し、第四次産業革命は、「動作」の部分で人間をサポートすることで生産性を向上させます。
例えば、実用化されつつあるパワードスーツは、生産者の労働負荷を軽減するという発想になっています。まさに、人の動作を支援するのです。
介護産業でいえば、ロボットが介護をするわけでは(まだ)ありません。AIも、ロボット工学も、未だそこまでは進化していないのです。
第四次産業革命では、介護をする生産者の負担を軽減する(例えば、腰の負担を軽減し、腰痛を防ぐ)形で、技術が進化していきます。
自動運転にしても同様です。トヨタ自動車などが供給を始めた運転支援システムは、別に自動運転でも何でもありません。システムが運転者をサポートすることで、交通事故を防止し、より安全な運転が可能になるわけです。
この種の「人間に寄り添った機械やシステム」の発展こそが、最終的には「AIとロボットにより供給される世界」、すなわち第五次産業革命へと繋がっていくことになるのでしょう。
産業革命とは、GPT(汎用目的技術)の発展による生産性向上を意味します。
第四次産業革命におけるGPTは、今後、様々な技術が開発されていくことになるでしょうが、例えばサイバーダイン社が得意とする、生体電位信号を確認する技術、あるいはドローンの技術は有力な候補です。
生体電位信号の確認にしても、ドローンを空で駆け巡らせることにしても、基盤となるテクノロジーになります。この種のGPTが活用され、世界を変えていくことになるでしょう。
ちなみに、三橋は別に善悪の話をしているわけではありません。第四次産業革命を経て、第五次産業革命(=シンギュラリティ)に至り、労働が不要になった社会が、ユートピアなのか、ディストピアなのか。これは、現時点では誰にも分かりません。
いずれにせよ、第四次産業革命は、「人手不足」の国において発展が加速するのは間違いありません。理由は、人余りの国ならば、別に面倒な技術を開発せずとも、ヒトを使い回せば話が済んでしまうためです。
第四次産業革命は、人手不足の国において、ヒトを機械やITがサポートする「需要」が大きいからこそ、進んでいくことになります。
そう考えたとき、第四次産業革命を牽引するべき国が、どこであるかがはっきりと理解できるはずです。
もちろん、日本国です。
というわけで、徳間書店から「第4次産業革命: 日本が世界をリードする これから始まる仕事・社会・経済の大激変」販売開始になりました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4198641536/
ーーー発行者よりーーー
【耳寄り情報】 ※6/9まで
2つの貧困
貧困には2つのタイプがあると知っていますか?
1つは発展途上国型とも言える「インフレ型貧困」です。
これは日本と関係ない、と思うかもしれませんが…
実は発展途上国型の貧困に陥ることが、
21世紀の日本でも起こるのです。
インフレ型ということは、、、
(続きはこちら)
【三橋貴明】第四次産業革命への4件のコメント
2016年6月7日 9:43 PM
(6/22 Front Japan 桜 「祝!菖蒲(以下略)」を見て思ったこと。)社会保障の破壊を目的としたベーシックインカムは論外として、社会保障の延長としてのベーシックインカムであっても、国力低下の原因になり得る。労働は国力維持のために必要だから行うのであって、必要が無くなれば、それに固執せず、国力維持に必要な別の何かを行うべき。また、それが何かを考えるのが国家を指導する者の役割。省人化がすべてとも限らない。https://www.youtube.com/watch?v=hg5RlapdEtE
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2016年6月9日 12:22 PM
三橋先生 産業革命の名の元に益々人手要らず、省力化が進むのでしょうが第三世界の人口爆発で遅れてグローバリゼーション 移民受け入れ等と非生産的お荷物人口増加に血道を上げる我が国は大丈夫なのでしょうか?政治家の愚かさでは先進国随一の日本は益々没落してしまう気がするのですが……..。
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2016年6月9日 7:39 PM
1次産業、2次産業、3次産業。最近は農業をやり方を加工までやって6次産業なんてのがありますが、所詮、技術革新は最終的に水や食料、空気といった生存環境を確保する為の物。それは軍事でいえば歩兵を支援する為にあらゆる戦略や戦術や兵站、あるいは制度や支援火力を求めて来たのと同様であります。イノベーションなどと言ってこの基本を考えてないこの事実を無視した嘘つきは排除あるのみですよ。アメリカの様に文明国であるはずなのに経済合理性を追求して水に有害金属が入ったりすることは本末転倒です。
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2016年6月10日 2:59 PM
技術が変える未来として、人間の動作をサポートする、そういう技術が四次だというお話に大変共感いたします。認知科学者の故三宅なほみ先生がICTへの希望として語った言葉として以下のような表現があります。「人を賢くさせるツールであってほしい」つまり技術によって人が考えなくなるのではなく、手がより長くなったり、眼がもっと見えるようになる、もっと能力が伸びることなのだと、身体的にも、認知的にも、ですが、そういう未来だと自分は思っています。
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