From 三橋貴明
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世界一安全で、世界一危険な町はどこでしょう?
・・・それは、東京です。
一体どういうことか?
その答えはこちらから
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【近況】
6月1日、安倍晋三内閣総理大臣は国会閉幕後の記者会見で、
「今般のG7による合意、共通のリスク認識の下に、日本として構造改革の加速や財政出動など、あらゆる政策を総動員してまいります。そうした中で、内需を腰折れさせかねない消費税率の引上げは延期すべきである。そう判断いたしました」
と、消費税率10%への引き上げを2年半延期する考えを表明しました。
さらに、会見で総理は、「21世紀型のインフラの整備」「リニア中央新幹線の計画前倒し」「整備新幹線の建設加速」などの財政出動により(あるいは、財政投融資)、
「全国を一つの経済圏に統合する「地方創生回廊」をできるだけ早く創り上げます」
と、発言しました。全国を一つの経済圏に統合する地方創生回廊とは、三橋が「全国民が豊かになる 最強の地方創生」で書いた、「日本を小さくする」という発想と同じだと思います。
というわけで、三年間も失敗を続け、ようやく正しいデフレ対策に舵が切り直されようとしているのですが、会見で総理は、
「デフレからの「脱出速度」を更に上げていかなければなりません。」
と語っておきながら、
「最も重要なことは、構造改革を断行し、将来の成長を生み出す民間投資を喚起することであります。TPPの早期発効を目指します」
と、物価を引き下げる構造改革を推進するとも表明。構造改革は物価抑制を目指すインフレ対策ですから、「デフレからの脱出速度を上げる」と完全に不整合です。
結局のところ、未だに安倍内閣は「デフレ対策」が何なのかについて、正しく理解していないのです。
「デフレは貨幣現象ではない」
「デフレ期の消費増税は最悪の政策」
など、わたくしどもが長年繰り返してきた主張は、ようやく広まってきました。とはいえ、未だに「構造改革はデフレ促進策」については十分に認知されていません。
今後は「消費税増税の凍結」「財政支出の正しい拡大」「PB目標の破棄」に加え、「構造改革はデフレ促進策」についても声高に主張していきたいと思います。
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◆週刊アサヒ芸能 連載「三橋貴明の列島丸わかり報告書」第71回「130兆円もの政府負債を返済してもインフレ率は上がらなかった」
http://www.asagei.com/
◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第177回「日本の消費の真実」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/
◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない」 第360回 日本のデフレ脱却のために(最終回)
http://klug-fx.jp/mitsuhashi/2016/05/31/025900.php
◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 〜新世紀のビッグブラザーへ〜 週刊三橋貴明 Vol367 少子高齢化という幸運(後編)
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
日本の少子高齢化が、日本経済を成長させるという「真実」を知って下さい。
◆メディア出演
6月8日(水) 6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
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6月8日(水) チャンネル桜「Front Japan桜」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1651
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6月18日 三橋経済塾第五期 第六回対面講義の詳細と申込方法をご案内致します。
http://members5.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1571
ゲスト講師はペジーグループ代表の齊藤元章社長!
◆チャンネルAJER 更新しました。
『第4次産業革命1』三橋貴明 AJER2016.5.31(3)
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ーーー発行者よりーーー
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熊本地震では避難、復興の拠点となるべき公共施設等の被害も目立った。
民間住宅も含め、大きな被害を受けた建物の多くは、新たな耐震基準が適用された1981年以前に建てられた建物だった。これまで「危険だ」と何度も議論になってきたにもかかわらず、こうした旧耐震基準の建物の多くで、耐震化が先送りされてきた。その最大の理由は「財政問題」である。
「そもそも日本に財政問題などない」と語る三橋貴明が、日本の防災安全保障、さらには国土強靭化とは何かについて詳細に解説する。
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[三橋実況中継]6月1日の記者会見への3件のコメント
2016年6月5日 5:34 PM
兵法を語れば、虚実、臨機応変、戦いはこの変化が勢い、即ち勢を作り出す事で勝つと説きます。考えてみれば当たり前の事を孫武は言っている訳で簡単に言うとそれは常に変わりゆく現実を的確にとらえ柔軟に対応すると言う事であります。すなわち、組織は柔軟に変化し適材適所に人材を配置し、属人性に頼らず、道たる道理に人は従わねばなりません。選挙などという物が出来るのはこの属人性を否定して、道理の下に生じる組織力の総力で戦に勝利して、選挙のできる秩序を構築しているからであって、この道理を無視して、選挙ありきで選挙をするなど誠に平和ボケし切った考えだと思います。選挙は法の下に実施されます。このような属人性と言う究極的とも言ってもいい、算少なき事をする将軍や君主がいる戦場なら、戦うどころか戦う前に100%負けでしょう。日本の政治低迷の根管は正にこの属人性に依拠するものであり、前提たる道理を無視していることにあると考えます。誠に根っこの深い話ではないでしょうか?責任を取るべき時に取る事で問題を明らかにして、反省点をしっかりして、次のプランを示し、正々堂々、選挙で勝ち出直すか、法的手続きを持って選ばれる次の方にバトンを渡すのが道理だと考えますね。何んら責任も明らかにせず、柔軟に体制を変えず、嘘で現実を直視せず、今後、何が出来るのか、何の為の選挙なのか私には理解できません。対した事はできないでしょう。属人的な延命では今の状況には意味がありません。それこそが今日の低迷を作り出してきた根幹だと私は考えるからです。
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2016年6月7日 12:11 PM
矛盾したことが語られる場合、論理的に言って少なくとも片方に嘘があります。実績から考えると構造改革のほうが本音でしょう。政治家は選挙前は方々に良い顔をしてリップサービスしますから、額面通り受け取るのは危険だと思います。
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2016年6月8日 1:06 PM
TPP、貿易自由化は供給能力の強化でデフレは需要不足が原因、逆効果では。TPPが中国包囲網という話も聞くが中国の脅威を和らげる代わりに日本の医療食料安全保障が弱体化するのは「致し方ない」ことなのか。
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