FROM 三橋貴明 http://keieikagakupub.com/38news/
——————————————————-
日本は今後、少子高齢化が大幅に進むと予測されている。
「少子高齢化は問題だ。消費は減り、人手不足になる。だから、外国からの移民を受け入れなければ、日本は成り立たなくなる」などと言う人もいるが、三橋貴明は「ウソだ」と断言する。まず、「少子高齢化で消費が減る」というウソをこれまでのデータから証明する。
さらに、人手不足になるのは事実だが、人手不足にマイナス面はなく、むしろ日本経済にとっては神が与えてくれた大きなチャンスだと言う。そのせっかくのチャンスに外国人移民を入れるのは、チャンスを潰す政策だと述べる。ウソを言ってしまう人たち、それに騙されてしまう人たちに共通するものとは?さらには、少子化によって経済復活する日本の具体的な可能性についても解説する。。。
『月刊三橋』最新号はこちら
>http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
——————————————————-
【近況】
1月12日にスタートした12日連続講演も、中盤に差し掛かりつつあります。
講演で全国を回っていると、少子高齢化による生産年齢人口比率の低下により、いよいよ我が国は人類が経験したことがないレベルの「超人手不足」状況に入りつつあるのが理解できます。
超人手不足とは、もちろん「供給能力<総需要」であるインフレギャップの状態です。
皮肉な話ですが、我が国は政府がまともなデフレ対策を打たない結果、若い世代の所得や雇用が安定せず、有配偶者出生率が上昇傾向にあるにも関わらず、婚姻が増えないため少子化が進行し、生産年齢人口比率が低下し、超人手不足の時代に入りつつあるわけです。
人手不足が深刻化していけば、我が国は高度成長期同様に「ヒトがモノよりも高い国」に戻れます。さらに、インフレギャップ(超人手不足)を「外国人労働者」で埋めるのではなく、生産性向上のための投資により解消しようとしたとき、我が国は再び素晴らしい経済成長を遂げることになるでしょう。何しろ、経済成長とは「インフレギャップ+生産性向上」以外では起きません。
無論、政府が将来の生産性向上に向けたインフラ整備等に支出をすれば、
「現在の需要不足(デフレギャップ)を埋め、将来の人手不足(インフレギャップ)を解消する」
ことになり、まさに一石二鳥です。とはいえ、政府が正しい支出をせず、同時に「ヒトがモノよりも高くなる」状況を放置した場合、辛うじて将来の日本経済は成長路線に戻れるかも知れません。インフラ不足により、生産性向上は抑制されますし、インフレ率も健全な水準を超えて上昇する可能性が濃厚ですが、それでも「最悪」ではないのです。
最悪なのは、人口現象(減少、ではありません)で構造的にデフレから脱却しようとしている動きを潰す政策です。すなわち、需要を無理矢理に抑え込む緊縮財政と、外国人労働者受け入れ拡大、非正規雇用の拡大を推進する構造改革になります。
はっきり申し上げますが、安倍政権の現在の路線こそが、まさに「最悪の路線」なのでございます。
◆小学館「中国崩壊後の世界」が、またもや大増刷になりました! これで第三刷です。ありがとうございます!
http://www.amazon.co.jp/dp/4098252465/
◆ビジネス社「これからヤバイ世界経済-2016年を読み解く5つのポイント-」が刊行になりました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4828418571/
◆週刊アサヒ芸能 連載「三橋貴明の列島丸わかり報告書」第五十二回「TPPの正体は特定企業の「利益拡大」を目的とした管理貿易」
http://www.asagei.com/
◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」第158回「デフレ脱却道遠し」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/
◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない」 第340回 間違った学説を唱え、頬かむりする人々
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2016/01/12/025079.php
◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 〜新世紀のビッグブラザーへ〜 週刊三橋貴明 Vol347 人口変動とインフレ率
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
以下は今回のメルマガで、作成・使用したグラフです。結構、吃驚するのではないでしょうか。
【主要人口減少国の人口減少ペース比較(2000年=1) 】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_51.html#jinkogensyokoku
【日本とジョージアの人口(右軸、2000年=1)とインフレ率(左軸、%)】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_51.html#Georgia
◆メディア出演
1月20日(水) 文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/
◆三橋経済塾
三橋経済塾 2016年 第五期第一回講義は本日開催です。第一回の会場は「浜松町」です。四期生の方は、ご注意ください。
http://members5.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?page_id=8
インターネット受講の方は、少々お待ちくださいませ。長くても一週間以内にアップされます。
「事前学習用チャート GDP、経常収支、国富、資産・負債について」が掲載されますので、五期にご入塾頂いた方は事前にご視聴ください。
http://members5.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1358
◆チャンネルAJER 今週の更新はありません。
↓↓発行者より↓↓
日本は今後、少子高齢化が大幅に進むと予測されている。
「少子高齢化は問題だ。消費は減り、人手不足になる。だから、外国からの移民を受け入れなければ、日本は成り立たなくなる」などと言う人もいるが、三橋貴明は「ウソだ」と断言する。まず、「少子高齢化で消費が減る」というウソをこれまでのデータから証明する。
さらに、人手不足になるのは事実だが、人手不足にマイナス面はなく、むしろ日本経済にとっては神が与えてくれた大きなチャンスだと言う。そのせっかくのチャンスに外国人移民を入れるのは、チャンスを潰す政策だと述べる。ウソを言ってしまう人たち、それに騙されてしまう人たちに共通するものとは?さらには、少子化によって経済復活する日本の具体的な可能性についても解説する。。。
『月刊三橋』最新号はこちら
>http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
[三橋実況中継]肌で感じる安倍政権の最悪の路線への3件のコメント
2016年1月18日 7:50 PM
その最悪路線の政策を猛スピードで押し進める安倍政権にどう対処するかが最も重要です。中から変えようとしてもまったく微動だに変わらないのならばどうするのか。私は民主党政権期と同様に倒閣運動する以外ないと考えます。まっとうな政権を目指すよりまず最悪の政策遂行政権を倒してよりマシな状態を目指すべきです。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2016年1月19日 1:54 AM
三橋先生 安倍晋三がとうとう正体を現しましたね。桜田の売春婦発言に言論弾圧統制をした時点で民主主義を否定したと断言できます。大阪のヘイトスピーチ禁止条例と時を同じくしてリンクさせているのは決して偶然の一致ではありません。一刻も早く安倍晋三を退陣させなければコイツの元で憲法カイセイ等させたら日本は滅亡してしまいます。西尾幹二氏の杞憂は現実となってしまいます。是が非でも次ぎの参院選では自民党をぼろ負けさせなければなりません………..
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2016年1月19日 3:47 PM
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
コメントを残す
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です