From 浅野久美@月刊三橋ナビゲーター&チャンネル桜キャスター
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ゴールデンウィークは終盤。
世の中の、レジャー系わくわく感も、
休息系まったり感も、暇人系ダラダラ感も、
お父さんの家族サービス義務感も、
お母さんの、・・んもー、頼むから早く日常に戻ってくれないかしら・・という、
『正直言って面倒』感も、そろそろモードチェンジとなる頃ですねぇ。
振り返ると、
関東では、ほぼお天気に恵まれた休日、だったイメージなのですが、
半ばの4日、都内は午前中、台風レベルの強烈な暴風雨でしたっけ。
電車が止まったり事故があったりイベントが中止になったりとあちこちで影響が出て、
お楽しみの予定を立てた方は、あの日はさぞかし落ち着かない休日の朝を過ごされたのではないでしょうか。
しかし、その後予報どおり、見事な天気回復。午後には真夏レベルのカラっ晴れですよ。
もうね、まるで新橋演舞場の大回転舞台を見せつけられたような、ドラマチックな早変わり。
いやはや、今更ながら思うのですが、
天気予報っつーのはほんと、すごいですね。
外れることもしばしばだけど、台風、大雪、梅雨、竜巻・・・
大きなものは大体当たる。
私はこの日はチャンネル桜のある渋谷に出掛けたのですが、まだ雨の止まない
朝の時間帯にも、電車の乗客や路上を歩く人に、
長靴や長い傘、本格的な重いレインコート姿はほとんど見られませんでした。
やはり皆さん、天気予報はしっかりチェックし、晴れてからの日差しの体感温度、あるいは、
カラッとした空気の感触になんとなく想像力を働かせつつ、一日の服装や装備を決めたのでしょうね。
半袖やノースリーブ姿も目立っていましたもん。短パン集団もいたな・・・
たぶん、薄手の上着はバッグの中でしょうね。
だってほら、
誰でも経験はあると思うけど、雨が上がってピキーンと晴れた時に、
コートを抱えて傘をぶら下げて歩くのは、とっても邪魔。
なんだか損をしている気分だし、おまけに何より間が抜けていますからねぇ・・
身軽でオシャレな人からは、
どうも『ぷっ』と笑われているような卑屈な気分になったりもしますね。
あ、間が抜けているといえば、
ぴーかんの快晴にもかかわらず、
並んで長い傘を持って歩く、疲れた顔のカップルにもよく出くわします。
ははあ・・昨夜の土砂降りデート・・からのお泊りね。
なーんて、オトナの想像力をチラッとかき立てるような、爽やかな青空にはまったく不似合いで浮きまくり・・
のお二人の真っ赤なお目々と気だるいシルエット。
きっと、デートの展開を想定しなかったか、あるいは、色気のある色々は思い巡らせてはみたものの、
次の日の天気・・といった単純なアイテムまでには想像力が回らなかったというワケなんでしょうか。
そういえば、だいぶ昔の話ですが、
実家から2時間半くらいはかかる池袋まで、まだ真面目に通っていた大学時代の初期。
早朝、地元の湘南がけっこうな雨なので、
『しめしめ。今日は今期ラストの体育授業(なんと、テニス)は室内講義だな』
・・と確信し(テニスが苦手)、
ジャージの上下もシューズも持たずに上京したところ、な、なんと、都内は
ものすごくいい天気に晴れ上がっていたのですよこれが。
山手線も道路もまったく濡れていない。
駅からの道程で、傘や衣服の水滴もすぐに乾燥です。
で、早速、体育のこわーいベテラン男性教師に事情を話したら、
『東京は朝から一滴も降らなかったぞ』『テキトーな言い訳はいかんよ』などど、
これがまさかのウソツキ呼ばわり!
もちろん猛抗議・・と行きたいところですが、そんな空気ではなかったのですね。
忘れもしない、
テニスコートの端には、合同授業のお相手である、仏文科や英文科のお嬢様たちが、
すでにフリフリしたかわいいテニスルックに着替え終わり、それはそれは
キラキラな何かを放ちながらしっかり整列しているじゃありませんか。
でね、こちらをなるべく見ないように、にこやかに指先で巻き髪なんか整えているわけなのよ。
せめて誰か笑って突っ込んでくれればジョークも言えたのにねぇ。
まあ、今みたいに、スマホでお天気検索・・・なんてマジカルな芸当は出来なかった時代です。
で、あの事件から、私はちょっとやさぐれた感じの女子大生になってしまった・・・
というわけですな。
でもね。
その先生、後々何かで各地の天気を調べたらしく、
わざわざ学生部を通して『その節は疑って申し訳なかった。失礼いたしました』と謝ってくれたのです。
たしか、お名前は中村先生・・・
たぶん現在70歳手前くらい。
この連休あたり、まだまだお元気にどこかでスマッシュを決めていらっしゃると嬉しいな。
先生のおかげで、やさぐれながらも筋を通すことを学べた、若かりし頃の一件でありました。
とはいえ、あの頃にひしと感じたとおり、やっぱりテニスというスポーツは私には趣味には
向かなかったようです。
どうもね、当時から、あの、ヒラヒラのウエアが自分には想像出来なかったのですよ。
(でも、観るのは好き! マドリードオープンが気になります)
・・というわけで、雨上がりの快晴は天気予報でわかっていたのに、
日焼け止めを用意する想像力までは欠けていた4日の朝。
うっかり日焼けをしてしまい、今夜もひたひたと美容液パックを載せて、紫外線など怖くもなかった小娘時代に思いを馳せる、
近頃インドアスポーツ派の浅野です。みなさま、今週もお疲れさまでした。
有意義な休日をお過ごしですか。
本来ならばこの時期、
人々がたくさん訪れるはずの大きな観光地である熊本や大分が、大変な
酷い目に遭い、日常が戻るにはまだまだたくさんの時間がかかりそうです。
こんなに何もかもが発達した今の世の中で、
たまには外れてもいいから、せめて天気予報みたいに、地震もある程度の予測が出来るといいのにな、と、
誰もがついつい思ってしまいますね。
比べ物にもなりませんが、
東京都内でも、3.11の後は何度も余震がありました。常に船酔いのような状態で、
いつしか、揺れてもいないのに揺れを感じるような異常な感覚に、私も長い間陥っていたことを思い出します。
今回の九州大震災では、余震どころか今だに大きな揺れが続いていることがいちばんの衝撃です。
心身だけでなく、何度も何度も揺れて傷めつけられた結果、何よりも愛おしいはずの我が家でさえもが
『入ったら倒壊するかもしれない』という、『凶器』に成りうる状況があるわけですね。
まずは被災しなかった国民として、その状況がどれほど不安で苦しいものであるか、
今こそ想像力を働かせなければいけないと切に思います。
思えば、私にとって、生まれて初めていただいた通訳コーディネーターの仕事現場が熊本でした。
逃げたくなるような大きな初仕事を前にした駆け出しの身に、至る所から見える熊本城の堂々たる姿には、
不思議なほどの自信と度胸をもらったことをよく憶えています。
そして、スタッフの方々に大変お世話になったことも一生忘れません。
あの時、小娘の私に馬刺しや冷酒の味もしっかりと覚えさせていただきましたっけ。
現在もなお、緊張高まる厳しい日々を過ごしている現地の皆様に、
心から笑い、ぐっすりと眠れる、
何でもないフツーの大切な日常が、どうか、一日も早く戻りますように・・・
皆様、お元気な週末を。
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『三橋さんは過激な発言をする人だと思っていましたが、、、、、』
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【浅野久美】イマジンへの1件のコメント
2016年5月7日 1:39 PM
『Imagine』歌詞に こんな一節がありますねAbove us only skyImagine all the peopleLiving for today学生時代 テニスの団体戦でチームメイトに 「頑張れ」と声をかけたら「ガンバって ますけど」(ブスッ)東日本大震災のおりぼくも 被災しましたが、、「頑張ろう 東北」の文字を目にするたびに「これ以上 ガンバレません」(ヤレヤレだぜ)そして谷川俊太郎の『生きる』の一節生きているということいま生きているということ鳥ははばたくということ海はとどろくということかたつむりははうということ人は愛するということあなたの手のぬくみいのちということ をかみしめている 皐月の 朝です。
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