FROM 三橋貴明 http://keieikagakupub.com/38news/
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「中国の読み方–地獄に引きずり込まれないために日本人が知るべきこと」
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
●他国と違う・・・中国経済成長率の算出のカラクリ
●中国に存在する”鬼の城”とは?住んでいるのは一体誰なのか?
●日経新聞に煽られて中国進出した日本企業の悲劇
●地図を横にすると見えてくる…日本は中国の世界進出を邪魔する”蓋”
「中国の読み方–地獄に引きずり込まれないために日本人が知るべきこと」
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【今週のNewsピックアップ】
カナダの自由党
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12086557099.html
ドイツ国民のドイツではないドイツ
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12086956493.html
一昨日(土曜日)は広島市民大学で「国民経済は復活するか!?」というタイトルで講演したのですが、まさにこの「国民経済は復活するか?」が、今後の世界の歴史を決定的に変えることになると思っています。
国民経済とは、日本の場合は、
「国境を意識し、日本語を話し、日本国内で所得を稼ぎ、日本国という共同体に属して生きていく国民が豊かになる経済」
になります。国民経済の対語になるグローバリズムは、
「国境を意識せず、グローバル言語(英語)を話し、利益を最も稼ぎやすい国で所得もしくは資本利益を稼ぎ、共同体に属さず生きていくグローバリストを富ます経済」
でございます。
グローバリストは、何しろ国境にこだわっていませんので、「利益最大化」が可能な国や地域に好き勝手に資本を移していきます。さらに、投資をした際には、投資利益率の最大化を求め、その国の国民の豊かさや福祉、幸福を無視し、政府に制度を変えさせ(規制緩和)、自己利益を大きくしようとするわけです。
特に、中華人民共和国のような共産独裁国は最高です。何しろ、グローバリストにとって最も邪魔な「民主主義」がないのです。
もっとも、民主主義の国であっても、それなりにやりようがあります。アメリカでは、ロビイストを駆使し、日本では産業競争力会議や規制改革会議などの「諮問機関」を通じ、民主主義を飛び越えて「自己利益を最大化する政策」を実現させてしまえばいいのです。
民主主義は、確かに一人一票です。まともに民主主義の機能が働けば、グローバリストの利益に偏重した政策は、少なくとも民主主義国では進めにくくなります。
とはいえ、そんなことはグローバリストは百も承知なので、民主主義を「無視」あるいは「活用」し、自己利益最大化のための政策を実現しようとします。
最近、気が付いたのですが、デフレで国民が貧困化し、ルサンチマンが貯まっていく社会は、共同体が壊されていきます。結果的に、グローバリストが望む「改革」を、大衆が自ら求め始めます。(抜本的な改革が必要だ!とか)
共同体から切り離された「大衆」は、裸の個人です。何の「権益」もなく、何にも所属せず、ただ、個人として存在します。それでも、民主主義における一票を持っているのです。
小泉政権以降、日本では「共同体に属した庶民」が選んだ政治家が「族議員」として叩かれていきました。とはいえ、共同体なり組織なりが「自分たちの代表」を選挙で選ぶのは、民主主義の基本のはずです。
ところが、マスコミを通じて我々日本国民は「何らかの【既得権益】に基づく政治はダメだ。まっさらな、何の共同体にも、組織にも属していない個人の票で政治家を選ばなければならない」という、おかしな発想に染まっていったのです。
何らかの組織、政治団体や【既得権益】とは無関係な「裸の個人」の票で政治家が選ばれる民主主義こそが、善である。特定の組織や団体の票で政治家が選ばれるのは、おかしい、と。
無邪気な裸の個人は、自分が「共同体の一員」であることを喪失し、不幸になっているにも関わらず、共同体の破壊を叫び続けました。結果、実際に様々な共同体が壊され、国民は一人、また一人と裸の個人と化していきました。
よくよく考えてみると、共同体に属さず、他者と価値観を共有しない「裸の個人」は、「あれ」にそっくりです。
「あれ」とは、経済合理性以外の価値観は持たず、経済の基盤となっている仮想の人間、すなわち「経済人」です。
「「国民経済は復活するか」が、今後の世界の歴史を決定的に変える!」に、ご賛同下さる方は、
↓このリンクをクリックしてください…
https://youtu.be/iGKatGagXaY
PS
・・・中国経済は、高騰していた不動産価格、株価がともに大幅に下落し、バブル崩壊の苦境に直面している。この状況に対する解釈は二つに分かれている。
一つは「単なる景気後退」あるいは「投資主導の経済から消費主導の安定成長への過渡期」とする見方、もう一つは「メッキが剥がれた中国経済が崩壊を始めた」あるいは「経済のみならず、中国共産党の独裁体制崩壊の序章」などとする見方だ。
単なる景気後退なのか、それとも崩壊の序曲なのか? 日本への影響は? われわれは今後、どう対処していくべきなのか?
中国取材から帰国したばかりの三橋貴明が、自らの足で集めた最新の情報を元に、「中国の読み方」、そして「中国との付き合い方」について解説する。
(月刊三橋最新号「中国の読み方〜日本が地獄に引きずり込まれないために」)
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
【三橋貴明】裸の個人への3件のコメント
2015年10月26日 9:20 AM
亀レスですが・・・「裸の個人」からは、青木泰樹先生が2013年11月20日の参議院脱デフレ調査会でおっしゃっていた「新古典派が想定している社会の状態」=「すべての人が白い服を着て白い仮面を被って頭の中には同じコンピューターがインストールされている」に出てくる非現実的な「人」のイメージを連想します。
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2015年10月27日 9:06 PM
安倍さんが「一億総活躍社会」について演説された時、「女性も、お年寄りも、障害のある方も、誰もが活躍できる社会・・」というような事をお話になられていました。それをお聴きして、「障害をお持ちであっても休んじゃいけない社会、という事かしら」と思ってしまいました。間違った解釈かもしれませんが・・。 何となく、人が労働力になる事に、価値をおいておられるような印象を受けてしまいまして、逆に、労働力にならない、なれない方に対しては、どのように考えておられるのだろう?という疑問を感じました。お金を稼ぐ力のある人ばかりが、この国では価値のある人、という事になってしまうのでしょうか。 最近は、子供でもあれこれ忙しいようで、ぼんやりする事や、ゆっくり考える事など、遊びの部分といいますか、国の余力のようなものが、失われそうな気が致します。大人も子供も、何かを目指さなくてはいけないみたいな、追い立てられるように生きているみたいな感じがして、不安になります。もちろん、何かを目指す生き方は素晴らしい事ですけれども、どんな生き方をなさるかは、当事者の選択であって、政府がそういった事に介入してこられるのは、行き過ぎではないかと思うのですが・・。 この件で、昔観た映画かドキュメンタリーの、あるシーンを思い出しました。ナチスにより収容所に連れて来られた人々が、裸にされて広場を行進するのです。観察している側は、病気やケガや障害は無いか、労働力になるかどうかなどを、動物の品定めでもしているかのように、人間を品定めしているようでした。行進しているうちに、お年を召された方や弱っている方が、遅れたり、ついて行けなくなったりして、そうなると、生かしておく必要の無い、無用の存在とみなされる、というような内容だったと思います。 このような連想は、少し不穏当で、悲観的過ぎるかもしれませんね。
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2015年10月28日 1:16 AM
アメリカと中国の争いはグローバリスト、新自由主義同士の争いにしかすぎず、双方が行きつく先には地獄しかありません。アメリカと中国、ドイツは既にグローバル資本の尖兵国家になっており、何れもグローバリストと仲の悪いロシアと敵対しています。反グローバリズムで当選したポーランドの「法と正義」も当選後はEUに持銃すような態度で示しているから既に注意が必要であり、ギリシャのチプラス首相みたいに緊縮財政を非難する投票を行った後に緊縮財政を執行した例も存在します。グローバリストはアメリカと中国を対立を演出させて、TPPやAIIBなどで国家を破壊しようとしています。彼らはロシアを敵視しており、シリアの反体制派やISISを支援していたくらいですからシリアをグローバル資本を入れさせたかっただけでしょうね。
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