From 三橋貴明
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熊本地震では避難、復興の拠点となるべき公共施設等の被害も目立った。
民間住宅も含め、大きな被害を受けた建物の多くは、新たな耐震基準が適用された1981年以前に建てられた建物だった。これまで「危険だ」と何度も議論になってきたにもかかわらず、こうした旧耐震基準の建物の多くで、耐震化が先送りされてきた。その最大の理由は「財政問題」である。
「そもそも日本に財政問題などない」と語る三橋貴明が、日本の防災安全保障、さらには国土強靭化とは何かについて詳細に解説する。
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
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【今週のNewsピックアップ】
安倍総理は緊縮財政の間違いを認めよ!
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12159821706.html
名目GDP600兆円目標と「財政出動」による需要創出
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12160177977.html
17年4月の消費税増税は、どうやら最低でも「延期」という話になりそうです。とはいえ、単純に延期するだけでは、「現在の停滞」が延々と続くというわけで、我が国のデフレ脱却への道は見えてきません。
消費税は最低でも「凍結」。その上で、需要を創出する大々的な財政出動を実施する。しかも、単年度ではダメです。藤井先生が書かれている通り、最低でも三年間は積極財政を継続しなければなりません。
加えて、プライマリーバランス黒字化などというナンセンスな目標の破棄。「グローバル」な財政健全化の定義である、政府の負債対名目GDP比率の引き下げに目標を変更する必要があります。
そして、何よりも重要なのは、安倍総理が「デフレ下の緊縮財政の間違い」を認め、国民に説明することです。そもそも、総理は2012年6月のご自身のメールマガジンで、
『昨日、社会保障・税一体改革関連法案が衆院を通過しました。
3党合意についての私の考え方は、すでにメールマガジンでご説明した通りです。
報道等ではあまり触れていませんが、現在のデフレ下では消費税を引き上げず、法案には引き上げの条件として名目経済成長率3%、実質成長率2%を目指すという経済弾力条項が盛り込まれています。
つまり現在のデフレ状況が続けば、消費税は上げないということです。
しかし、野田総理のこれまでの委員会答弁は、この点があいまいであると言わざるを得ません。
要は民主党政権を倒し、デフレからの脱却を果たし、経済成長戦略を実施して条件を整えることが大切です。
そして、「その条件が満たされなければ消費税の引き上げは行わないこと」が重要です。
(安倍晋三元総理のメールマガジン(http://www.s-abe.or.jp/mailmagazine 2012年6月27日号より)』
と、書いているわけです。すなわち、2014年度の消費税増税は、自身の持論(しかも、正しい持論)までをも裏切ったという話なのでございます。
ところで、政府が消費税増税を見送り、財政を拡大するとして、果たして「何」に支出をするべきなのでしょうか。もちろん、ジョセフ・スティグリッツ教授の提言通り、「インフラと技術」に投資するべきです。
あるいは、アイケングリーン教授の言う、
「G7各国政府が真剣に需要を下支えしたいなら、財政出動を考えなければなるまい。財政余地のある国はそれを使うべきだ。金利が歴史的低水準まで下がり、建設的なインフラ投資をするまたとないチャンスを今使わないとしたら、一体いつ使うというのか。(日経のインタビューから引用)」
こそが、まさに正解なのでございます。
というわけで、「建設的なインフラ投資」について、具体的な提案を致したく、三橋は日本文芸社から「最強の地方創生 交通インフラの整備で日本は爆発的に成長する!」を刊行いたします。
http://www.amazon.co.jp/dp/4537261463/
ご期待くださいませ。
ーーー発行者よりーーー
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熊本地震では避難、復興の拠点となるべき公共施設等の被害も目立った。
民間住宅も含め、大きな被害を受けた建物の多くは、新たな耐震基準が適用された1981年以前に建てられた建物だった。これまで「危険だ」と何度も議論になってきたにもかかわらず、こうした旧耐震基準の建物の多くで、耐震化が先送りされてきた。その最大の理由は「財政問題」である。
「そもそも日本に財政問題などない」と語る三橋貴明が、日本の防災安全保障、さらには国土強靭化とは何かについて詳細に解説する。
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php
【三橋貴明】最強の地方創生への1件のコメント
2016年5月16日 5:34 AM
コメント欄を読んでいて財政のカラクリがまだわからない方がいますね、でも財政に興味を持つ事は良い事だと思います。財政審議会に出てくる学者は本当に財政均衡が最優先で国民の所得向上よりも政府の借金の事を心配してるようです。今度の参議院選挙に立候補予定の憲法学者の小林教授と一緒で自分が正しく他は全て間違ってるいう強い思いを持った最悪の馬鹿どもが今の主流派なのだと思います。基本的にバックボーンとなる思想が間違ったままそれにきずくこともなくまた自分は正しいのかそれとも正しくないのかと省みる事もなく今日まできたのでしょう。いっぺん自分の意見を否定して逆から考える事をすれば間違いに気づくのではと思います。
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