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2015年10月19日

【三橋貴明】外国移民の経済面の問題について

FROM 三橋貴明 http://keieikagakupub.com/38news/

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●上海株バブルの真実!? 不況が原因??
●日本人が見なおすべき”株価”の読み方とは?
●中国人の爆買いに隠された心理状態?

詳しくはこちら

https://youtu.be/iGKatGagXaY

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【今週のNewsピックアップ】
諸悪の根源、その名は・・・
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12083632284.html
安倍政権が「言葉の概念」を間違え・・・
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12084365151.html

日常生活や文化活動はともかく、「問題を解決する」ことを目指すならば、言葉を正しく使わなければなりません。たとえば、国民生活に直結するTPPの大筋合意(これも定義不明確ですが)を受け、
「世界GDPの四割、巨大経済圏誕生!」
といったスローガンで煽ることは、許されないことです。そもそも「経済圏」って、何なんでしょう? 何というか、少年ジャンプの煽りのような言葉の使い方が、現在の日本の政治経済分野で増えてきています。

最後に、
「日本国の次回の活躍にご期待ください」
で「完」、などという話にならなければいいのですが。

財政破綻。通貨の信任。国債の信任。貨幣現象。ハイパーインフレーション。全て定義が不明確か、もしくは定義を国民が知らない(ハイパーインフレ)言葉ばかりです。この種の「適当な言葉」が紙面をにぎわせ、国民を思考停止に追い込み、問題解決から遠ざけていきます。

最近、気になったのは、黒田日銀総裁が多用するようになった「物価の基調」です。
「物価の基調は着実に改善している」(4月30日)
「物価の基調は着実に改善している」(9月28日)
「物価の基調は着実に改善している」(10月16日)
上記は書き間違えたわけではなく、本当に黒田総裁は半年以上前から「物価の基調は着実に改善している」を繰り返しているのです。

そもそも、物価の基調って、何? 物価の基調とやらが着実に改善しているにも関わらず、コアCPIが下がっているのはなぜ? 4月30日から10月16日まで、物価の基調は「全く変化しなかった」ということなの?
などなど、色々と突っ込みを入れたくなるわけですが、要するに日本銀行はデフレ脱却に失敗したことを理解しており、それを誤魔かすために「物価の基調は改善」という、何となくもっともらしいけれど、意味が不明な言葉を繰り返すことで、時間稼ぎをしているわけです。

そういえば、放映されたかどうかわかりませんが(カットされた可能性があるため)、昨日の「そこまで言って委員会NP」の前半で、三橋は「数字」に基づいて安倍政権の経済政策を大いに批判したわけですが、ケヴィン・メアさんが、
「安倍政権の経済政策で企業が活性化している」
と発言したので、すかさず、
「活性化って何ですか? 抽象的過ぎて意味が分かりません。2014年度の実質GDPはマイナス成長なんですが、これでなんで安倍政権の経済政策が巧くいっていると判断できるのですか」
という主旨の反論をしたところ、沈黙でした。

抽象表現を多用する人は、具体的な突っ込みに弱いです。そういう意味では、テレビに登場する「識者」「言論人」のほとんどがそうなのですが。

本を書くようになり、テレビに出るようになると、我が国の言論界は本当に「抽象表現」で満ち溢れていることが分かります。要は、よく分からない人が語っているのです。よく分からないからこそ、抽象表現で逃げるのです。
もしくは、分かった上で、問題を隠すために抽象表現を使っているのかも知れません。

いずれにせよ、デフレをはじめとする我が国の様々な問題の根っこには、「言葉の問題」が横たわっているのは間違いありません。

「諸問題の根源には、抽象表現の乱用がある!!」に、ご賛同下さる方は、
↓このリンクをクリックを!
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

・・・中国経済は、高騰していた不動産価格、株価がともに大幅に下落し、バブル崩壊の苦境に直面している。この状況に対する解釈は二つに分かれている。

一つは「単なる景気後退」あるいは「投資主導の経済から消費主導の安定成長への過渡期」とする見方、もう一つは「メッキが剥がれた中国経済が崩壊を始めた」あるいは「経済のみならず、中国共産党の独裁体制崩壊の序章」などとする見方だ。

単なる景気後退なのか、それとも崩壊の序曲なのか? 日本への影響は? われわれは今後、どう対処していくべきなのか?

中国取材から帰国したばかりの三橋貴明が、自らの足で集めた最新の情報を元に、「中国の読み方」、そして「中国との付き合い方」について解説する。
(月刊三橋最新号「中国の読み方〜日本が地獄に引きずり込まれないために」)
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

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【三橋貴明】外国移民の経済面の問題についてへの3件のコメント

  1. きらきら より

    英語偏重政策と、移民政策のセットで、日本は終わりですね。運が良ければ、日本の上層部を英語を喋る外国人が握り、日本人が酷使され、命くらいは何とかなるかもしれませんが。今思うと、(アメリカ人が)日本を取り戻すだったのかもしれません。再び占領するという意味で。

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  2. robin より

    基調って「思想・学説などの根底にある基本的な考え」なんですね。つまり「物価の基調は着実に改善している」は「新自由主義経済学の教義は不滅(=改善の意味らしい)である。信じるものは救われる」くらいの意味だろうか。状況とか因果が同じでも個々人の感情は様々なんですよね。「人は貯蓄をしない」とか「人は利己的に行動する」とか非常識な条件がないと成り立たない経済学は今はもう宗教。非常識な状況では非常識な手段が有効と思いますが一つの手段で現実に立ち向かうのはロマンはあるかもしれないがただの無謀としか思えない。

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  3. ぬこ より

    自分の頭で考えずに、ついつい知ったかぶりして、それら抽象表現を読み飛ばしてしまう、僕ら有権者の方にも問題があるのかもしれません。ちなみに、ケビンのおっさんは、慰安婦問題でもケント・ギルバート氏に事実関係を突っ込まれ、黙り込んでましたわよね。自虐史観なのでしょうか?日本人は米国人が一枚岩だと考えがちだと思いますが、日本人以上にグローバリズムに苦しめられているのが米国人だったりしますよね。マイケル・ムーアさんが兜町で米国の様になるなと日本人に言ってますよね(既に年次要望書な経由で構造改革されている事を知ってか知らずか)。米国の国内事情(政界と財界の癒着や、左右の違いや、移民問題など)を、今以上に日本人は知らないと、敵を見誤る気がしましゅ。どうも、日本人が嫌う「アメリカ」と言うものの正体が、アメリカ人の嫌う「それ」と、被っている様に思うのです。

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