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2014年7月2日

【東田剛】成長戦略ワオ!

From 東田剛————————————————————

●●中国大暴走。日本は国家存亡の危機を回避できるのか?
三橋貴明の無料解説Videoを公開中
http://youtu.be/ns-sXQ-Iey0

————————————————————

先日、発表された成長戦略の中身については、三橋貴明さんの解説により、すでに皆さん、ご承知の通りかと思います。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11883841883.html

ですので、今回は、まだ「脂肪、じゃなかった絶望が足りない」という方のみ、お読みください。

それにしても、「安倍内閣の成長戦略にタブーも聖域もない」というのは、凄まじいですね。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2402A_U4A620C1000000/

実際、TPPなんか、いつのまに、関税の聖域は消えてしまい、国会決議も反故にされ、あとはセーフガードの発動条件を巡る攻防だけとなりました。
つまり、土俵際まで追い込まれている。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140630/k10015611781000.html

「交渉で日本に有利なルールにする」というのは、ギャグだったんですね。

本来、環境や労働者の権利、あるいは文化など、経済的利益なんかのために侵してはならないタブーや聖域を守るのが、国家の最低限の役目のはずですが。

そして、そう考えるのが本物の保守だと、この本に書いてありました。
http://amzn.to/15o1Rit

タブーや聖域を守らないのが「保守」というのは、まさにギャグですね。

そのくせ、労働時間の上限規制という産業界のタブーは「あり」。
財政赤字の拡大という財務省のタブーも「あり」。

これもギャグですね。

ま、成長戦略は、株価と支持率を上げるためだそうですから。これも、ギャグ。

http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/06/11/korekiyo-100/それにもかかわらず、一年前の成長戦略の発表の際は、株価が急落と、見事な「すべり芸」を見せてしまいました。

まるで、ますだおかだの岡田の「ワオ!」です。

そして、株式市場の反応をみる限り、今回、成長戦略ワオ!は、またしても、すべったようです。
こちらをご覧ください。
http://blog-imgs-31.fc2.com/y/u/m/yumiusa217/2011052002.jpg

「ウォール街から世間を席巻した、強欲を原動力とするような資本主義」を代弁するウォールストリートジャーナル紙は、「ドリル」のギャグを、「ドリルじゃなくてノミ」などと、成長戦略を酷評しています。ウォール街のためにやったのに・・・
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303319204579641163385602706
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303319204579643473838458290

安倍首相は、ダボス会議でも、2020年までに対内直接投資を倍増させるとか、日本社会のリセットボタンを押すとか、海外投資家向けにギャグを連発しました。

それなのに、著名投資家のジム・チャノス氏は、安倍首相を「アジアで最も危険な人物」だって。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0DW1TM20140516その結果が、これです。
http://blog-imgs-31.fc2.com/y/u/m/yumiusa217/2011052002.jpg

そう言えば首相、「瑞穂の国の資本主義」って全く言わなくなってしまいましたね。
あれは、選挙前の一発芸だったのでしょう。

もちろん、「瑞穂の国の資本主義」を目指す成長戦略ならば、マスゴミに批判されようが、株価が下がろうが、気にする必要はありません。

しかし、株価の上昇を狙って成長戦略を打ち出したのですから、これは見事なすべり芸。

すべり芸の恐ろしいところは、すべるたびに、またエスカレートすることです。
つまり、また一年後に、成長戦略が改訂され、もっと激しいネタが仕込まれる。
例えば、移民の制限がさらに緩和されるとか、混合診療の範囲が拡大するとか。そして、また、マスゴミや株式市場が冷淡な反応をしてすべり、焦って、来年はもっと過激なネタを仕込んで・・・これが無限に続いていくのです。

そう言えば、成長戦略のギャグは、どんどん過激になってきています。

最近では、「第3の矢で日本経済の悪魔を落とす」というギャグが出ました。

そして、こちらは、すべらない話。これが一番、笑えました。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0EV06V20140620?sp=true

<東田剛からのお知らせ>
だれも知らない集団的自衛権論議の落とし穴!
これは必見。
http://chokumaga.com/author/124/

PS
日本人が知らない中国の戦略とは?
http://youtu.be/ns-sXQ-Iey0

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【東田剛】成長戦略ワオ!への9件のコメント

  1. メイ より

    「えろいむえっさいむ・・」→ぬこさん、面白すぎます。笑わせないでぇ! 某社長は、ちょっとネタにされても、しかたないかもしれませんよ。 それでも先生の「ネタ」には、どこかユーモアもあって、あの方に「気づき」を促すために、していらっしゃるように感じるのです。 

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  2. メイ より

     安倍さんのドリル政策が怖いですが、問題があるのに誰も指摘してくれなかったら、それが本当の絶望であって、逆に危機がある事を指摘して下さる方の所に希望があるように思っています。 安倍さんからみたら、日本の「構造」は悪魔にみえるのですね。 ワオ! 「悪魔」というのは、破壊の意図を持ち、「強欲」「お金への執着」「人間の獣性」等を象徴している、と何かで読みました。ウィキペディアをみると「個人主義」「自由意思」「啓蒙」等を象徴する寓意とみなされる事もある、と書かれていました。 かねてより革命における啓蒙思想家なども悪魔的な感じがしていましたが、 強欲を追及している革命的な人物から、「悪魔」と言われるとは・・。しかし、もうそれほど意外ではありません。自分の罪を正しい人々になすりつけるような醜いやり方は、似たタイプの方々の行動パターンのようですから。 まずは気持ちだけでも、渾身の力で、悪魔祓い・・返しだ!!  

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  3. んー より

    桜の討論討論討論出てくださいよどうせなら直で「違うぞ!」って言って欲しいです

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  4. きらきら より

    成長戦略の中に、家事支援外国人労働者の受け入れがあり、驚いています。と言いますのも、ベビーシッターが子供を殺したなんていう、痛ましい事件があり、他人を家の中に入れることに対して、不安感を覚えている時期かと思います。そういう事件がなかったかのように、平気でこういうものを成長戦略というのはどうかと思います。経済の成長のためには、子供の成長すら、放棄しろということでしょうか。

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  5. 斧の芋子 より

    倉山満「世界に一人だけの憲政史家」倉山満「一人として同じ肩書きはいないから」倉山満「ナンバーワンにならなくてもいい」倉山満「もともと特別なオンリーワン」

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  6. 頓 珍漢 より

     寄稿分に、レジームからの脱却ではなく、″日本の国民は,「決められない政治」からの脱却″とありますが、これって野田氏の発言と同じ意味だし、決めてしまう矢の先は、橋下グレートリセット&シャブが付いていませんか?。‥‥グレートバリアリーフ。意味無いけど。 本当に考える方向が、全て日本を否定しているまんまの人が、蔓延してるってことなんですか。 冷戦下時代、自分もそうだったと思うけど、戦前、戦後の間に自由主義を見直してきた事が、全て左的と見なされた志向に陥っている気がするのです。やっぱり瑞穂は詭弁なのですか?逆大政翼賛会みたいなんですけど。メディアもそうだし。全く全体主義だ。それとも私はアホなんですか?。対抗する大政翼賛会が必要な気がした。ガガンババンバンバン!補正予算しろよっ!じゃダメなの? あー、まとまらない文‥‥自分さえもまとまらない生活。

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  7. 神奈川県skatou より

    悪魔って経済用語ではないですよね。感情を語りかけるとは、メイドどののレクチャーも限界ですかね。

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  8. 田楽 より

    >「第3の矢で日本経済の悪魔を落とす」「日本経済の悪魔」が誰であるのか自分で言ってて気がついていないとは恐ろしい。ウォールストリートジャーナルはわざと煽っている気がしてなりませんが、取り巻きが情報をコントロールしているとなると更にヤバイ想像ができます。本人も理解して踊ってそうですから責任逃れは出来そうにありませんが。

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  9. ぬこ より

    もう、自称マツコの妄想崛起を咆哮する方のネタは、およしになった方が…土曜の討論に出て、アメ政権を無茶苦茶に言って欲しいのん郵政ロックフェラー化に反対した城内議員を国会で説得していたのって、アメ総理だった気がしましゅ。あの時から、彼の中の悪魔は、何にも変わっていなかったのでせうね…えろいむえっさいむ えろいむえっさいむさあ〜〜 ガンバンガンバン 規制を唱えよう〜〜

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