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2015年4月28日

【藤井聡】「都構想」をめぐる現象は「全体主義」現象である

From 藤井聡@京都大学大学院教授

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●●憲法9条は日本の誇りなのか? 国家の危機の原因か?
月刊三橋最新号のテーマは「激論!憲法9条〜国家の危機に備えるために」

https://www.youtube.com/watch?v=4OQ4DnbgVS0&feature=youtu.be

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大阪都構想を巡る住民投票がこの度、告示されました。
http://www.asahi.com/articles/ASH4W15S6H4VPTIL01L.html

賽は投げられたのであり、好むと好まざるにかかわらず、有権者達は今や、必要な知識を得て、

「考える」

責務を負わされてしまったのです。

しかし───今、現代は、この「考える」ということが、著しく衰弱し、困難なものになってしまっています。

あらゆる局面でイメージやムード、あるいは、雰囲気や空気が優先され、少しでも真面目な話をしようものなら、「まじめだなぁ」「なんで、そんなにのめり込むの?」だのと煙たがられ、挙句に、「お前、空気読めよ」と叱責されてしまいかねません。

「都構想」を巡る日常会話の中でも、そんな会話が、今、大阪では日々何千回、何万回と繰り返されているところでしょう。

つまり、今我が国には、

「思考停止」

が横行し、しかも、それを強要する風潮に覆いつくされ始めているのです。

こうして人々が思考を停止すればするほどに、イメージやムードの影響力が極大化していきます。そして、

https://www.youtube.com/watch?v=Le5dfG3E-G4

といった、政策の中身についての情報の無い、単なるイメージ戦略だけで、特定施策の「賛成票」がますます増えていくことになってしまうのです。

こうして、人々が思考を停止したままに大阪の存廃が決せられてしまえば、大阪は、そして、日本はどうなるのでしょうか?

残念ながら、その先にあるのは「破壊」であり「破滅」です。

その理由は、一昨日に発行された拙著、

『<凡庸>と言う悪魔 〜21世紀の全体主義』
http://www.shobunsha.co.jp/?p=3543

の中で仔細に論じました。

本書は、前半で、ヒトラーによる全体主義の構造をハンナアーレントによる議論をベースに論じた上で、21世紀の今日、様々な局面ではびこる「思考停止した凡庸な人々(=ゾンビ達)」によって織りなされる「全体主義」の構図を、描写していったものです。

そこで論じたのは、「いじめ全体主義」、から、小泉改革に代表される「改革全体主義」、そして、学会で横行する「新自由主義全体主義」そして、それら全てを包括して世界規模で展開する「グローバリズム全体主義」です。

ただし、本書を書き上げた後、突如として「都構想の住民投票」が決まったのですが、それもまた、典型的な「全体主義現象」と言わざるを得ないものでした。

ついてはその状況を鑑み、本書ではその最後「おわりに」の中で、「大阪都構想と全体主義」について論ずることとしました。以下、その一部をご紹介したいと思います。

『(〜<凡庸>という悪魔 より抜粋〜) あまり知られていないのかも知れませんが、そもそも、住民投票という手段は全体主義社会で頻繁に活用される手法です。なぜなら、全体主義が一定水準以上に到達していれば、全体主義体制下で推奨されるあらかたの政策や法律は、全てほとんど何の議論もないままに必然的に「賛成多数」となるからです。

本書でも何度も指摘しましたが、「民主主義」という仕組みは、全体主義と結託したとき、瞬く間に全体主義現象を加速し、巨大化させるものなのです。

(中略)筆者は、大阪で今、まさに進行している様々な現象を頭の片隅におきながら、本書に目を通した時、とりわけ「都構想」の問題にも一部触れていた「改革」全体主義の章においては、あまりの「思い当たる節」の多さに、改めて感心いたした次第です。

全体主義現象の7つの特徴を改めてここに記載しましょう。

1)_ _ _ 思考停止
2)_ _ _ 俗情
3)_ _ _ テロル
4)_ _ _ 似非科学
5)_ _ _ プロパガンダ
6)_ _ _ 官僚主義
7)_ _ _ 破滅

(中略:これらの中でも)一つだけ、指摘しておきたいと思います。「7)破滅」についてです。

「大阪都構想」と呼ばれるものは現在の大阪市を「廃止」して「5つに解体」するものです。これは大阪市民の自治体にしてみれば、文字通り「破滅」的な帰結と言う他ないものです。しかも、それを決めるのは、大阪市民自身なのですから、自己破滅的な投票だと言い得るのが、今回の住民投票です。

さらに、「大阪都構想」が実現した暁に、大阪市民、大阪府民、そして日本そのものは一体どうなるのか──そうした諸点についての筆者の見解をとりまとめた書籍を、本書を出版する直前(平成27年4月上旬)に出版いたしました。

題して『大阪都構想が日本を破壊する』(文春新書)。
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610204

その詳細は是非、その本にお目通しいただきたいと思いますが、その本は要するに、今、住民投票の対象となっている、「都構想」の設計図と言われる「協定書」に書かれている通りに、大阪の行政の仕組みが大改革されれば、大阪の行政が一体どうなるのか──についての筆者の見解をまとめたものです。

筆者は、その住民投票の対象となる「協定書」は文字通りの「論外」、つまり賛否を論ずる以前の代物であることを指摘しています。

すなわち、それで大阪がよくなることなどありえず、行政は著しく非効率化し、大阪市民の行政サービスレベルは著しく下がり、中長期的に大阪の都心が衰退し、結果的に大阪全体が地盤沈下し、その余波を受けて関西も西日本もさらに地盤沈下し、その必然的帰結として東京一極集中が過激に進行する、そして、そうなったときに首都直下地震が東京を襲い、日本は万事休すになる──という未来を仔細に論じました。

もちろんそれは筆者の見通しに過ぎず、未だ訪れていない未来を断定することなど、誰にもできません。

しかし、ナチスドイツが台頭するその途上では、ナチスが力を握ることでドイツが破滅し、欧州が壊滅的ダメージを受ける、という(今ならば誰もがたやすく理解できる)見通しを「断定」することは誰にもできなかったはずです。

しかし現実は、ドイツは破滅したのです。

なぜなら、当時のドイツは「理性に基づく議論」によってでなく、「思考停止に基づく全体主義」によって拡大路線を突き進んでいたからです。そもそも全体主義は、それが全体主義である以上、必ず「破滅」へと結びつきます。言うまでもなく、「思考停止」に陥った人々は、目をつむりながら高速道路を運転するドライバーのごとく、破滅以外の結末を迎えることはできないのです。

ただし重要なことは、ドイツが破滅するか否かは、それが全体主義であるか否かによっても見通せますが、全体主義という概念を一切用いず、「理性に基づく議論」を用いるだけでも、かなりの確度で見通すことができます。

たとえば、(ドイツ敗北のきっかけとなった)対ロシア戦において、「冬が訪れるまでにロシアを陥落させることが『できない』可能性」は、冷静な理性に基づく議論さえあれば、誰もが認識できたはずです。そしてそんな理性的認識さえあれば、対ロシア戦でドイツが大きな痛手を受けることは回避できたはずです。しかし思考停止に支配された当時のドイツでは、「ロシアごとき、冬が来るまでに勝てるのだ」という根拠なき「断定」が、それこそ全体主義的に繰り返され、根拠なきままに対ロシア戦がはじめられ、敗北し、破滅していったのです。

筆者が、『大阪都構想が日本を破壊する』の書籍の中で試みたのは、まさに、そういう理性的認識を得んとする作業でした。

すなわち、「都構想が実現すれば、行政は効率化し、成長できるのだ」と繰り返されている「断定」が真実なのか否かを、都構想の設計図に基づいて理性的に吟味したところ、そうできる見通しはほとんど考えられない、きわめて高い確率で、「都構想」によって大阪は衰退し、それが、日本に大きな損害を与えるに違いない、と論じたのです。

むろん、この筆者の議論が正当であるか否かを、筆者が判定する能力はありません。だから、筆者の主張の正当性は、筆者以外の人々の「理性」、すなわち、「読者の理性」に委ねなければなりません。

ただし、構想が実現してから5年、10年、20年後の大阪の姿を実際に見ることでも、筆者の見解の正当性を吟味することはできるでしょう。万一、その時の大阪が悪夢のような状況に至っていたとするなら、そしてその時はじめて、今の大阪都構想をめぐる社会状況が、本書で論じた全体主義の典型例であったのだということが、誰の目にも明らかになるのかもしれません。

それはもちろん、あまりにも悲しすぎる結末です──。

その悲しさゆえに、筆者は、筆者の見解が誤っていることを、祈念しているくらいですが──万一、筆者の見解が不幸にも正しく、都構想で最悪の未来が実現してしまったとしても、それでもやはり我々は生き続けなければなりません。

つまりその最悪の状況の中でもやはり、我々は次善の策を「考え」続けることが求められ続けるのです。だからやはり、いかなる状況に立ち至ったとしても、最も大切なことは思考停止を止め、考える能力(ability to think)を取り戻し、保持し続けることのほかに何もない、と言わなければならないのです。』

今の大阪の有権者の皆様は、「思考停止」を「止める」力がどれだけ残されているのでしょうか───その答えは、あと20日弱で出ることになります。筆者は無論、「ability to think」(考える力)が、未だこの現代においても、残されていることを信じたいと思います。

PS
「思考停止」はいかにして「凡庸という悪魔」を生み出すのか、そして彼らは如何にしてプロパガンダ、似非科学、テロルを繰り返す「全体主義」を作り上げるのか──「都構想」現象の本当の姿を理解するためにも、是非いま、ご一読ください。
http://www.shobunsha.co.jp/?p=3543

PPS
憲法9条は日本の誇りなのか? 国家の危機の原因か?
月刊三橋最新号のテーマは「激論!憲法9条〜国家の危機に備えるために」
https://www.youtube.com/watch?v=4OQ4DnbgVS0&feature=youtu.be

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【藤井聡】「都構想」をめぐる現象は「全体主義」現象であるへの18件のコメント

  1. 片道切符 より

    *大阪市民の場合○2割(?)の人改革という変化や刺激を求める傾向というか気質を持っており、根底には公務員等に対する反発やルサンチマンがあるのかもしれません。大阪という土地柄、身軽な人(土地に愛着がない人)が多いのも功を奏しているのかもしれません。それにえてして人は闘争が好きなのかもしれませんね。○1割(?)の人維新や都構想によって利益を得ている又は得る人○1割(?)の人橋下氏の言動に誘導され、正しいと思っている人これら4割近くの人は、政治家や学者がどのような意見を述べようと変わらない不動票です。*政治家さん達の場合近隣地域の知事・市長で都構想に肯定的な人がみられます。政令市を壊してしまうのではなく、府と市で色々模索していく様アドバイスできないものなのか?例えば病気で医者に「これ以上治らない」と言われても、他人ならほっておくが、自分や身内なら他の病院にかかったり、調べたり、色々模索する訳ですよね。難しい問題なのだから、行政のプロとして、漠然とした意見ならかえって無責任に述べてほしくないですね。*学者さん達の場合橋下氏のブレーンゆえに都構想を肯定するのは解るのですが、仰っていることが抽象的、観念的で意図が掴めないです。こちらの勉強不足かもしれませんが・・・新自由主義の人達は、「都市戦略」とか「都市経営」とか自治体を企業の様に仰いますが、自治体は無機質なものではなく、有機質な血の通ったものです。「府から市への株式公開買い付け」とまで仰っています。高橋氏は唯一具体的にいろいろ述べられているので、わりと詰めて考えられている感じはします。淀川左岸線延伸は府と市が対立していたからポシャった様に仰ってましたが、そうなのでしょうか?・財政的(3000〜4000億必要)にどうだったのか・どこまで必要と認識されていたのか・国に働きかけたのか・今の知事・市長(一方向)の下で着手しているのかなど色々な原因を検証してほしかったですね。彼自身「理由はいろいろあると思うが」と仰っているのだし・・・それに完璧な行政などなく、だからこれから(将来)があるのであって、叩けば何でもホコリは出ますよね。以上、勝手な分析でした。

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  2. はっちゃん より

    全体主義の7つの特徴・・・今回の都構想にあまりの当てはまり様に驚きます。ところでこの中の、もしかすると「思考停止」と「俗情」に当てはまるかも知れない変な風潮に最近気づきました。それは、「中身は関係なく、一生懸命提案している人の提案に反対すること=悪」こうして書くと全体主義というより「反、反対主義」に見えてめちゃくちゃですが、本当に私の周りでこの風潮見かけます。例えばこういったセリフを耳にすることがあります。 「何かをやろうとすれは、必ず反対って出るもんや。」「なんもせいへんやつほど反対ばっかりしよる。」「そんな奴は対案も出さない。」「銀行のATM見てみろ!あれ最初作って世に出てくる前は不正が起こるやらへったくれやゆうて反対するやつ一杯おったらしいけどな、今見てみろ!便利やろ!なくてはならないやろ!」「信長があれぐらいやったから天下は治まったんや。当時の常識に従っとったらいつまでも治まらん。」とか。まあ、こう書くと「反常識主義」にも見えてきました。なんでも「反対する奴=無能でなんにもしない奴。アホ」で片付けられることがあります。私の知る限り結構仕事を一生懸命やってきた人が上記のようなことを言います。そしてこういった人は何かの団体などでは表面的にはリーダー的位置にいることが多いですね。ブレーンストーミングのルールは「お互いなんでも思いつくことを出し合い、相手が言うことを否定、批判しない」ものだと思うのですが、これの弊害でしょうか?それとも自己啓発本や有名経営者あるいは歴史上の人物の伝記の読みすぎでしょうか?まあ、ちゃんと読めてませんけど。たぶん。それとも本人が過去に、何かを思いついたが反対されてできなかった経験でもありそれが未だに悔しいのでしょうか?私には思考を極端に歪ませる考え方に見えます。今回の都構想についてもそうです。反対する私はまるで悪人です。心の狭い、心無い人みたいに扱われます。もう、こうなるとまともに話を聞いてくれないですね。そして本当に悪い、ウソ、詭弁、脅迫、言論封殺、公権力を使った復讐(大阪市幹部の窓際やりなど)などについては伝えたところで相手にしてもらえない。たぶん大阪にこんな人多いですよ。それでも、私は大阪にも本当に賢い人はたくさんいるし、都構想の胡散臭さには気づく人が多数だと思っています。私にはなんの力もないですが、今度の住民投票では市民が判断を誤らないことを祈ります。

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  3. Hide より

    大阪市に住む一市民ですが、大阪での特別区設置制度は、可決されると思います。やはり、大阪市民は駄目ですわ。諦めた方が良さそうです。大阪市は政令指定都市であり、権限、財源は他の市よりも大きく与えられてるのに、その権限、財源を放棄して、自ら小さな区なるって言うんだから….。何をどう考えれば、賛成出来るのか?私には理解出来ないんですが….。過去の民主党の時と全く同じな無力感を感じます。

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  5. やまゆり より

    小泉構造改革の空気と似ていますね。戦前の空気とも共通しています。当時も反郵政民営化の亀井静香、平沼赳夫両氏や粛軍の高橋是清、斎藤隆夫ら体を張った賢人がいましたが、大阪都構想における藤井聡氏の反対論のように盛り上がらなかった理由は、インターネットがなかったため大衆を啓蒙する手段が弱かったことです。橋下徹氏はヒットラーを連想させますが、インターネットメディアが発達した今日では、大衆を瞞し続けることは難しく急速にポシャるでしょう。こんな人物を信用した石原慎太郎氏は本当に晩節を汚しました。安倍総理が瞞されないよう祈ります。

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  6. ななし より

     都構想の問題に限らず、思考停止の衆愚政治が蔓延っているように思います。 それは、最近始まった事ではなく、戦前から続いている事なのでしょう。大本営発表がナントカ、言論統制がカントカ言って「敗戦したのは軍や政府のせい」って言われていますが、開戦時に勇ましい事を言って、ドンドコ太鼓を叩いたのはマスコミと民衆です。当時から選挙はあって、民主政治をしてたのですから。 マスコミも教師も「国民主権」という言葉が大好きですが、それに伴う責任については、全然意識していませんよね。民主主義は民が愚かでいる事を許さない制度なのに。 せめて自分くらいは少しでも賢くなれるように、このメルマガで学んでいきたいと思っております。

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  7. 維新支持者は統一国家誕生前の江戸時代の人間の視野 より

    単にこれが大阪の問題なのか?はたまた全国区でもこれが再現可能なのか?私は再現可能だと思います。現在、中央で自民党が勝てるのは相手の民主党が駄目であるだけの消去方にすぎず、細川政権、小泉改革、民主党を支持したユーフォリアは次のバスを待っているだけです。3度あった事が4度ないと誰が言えますか?しかも橋下さんは明らかに一応の理を重んじる小沢一郎さんより大衆向けに先鋭化されている。都構想が成立すれば、橋下さんは全国区となり、今度は関西マスコミではなく全国マスコミのネットワークによる橋下さんの劇場がはじまります。お経の様に橋下さんの口から発せられる呪文に未だに中世の踊念仏から冷めやらぬ国民は熱狂に酔いしれるでしょう。まさに繰り返される平成の御代のええじゃないかです。都構想の結果など完全な破滅を迎えるまでは誰も気に留めないどころか少々、不備があっても今の大阪の現状のように弁護すらするでしょう。今、思考停止しているのではなく、中世から日本人はずっと思考停止しているのです。だって思考するのは貴族や武士や僧侶の仕事だったわけですから、思考とはようするにハンナアーレントのように神というか唯一の神と向き合う事です。私は日本の特権階級は一神教的な思考をもっていたと思いますが、民衆にはそういう真の思考はできない状態のまま、民衆に決定権が与えられたのが日本の悲劇だと思います。やはり憲法20条に信仰を持って神と向き合う事があるのは基本であるが日本人はそこがいい加減だという致命的な処があるのですね。

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  16. より

    藤井先生、いつも応援させて頂いております。ネット上での議論等を見ておりましても、結論ありきの方が多い気が致します。つまり2重行政の解消で出てくるのはわずか1億円という事実を突きつけても、「将来に発生し得る無駄をなくすためのシステムだ!」等々。個人的には民主党政権交代前と同じく、どうにも無力感を感じる現在ですが微力ながら反対を発信していきたいと存じます。P.Sそ〜いえば大阪市周辺の市の市長選、維新候補がことごとく落選したようですね。まだ詳しくは見ていないのですが。

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  18. 拓三 より

    今回、住民投票の結果問わず維新にとって負け戦であります。維新の戦略は、二重行政解消と住民サービス向上を柱に住民の支持を受けようとしていますが、これは大衆と言う怪物を巨大化する事になるからです。例えば、6対4で賛成多数で可決されれば、6割の市民は住民サービスが今よりも格段に良くなると言う幻想を持つ事になります。しかし税の分配だけでサービスが向上する事はありえません。またそれに係る経費を差し引くと悪くなる率の方が高いのですが、1兆歩譲って、現状維持が出来たとしても巨大化した大衆は納得しません。最低でも1.3〜1.5倍住民サービスが向上しないと大衆は納得しないでしょうまた維新が言う様に区による特色が付いたとしても、所詮分配が変わるだけなので、一部のサービスは良くなったとしてもその反面一部のサービスが悪くなる、もしくは現状維持であるならば不満も出てきます。すると6割の賛成派である市民の内、その半分の3割が不満を持つとすれば反対派の4割を足すと7割が都構想に反対(後悔)する事になります。その様子を近隣の自治体はじっくり観察していることでしょう。橋下は詐欺師以下の知能でございます。

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