——————————
●「月刊三橋」最新号のテーマは、「イラク危機」。
三橋貴明の無料お試し音声を公開中
https://www.youtube.com/watch?
——————————
「民間の活力」なるものを「活用する!」
・・・・
週末、「交通」についての会議(
帯広には「十勝バス」と言う、このバス大不況の時代に、
この会社は、交通関係の各種賞の受賞はもちろんのこと、
そもそも十勝バスは、年々利用者が減少、
そんな中、
そして、野村社長は、
「なぜ、バスをご利用いただけないのでしょうか?」
という事を、社長自ら、「尋ね歩く」という取り組みを始めます。
すると明らかになったのが、皆がバスを利用しないのは、(
この「気づき」は、野村社長以下、十勝バスの職員にとっては、「
この取り組みによって少し利用者が増えたそうです。
その後、また色々と利用者の声を聞いたところ、
実際バス停に行って、
ついては、今度は、バス路線の沿線に、どんなお店があるのか、
そすると、また少し利用者が増えたそうです。
こういう取り組みを少しずつ少しずつ重ねて行った所、
これはもちろん、
さらに言えば、医学的には、クルマ依存が肥満をもたらす等、
(今年の、帯広での交通の会議では、
http://www.jcomm.or.jp/
つまり、バス事業は、地域の公益を増進させる「公共」交通「
全国各地でバス利用者が減少し、かつ、帯広のような典型的な「
だからこそ、現・太田国交大臣も、
http://www.akihiro-ohta.com/
ところで。。。。
こんな事例のお話を致しますと、スグに耳に入ってくるのは、
「なるほど、だからやっぱ、民間の活力の活用が大事なんだよな。
やっぱ、政府や行政じゃぁ、だめなんだよ、今の時代わぁ」
なる、通り一遍としか言い様の無い、陳腐なセリフです。
もちろん、筆者は、
そして、こういう「活力」こそを、政府、行政は、「活用」
とりわけ、「民間の活力を!」なるスローガンで、結局は、特定の
別に、立派な仕事ができるのは、「民間」だけではない、
例えば、明石市には、行政が導入した「TACOバス」
あるいは「京都市」は、現市長就任以後「歩くまち・京都」という
(ある宅急便のCMで「歩くまち・京都」の取り組みを進めていま
さらに言いますと、十勝バスの取り組みがはじめられる「直前」
(※ 僭越ながら、筆者もおおよそ十年前、
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.
そして、そうした地道な「行政による十勝バス支援」
つまり、確かに十勝バスの取り組みは、
「やっぱ、民間じゃ無きゃダメだよね!」
なんてことは、全くもって主張することなど、できないのです。
そもそも、わたしたちが活用すべきは、究極的に言うなら、
「民間の活力」
なのでは、決してありません。
我々が活用すべきは、
「人間の活力」
なのであり、
「組織の活力」
なのです。
官や民といった区別はあくまでも「表層的」なものに過ぎないので
そんな軽々しいコトバの使い方では、この十勝バスのような、
是非ともそんな事にならないように、少なくとも本メルマガの読者
では、また来週!
PS
ついに、発売されました!
http://www.shobunsha.co.jp/?p=
PPS
こんな言論を配信しました!
https://www.youtube.com/watch?
PPPS
【藤井聡】あたりまえの常識を忘れてはなりませんへの6件のコメント
2014年7月29日 10:05 AM
そんなに民間が凄いなら、大学も私大が圧倒的に凄くなるはずです。しかし、実際はそんなことになっていないわけです。そういう事実だけ見ても、民間の活力なんてものはないと分かりそうなものです。こういうものが当たり前の常識であり、普段の生活で当たり前に気づくこと。ということかと思いました。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2014年7月31日 4:32 AM
腐ったミカンの為に箱を丸ごと捨てると、それは結局大粛清や大量の殺戮を招くことになるのが人類が20世紀、及び過去から学ぶべき歴史の事実でございましょうスターリン、ヒットラー、フランス革命、ポルポト、毛沢東凡そ、一から作り直すとほざく輩にろくなのはいません尚、某政党は小泉改革という自己の体験すら反省して活用できない模様ですが歴史の英知は活用すべきですね
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2014年7月31日 3:22 PM
1.民間活力⇒プライベートの活力⇒個人の活力2.民間活力⇒シビルの活力⇒組織の活力出発点が同じでも到達地点は変わりますね。後者の意味を拡大しないといけませんね。今必要とされているのは後者の考え方です。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2014年8月2日 11:04 AM
官にも良い面、悪い面がある。民にも良い面、悪い面がある。戦後、メデイアは官の悪い面ばかり報道してきた。悪いとこは正さなあかんけど、そこばっかり見てもあかん。「腐ったミカン」で例えたら今の日本、箱の中に沢山のミカンの中に、1つだけ腐っていたら、箱ごと捨てる議論ばっかりや。1つの面だけ見て判断せず、色んな面を見、想像し、そして考え判断するように心がけております。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2014年8月3日 10:51 PM
貴重なご提言有難うございます。昨年の12月2日が、懐かしく思い出されます。頑張ります。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
2014年8月4日 6:17 PM
藤井大老は、日本への愛(哀)がありマウスわよね。官民、貧富、男女、等々の対立構造でしか物を語れない人の精神の貧困さをや(いやいや日本の国力を貶めたい諸外国にとっては大事なツールかしらん?)お国のために、合掌!!
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
コメントを残す
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です