From 三橋貴明
【今週のNewsピックアップ】
日本学術会議についてご紹介いたします
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粒子加速器、なるか産業ビッグバン
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昨日、日本の「民主主義」において
緊縮財政路線の方が支持を
得てしまっているという
問題を取り上げました。
緊縮財政を支持しているのは、
一般の国民はもちろんですが、
ほとんどの政治家、経済人、
ジャーナリスト、評論家、
そして「学者」も含まれています。
要するに、日本の政治に対する
影響力が大きい人々もまた、
緊縮病に冒されてしまっているのです。
というわけで、
政府の財政拡大や減税路線は否定され、
国民経済の需要不足が深刻化し、
デフレが継続。
結果的にGDPが伸びず、
税収が不足し、財政が悪化する
という悪循環が続いています。
さて、特に重大な責任を持つ
「財政破綻論者」は、やはり学者でしょう。
学者とは正しく学び、
事実ベースで適切な情報発信を展開し、
国家繁栄のために尽くすべき存在です。
その学者陣までもが、
緊縮病にやられてしまっている
のが日本の現実です。
もちろん、御用学者
という存在もあります。
とはいえ、より厄介なのが、
「財政問題は専門ではないにも関わらず、
財務省の「ご説明」で分かった気になり、
政策に影響を与えてしまう学者」
だと思います。
ILC誘致の問題でいえば、
日本の学術会議の学者たちです。
ILC誘致について
議論している学術会議は、2013年に
「厳しい財政環境で時期尚早」と、
嘘の財政破綻論に基づき
否定的な見解を出したのです。
そして、今回の学術会議においては、
「科学は物理学だけではない。
この分野に次から次へと
巨費を投じるのは違和感がある」
「どうして日本に建設する
必要があるのか分からない」
といった否定論を堂々と述べる。
自分たちは、過去の日本国が
各種分野に投じた【巨費】のおかげで、
学者として大成したにも関わらず、
新たな投資は拒否する。
日本には、自分たちは過去の
経済成長(所得増)の恩恵を
受けたにも関わらず、
今後の経済成長を否定し、若い世代に、
「お前たちは貧乏で暮らせ」
という意味を持つ成長否定論を
叫ぶ連中が大勢うごめいています。
学術会議の学者たちも同じなのです。
もっとも、全ての根っこには
「日本が財政破綻する」という
嘘の財政破綻論があるわけです。
財政破綻論が存在せず、
「日本国の繁栄と国民の幸福のために、
様々な科学技術分野に【巨費】を使うべき」
という政策合意があれば、
上記の類の反対論は出てこないはずです。
嘘の財政破綻論が、
冗談でも何でもなく日本を
「衰退途上国化」させているのが
理解できます。
【三橋貴明】巨費への1件のコメント
2018年8月20日 12:40 PM
財政破綻論という
一度動き出した 歯車
止めるのは無理(たぶん)
逆に回すのは不可能(きっと)
芥川龍之介の小説『歯車』
「僕」の視界には半透明の歯車が回るのが見える
小生も芥川と同じく
閃輝暗点をたまに見ますが、、
人生なんて大いなる暇つぶし
彼のように 死の予告に怯える事など
ございません♪
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