From 三橋貴明
【近況】
現在、「帝国の復活(仮)」の
執筆が佳境に入りつつあるのですが、
中国、ロシア、そしてトルコといった、
西側民主主義的な価値観とは
異なる国々がテーマになっています。
民主主義国においては、
言論の自由が保障されています。
といいますか、言論の自由が
なければ民主主義は成り立ちません。
とはいえ、民主主義は普遍的に
「善」な制度でもなんでもありません。
例えば、現在の日本のように、
国家を衰退化させる緊縮財政路線が、
世論の「支持」を得てしまっている
場合はどうなるのでしょうか。
民主主義国の政治家は、
有権者の支持がなければ当選しません。
皮肉な話ですが、日本では
「政策的に正しい」財政拡大を
政治家が訴えると、
却って支持を失い、
落選の可能性が出てきます。
だからこそ、「言論の自由」
があるじゃないか。
言論の自由により、世論を
「正しい政策」を支持するように
変えなければならない。
というのは正論ですが、
簡単な話ではありません。
三橋が「財政破綻論の嘘」を
最初に公表したのは、2008年です。
何と、十年前なのです。
十年経ち、確かに財政について
正しい知識を持つ人は増えてきています。
とはいえ、未だに
「世論をひっくり返す」という
段階まで到達していないのが現実です。
となると、迂遠な
民主主義に頼るのではなく、
「より強大な権力で、
一気にひっくり返したれ!」
と思う人も出てくるわけです。
いわゆる、革命思想ですね。
あるいは、民主主義の
存在しない中国では、
中国共産党の意向に沿った
政治になります。
人民を地獄に突き落とすのも、
あるいは経済成長の果実を
食べさせるのも、思うがままです。
無論、中国的な独裁主義
あるいは権威主義が
「羨ましい」という話ではありません。
とはいえ、同時に日本の民主主義が
「民主主義故の欠陥」という
壁を乗り越えられないのも現実です。
さあ、どうするべきなのでしょう。
答えを、国民一人一人が考え、
出さなければいけないのだと思います。
言論の自由が保障された、
民主主義の国民であるならば。
◆週刊実話 連載
「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」
今週はお盆でお休みです。
なお、週刊実話の連載は、以下で
(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/
◆メルマガ
週刊三橋貴明 Vol482
公共サービスの経済
http://www.mag2.com/m/
水道の民営化がなぜダメなのか。
水道に限らず、公共サービスには、
(1) ユーザー側に選択肢がない(サービス提供者が独占的)
(2) 広域化すればするほど、全体のコストは下がっていく
(3) 設備投資の償却期間が超長期である
などの特徴があることを知ってください。
◆メディア出演
8月18日(土) チャンネル桜
「日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」 」
に出演しました。
http://www.ch-sakura.jp/
8月24日(金) チャンネル桜
「Front Japan 桜」
に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/
◆三橋経済塾
平成30年8月18日(土)
三橋経済塾第七期、第八回対面講義
開催いたしました。
http://members7.mitsuhashi-
ゲスト講師:上島嘉郎先生(元「正論」編集長)
◆チャンネルAJER 更新しました。
『国家が選択と集中をする愚①』三橋貴明 AJER2018.8.14
https://youtu.be/GyFDt89BgVw
【三橋貴明】民主主義の国民であるならば。への1件のコメント
2018年8月19日 4:20 PM
民主主義ですか、、
北朝鮮ですら 正式名称は
朝鮮みんしゅしゅぎ人民共和国
志那も みんしゅしゅぎ を 騙り
共産党一党独裁政権なんて 口が裂けても
言いませんから、、、 便利な 言葉ですね。。。
さて 日本
アメリカさまに占領され 主権のない国で
みんしゅしゅぎ って 機能するのかしら ん
日本人は 志那や北朝鮮の 人民(奴隷)と一緒
己は自由民だど 錯覚している 奴隷ほど
救いがたい アホ もとい アベ は ございません ♪
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