From 三橋貴明
【近況】
最近、典型的な
「ストローマン・プロパガンダ」
の攻撃を受けたので、ご紹介。
例えば、三橋が毎年、
100メートルのタイムを
計っているとします。
対前年比で何秒タイムが伸びた、
あるいは遅くなったと
「発表」しているのです。
そこで、ウサイン・ボルトを連れてきて、
三橋の代わりに
100メートルを走ってもらい、
「凄い! これだけタイムが縮まった!」
とやることに、
何か意味があるのでしょうか。
安倍政権は、今年の1月に
毎月勤労統計調査の
サンプリング対象企業を
入れ替えました。
それは別に構わないのですが、
結果的に、
「給与水準が低い企業が退出し、
給与水準が高い企業が参入した」
形になってしまい、
名目賃金(現金給与総額)は
18年6月が対前年比+3.3%、
7月が+1.5%と跳ね上がります。
実質賃金も、18年6月が
対前年比+2.5%、
7月が+0.4%と、
一見、プラスが続いています。
とはいえ、調査対象の半分が
入れ替わったにも関わらず、
対前年比の比較をすることは
正しいのでしょうか。
ちなみに、新規参入組を除き、
昨年も今年もサンプリングに入っている
「共通事業所」に限った数字でいえば、
名目賃金(現金給与総額)は
18年6月が対前年比+1.3%、
7月が0%になります。
実質賃金は18年6月が+0.5%、
7月は▲1.1%と、
直近ではマイナスに
落ち込んでいるのです。
特に、実質賃金が「マイナス」
であるにも関わらず、
サンプリング変更により「プラス」
で発表されるのは問題でしょ。
これで「現実」を判断できるの?
昨年の三橋の100メートルのタイムと、
今年のボルトのタイムを
比較してどうするんだ?
という話なのです。
ごくごく普通の批判を
したつもりなのですが、
三橋は思いもよらぬ反撃を
受けることになりました。
すなわち、
「三橋は毎月勤労統計調査の
サンプリング変更を批判している(笑)」
でございます。
「へ?」
と思いましたよ(明日に続く)。
◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第287回 チャイナ・グローバリズムの脅威
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)
http://wjn.jp/article/
◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol486 軍事力と経済力
http://www.mag2.com/m/
スペインに対するオランダ(ネーデルラント連邦共和国)
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9月17日(月) チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。
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【三橋貴明】ストローマン・プロパガンダ(前編)への2件のコメント
2018年9月16日 9:35 AM
安倍ケナージ ニダヤ も、
相当、焦ってんでしょうね(笑)
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2018年9月16日 10:50 AM
アキレスと亀
アキレスは あっというまに
亀を追い抜きました
では なく
アキレスは 決して亀に追いつけない。。。
そんな 捻りを 欲しているのですよ、、
お役人さま ♪
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