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2012年11月13日

【藤井聡】橋下維新を恐れる理由

FROM 藤井聡@京都大学

小生が子供の頃に比べると,
この世の中,ホントに「出たら目」になったものだなぁ...と
しみじみと思う事が,ホント増えてきました.

「出たら目」,というのは,
サイコロを振って「出た目」に基づいて決めていく,

という意志も理性も何にも無いメチャクチャな話を言うものです.

こんな「サイコロの目」に基づいて物事を決めていく様な「出たら目」は,
他愛もない子供の遊びなら,まぁ別に構いませんが,

人の生き死に,企業や都市の存亡,そして,「国家の命運」に直結する

「政治」

の舞台でやられたんじゃあ,たまったものではありません.

そんな「サイの目政治」をやれば,
2年や3年で,地域や都市がダメになったり,
外交がメチャクチャになったり,
たくさん会社が潰れたり,
色んな人が貧乏になったり失業したり,
そして,たくさんの人が死んだりすることとなります.

....で,実際,今の日本はそうなっちゃったわけです.

言わずもがなですが,民主党さんのお陰です.

「トラストミー!」やら「最低でも県外!」やら,
「サイの目級」の発言例には事欠きませんが,
その中でも最大の「サイの目」は「マニフェスト」でありました.

多くの皆さんは,次のような記事をご覧になったものと思います.

「マニフェスト全面謝罪へ…民主、見通し甘さ認め」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121107-OYT1T00128.htm

もう小生はこの記事を見たとき,
(ハクション大魔王のワンシーンあたりにありそうな)
「おデコにヤカンを乗せたら一瞬で沸騰する」くらいに,
腹がたって腹がたって仕方なくなっちゃいました.

(※ 馳浩先生なら,
「てめぇ,なめてんじゃねぇぞ,コノヤロォー!」
と絶叫しながら,ジャイアントスイング32周かますところです.

理由は言わずもがな,でありますが....

そもそも,「最低でも県外」だの「地方主権」だのというマニフェストはいずれも,
ほとんどマトモに実現できるもんじゃないし,
無理してやればメチャクチャに国益を毀損することは,
人の言うことに少しでも耳を傾ける態度さえあれば,
誰にでも分かるような代物でありました.

(※それはいわば,例のウソツキさんの維新イヨカン….
じゃなくてハッサクと同じ様なものだったわけです)

そんな事を,さんざん色んな人が指摘していたのに,
当時の民主党は皆,
「このマニフェストは練りに練った立派なモノなんです!」
なんて事を,偉そうに言いまくってたんです.

しかも,政権交代を果たした直後には,新米の大臣達が,
そのマニフェストを片手に持ちながら,官僚の皆さんに,

「ある意味では、国民と新しい政府との契約書、あるいは命令書!

なんていけしゃぁしゃぁと,「ドヤ顔」で言いまくってたんです.

で,そんないい加減なマニフェストだかなんだかを適当に使いながら,
「サイコロの出た目」で決めるような政治をやりつづけて,
日本の内政も経済も外交もメッチャクチャにしてしまったのが,
この3年間だったわけですが,あろうことかその挙げ句の果てに,

「あっ,そうそう,こないだいってた,あのマニフェスト,
あれウソだったのよぉ…..ごめんちゃいねぇぇぇ」
「えぇぇぇぇ,おこってるのぉぉぉ?
もう,そんなことでいちいち,おこんないでよぉぉ,
ゆるしてよぉ,もぉ…あなた,ちっちゃいなぁ」
「だからさぁ,こんどの選挙ではね,
ちゃんと一票いれてちょぉだいねぇ キャハ!」

….って….「オメェ,きもちワリぃんだよぉ!!!」.…..なお話が,
今回の「マニフェスト全面謝罪へ」なる報道なわけであります.

....

とにかく!

政治家と言論人は,自分の一言一言の言葉に,責任を持たねばなりません.

政治家のデタラメは,人を殺します.

言論のデタラメもまた政治を動かし,同じく人を殺すのです.

だから,政治と言論のウソは絶対に許してはならないのであり,
政治と言論において出鱈目な言葉を吐く輩の罪は,
本来「死を持って償ってもらわねばならぬもの」なのです.

....ですが,こういう「感覚」が今の日本人の精神の内から,
あらかた消滅してしまったんですねぇ.....

その結果,
デタラメな言葉を吐く「言論人」が,どれだけデタラメをはき続けても
人々の尊敬を集め続けるようになってしまいましたし,
「マニフェスト全面謝罪へ」なぞという
「おいら詐欺をしてアンタから金品を奪ったんです,ごめんちゃい」
みたいな報道があっても,「あっ,そうなんだぁ,ふーーん」
ってな感じで別に怒るでもなく,
みんな何も無かったように普通の暮らしを続けてしまう様な国に
なってしまったわけです.

だからこそ!

筆者は「橋下維新」を恐れているのであります.

それは,橋下徹という小人物に対する恐れではありません.

筆者が恐れているのは,
橋下徹という「弁護士と政治家はウソつきのはじまりなの!」と言って憚らない
デタラメな詐欺師紛いの人物のデタラメっぷりに頓着せず,
そんな人物に政治的権力を付与させてしまいかねない
「大衆」
に恐怖しているのです.

いうなればこの「大衆」は,
「民主党政権を樹立させた」という「前科」を持つ「犯罪者」です.

角田美代子一家と同じように,
何をしでかすか分からない「犯罪者」ほどに,恐ろしいものはありません.

しかもこの犯罪者,角田美代子一家なんか目じゃ無いくらい強い.
それはもう神話に出てくるクラーケンやタルタロス級です.

そもそも角田美代子は,
国家権力でとっつかまえて,処罰することができます.

が,この「大衆」だけは
国家権力でとっつかまえて処罰できまないんです(!).

なんといっても,この「大衆」,
今や国家権力それ自体を牛耳ってるわけですから,
そりゃもう,無理ってもんですね(笑),

いやもう,ここまでデタラメになったら
後はもう笑うしかない!

ガッハッハッハッハッハッハッ!!

....なところですが,
まぁ,笑ってばかりいても仕方ないので,
こんなメルマガ書いてみた次第であります(笑).

ということで,皆さん!

自らの精神の内にも潜みかねぬ犯罪者まがいの大衆根性に気をつけつつ,
身の回りの犯罪者に十分に気を付けながら,
今日も一日,ムカツクべきモノに正しくムカツキつつ,
他人のデタラメの滑稽さをヒィヒィ笑い飛ばしつつ
楽しくやって参りましょう!

ではまた来週!!

京都大学 藤井聡
http://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII?ref=ts

PS
藤井聡の新刊が発売になりました!
日本をダメにした真犯人は誰か?
その正体がわかります。
http://amzn.to/TPhloW

以下、amazonの内容紹介より。

「リセット」とか「ぶっ壊す」とか胡散臭いと
思った人の直感は正しい

なぜ日本は1997年から成長できなくなったのか。
「改革」は誰を利するのか。利したのか。

国土計画、マクロ経済政策、新幹線整備……
日本のど真ん中で経済成長を牽引した
各界の権威の証言を引きながら
「改革」の真実と「日本弱体化」の構図を明らかにする。

【主な目次】
_第一章 日本を財布と見なす「アメリカ」
_第二章 日本の成長を阻む「狂った羅針盤」
_第三章 日本をダメにした「行政改革」
_第四章 「次世代投資」を阻むマスメディア
_第五章 日本を狙う「反成長イデオロギー」
_第六章 維新で踊るダメ人間

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【藤井聡】橋下維新を恐れる理由への4件のコメント

  1. 手塚康夫 より

    なんか良く判らない内容ですね。もっと平易な表現でお願い出来ませんか。

    返信

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  2. 原 栄子 より

    このような場所にコメントを書くなどは初めてのことです。私は北海道の北の端から札幌の友達に会うといって東京へ来た親不孝者ですが故郷北海道は今も好きで藤井先生が日下公人先生に激怒された動画も見ました。日下先生を敬愛していたので理由はあるにしろ、あれはひどい発言でしたね。藤井先生は勇気もあり心から日本の今後を考えていらっしゃることが、ユーモアを交えながらもよく伝わって参ります。先日出演されたTVタックルには、もう出ない方が良いかと思います。先生の言葉が見る人に分かるようには編集されていないと感じましたので。ご活躍を願っています。

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  3. 真田清秋 より

    「国政は人民の光の返照」と「西国立志編」にサミュエル・スマイルルズが書いていますが、その通りですね。全く、橋したエセ維新のメンバーは、橋した同様、無知が多いですね。

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  4. 野口 英巳 より

    藤井先生私は、昭和35年(1960年)生まれです。札幌で生まれ、4歳の時こちら(関東)に、引っ越してきて、今に至ります。結核を患った父にとって私は、幼稚園の頃から経済的に負担でした。それを隠すこともなく、「そもそも女なんて、人間扱いされていなかったんだよ。」などと、小学校低学年の頃から言われ、中学の制服の事で、どなられたりと、困った状況でもあり、家族の中でも孤立、地域の中でも、結核患者の子供という事で、孤立して育ちました。幼稚園から小学校低学年の頃、心が壊れている母が私を殴ったり蹴ったりしてた時、近所のおばさんが、こちらに目を向けずに、「奥さん、やめなさい。」と、声をかけてくれたりする、そんな時代でもありました。家族の団欒の中心にあったTVの文化は遠い存在で、中学生位からフランスのコメディー映画の俳優の事を考えている時が安らぐ時間でもありました。将来に展望を持たず、高校を卒業して行った先が日仏学院・暁星国際部日仏科の食堂でした。'79年〜'86年を飯田橋の付近で過ごしました。日本人である事を自覚していなかった私には、衝撃でした。語学学校で、朝鮮系の女性がフランス人(男性)に密着していることを、同僚のフランス人女性が、小さな声で私に日本語で、「私、アレ、嫌」と、訴えてくる事しばしば。神楽坂のスーパーマーケットで、ふたりのアメリカ人女性が突然、監視作業のような事を始めて仰天したことがありました。指差し確認のような動作と横柄な態度に呆れるというのか、馬鹿馬鹿しいというのか、・・・米語で私に話しかけるので、仏語で返してあげました。現在なら、日本語で言えばいいのにと、過去の自分に言ってやりたい気持ちです。理科大前の歩道で、横一列10人位のアメリカ人男性が歩いてきてその端をなんとか通り過ぎるという不愉快な思いもしましたが、彼らには、それが恥ずかしい事という感覚がないというのが、不思議でした。リセの食堂の仕事で同僚となった中国人は、仕事をせずに、突っ立ったまま私を監視して、フランス人に何やら訴えるのですが、私の同僚の男性陣は、言葉を発する事ができずにいました。その中国人(女性)は上半身にシンクから洗浄液をたっぷりかけて、ワイシャツと同じ素材のユニフォームの中が、はっきり見えていました。彼女は、上半身には、ユニフォームしか身に着けていなかったという事が原因だと思いました。日仏学院やリセの先生達の話している内容などを聞いていて、日本人の様子を見て、ヒステリックなTV文化を横目でみて、絶望的に落ち込むさなか、当時は、容姿に関係なく男の人が追いかけてくる変な時代でした。通勤時の朝も、帰りも、・・・酷く消耗しました。そんな中での、プラザ合意です、・・・合意?国際化だかなんだか、日本人は馬鹿にされてる自覚がないのか、強く疑問をもちました。目に映るもの、聞こえてくるものに耐えられない、・・・''86年に疲れ果てて、両親の所で引きこもるという卑怯な立場に逃げ込みました。逃げたはずのこの周辺に中国人を筆頭に外国人が増え続け、’90年代後半に、中国人の若いグループに脅されて、怖くて、外に出られない、・・・ハイヒールを安全靴に履き替えて外出するようになりました。 選び取ったという意識なく、朝日新聞、TBSラジオの情報の中で暮らしていました。2010年秋に「さらば、デフレ不況」の紹介動画をユーチューブで見て以来、30年のもやもやの状況からシャキーンと緊張とともに、先生のお話をを聞いたり、文章を読ませていただいたり、感謝の気持ちで一杯です。TBSラジオの論客・宮台真司さんは、いいました。「悪い事をしている意識がない、悪い事だと思っていない、彼等には、解らない、・・・」と。私が、「国の借金なんて、家計で考えればいいんですよ。」に反応して、ミスリードする事に憎悪を感じると、一通のメールを送った返事だと受け止めています。創生日本のゲストが長谷川三千子さんの時の動画を見て、朝日新聞をやめました。こんな小さな抵抗でも私にとっては力仕事でした。藤井先生と強力な御仲間を尊敬しています。 北海道を侮辱した人に、「何を言っているんですか、あなた!」と、言って下って、どんなに心強く感じた事か、・・・。母方の親族は北海道に暮らしています、恩知らずでも、怠け者でもなく、最期のときの準備も生前からしておいて、亡くなっている親族がいます。本当に、ありがとうございます。

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