【近況】
本日のメルマガは、一部「鬼滅の刃」の
ネタバレを含んでいます。
ネタバレが嫌な方は、
本文を読み飛ばしてくださいませ。
◆◆◆ここから◆◆◆
鬼滅の刃では、見事なまでに
両軸のナショナリズム
(縦軸のナショナリズムと
横軸のナショナリズム)が表現されています。
ナショナリズムという言葉が嫌ならば、
「共同体意識」でも構いません。
圧倒的な強者である鬼舞辻無惨と
配下の鬼たちに対し、「連携」して
立ち向かっていく主人公と鬼殺隊。
主人公組(炭次郎、善逸、伊之助、カナヲ)
のみならず、「柱」たち、さらには
柱ではない隊士たちも、珠世様も、愈史郎も、
誰もが自分のためではなく「仲間のため」に戦う。
能力的には圧倒的な強者である鬼たちに対し、
鬼殺隊は「連携」して戦います。
個人の能力ではなく、「共同体」
「仲間意識」で個々の弱さをカバーしようとする。
それでいいのです。
現実世界においても、我々一人一人の権力、
主権はあまりにも小さい。
だからこそ、連携しろ、
徒党を組めと繰り返しているのです。
さもなければ、「弱い奴は耐えろ。
弱いのが悪い。文句を言うな」という話に
ならざるを得ない。すなわち、自己責任論。
さらに、鬼舞辻無惨と対峙した「お館様」が、
世代を超えた「人の想い」について語った後の台詞。
「君が死ねば、全ての鬼が滅ぶんだろう?」
そして、追い詰められた無惨が、
最後に「何」をしようとしたのか。
◆◆◆ここまで◆◆◆
コロナ禍で「共同体」が壊れている現実を
国民が突きつけられた日本国において、
これでもかというほどに「連帯意識(横軸)」と
「世代を超えて受け継がれる想い(縦軸)」を
強調した鬼滅の刃が大ヒットした。
何らかの歴史的な意味があるのかも知れないし、
ないのかも知れません。
いずれにせよ、壊されてしまった共同体と、
共同体の「必要性」について嫌というほど
思い知らされた2020年が、間もなく終わります。
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「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」
第398回 医療サービスと資本主義
◆メルマガ 週刊三橋貴明
Vol604 金貨発行と国債
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
実は、日本政府の国債発行と、
中世欧州シニョール(領主)による金貨発行が、
「貨幣」的には全く同じであるという、
信じがたいものの、否定することが
できない事実について解説しました。
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鬼滅の刃はなぜ大ヒットした
日本国民は共同体を求めているのか?
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怪獣カリンゴン来襲!
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無駄無駄無駄無駄ァーーーッと、
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【三橋貴明】鬼滅の刃と両軸のナショナリズムへの3件のコメント
2020年12月20日 2:39 PM
多分 三橋先生も御存知ないかも知れないが 昔 永井豪原作アニメゲッターロボGてのがあって鬼の地下帝国 百鬼帝国が巨大ロボットを駆使して地上復活の為に人間側原子力研究所開発の合体ロボットと戦う話があったのだが、
中には人間と融和する鬼の話もあって敵と会話する話もあった日本人作家らしい優しさ 話せば分かると思う甘い解釈、
肉食狩人外人とは相容れない 殲滅主義 絶滅主義を知らずお人好しの日本人見地で見ていた。
大正時代というどちらかと言えば昭和迄は行かないもの栄華の時代設定にも違和感があるし 太平洋戦争で死んだ若者のほぼ全ては大正青年だ、
だったら鬼はアメリカ連合軍社会だろ。
だったら何故開戦責任を75年目にしてまたしても復讐心を巡らすアメリカデイープステートは日本人を最貧国に貶めるのだ?
下手に鬼と敗戦社会と中途半端な会話をするからパクりにしかならないつまらない作品だとしか言えんな。
寧ろアメリカ映画インデペンデンスデイの如く弱小人間を全滅させようとする話の方がアメリカの支配欲望 怒りと虚無感と復讐心が如実に現れるクソ映画の方が見たいと個人的には思う。
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2020年12月20日 5:53 PM
この世の作りは免疫機能が無ければ数日のうちに細菌やウイルスその他に侵されて病死する理で満たされている。
あらゆるレベルで破滅への進行を抑える手段を要求されることが生き残るための必須能力です。
それは国家社会国際でも同じことです。
日本という赤子のふりをした国家もどきは、免疫なにそれという無知のふりを奴隷のように受け入れることしかしてこなかった。
誰それが悪いと外部から侵略してくる外敵たちを非難したり恨んだりするずっと以前の問題でしょう。
きめつの内容に対する考察は興味深い考察としておもしろかったです。ファンの人たちは何も考えない女性と子供たちですが、その無意識には殺伐として救いのない日本社会での希望の光を求めているのかもしれませんね。
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2020年12月21日 12:04 PM
いつもためになるご意見ありがとうございます!
ところで、三橋さんは、
いま世界に巻き起こっているアメリカ本土を舞台とする米中戦争に対して、
なぜ沈黙を守っているのですか?
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