政治

2019年1月15日

【saya】日本屈指のブラジルタウン大泉町の現状を見よ

From saya@歌手/チャンネル桜キャスター

【日本屈指のブラジルタウン大泉町の現状を見よ】

群馬県館林市から西に15km、人口4万人の地方都市、
大泉町は日本屈指のブラジルタウンとして
また入管法改正に伴って移民先進モデル地区として
今最も注目が集まっている地区の一つである。

実は数年前にこの地区の教会で讃美歌を歌ってほしいという
依頼があり出掛けた事があったので、
私にとっても、とても思い出深い街だった。

今でも鮮明に覚えている、道の両脇の建物にある
ポルトガル語の看板、日本の原風景的なものとは
一味も二味も違う鮮やかな色彩感覚の店舗。
すれ違う人の顔立ちは彫り深く、
豆を煮込んだブラジルの家庭料理の匂いとその先にある
コンビニエンスストアの建物を居抜きした簡素な教会。
こんな地区が日本にあるのだ、、と圧倒された。

もともと富士重工や三洋電気などの工場があった大泉町は
1970年代から80年代のバブル期に人手不足解消のため
多くの外国人労働者を受け入れてきた。

1990年には入管法の改定が行われ、日系人であれば職種を問わず
国内での労働が可能になり、もともと南米系の労働者が多かった大泉町には
ブラジルの日系人が大勢入植したと言われている。

その結果、現在では総人口4万2千人の内18%が外国人、
外国人による生活保護受給の割合は受給者全体の25%、
群馬県内での犯罪発生率はダントツの1位1.962%(群馬県内)

ブラジルといえばサンバ、リオのカーニバルはご存知の方が多いと思う。
大泉町でも日系の方との交流のためもあって2007年から
サンバカーニバルが開催されていた。
もちろん日本人の住人の税金も投じて、、。
しかしながらダンサー同士の性行為が横行したり
町の美観が著しく損なわれたとの事で
昨年から開催中止になってしまったそうだ。

私が訪れた教会の信者はほとんどがブラジル人で、
日本語を話せる人は一人もいなかった。
日本語が話せないイコール、もしも今の仕事にあぶれてしまったら
簡単には転職も出来ず貧困へ。
もちろん職のある方もおられるとは思うが、、
そして救いを求めて教会へと集まる。

驚くべき事に、この教会の牧師は韓国人だった。
韓国人の牧師が都内から出張でコンビニ跡地の教会へ訪れていたのだ。
私が見たのは、かなり熱心に、いや深刻と言っても良いかもしれない、
ブラジル人の皆さんが祈っている姿。
そしてそれを煽るような形で『多く蒔いた者が多く刈り取るのです!』と
かなり強い口調で語りかけ献金の袋を回していた。

また車椅子で訪れたご年配の方を祈りを捧げると言って
無理やり立たせ異常に大きな掛け声を浴びせていた。

私はキリスト教についてどうこう言っているのではない。
このなんとも言えない負の連鎖を目の当たりにした事を
皆様に伝えたかった。

母国ブラジルを1万7千キロ、日本に出稼ぎにやってきたが
工場はバブル崩壊とともに閉鎖したり、労働調整の為解雇、働き口もなく、
かといって帰りの渡航費すらない。

同郷の仲間とコロニーを作り日本に根付く事を決意したものの
根本的に他国で生きていく孤独が全て解消されるわけではない。

もともとカソリックが多いブラジル、教会は唯一の心の拠り所だが、
本国のように立派な建物は立てられない。
どこから見ても元コンビニを教会風にしてなんとか体裁を整えたが、
そこに入り込んできたのは韓国系プロテスタントの牧師。
貧しい彼らの心の隙間に入り込んでくる形を変えた新興宗教は
拡がりを見せつつある。
そしてそんな実態を日本人は知りようもない。

最近ある著述家が大泉町へ訪れ、
日本人が1人もいないカソリック系教会で、
自分のためだけに通訳をつけてくれた、という一点だけを取り上げて
日本も多文化共生社会へと舵を切るべき、、との論を展開していた。

冗談じゃない。
クリスチャンはもちろん、様々な宗教における
布教への執念を知らないのだろうか、、、。
彼らの通訳は「共生」のためではなくあくまで「布教」のためなのだ。
こういうものをごちゃ混ぜにした論で移民を受け入れを推奨する事は
あまりにも酷すぎる。
そもそも‘日本人が1人もいなかった’という時点で
共生していない事の証明だと思うのだが、、。

そんな大泉町も近年では中国人の比率も増え、
ゆくゆくはチャイナタウン化する可能性も高いと言われている。
いずれにせよ日本国内に日本人が立ち入る事ができない地区、
日本人が状況を把握できていない「治外法権」のような地区が
この度の入管法改正に伴って今後増え、取り返しのつかない事態に
なることがもう目の前に迫っている。

日本を守る、日本の文化を大事にするなど、
保守を自認する方々は口々に歴史を重んじるような事を言ってはきたが、
そういう人びとが改定してきたのが入管法なのだ。
働き手不足という大きく深い傷を負ったような失政を
バンドエイドで手当てするような場当たりの政策には
きちんと声を上げていかねばなるまい。
対案?いいかげんな雇用調整をせず、正社員として雇い切る体制をもう一度
一から作り直し、推定54万人いるという引きこもっている方々を表に出す。
そして教育をきちんと見直し、引きこもっているような方々を2度ともう
作らないようにしていく。
祖国の崩壊を今阻止しないと手遅れになる、、一緒に考えましょう。

☆saya ライブスケジュール☆
1/18 目黒東京倶楽部 新春スペシャルライブ
2/14 関内BarBarBar バレンタインJazzライブ
3/6 渋谷JZ Brat CD発売記念ライブ

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【saya】日本屈指のブラジルタウン大泉町の現状を見よへの9件のコメント

  1. 神奈川県skatou より

    棟方志功という版画家がおりますが、彼のなにが素晴らしいかは語れませんが、自分が彼の作品を見て感じたことは、この湧き上がる生命力は、きっと青森の古い伝統慣習文化の積み重ねがあってこそだと、思いました。

    つまり、彼が東京生まれの東京育ちならば、この作品は絶対に生み出せなかったのだろう、と。

    芸術に関わる人で用心深い人ならば、きっと自分の芸術を支える土台なり基盤が、古くから綿々と続いている文化であり、因習であり、それと現代との相克が、、、という気づきがあるのだと自分は思っています。

    先日の桜Ch新春スペシャルキャスター討論(途中までしかまだ視聴できてないのですが)、平成が文化的には豊かだったとは全くその通りだと思いますが、それも、まだ残っていた過去を消費しただけだとすれば、これから先、退潮する境遇で、文化芸術の領域から、おそらくSayaさんのような覚悟、姿勢が出てくるはず、はず、だと思ってます。

    同討論で、佐藤先生が、経済的に戦後復興がなされたのは、年寄りがみな戦争で死んだから、というのもあるかもしれません。

    我々世代、あるいは我々より若い世代は、もうすこし社会の中心としての主導権を担ったほうがよい、早めに、と、思っております。
    Sayaさんのご活動を応援しております。

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  2. たけちゃん より

    さやさん、
    えらいこっちゃですよね。スバルかホンダですかね 無責任会社は?
    それ以前に竹中平蔵 小泉純一郎 そのバカ息子、何よりウルトラ売国奴安倍晋三の重大責任を声高に追及せねばなりません。
    色々あるけどガンバレ安倍晋三等と抜かしてたますますデブになった社長も問い詰めましょう。

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  3. 入野守雄 より

    我国は保守政党、団体は居ません。日本会議は米国の手先です。櫻井よしこの事務所に財政破綻はウソ、デフレ下の増税は愚策等々のメールを度々送っていたが、最近になって拒否された。小川栄太郎なる作家は安倍首相をヨイショする講演会を開き、主催者は素晴らしい講演会だと自画自賛している。テレビ新聞に洗脳された聴衆が多数で、日本は崩壊する。

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      1. ぬこ より

        お、稲毛新聞の入野さんですか?
        毎回、記事を楽しみにさせて頂いてます。

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  4. ぬこ より

    いやいや引きこもりを創るのも意図的に計画された範囲の内でしょう。
    欧米支配層や中国共産党にとってはそれが利益ですからね。
    僕も半分引きこもりみたいなもんですけどね(笑)

    移民大国化を含めて、それがある黒い意図を以ってなされてる事に日本人は鈍感過ぎますよね。

    ま、正義づらして、それを勧める様なエセ保守も居ますけどね。

    高橋洋一や青山繁晴を使い続ける桜もどうかしちゃってるぜ~~
    あの、シオニストの曽野綾子も妙に褒めてましたからね。

    保守の絶望が行き渡った
    得になけなしの希望にすがる

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      1. ぬこ より

        なけなしの希望にすがる人達を集めてさらなる絶望(安部政権誕生とその後の不毛な擁護)を与えて、疲れきった支持者にさらなる追い撃ちをかけるエグさ。
        まさに大東亜戦争末期の様な玉砕戦ぶり。
        安部政権への批判がワンテンポズレてんだよね。
        というより、具体的な亡国政策が確定してからアリバイよろ

        保守を結集させるようで、コアな人材を呼んでは、割っていく見事な手腕ぶり(笑)

        安部政権を批判するなら、その指示系統の欧米投資家を批判すべきでしょ?

        こんなの信じてる奴、未だに居るの???
        また中途半端な形で新党創って、事情知らない無知蒙昧な支持者に絶望を刷り込んで

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  5. 半存・フォード より

    (まったく関係ない大脱線なことが頭に浮かんでて書くのは辞めていましたが、結局書き込みをお赦しください)

    >豆を煮込んだブラジルの家庭料理

     ある時期のあっぱれさんま大先生を良く観ていまして、その生徒に佐衣(何と読むのか?)ちゃん(どうもお母さんはブラジルの人みたい)という子がいました。
    それで好きなお母さんの料理は?という会話があって、佐衣ちゃんは豆を煮込んだフェージャン(だったか?)というブラジル料理は嫌いだと言ってました。
     それでさ珍しくさんまさんはお母さんを助けようとして、その頃サッカー選手だったラモスは好きやでっ!とフォローしてました。しかし、佐依ちゃんは「でも私はラモスじゃないもんっ!」と答えてました。その録画ビデオを観てよく笑ったことを思い出しました。

     (脱線から話を戻します)町単位ではそういう町が増えることを承知の上で政府は決めたのでしょうかね。経営者の圧力だけで。
    お邪魔しました。

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