政治

2018年10月11日

【三橋貴明】安倍政権が「移民受入政権」であるという現実

From 三橋貴明@ブログ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

一般参加可能な講演会のお知らせ。

【第5回 日台親善シンポジウム
「一帯一路構想に日本と台湾は
如何に対処すべきか」】
https://kokucheese.com/event/index/535633/

11月3日 BumB(東京スポーツ文化館)
研修ルームB
(東京都江東区夢の島2丁目1-3)
講演 田村 秀男、三橋貴明

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

安倍政権は相変わらず
移民政策に邁進していますが、
そもそもの問題は何なのでしょう。

もちろん、少子高齢化に端を発する
生産年齢人口比率の低下による
人手不足です。

さて、我が国は97年の
橋本緊縮財政により経済がデフレ化し、
「ヒトが買い叩かれる時代」
が始まりました。

経営者は設備投資をせず、
資本装備率はだだ下がり。

日本経済は次第に
労働集約的になっていき、
技術や設備ではなく「ヒトの根性」で
「安く良い品質の製品・サービス」を
提供するという狂気の状況に至ります。

外国人観光客が、
なぜ日本に殺到するのか。

それは、良い品質やサービスが
異様に安いからです。

はっきり言いますが、
一部のサービスについて、
日本はすでに東南アジアよりも
安いのです(しかも、品質は良い)。

日本国は、デフレにより貧国化しました。

ところが、確かに
「日本人の優秀性」というものは存在し、
低価格の製品やサービスであっても、
相対的に品質は高いのです。

それはまあ、外国人観光客が、

「安く良いものが手に入る」

と、日本国に殺到するわけです。

とはいえ、少子高齢化、
生産年齢人口比率の低下を受け、
すでに

「優秀で真面目な
日本人を安く買い叩ける」

時代は終了しました。

ところが、経営者は
未だにデフレマインドのままで、
「ヒトを安く買い叩く」
ことのみを求め、資本主義に必須の
「リスクを伴う生産性向上のための投資」
に乗り出そうとしません。

とはいえ、生産年齢人口の縮小という
「巨大な圧力」は、
企業経営者に否応なしに
「生産性向上のための投資」を迫ります。

つまりは、政府が人手不足の問題を
「放置」しておけば、
企業は生産性向上のための
投資に乗り出さざるを
得なかったはずなのです

(実際には、始まっていますが)。

それにも関わらず、
安倍政権はどう動いたか。

「人手不足ならば、
移民(外国人労働者)を入れよう」

と、日本人の生産性向上ではなく、
移民受入で人手不足を埋めようと図る。

これ以上、最悪の選択は、
思いつきません。

こんな国は、普通に亡びます。

むしろ、亡ばない理由を
教えて欲しいです。

何しろ、少子化で
日本人が少なくなっていく反対側で、
出生率が高い移民受入を
拡大しようとしているわけです。

半世紀後には、日本列島に住む
日本人は少数派に
なっていることでしょう。

『外国人労働者の新在留資格
https://mainichi.jp/articles/20181010/ddm/001/010/201000c

◆外国人労働者の新在留資格

政府は、人手不足が深刻な
介護や建設などの業種を対象に
新たな在留資格を設ける
入管法改正案を臨時国会に
提出する方針だ。

一定の技術水準と日本語能力を
身につけた就労人材を想定し、

(1)在留期間は原則として最長5年
(2)家族の帯同は認めない

--などの内容。

成立すれば来春から
受け入れ拡大が始まり、
昨年末時点で約256万人と
過去最多だった在留外国人の
更なる増加は確実だ。』

いや、何言っているんだ。

新たな移民政策では、
在留期間は最長5年で、
家族の帯同も認めないじゃないか!

安倍ソーリは移民受入に
反対しているんだ~っ!!!

と、反発する「おバカさん」は
多いのでしょうが、
問題を正しく認識しているならば、
そもそも新たな外国人の
在留資格など作りません。

しかも、当初は

「最長○○年、家族の帯同は認めない」

と移民を受け入れることは、
まさにドイツがかつて
辿った道なのです。

ドイツも、当初は期限付き、
ローテーション制、家族の帯同は禁止
というルールで移民(主にトルコ人)を
受け入れ始めました。

ところが、外国人がドイツに滞在し始めると、

「人権派」

と、称する連中が、

「外国人労働者が家族と
一緒に暮らせないなど、人権に反する!」

と言い出します。

さらに、外国人労働者を
雇用する経営者側も、

「せっかく数年かけて人材に
育て上げた外国人労働者を、
帰国させるのか!!!」

と言い出し、結局は
外国人労働者が居残り、
居残るとなると

「家族と暮らせないのは・・・」

と、次第に移民国家化
していったわけです。

ドイツという「失敗例」が
あるにも関わらず、
まるで無視して同じ
「失敗の道」を歩む。

繰り返しますが、
こんな国は亡びない方が不思議です。

もっとも、わたくしは別に
「日本なんか亡びればいい」と、
思っているわけではありません。

最悪の事態を回避するためには、
まずは「現実」を見なければ
ならないでしょ、と、
極々当たり前のことを
言っているに過ぎません。

安倍政権は
移民受入政権なのです。

安倍政権は、
このままでは日本を移民国家化し、
歴史上はじめて我々の祖国を
「亡国」に追いやります。

その「現実」を理解した上で、
一人一人が何ができるのかを
考えて欲しいのです。

「いや、安倍総理は分かっている。
外国人労働者は移民ではない。

安倍総理は移民政策は
やりたくないんだ~っ!!!」

などと、現実逃避をするのは
やめましょう。

現実は、皆さんが思っているよりも
厳しく、残酷なのです。

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【三橋貴明】安倍政権が「移民受入政権」であるという現実への6件のコメント

  1. たかゆき より

    商売繁盛

    人入稼業の曽利屋晋三

    人足部屋の頭 平蔵

    笑いが 止まらんでせう。。。

    アホな民草は 外国人観光客が落とす小銭拾いに 一所懸命

    give me candy give me money  

    乞食でもしてろ ♪

    返信

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  2. あまき より

    今後は永住権も与えるつもりらしいですね。
    「安倍さんはシナと対決している」だって?
    二階氏が悪いという人がいまだにいらっしゃる。
    二階氏に待遇を与え続けているのは安倍さんなのに。

    何事もやらないと言っておきながらやる首相。
    「いろいろあるけど」支持するという自称の方々。

    自称の方々の不明と不誠実がいかなる結果を生んだか。
    石破氏に地方票44.7%を許す。
    沖縄県知事選で玉城氏に大勝を許す。
    悲願の憲法改正も国民に外っ方を向かれる。
    左派リベラルにトンデモ言説を許す。

    「安倍さんは本当はわかっている」
    「安倍首相は不利を承知で奮闘されている」
    「納得できない政策は安倍の所為ではなく外圧の所為」

    バカ説明に自ら窮して彼らが持ち出したのが陰謀論。
    富国強兵で国の防波堤を高めるのが陰謀との唯一の対決法。
    「そのような時代は過ぎ去りました」
    そう言って防波堤を崩して回っている首相。
    それを「外交の安倍」と絶賛し支持する陰謀論者?たち。

    移民拡大の責任は、この倒錯者たちも負うべきです。

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      1. ぬこ より

        M島のような馬鹿ですね。
        解ります。

        民主党時は、理由をなんでもこじつけてデモをしてたのが、それ以上に日本を破壊する安倍政権にだんまり。

        そしてそれを抗議する人達を工作員認定(笑)

        以前、チョンネル錯乱の中国大使館前抗議デモで、大使館前に五人一組で整列させて抗議させてましたが、
        それって反中分子を大使館側に写真撮らせてたようなものですよね。

        そして、安倍の進めるグローバル政策で利を得る中国共産党。

        返信

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  3. 神奈川県skatou より

    日本政府、あるいは今の中年以上の層は、海外のものはなんでもありがたがる、という脅迫観念でもあるのでしょうか。

    外国人労働者しかり、
    多国籍企業しかり、、

    もっと噴飯ものは、道交法です。
    外国の軍隊である米軍車両は車幅2.5メートルを超えても日本の公道で運用可能なのに、自衛隊は道路管理者へ事前申請して許可がなければ公道を走れない!(ふつう優遇する順序が逆でしょ!)

    このつまらない法律のせいで、日本の防衛装備開発はいらぬ制限(陸自車両の車幅制限)で性能を犠牲にする圧力となっています。本質的でない法律ですね。

    車輌の幅を制限すれば背が高くなる。
    背が高くなれば被弾確率が跳ね上がる。
    でも米軍のみ許容の法律、政治なんですね。

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  4. 通りすがり より

    移民は安倍政権発足後から爆発的に増えている。

    それでも昨年、安倍さん選挙で圧勝。

    間違いなく、この国はバ○によって支えられています。

    色々と手遅れですね、この国は。

    もう、ダメなんじゃなかろうか。

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  5. 赤城 より

    支持率調査が信用できないように
    選挙結果さえ操作されていないと信じることができなくなった
    だってこの国に独立主権なんてものは存在しないのだから
    操る力を使えばと考えて救いようもない
    どこにも無い日本という現在家畜のごとき主体
    ひたすらに愚かになれと家畜のようになれと
    国家が白痴養豚場と化した
    エリートも飼い主の振りをした家畜になろうと必死でしょう

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