From 三橋貴明
【近況】
施先生が、「新」経世済民新聞の寄稿
【【施光恒】秩序を支える縁の下の力持ち】
https://38news.jp/column/10524
において、「移民受け入れ」、「治安維持」、「国民の自由」の三つを同時に成り立たせることは不可能という、移民政策のトリレンマについて取り上げて下さいました。
徳間書店から5月26日に刊行した『今や世界5位 「移民受け入れ大国」日本の末路: 「移民政策のトリレンマ」が自由と安全を破壊する』
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では、「治安維持」を「安全な国家」に修正しています。(内容はほぼ同じ)
元々は、移民国家でありながら治安維持に成功しているシンガポールを視察し、「移民受入、治安維持、国民の自由の三つの内、同時には二つまでしか実現できない」という移民政策のトリレンマに気が付き、本書の執筆が始まったのですが、国民の「安全」には、治安維持に加え、各種の「安全保障・社会保障の確立」も含まれると気が付いたのです。
具体的には、防衛、防災、防犯、医療、エネルギー、食料といった各種安全保障に加え、セーフティネットとしての社会保障です。
欧州各国で移民問題がクローズアップされているのは、犯罪率上昇、テロの蔓延に加え、社会保障にフリーライド(ただ乗り)する移民が少なくないためです。
移民の増加は、国民統合たるナショナリズムを壊します。社会保障は、国民が互いに互いの万が一を保証するという、ナショナリズムなしでは成立し得ません。ナショナリズムの喪失は、社会保障を維持不可能にするのです。
さらに、外国人の社会保障へのフリーライドの増加は、社会保障制度そのものに対する国民の疑念を高めます。
しかも、我が国は、
【中国人が日本の医療にタダ乗り!高額のがん治療で】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170524-00129137-diamond-bus_all
↑こんなことを平気でやってのける恥知らずたちを隣国に抱えているのです。
経営・管理ビザで入国し 、ペーパーカンパニーを設立。三か月後、我が国の国民健康保険に加入し、三割負担で高額治療を受ける。
(引用)「経営・管理ビザは、資本金500万円以上で会社を設立、その代表取締役が申請できるもの。そこでペーパーカンパニーを設立して、ビザを申請しているのだ」
(同)「会社設立に必要な資本金の500万円は、患者が用意できなくても、あたかも持っているかのよう見せる“見せ金”として用意する業者がいる。あくまで見せ金だから、業者は一時的に貸し付けて、ビザが発給された段階で回収して次の患者に回す。そうしたことを繰り返し、何人もの中国人を来日させている」
世界には、日本人の「善意」が通じない連中が大勢いるのです。
移民政策のトリレンマは、移民に対しナイーブな日本において、ヨーロッパ諸国よりも露骨に発現することになるでしょう。
安倍政権の移民政策を続ける限り、我が国の国民は将来的に「安全な国家」「国民の自由」の双方を失う羽目になる可能性が高いと確信します。
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なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
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◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 Vol418 デフレ型経済成長
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2017年1-3月期に実際に日本で起きた「デフレ型経済成長」。名目GDPが縮小し、物価が大きく下落することで実質GDPが「プラス化」するデフレ型経済成長が何を意味するのか。
ミクロレベルで考えてみれば、誰にでも理解できます。
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今週の「おはよう寺ちゃん」は、三橋講演のためお休みです。ピンチヒッターは藤井聡先生!
6月1日(木) 7時からTOKYO MX「モーニングCROSS」に出演します。
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6月2日(金) チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1651
5月20日(土) チャンネル桜「【討論】種子法廃止は日本農業を滅ぼすのか?[桜H29/5/20] 」に出演しました。
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http://www.nicovideo.jp/watch/1495156936
◆三橋経済塾
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◆チャンネルAJER 更新しました。
『少子高齢化が日本経済を救う(前編)①』三橋貴明 AJER2017.5.23
[三橋実況中継]移民政策のトリレンマと、社会保障へのただ乗りへの2件のコメント
2017年5月28日 11:57 AM
世界を股にかけるフリーライダー達にとって国は自分に都合よく自由に乗り換え可能なもので自分に都合よく良いとこ取りするのが賢い生き方なのだろう、福祉が成立しなくなるのも当然なのかな。自分の子供にもそのように伝えるのかな。法による統治より常識や道徳による統治の方がより自由で柔軟性が高くて創造性独創性を発揮出来そう(?)だけど、間に色々介入させないと金にならない仕事にならないで相互不信を高める方向へ向かうのだろうか。無条件の相互信用こそ国民の資産だと思うが。マスコミや世界市民にとって日本の皇室は邪魔だろうから、ありとあらゆる手段を使って有名無実化するのではなかろうか、第ニのアメリカ、第二のシンガポールとそんなの目指しても永遠に搾取される立場にしかなれないのでは。
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2017年5月28日 2:59 PM
これを以ってシナ人けしからんばかり言って、そのような政策を進めている現政権を絶対に批判しない各氏を見ると、やはり何とか費あたりが作用しているのかな、と勘繰ってしまう。この人たちお得意の惹句で言うなら、どう考えても外患誘致の反日プロパガンダとしか思えない。
昨年だったか、昼間、出先のテレビで、お笑い芸人某が生放送のスタジオで自分が雇っているというフィリピン人のメイドさんからのメールをネタに一席ぶっているのを観た。あまりにも取ってつけたような話題だったので強い違和感を覚えた。この局はいまをときめくナベツネ系である。
安倍首相は熱心な支持者を集めるだけあって親切な方で、ナベツネ新聞が政権広報を担っていることをわざわざ国会答弁で明かして下さった。「トランプでもいいじゃないか」「36億の私有地を無償譲渡してもいいじゃないか」の産経よりはましかと思ったら、どっこい大して変わりはなかったらしい。
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