欧州

2016年7月6日

【三橋貴明】ハンガリーと主権、国民国家

From 三橋貴明@ブログ

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「ハンガリーと主権、国民国家」
From 三橋貴明@ブログ

 ブレジグジットを受け、EUについて、フランス、オランダ、オーストリア、イタリアなど、反移民政党(あるいは「移民制限」政党)が勢いを増している西欧諸国に加え、ポーランドやハンガリーでも離脱の動きが起きるのではないか。と、何度か書いてきました。

 何しろ、04年にEUに加盟して以降も、移民受け入れではなく「移民送り出し」国であったポーランドやハンガリーは、まだ間に合います。
 しかも、両国ともに法と正義(ポーランド)、ヨッビク(ハンガリー)といった、反グローバリズム政党が力を持っています。法と正義はポーランドの与党であり、ハンガリーのオルバン政権は、ヨッビクの政策を採り込むことで、政権基盤を維持しようとしているのです。

 というわけで、とりあえずハンガリーで「EUの政策の是非を問う国民投票」が実施されることになりました。

『ハンガリー、難民受け入れ巡り国民投票 EU揺さぶり
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM05H6H_V00C16A7FF2000/

 ハンガリー大統領府は5日、中東や北アフリカからの難民を受け入れるかどうか10月2日の国民投票に諮ると発表した。欧州連合(EU)は加盟国が難民を分担して引き受ける計画を打ち出したが、反難民の急先鋒(せんぽう)だったハンガリー政府は抵抗してきた。民意に問うことでEUを揺さぶり、自らの発言力を高める狙いがある。

 民族主義的な保守強硬派が政権を握るハンガリーは、昨秋に大勢の難民が欧州に流入するといち早く「難民拒否」を掲げた。オルバン首相は2月に国民投票の実施を表明。国会承認などの手続きを終えたことから具体的な日程を公表した。

 ハンガリーはもともと反難民機運が強い。英国がEU離脱を決めた直後のこの時期に、国民投票の実施のスケジュールが固まったことで、欧州の結束が揺らいでいるという印象が強まる可能性がある。』

 ハンガリーが「難民拒否」を国民投票で決めてしまうと、「結束して動く」という欧州連合の基本的手法が崩壊します。恐らくは、ハンガリーの「EUからの離脱の是非を問う」国民投票に進むでしょう。
 とはいえ、イギリスと異なるのは、繰り返しますがハンガリーは本来「移民送り出し国」であるという点です。ハンガリーで問題になっている「移民」は、シリア難民を中心とする中東移民であり、東欧移民が問題だったイギリスとは違います。

 グローバリズム、すなわち「モノ」「ヒト」「カネ」という経営の三要素について、国境を越えた移動を自由化すると、最終的に世界は「フラット」に向かっていきます。

 そもそも、イギリスの労働者の実質賃金が下落していったのは、バブル崩壊(+緊縮財政によるデフレ化)にも関わらず、東欧移民を入れ続けたためです。といいますか、イギリスは欧州連合に加盟している以上、最低賃金「以下」で働く東欧労働者の流入を拒否することはできませんでした(経営者が最低賃金で支払っても、「中抜き」する人材紹介会社があるため、実際には東欧移民が最低賃金以下で働くというケースは頻繁にあるようです)。

 ハンガリー側からしてみれば、EUというグローバリズムにより、国民の所得を「引き上げる」ことができたのは間違いないのです。(その分、イギリス側が下がった)
 日本で言えば、資本(カネ)の移動の自由化により、工場が中国に流出。日本国民は中国人民と「賃金切り下げ競争」をさせられることになり、デフレも相まって、実質賃金は98年以降、中期的に下がり続けています。

 ところで、なぜハンガリーに注目しているかといえば、「経済(所得獲得)」という面に絞れば、EU加盟という「グローバリズム」は利益をもたらすためです。何しろ、所得水準が西欧諸国と比べて低いため、グローバルな競争(=価格競争)に「勝ちやすい」のです。

 とはいえ、ハンガリー国民も気が付いたようですが、EUとは「国際協定によるグローバリズム」すなわち、主権制限です。しかも、民主主義的な正当性も不十分です。(この辺りの話は、施先生のメルマガをご一読ください)

【三橋貴明の「新」日本経済新聞 【施 光恒】「EUか_引き起こす分断」】
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2016/06/25/se-78/

 かつてのソ連は、強大な軍事力を背景に、東欧諸国の国民から「主権」を奪う、「ロシアによるグローバリズム」でした。ハンガリーは、1956年のハンガリー動乱以降、幾度となくソ連から主権を取り戻そうとしましたが、そのたびに叩き潰されてきました。
 1980年代後半に始まったハンガリー民主化運動を経て、1989年にハンガリー第三共和国が成立。ようやく、ソ連の頸木から脱することができました。

 十五年後の2004年、ハンガリーは欧州連合に加盟します。「イメージ」としては、欧州連合は民主的で、人権に配慮し、寛容で、5億人をこえるEU加盟国の国民に、繁栄と平和、更には自由を保障する夢のような組織に見えます。

 とはいえ、現実にはEUが各国の国民の「主権」を制限しているのは間違いないのです。ハンガリーはソ連という主権制限の時代を経て、今度はEUという主権制限の連合に加盟してしまったわけでございます。
 先にも書いた通り、ハンガリーのEU加盟には「経済的」にはメリットが確かにあります。とはいえ、「国民国家」としてはどうなのか。

 1992年のソ連崩壊による「現在のグローバリズム」開始から四半世紀が過ぎ去ろうとしています。我々「人類」は、改めて「主権」「国民国家」の意味を考えざるを得ない時代を迎えようとしているのです。とはいえ、「国民国家」としてはどうなのか。

 1992年のソ連崩壊による「現在のグローバリズム」開始から四半世紀が過ぎ去ろうとしています。我々「人類」は、改めて「主権」「国民国家」の意味を考えざるを得ない時代を迎えようとしているのです。

ーーー発行者よりーーー

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【三橋貴明】ハンガリーと主権、国民国家への8件のコメント

  1. 學天測 より

    しかり=口編に七と言う漢字で投稿が切れるようですね。お見苦しくてすいません。

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  2. 學天測 より

    御成敗式目しかり、土着の実情に合った物を大事にした、そういった土着の文化面の事をとても大事にされたのではないでしょうか。長々と書きましたが、今後またあるであろうバカバカしい都構想論争にとどめを刺すためにも何らかの一助となればと思いEUの問題も絡めて皆様の為に書いてみました。誤字脱字があれば平にお許しください。これとは別に政治家への提言も書かんとで大変です。ああ、この文章は最近ポスターのフレーズが進むか戻るかみたいな一向宗というかおおさか維新じみてきてた安倍総理への批判でもあります。自分がもはや経済運営に大失敗して内閣総辞職同然のゾンビなのに周囲の支持を理由にして、自らはどうするかという道徳的なけじめもない立憲主義に依拠しているとは思えない発言をするのに聴衆に帰れと言われて開き直れる立場でしょうかね?私の様な一般ピーポーじゃないのだから自己を見つめなおして、一国の宰相たる者ロシアのプーチン大統領の様に世界から一目置かれ国民に熱く信頼され知的でクールで狡猾に振る舞って頂きたい物です。本当に極めて情けない政治状況ですね。

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  4. 學天測 より

    さて、長々とした愚痴はこの辺りにいたしまして本題に戻りましょう。EUの問題は非常に普遍的な話でグローバルな世界や日本と言う国家、自治体や地域社会、家族や果ては個人の統治にまであてはまる真理がそこにあると思います。この様な普遍的な原理からすれば大阪都構想などもEUと同様でそういう帝国の衰亡に関心のある私からすれば個人的にその試みは面白いですが、かなりの問題がある事がわかります。行政を統合すれば良いならもはや自治体も都道府県も要りません。なぜ日本と言う組織を都道府県や市町村といった自治体に分割しているのか?これはファシズムとドラッカー的な話ですが企業も最初は王様であるカリスマ創業社長やその後、貴族であるその取り巻きが仕切りますが、組織の規模が大きくなるとガバナンスがきかなくなり、やがて事業部制やカンパニー制に移り変わり、組織をそれぞれの中心から統制しますが、それでもガバナンスの為のリソースが不足するので内部で労働組合等の自治組織を儲け、なるべく民主化していくので普遍的に同じでしょう。大企業や世界に広がるグローバル企業に分権が必要不可欠なのは上からの統制だけでは組織を分割しても面倒見切れないからでしょう。民主制にして、自治への参加を求めても、1億人が参加可能な国会は物理的にも精神的=能力的にも不可能で、そんな事はできません。藤井先生の新幹線構想をもってしてもどう考えても無理でしょう。かといって民主制を放棄して1億人を中央の行政だけで見るのはもっと無理でしょう。可能でも巨大な官僚機構が組織を食いつぶす。本当に理想だけを言えば民主制による自治も都道府県も市町村もいらない、でもそれは現実的にできないですからガバナンスの為、自治への参加がしやすい様に自ずと組織を分割して府県を作りますが、そこにも同じ問題が相似的に発生する。都道府県はその内部で市町村にさらに分割され、市町村は地域へと地域は家族、家族は個人、個人は体内のとそれは粒子というか量子論的な世界になってアインシュタインとボーアの論争のように神がサイコロを振るか振らないかといった処に至るので果てしなく切りがない(笑)。大阪市では有名な上山信一氏は都構想を推進し、道州制を睨んで関西は欧州でEUだとかなんとか言語明瞭、意味不明な事を言ってましたが、文明が川のほとりからはじまった事を理解できないで、北都や南都を支えた国際的な港として水運と言う昔の動脈を支えた大阪を只の湿地帯だった等とののしる、関西を考える上で基本的な事実確認もできない歴史音痴ですから、その机上の空論ぶりはどうにもなりません。ちなみに地政学をちょっとかじって、地球儀を眺めながら気持ちだけ世界征服の野望を燃やしている私からすれば関西はどうみても地勢的に歴史的古さからもオリエントだと思いますよ(笑)。そうった面から見れば大阪では堺市の竹山修身市長は面白い。とにかく現場主義で実情を見られる方で久々に大阪に出てきた本格的な中身のある政治家だと思います。橋下さんの最大の功績は竹山修身を見出した事だと思います(笑)。竹山修身みたいなのが消えたら大阪はお終いでしょう。橋下さんかそれに匹敵するタレントみたいな候補者が出てきてもおかしくない都構想を躓かせた遺恨である次期の堺市長選は再選させ、口先ではない実績面から説得力を打ち出し、最終的に府知事辺りに担ぎださないといけない。話はそれましたが、とにかく都構想の参加と自治を特別区での分配面により限定し、まちづくり全般といった事業全体の経営面からの参加と自治を廃する大阪都構想は実施しても、成功させるにはガバナンスの為に都の官僚機構にコストがかかると言うのは参加と自治が必要という過去のこの原則から当然導き出される。だから先行する東京都は中央に政府がありそこに一極集中し金を集めてるからガバナンス成り立つ。だが先行きはどうでしょう?仮に目先は成功しても肥大した官僚機構は様々な問題を生むのは直近のソ連を見てもEUを見ても明らかでしょう。わが日本では首都への一極集中がどんな弊害をもたらしているかは藤井先生や三橋さんが痛いほど理解されている。大阪には東京の様な、そんな莫大な金を集める基盤はない。大阪湾で半永久的に枯渇しない石油でも沸いて莫大なオイルマネーでも入れば別ですが(笑)現実的に大阪市のまま、その内部を出来る限り組織分割して可能な限り自治と参加を推進していく、平松市政化で行われていた事が非常につまらないですがコスト面も含め様々な制約から見て現実的に正しいでしょう。仮に大阪を一つの自治体にまとめるにも道州制をやるにも行政を肥大化させず、かといって不足するガバナンスをきかせる為のリソースを確保するには強力なボトムからの参加と自治が必要だと言う事です。都構想では大阪は参加を自治を廃すれば大きくならざるをえない行政を支えるコストも払う体力もないし、であれば参加と自治が無い分崩壊は自明でしょう。といっても平松市政下のその進め方もかなり問題があったのは、国会議員や府議とは違い、より楽と言われている、あの柳本顕を代表とする市議のレベルの低さでは明らかでしょう。私も平松市政の呼びかけを知って、ホイホイ参加し、それで実情を知って投げました(笑)。迷惑だから関わりたくないとぞっとするレベルです。具体的に言えば市民を市政というか橋下節を借りれば中之島一家の為に無料で都合のいいボランティアとして使う感じですね。要するにスモールガバメントを前提にしている訳で別に目新しい考えもある訳でもなく、戦略性もなく、末期の消耗戦をやる戦闘要員として、硫黄島で玉砕せよと赤紙出すようなもんです。ひたすらコスト削減となればそうならず得ないでしょう。もう、自治体と言う組織全体をどの様に経営していったらどうかもわかず、どうすればわからなくなっているよ、こいつらと見て話して怪談のように背筋が怖くなりました。自治体の経営モデルと相似の都市の管理はむりでしょう。市民協働だとか言って呼びかけて来る本人達に必死さが感じられない様な事に指摘で忙しい一般のそれなりの人間が応じると本気で考えてるのか、なぜ皆、東京にいくのか考えてほしいですね。やる気はないけど、誰かにまかせて自分は楽しようと言うのが見え見えです。少なくとも私がここにつべこべ書くのは藤井先生や三橋さんが、もうあれな人だと思うぐらい必死だから書くわけで、そうでない方に関わりたくない。そう言うのは伝わってくる。だから、もっとまじめに必死にやらんと市民の怒りで人事と予算が奪われ市政運営がのっとられ市が解体されるぞと警告したら、その後、見事におおさか維新が出て来た。まあ、大阪都構想どころか道州制構想もやめて市町村も廃して、参加と自治をしないで日本単位で統合して出来ればそれが一番いいんですが現実には維持運営は不可能です。だから人は物理的、精神的なイノベーションを行い参加と自治を実現して来た。国だろうと大阪都構想の規模ですら同じです、分割して参加と自治が必要なのが現実です。その為に国や自治体は国民や地域住民をハード的なインフラやソフト的な制度で纏めていかなければならない。まずは形だけの制度よりもその組織構成の内実が局地的な私の戦いで分断され相手組織に包囲され確固撃破されるよりも、よりも戦略的な密に統合、連携された組織戦で優位に立たないといけません。軍事で言えば戦闘教義を持つのはファランクスの時代の昔から当たり前ですが最近で言えばエアランドバトルやエアシーバトルという考え方と大ざっぱですが同等でしょう。エアランドバトルの実施には構想から20年ぐらいかかったようです。今、有る組織を壊すのは簡単でも実現するのは大変と言う事です。戦略的に組織戦を前提にしているのにEUや英国或は大阪都構想の様に行政と住民どころか、その参加者である住民や国民を分断するなんて論外です。その戦略的な組織戦を優位に行うために参加と自治が可能な範囲を見定めて、王制や貴族制の専制で廻らくなった規模の大きな組織の在り方は設計されるべきでしょう。もし組織の実態を見ずにただ単に制度だけ拡大していって参加と自治をないがしろにする、そう言う発想が正しいなら人の支配の帝国日本やナチスドイツが勝ち、法の支配の連合国が負けていなければなりません。参加と自治の促進される法の支配と自由民主主義が独裁や専制に屈してなければなりません。戦後も愚かにも連合国側のそういった価値観の違いで同様の対立が起きましたが、結果はどうか?ソ連は偉大な国で居続けましたか?今、EUはどうでしょう。これは現実で事実でしょう。もし私が事実を見間違ってるなら恐らく、日本はバブルの頃のままでいい、バブルの頃の無駄な箱モノも間違っていたバブル潰しや崩壊後の体たらくもなく、それを反省して中央統制をやめて、公を放棄した出鱈目な自由化は論外ですが、真の自由化たる、地方自治体やさらに公の志のある民間への分権を進めなくていい。藤井先生も理性を欠いたファシズム的な公共投資の暴走に怯えなくてもいい。参加と自治の実現を持ってガバナンスしていかないと国家の暴走を畏れて公共投資を抑制したい連中の意図とは逆に再び国家が暴走すると考えます。この暴走を招いた国全体のガバナンスの問題をおおさか維新は大阪市と大阪府の対立のせいにしているのはとても不見識で嘘つきだと思います。当時の自治体にそこまで権限合ったら地方分権など推進しないでしょう。参加と自治でその様な暴挙をやめさせようと言うのに更に参加が限定され参加がしにくい大阪都にしたがる連中の言う事は訳がわからない。まあ、今後、行われるかもしれないであろう大阪市内での合区や総合区にしてもこの参加と自治が可能に設計がされるかがネックになると思います。私はその辺から今の所、失敗するんじゃないかと見ております。総合区は自治体ではないですがより分割された区をさらに大きくすればそれをガバナンスするには大きな行政か、より参加と自治を実現してガバナンスするかしかありませんしね。どちらにしてもスモールガバメントな方々には行政規模を大きくしスケールメリットだけみて、行政は簡素に小さくすれば自治が自動的に実現すると言う都合のよい設定でもあるんでしょうね?私は王が手を引けば、王=行政に変わる存在が育てなければホッブズやロックの言う自然状態の万人対する闘争状態に戻るだけだと思いますし、実際EUなんかもその方向ですね。それなら災害時は災害支援から徹底的に行政は手を引けばいいんですよ、自助の自治で何とかしてくれます(笑)住民対立を煽って、自分らの組織内部でさえ最もいけない兵の結束を破壊し士気を下げる事を平気でされる方々ですからね。外に向かってはもうね。天下人はまず戦争で人を殺すのではなく、それを極力避けて皆を纏めるのが一番うまい人がなるのです。だから平和な治世になるのです。武人の常識、兵法の常道でしょう。だから私は法や法を形作る神話に続く歴史や宗教からなる文化が究極の戦略兵器であると考えております。この支援なしで前線の兵士はより楽には戦えない。故に最高の武人は憲法を畏れ立てます。歴代の幕府を開いた源氏の征夷大将軍もそうでしょう。御成敗式目

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  5. 學天測 より

    三橋さんが代弁する連中の机上の理想はわかりますがね。グローバリズム、すなわち「モノ」「ヒト」「カネ」という経営の三要素について、国境を越えた移動を自由化すると、最終的に世界は「フラット」に向かっていきますなんて口先だけの只の威勢ですね。江戸っ子の強がりみたいなものです。とても民や兵を預かる君主がしてはいけない軽はずみな発想です。数多の帝国の衰亡の原因を自分なりに研究している私からすれば、それが簡単に上手くいくならアッシリア以来の帝国主義はもっと簡単だった思います。現実はどうでしょう?大きく広がった、広大な帝国を統合する技術的、精神的な基盤がそうは都合よくありません。もし、それが今できたならイノベーションはもはや不要でしょう。ちょっと、だけすいませんが愚痴を言えば、それをうるさく言う竹中大先生も要りません。そして必要悪である夢は入りません。夢を持つ事はしんどいですしね。そういう世界では人は神仏と同等の水準ですから神仏も宗教もさえも 不要ですよ。問題はそんなユートピア世界は未だ無いのに既にあるとか出来るとして、そういった夢を持ち実現する為のリスクと取る覚悟や、しんどい事を誰かに押し付けて逃亡する誰かの夢の実現の結果による利益ばかりに群がっておいしい思いだけをしたがる連中です。夢を実現するまでの過程のガバナンスができているか、できるか?そのしんどさを背負わなきゃいけない事実から目を背けるなと言う事ですね。そう言う建設的な事をせず今を構造破壊して、再構築して誰かが築き上げた夢の結果を横取りして頂こうと言う魂胆が見え見えですよ。私もこの文章を書くのに相当勉強して実務も経験もしたその上で書いている。そういう地道な努力も無い様な日々遊んでただけの不満のうさ晴らしな連中が平気で嘘や出鱈目で同じ土俵で言論をする事を許してたら政府処か文明はいらない。そんな収奪世界はディストピア以外の何物でもない。そんなのが成り立たないのは神から知恵の実を盗んで自己正当化するアダムとイブであり聖書の創世記の最初のレベルで労働は罪で奴隷に転落し滅びる価値観と言う事で楽園追放です。そういう度を超えた必要悪ですらない収奪の悪を調停する為、政府が必要悪であれ正統性を持っている訳です。ガバナンスが出来ないからイノベーションで物理的、精神的なシンギュラリティを目指すのに今すぐできる前提で消費規制である消費税増税に代表される様な構造改革とかそれとは真逆な野放図な規制緩和をするんじゃない。そもそも、それをやるかやらないかを揉めている暇なんかない。今の状態を1ミリでも最適化していく努力で出来る事はいくらでもあるだろう。タイムマネジメントの意識の問題レベルです。別に規制緩和をしなくても現状の枠組みで今をより最適化する方法というかイノベーションというか創意工夫はいくらでもあり、その為の時間は不足している。それによって今の実態を向上させる事により、資金的時間的に余裕も出来、構造改革や規制緩和といった大規模な変更のリスクに見合うようなリターンの伴うだけの生産性の向上を齎もらたらすイノベーションというか自治の推進や推進体制の構築が可能になり、描けるし、それを実態として用意する事に至れる。最もまずいのはそういった実態の変化に重視し追従せず、頭でっかちにずっと将来先の雇用制度がこうあるべきだとか計画してやってしまう事です。まあ、ちょっと昔でも、携帯ぐらいはありましたけどハード的な技術基盤を抜きにしてソフト的な制度をいじって人の在り方だけを組み替えたって、さほど一人当たりの生産性がどうなる訳でないし、今ではうやむやになっている構造改革が目指していたであろう労働者の質的な面からの一人当たりの生産性の向上や所得の向上は実現しましたか? 三橋さんもそれは何度もここで言ってるように人間同士の比較なんてそれほど差は無い。結局、まずハード、そしてソフト的な基盤で戦略的に組織戦の成果でどれほど差をつけるかでしょう?都市化なんかその代表です。都市基盤を作った方が有利だ。まあ、これは企業も普遍的に同じでしょう。都市は昔は城塞都市で軍事拠点として、築かれた物もありますからね。現に四半世紀前に派遣制度など非正規雇用をやりましたが、ネットの世界はでクラウドソーシングなどが出てきて、今ではどうにもそういった物が実情に合わない既得権益となってるのではないかとね危惧します。AIがガンガン実用化されたら見る影もなくなりそう。先に頭でっかちにぶちあげてやってしまって、現実の世が少し進んだら実情の変化に合わないものであったと言うのは実務上は良くある失敗ケースの話で今の欧州の移民の低賃金や非正規者を移民と同等にして賃金の抑制弁にして行き詰まっている日本も同じでしょう。先のフランスのテロのように国内の不満を持つ、そういった何の変哲もない普通の層から今後、テロリストがでてくるやもしれませんね。ダッカだけでなくフランスだって、ネットの発達でテロ組織の基盤が強くなり、窓口がそこら中にあり、とても、こんな人がテロをやらかすとは思えない人が見たいな事になってるようです。とにかく消費税増税も含め構造改革や規制緩和と言うのは今の現状でとことんやりぬいてもうこれ以上実態を変えようがないと言う処でやるものでそういった時にはコンセンサスもその為の基盤の準備も自然にできていて物事は進むでしょう。車があるのに皆は走って生活しますか?逆らえないでしょう。現代版のラッダイト運動をしてもです。そういって徹底して現状の短期的な事に向き合って今をより良くしつつなんとかなるべく効率よく飯をくいながら、もっと中長期的に発展拡大するためのハード的な基盤がないから農村から都市機能を分離分業し、都市を作り、道路、鉄道、空港、情報通信といったインフラの発展を追い求め、そのハード的な発展に合わせて、更なるソフト的な基盤の設置が可能になったから王制、貴族制、民主制とそれが試行錯誤で開発、実施可能になったわけで。早熟過ぎた古代の民主制は例えその理想は正しくとしても、否定され暗黒の中世が始まります。フランス革命だってアメリカ独立戦争だって航海技術の発達の前提無しではあり得ない話でしょう。ウェストミンスターモデルの近代の自由民主主制だってメディアを通じて知識人がしっかり民衆に判断材料を示すから成り立つ。産業革命が無くては大英帝国と植民地政策は成り立たない。その英国に対抗してフランスでも革命がおこり、アメリカで独立戦争が起きた。統治には様々な複雑な要因が絡んでその時点で限界的な制約があると言う事です。帝国をガバナンスする方法で歴史上類を見えい急速発展し、パワーズ入りし大成功したのはかつての我が大日本帝国ですが、それも限界を超えてくるとやはり、おかしくなってくる。最近ではアメリカも一極となりその支配を世界に広げましたが、やはりその限界を迎えた。さらなるグローバリゼーションを進めるのにはまずAIやIOTや更なる迅速な交通機関など後に述べますがもっと自治や参加を実現できる発展が最低限は基盤に無いと駄目でしょう。スマートガバメントあるいはBIなど新しい行政の在り方も必要ではないでしょうか?だから第4次産業革命やシンギュラリティなんすよ。ぎりぎりまで現状最適化で頑張って、そういう根本から制度を変えうる様な実情を生み出して、それをベースに精神的にもいよいよもう皆が限界だと思って来る頃に大胆な再構築をしないと、リスクとリターンが見合わないでしょう。大事をなすには皆の気持ちがついてくることが何よりも大事ですよ。工業化もさしてしてないし市民も育ってないのに農民をブルジョアに見たてたレーニンの社会主義革命とその後みたいになりますよ。(続く)

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