日本経済

2024年5月19日

【三橋貴明】現金紙幣発行の仕組み

【近況】

我々が日常的に使っている
日本銀行券(現金紙幣)は、
もちろん「日銀の借用証書」なのですが、
普通の人はその手の認識はしない。

普通の人は、貨幣について
「初めから存在しているもの」
と考えていることでしょう。
だからこそ、
「おカネを増やすには
どうしたらいいのか?」
という問いに対し、
「働けばいい」と、答える。

働き、給料をもらった場合、
確かに働いた人のおカネは増えます。
反対側で、
給料を支払った人のおカネは
減っている。
おカネが支払い手から
受け手に移動しているだけで、
「増えている」わけではないのですよ。

ならば、おカネの総額を増やすには
どうしたらいいのか。

誰かが
「負債を増やす=借りる」しかない。

また、現金紙幣については、
もちろん日本銀行が印刷しているのですが、
その流通経路はどうなっているのか?

実は、市中銀行は
いきなり日本銀行から
現金紙幣を受け取るわけではない。
日本銀行も、
いきなり現金紙幣を印刷しているわけではない。

今週のメルマガでは、
現金紙幣発行の仕組みについて
取り上げました。
ぜひ、ご登録下さいませ。

◆メルマガのFoomii配信を始めました。
現金紙幣発行の仕組み
https://foomii.com/00305/20240518090000124236

◆時局2024年6月号に連載
「三橋貴明の経世論第86回
財務省の詐欺統計」が
掲載されました
http://www.jikyokusya.com/

◆経営科学出版から
「歴史教科書が教えてくれない
聖徳太子の英雄物語」が刊行になりました。
https://in.38news.jp/38nike3_980

◆経営科学出版から
「経済大国ニッポンの不自然な没落
なぜ、「信じられない衰退」は現実化したのか」
が刊行になりました。
https://in.38news.jp/38botu_teika

◆メルマガ週刊三橋貴明Vol785
現金紙幣発行の仕組み
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
実は、日本銀行の貨幣発行は
「現金紙幣の印刷」から始まっている
わけではありません。
日銀が初めに発行する貨幣は
日銀当座預金なのです。

◆メディア出演

三橋TV、続々公開中です。

儲かる警察!儲かる自衛隊!を
主張する人たちが
経済を理解していない理由
[三橋TV第859回]三橋貴明・saya
https://youtu.be/cySaDE2TILY

「止まらないヨーロッパの凋落」
なぜ保守派が対米従属に陥ってしまうのか?
[三橋TV第860回] 佐藤健志・三橋貴明・saya
https://youtu.be/R7mFrL4fPig

「政府による投資は国の借金…?」
日本経済はもう成長できない?
1枚の図が示した財務省の大罪
[三橋TV第861回]三橋貴明・saya
https://youtu.be/FaYRGPIjr_Q

特別コンテンツ配信中。

【徹底解説】
能登半島地震で判明した政治家の闇
~40年以内に訪れる日本崩壊シナリオ~
https://youtu.be/fq0pYCSzo90

日本は経済成長していない。
確かにその通りです。
ならば、日本経済を成長させるためには
どうしたら良いのでしょうか。
日本経済の成長に
本当に必要な指標、考え方、
そして政策を、
わたし、シンガーsayaと共に
学んでいただくのが
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第二巻」です。
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三橋貴明&saya
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https://keiseiron-kenkyujo.jp/economics/

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5月18日(土)、
三橋経済塾第十三期
第五回対面講義が
開催されました。
https://members13.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=2119
ゲスト講師は施光恒先生でした。
インターネット受講の皆様は、
しばらくお待ちくださいませ。

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【島倉原】積極財政と原発問題

【三橋貴明】現金紙幣発行の仕組みへの1件のコメント

  1. 利根川 より

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     積極財政議連や財政政策検討本部について「ガス抜き」などと評する「バカ」が少なくないですが、悪いけど民主制とはこの程度のシステムなのですよ。正しい意見が通るとは限らないというか、通ることの方が珍しい。

     ガス抜きと酷評されようが、意見を出し続けることで、世論が変わる。多数派を取って、初めて政治を動かせる。多数派を採るためには、ガス抜きだ何だと言われようが、意見を出し続けなければならない。

     黙っていたら、何も変わらない。世界は、沈黙しているお前を救ってくれるほど、優しくはないよ。世界はお前のママではない。

     変えたいならば、意見を叫ぶ以外にないんだ。いい加減に、この現実を直視しろ。

    新世紀のビッグブラザーより

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     20年間意見を出し続けてきた三橋さんが言うと重みが違いますね。実際、昔は政治に興味がある層ですらプライマリーバランスという言葉すら知らなかったし、税金は何かの財源にするために徴収しているものではないのだと言っても誰一人理解できなかった。そもそも、当時は中韓批判ばかりで国民生活に目を向ける人自体が少なかったですからね。それを長い年月をかけて政治家や有識者にここまで(積極財政派閥ができるまで)浸透させたというのは驚異的な我慢強さです。今では森永康平さんのように政治家・有識者以外の一般人にまで知識を届けようという試みも行われるようになりました。

    三橋さん「 変えたいならば、意見を叫ぶ以外にないんだ。」

    続けることって大事なのね。
     「ガス抜き」が気に入らない方々は、じゃあどうやって「需要不足の時の緊縮増税」を改めさせるつもりなんでしょうね。革命でもやるつもりなんでしょうか(苦笑い
     自称保守から「左巻き」などと言われる「れいわ新選組」ですが、地道に支持を伸ばして”他の野党がれいわを無視できない議席数”を目指すことで積極財政を他の野党に広めたいという街頭演説を聞いたことがあります。まあ、保守から「左巻き」と言われる政党ですら暴力でひっくり返そうだなんて思っていないんですよね。
     いや、本当に「ガス抜き」が嫌な方々はどうすればいいと思っているんですかね?というか、ガス抜きが嫌な方々は積極財政への転換にどのような貢献をされているのでしょうか。キニナッチャウナ~

    ところで、

    ザイム真理教「将来世代のためにも消費税は増税すべき」

    ふむふむ、緊縮派の皆さんは将来世代への関心が御高いご様子。であれば、

    積極財政派「将来世代のために最高益を出している企業の法人税を増税すべき」

    これにも賛成してくれますよね(ニタニタ

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