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2024年2月4日

【藤井聡】戦後最大のタブーに斬り込む書籍、『過剰医療の構造』をこの度発売しました。是非、ご一読下さい。

この度、当方編著の書籍、『過剰医療の構造』を発売いたしました。

『過剰医療の構造』


https://www.amazon.co.jp/dp/4828426019/

この書籍が取り扱う「過剰医療」とは、「治療のやり過ぎで、かえって不健康になる」というような治療行為です。

ホントなら入院しなくていいのに、入院させられて、かえって不健康になる
ホントなら薬なんて飲まなくていいのに、薬を飲まされる、かえって不健康になる
ホントなら手術しなくていいのに、手術されて、かえって不健康になる

というのが日常的な医療現場に蔓延しているのです。

おそらく、読者の皆さんもそういう心当たりがおありではないかと、思います。

当方が過剰医療の存在に初めて気付いたのが、かの社会保障大国・スウェーデンに一年間留学して暮らしていたころでした。

その一年間、何度も病院の御世話になることがあったのですが、その時の医師の診察・治療方針が、日本のそれとはまるで違ったのです。

日本なら「また来週来て下さい」と言われることが確実な状況でも、「2ヶ月後でいいですよ。もし何かそれまでにあったら、連絡下さい」と言うだけ。そんなんでホントに大丈夫なのか…?と思いましたが、ホントに大丈夫でした(笑)。

日本なら、「2,3日入院していきましょう」と言われることが確実な状況でも、同じく「はい、もう今日の夕方には家に帰っていいですよ」と言われたりしました。繰り返しますが、ホントにそんなんで大丈夫なのか??と思いましたが、全くもって大丈夫だったのです。

こうした経験をスウェーデンで繰り返している内に、「日本の病院ってなんて親切なんだ…」と思いましたが、逆に言うと、「あれ、ひょっとして、日本の病院ってちょっとやり過ぎ(過剰)なのかなぁ??」なぞと感じていたのです。

そんな日本の過剰医療の「疑い」が「確信」に変わったのが、かのコロナ禍の、(医師、厚労省、医薬品メーカー、保険会社を全て含めた)日本の医療業界の態度でした。

あの頃、何度も何度も繰り返されたのが、次のような現象だったのです。

ホントなら自粛しなくていいのに、自粛させられて、かえって国民が不健康になる
ホントならワクチン打たなくていいのに、ワクチンうたされて、かえって国民が不健康になる

この当方の疑念が本当なのかどうかを確認するには、やはり医療の専門のプロの医師達に聞くのが必要だと感じ、当時、当方は、当方の個人的な同級生やら、同じ大学(京都大学)の医療系の先生方や、様々に発言しておられる医師の皆様方に、何度も何度もお目にかかって、様々な声、情報、見解を集め続けました。

そして、当方が辿り着いたのが、

「日本の医療業界は、医師、病院、医薬品メーカー、保険会社等の『金儲け主義』が蔓延しており、過剰医療が当たり前のこととして繰り返されている」

という<実態>だったのです!

そして当方はこの<実態>を一人でも多くの国民に周知しなければ、医療業界の金儲け主義のために、国民の健康が失われ続け、国民がますます不幸になる、しかも、その過剰医療によって、日本の国富が医療業界に吸い上げられ続け、日本の衰退はさらに過激に加速してしまう、と深く認識するに至りました。

かくして当方はまず、表現者クライテリオンで、同名の特集号『過剰医療の構造』を企画、刊行するに至りました。

刊行するにあたっては、医師を中心とした医療業界の関係者9名の先生方の協力を得て、彼らに、現下に行われるワクチン投与が如何に「過剰」か、薬品が如何に「過剰」に投与されているのか、医師達の中にどれだけ恐るべき「金儲け主義」が蔓延しているか、一般医師達の常識において如何に患者の健康や幸福が軽んじられているか…という実態を赤裸々に「告発」いただきました。

お陰様でその特集号は、普段のクライテリオンよりも話題となり、より多くの国民の皆様にお読みいただくことができました。

しかし、「雑誌」は、一定の時間が過ぎると、市場に流通しなくなる、という宿命があります。

それでは、「過剰医療」の実態が世間に十分周知できない…そう考えた当方は、これを書籍の形で、半永久的に保存しなければならない、と考えました。

ついてはこの度、クライテリオンの特集号に掲載頂いた先生に改めてお伺いし、彼らの原稿を書籍に掲載すると共に、当方からこの「過剰医療」問題の全体像を俯瞰する書き下ろし原稿を加えて、この度、『過剰医療の構造』を改めて書籍として刊行する事となった次第です。

また、今回の書籍では、ワクチン、そしてコロナウイルスに関する、医療業界にとっての「不都合な真実」を、学術論文やメディア上で発信しすぎたことが原因となって、大学の准教授の職を追われる事になった、京都大学の宮沢孝幸先生と当方との対談を掲載いたしております。

その対談では、大学を追われる事になった経緯や、その件に対する宮沢先生の現在の思いを語って頂いております。

日本の政治に僅かなりともご関心の方には是非とも、本書

『過剰医療の構造』
https://www.amazon.co.jp/dp/4828426019/

をお読みいただきたいと思います。今まで殆ど言論界で取り扱われることの無かった、日本の深部にある深い闇の存在に、是非ともお気づきいただきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願い致します。

追伸:この「過剰医療」問題に深く斬り込んでおられる医師のお一人、長尾宏和先生と、下記日時にて、シンポジウムを開催します。2000人の大ホールを用意いたしました。是非とも一人でも多くの国民の皆様にご参加頂きたいと思います。是非、ご参加下さい!

シンポジウム「新型コロナと政治」
~消えたコロナ対策費77兆円の真実~
出演:藤井聡×長尾宏和
日時:2024年 2月25日(日)
13:00~15:40(開場12:00 )
場所:神戸文化ホール 大ホール
※15:40閉演後に書籍販売とサイン会を予定しています
※前売り2,000円(※1月中のお申込限定1,800円)  当日2,500円
※10:00から『レターパック裁判~勇者の証~』映画の上映会(無料)も開催
https://nihon-change2024-2-25.peatix.com/

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【藤井聡】戦後最大のタブーに斬り込む書籍、『過剰医療の構造』をこの度発売しました。是非、ご一読下さい。への3件のコメント

  1. 財務省攻撃の次は医療攻撃ですか?生体実験毒チンも追及してくださいよ より

    関西人で反維新の教授なら人●し維新の大阪府市病院統廃合を御存知でしょう、
    医者も全てが賢人では無い、大学教授も同じ
    貴方の専門は土木工学、
    反維新関西人なら万博資材人員を能登半島にまわせが先でしょう。
    医療はタダとやって来たのは棄民党、
    土建国家やって来たのも棄民党、
    土木工学棄ててジャ一ナリストになるなら
    売国アべの諮問辞職に続き京大教授も
    辞職されては如何?

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      1. 軍事予算43兆円には触れないのですか? より

        財務省攻撃PB崩しが難航すると
        医療費40兆攻撃ですか?
        ワクチン売り付けてるのは軍産薬複合体、TPPFTA締結したのは貴方が参与してた売国奴アへ時代、拒否するとISD巨額賠償金ですよ。
        コイツラ糾弾するか、
        それとも
        コロナもワクチンも飲んで応援する方法考えては如何?

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