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2021年7月20日

【室伏謙一】身を切る改革派の伸長?―兵庫県知事選を考える

From 室伏謙一@政策コンサルタント/室伏政策研究室代表

 7月18日に投開票が行われた兵庫県知事選挙、新人による争いとなりましたが、25万票以上の大差をつけて、元総務省、元大阪府財政課長で、自民党と日本維新の会が推す斎藤候補が当選しました。

 自民党が斎藤候補を推す一方、地元兵庫県の自民党議員団は元副知事で井戸知事の後継とされる金沢候補を推すという自民党分裂選挙となり、色々言われているわけですが、読者の皆さんが特に懸念しているのは、当選した斎藤候補と日本維新の会の関係ではないでしょうか。まるで日本維新の候補が勝ったかのような言われ方をすることもあるようですし、大阪と同じようなことが起きるのではないかとか、ホント懸念は尽きないと思います。

 しかし、端的に言って斎藤候補の当選に政党としての、政治勢力としての日本維新の会を結びつけすぎるのは事態を見えにくくするように思います。組織力では圧倒的に自民党の方が優るところ、どうやらそこに日本維新が乗っかったと考えた方がいいようですし。

 それよりも問題は、斎藤候補の主張。特に当選してから何を真っ先に言い出したかと思えば、なんと、給与の3割と退職金の5割のカットに、公用車としてセンチュリーに乗るのを止めること。

 前者は貨幣論、経済財政観を誤った単なる緊縮ポピュラリズムの発想によるもの、後者は単なる人気取り、話題作りのためのものですね。首長による給与等のカットという主張は今に始まったものではなく、そうした頓珍漢な話は枚挙に暇がありませんが、歳出カットと同じというより、当該地公体に回るお金が減るということ。つまり県内GDPが減るということであり、県を貧しくすることに他ならないわけですが、そんなことも分からないのでしょうか。

 まあ退職金を廃止と称して、実は月額報酬に付け替えていたという事例もありますが、斎藤候補、そうしたことに考えが及ばない真面目な性格なのかもしれませんが、いずれにせよ愚策以外のなにものでもありません。本当に県のこと、県民のことを思うのならば、給与や退職金は、しっかり兵庫県内で使いますと宣言すればいいと思いますが。(今からでも遅くないですよ。)

 この首長の給与等カットがいいことという風潮、これは悪いものである、自分たちの首を絞めることにしかならないという認識を広めて、止めなければいけませんが、今回のような注目選挙でこの話が出てしまたことで、今後もウケるため、当選するために真似する輩が出てくるでしょうね。

 「首長の給与等カット」=悪という認識を是非広めていただきたいと思います。

 センチュリーの話は・・・43歳の自分が乗る車としては分不相応なのだそうですが、年齢で乗る車が決まっているわけではなく、知事という地位に、職に付随してそうなっているのですし、公用車には公用車なりの利便性がありますし、買い替えなければいけませんし、乗らなくなったセンチュリーは払い下げることになるのでその手続も必要。元役人ならそれくらい分かってるはずですがねぇ・・・

 そして、斎藤候補の意気込み。「今までにない発想や手法で県政運営をしていく。」んだそうです。「今までにない発想や手法」って何なんでしょうね。まさか民営化とか売却とかコンセッションとか、既に諸外国で失敗が明らかになっている手法とか、インフレ時に活用する手法とか、夏炉冬扇みたいなことはしないと思いたいですが。これは要注意、要注目です。間違ったことをやり始めたら、すぐに批判の声を上げましょう。

 まあ常々私が言っているように、首長とは行政の長であり、その性格は行政官でなければならないわけですから、その意味では斎藤候補は適任だと言えます。地方行財政にも通じているはずですし、勢いのいい言葉や人気取り、その場の思いつきで県政を、県民を振り回すことなく、県政の実情を踏まえて、職員や県議等の話をよく聞いて、県政に携わってもらいたいと思いますね。せっかく兵庫県知事が旧自治系→旧自治系、神戸市長も旧自治系なのですし。

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【室伏謙一】身を切る改革派の伸長?―兵庫県知事選を考えるへの13件のコメント

  1. とすくん より

    いやほんと、またしてもカイカク派?兵庫県に住むいとこの子なんて大阪の維新騒ぎをバカにしていたんですけどね…果たして兵庫都構想なるものが仕掛けられないか不安です。

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  2. 大和魂 より

    何はともあれ第一声の所信表明からして、このザマですから兵庫県民の希望や期待は、ある意味三日も経たないうちに無惨にも打ちひしがれた感覚を覚えられたものと解釈しております。

    それからそれにもまして各地の首長のスキャンダルを吹聴しているメディア関係者の選別の度合いこそ言語道断ですよ!

    特に大阪市の松井一郎の愚劣なパワハラや北海道の鈴木直道の醜態には一切報道しないメディア関係者の下劣な実態は、日本国民をバカした、あるまじきそのものですし、歳費を返上した河井夫妻や菅原一秀や話題で免職になったキャリア官僚の二人も結局は、日本会議とか読売グループとか日本財団とかパソナなどの援助を受けることは周知になる可能性は極めて高いですから対案とかのレベルではないですよ。

    また、永田町では財務省との猿芝居をやってのける西田なんてのが存在しているから隅にも置けないですし、或いはドショウ宰相の正体も浮き彫りになりましたから、永田町の住民の野田性はカスばかりなんですね。

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  3. この世は既にあの世 より

    政治家には期待出来ないので、政治家の生産性や付加価値を県民が認めた上で給与を成果主義によって上げればいいと思います。

    何も労働者ばかりが生産性だの付加価値だのと言われる筋合いはありませんので。「給与は何でも最初安いんやで」を政治家にも叩きつけたらいいと思います。

    どうせ誰がやったって同じなのですから、政治家の報酬は最賃でいいとさえ思いますね。

    ところで最賃は人権問題、福祉問題ですよね。日本はもう経済的には10年前には終わりを告げたんで、後は個人が各企業と交渉し条件が合わなければ無感情にドライに辞めて行く時代です。

    何か他人の高い給与や既得権益、または他人の企業を守ろうなんて誰も思ってはいません。

    飲食店への補償もどうなんでしょう、自民党政権の失政が原因でしょうが、それなら過去に被害を被った人々へも賠償すべきですね。

    それがベーシックインカムです。コロナで大騒ぎした業界だけベーシックインカムをやるなんて不公平といえば不公平です。

    経済成長は言葉通り経済成長であり、そこに分配の意味は含まれてませんが、マクロを言うことによりミクロを誤魔化し、マクロ数値で結果が出せばミクロな個人を放置出来ますし、ミクロに自己責任論を投げ付けることも可能になりますよね。

    だからいいんです。マクロ政治家学で。結果も出さない輩は給与が安くて当たり前。政治家が成長してからじゃダメなんですか?何故今、政治家の給与をあげなくてはならないのですか?

    みんな我慢している、みんなやっている、1日1000円で生活出来るでしょう?だから月に3万円あれば十分ですよね?タバコは贅沢品だからやめなさい。月に家賃含めて10万円あればお金要らないですよね?交通費はウチは支給してません。軍手と筆記用具は自腹で用意して、と、

    そう言ってやればいいんですわな。

    貧乏人の気持ちなんて貧乏を10年は経験させなきゃ分からんでしょうな。「やられたらやり返せ!」これは基本なんです。

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  4. 庶民は能書きでなくレトリックを求めている より

    室伏氏はいつも要点を逸らさないですね。それにきょうのエントリーもキレッキレ。取材を誇ってみせる某ジャーナリストの下手な選挙分析より、余っ程ためになる。

    ほんとうは庶民を心底軽蔑していながら、その実、庶民から喝采を浴びたくて、軽蔑しているはずの庶民に思いっきり媚びを売る人が、いま政治家にも学者にもいっぱいいる。そうやって国を売るような政策に平気で手をつけたりデマを飛ばしたりする。

    彼らは共通して慇懃という特徴がある。過剰なほど言葉づかいが丁寧。読売巨人軍のホーム戦でたまにお見かけする福田康夫元総理あたりなら育ちのよさだろうなってすぐわかる。けど、男でも女でも変なのいるじゃない。私らの前ではそんなでも、国に帰ったら花登筺の『細うで繁盛記』に出て来る正子みたいな口きいてんじゃないの、って思いたくなるのがさ。その不自然なあたりにすでに底意があるんじゃないのか、って勘ぐってしまう。

    もちろん言葉づかいは大事だし、折り目ってもんがある。でもいまの彼らの話し方は異常だよ。陰影も奥行きも感じられないし。「いまァ、日本の政治はァ、大きな曲がり角に来ていまーす」語り始めからしてみーんなこの調子。室伏氏の言う通りだよ。身を切って見せますって餌チラつかせるばっかり。どうせ覚悟を口にするんなら、人身御供に立ちますって堂々言ってごらんよ。

    皆さんはもう頑張らなくていいです、不肖この私が頑張ります、面倒な仕事は多少脛に傷ある私に任せて下さい、皆さんが嫌がることを私と身分の保証された職員とでやっていきます、その代わり、規定のお給料はいただきます、びた一文まけません、でも私がもし途中で倒れたら、すみませんが妻や子のことよろしくお願いします、そして出来れば私のこと、私のやり遂げようとしていた仕事を忘れないでほしいんです、名誉と引き換えに私は人身供養に立つ覚悟です、かといっていきなり後ろから来られても困るんだけど、って笑って言ってごらんよ。庶民は能書きじゃなくて日本人の修辞、レトリックを求めているんだから。

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  5. この世は既にあの世 より

    いくら言っても改革と根性論、精神論でずっとやって来たんですから、従来の昭和の成功モデルはもう無いです。

    平均以上の年収があるのなら、そういう他人の給与を心配してあげる必要はありません。

    便所そのもので日本人の敵である老害御手洗もM&Aやるとか言ってますし、やはり消費税減税と賃上げ、ベーシックインカムのセットが必要です。

    老害は御手洗だけではありません。パンダのコヤツも別の意味で老害。

    榮太郎と安倍話で盛り上がり、嬉しくて仕方なかったパンダ「いいですか皆さん、男女平等とか格差是正とかそんな事ばかり考えて唯物史観になってはダメですよ。スターリン毛沢東主義者の元俳優が嘘泣きしているでしょう?馬鹿が全国回ってます。騙されてはいけませんよ。西郷南州郷、ニッコリ笑って特攻隊は行ったんです。

    安倍さんは外交は大変上手くやってますね。西部先生、安倍マリオは世界的には評判が良かったんです。便所論で安倍しかいないでしょう?

    安倍救国内閣なんです。NHKはサブリミナル効果で安倍の顔を黒く映したんです。小泉さんの時は違っていた。

    稲田さん、安倍がいる限り米国へ行っても無駄ですよ。安倍しかいないんですから。

    我々は自民党がダメだからといって、日本共産党を支持するわけには行かない、かと言って民主党もダメだ。

    私達は国柄、皇室、許すマジ反日勢力と戦うんです。安倍が日本だ!

    私は藤井さんの国土強靭化にも賛成してますよ、しかし安倍しかいないんです。

    今の高齢者は元気なんです!大震災の時にも高齢者軍団で物資を運びに行きましたが現地で断られました。

    我が世の春です、皆さん、食べて呑んで歌って忘年会しましょう。

    私をヤレるもんならヤッてみろ!

    えー、私は西村眞悟氏から批判されてしまいました、人間のクズやと。一体私が何をしたんだろう?

    首相官邸前集合!色々あるけど頑張れ安倍政権!」

    ↑日本が滅茶苦茶になったのはコイツのせいです。

    それなのにシラーっとして「安倍は日本を滅茶苦茶にしてくれた。皆さん、安倍で終わりにしましょう、懲りたでしょう。」と言いながら「親中派許すマジ!2階落選運動そいやそいや!」であります。

    「自民党にもいい議員もいます!」「馬鹿がいるでしょう、共産主義の馬鹿が、若い女性が皆んな騙されて、何が平等だ、金だ、そうじゃない!国柄、仏教、皇室、命も要らず名も要らず、俺が日本だ!保守だ!愛国者だ!」

    ↑何度騙されても学ばない馬鹿、それがパンダという高齢者である。

    またパンダの子分の三輪「ああ、そうですか、じゃあ割り勘にしましょうと言ったら女性の顔が変わりましたね」「そんなに団塊の世代ってズルい?そうかなあ?」

    富岡幸一郎「団塊はズルい!私だってね、団塊のクソ野郎となんか飲みたくないんですよ、それなのにさ、この前貸した千円持って来てね、なんて電話して来て言いやがってさ、多分ね、団塊は女の子には奢っていい顔するんだよ」

    積極財政もいいですが、直接金を国民に配ってくれないと、団塊の世代のせいで誰も本気で政治や企業や他人に協力なんかしませんよね。冷めちゃってるんで。

    それと何か小山田氏が非難されてる様ですが、興味が無いのでよく知りませんが、程度の差はあれ昔は暴力は日常茶飯事でした。先生、親からは問答無用でしたね。先生からは先ずビンタが飛んで来て、木の棒で脳天をかち割られ、次に蹴りを入れられ、倒れたところを棒で殴られ蹴りを何発も食らう。「やる気が無いなら帰れ!出て行け!舐めてんのか!おう!」これが昭和の教育です。

    親からは竹刀で100叩きの刑で尻は竹刀の傷跡。頭はスパイクで殴られる。

    陰湿な虐めはあまりなく、たまにタバコの焼印がある程度。プロレスが流行っていたので真似事ですが力が無いのでバックドロップは無理です。女性同士もヤキが酷く女性を部室などでリンチして骨折、車椅子送り。後輩女性は女性の先輩が廊下など通ると立ち止まり、気を付けをし、「こんにちは」と頭を下げなければ女性の先輩からヤキの対象になるという時代。

    九州のバース山之内の後輩へのケツバットの音に同級生は驚いたそうです。

    そういう私も喧嘩で顔面蹴られて、鼻筋が少し曲がってますし、歯が少し欠けてます。拳は殴って相手の前歯に肉を削られて小さな傷痕があります。

    先生には脱色した髪の毛掴まれて、鼻血が出るまでビンタはしょっちゅう。先生の叱る時の言い方「おう?キサン、解っとうとか?おう?なんしようとかお前?まーだ、解らんとか?舐めとうとか?キサン、コラッ」です。

    私らは幼少の頃より叱られ血を流して身を切って来ました。「血が出るまで叩いて解らせる」これが日本の伝統教育ですから、高齢者もシナ人も政治家も叩いて解らせるしかありません。そう教わったはずですから甘やかしてはなりません。

    障害者は周りにはいませんでしたので分かりません。

    モノを投げ合っての夫婦喧嘩、宗教の勧誘、飲酒運転も日常茶飯事、滅茶苦茶だけど今より社会秩序が守られていたような時代でしたね。

    私も転校生でしたから虐められそうになりましたが、頭と根性で虐められなくなりましたね。スポーツや勉強をそこそこ出来る様になって喧嘩に勝つ事ですね。

    なので、尖閣問題に目を向けた場合、憲法やヘタレ理論など関係無く、舐めた中国公船は撃沈が正しいのです。

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  6. ばかだなあの世は より

    政治を舐めてアナーキーに走ったら、底辺民はBIですら手にできなくなる。それが新自由主義の最終目的なんだよ。頭使えよ頭を。新自由主義政府はBIを手にする者、要りませんと断る者とで揮いにかける。新自由主義政府は前者を決して生かしはしない。しかも勝手もさせない。何なら他国に売り飛ばしたって構わないと思ってるさ。特に独身者で無学、親の面倒も見ない職歴もないようなクズは真っ先に棄民対象。どうせヒマこいてんだろうから同郷の松本清張でも心して読んでおくといい。いい齢こいて甘いよお前。

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  7. 日本晴れ より

    >前者は貨幣論、経済財政観を誤った単なる緊縮ポピュラリズムの発想によるもの、後者は単なる人気取り、話題作りのためのものですね

    こういうメディアに迎合する政治家はもういい加減にしてほしいです。メディアに人気取りする政治家ってロクなのが居ないけど
    ほんとどんどん緊縮や貧困化する事を正解の政治みたいにいう奴やメディアはロクな奴じゃない そういうメディアに乗せられる愚民もそうだが

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  8. 赤城 より

    組織以外はまあ印象だけで投票する人が大半で、
    このどん底中のどん底にある日本経済と庶民の困窮化によってとにかく現状をどうでもいいから変えたい心理の中での選挙だったので、
    旧知事派のような守旧候補と若い詐欺的新鮮なイメージの維新候補とではやはり結果は目に見えていた。
    これで関西における維新の独裁的政治が一段と強くなることが確定した。
    関西の長期的没落は決定的となり、兵庫も道連れに道州制の成立も視野に国家売却の最新鋭の舞台となり、庶民の生活は他地域よりもずっと早く悪く衰退貧困化していくだろう。
    どうしたところで無知蒙昧な投票による結果を避けられないことが日本の民主政治の救いがたい欠落だと思わざるを得ない。
    政治の結果を検証しそれを知らせるような制度でもなければ、こんな属国スパイ天国の国家には改悪しかなく希望ある未来などありえない。

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  9. 愚民政治最強維新神戸は西村 山口組 パソナの根拠地だろうが より

    小井戸も空港土砂利権のワルだったがコイツは落ち目吉村松井ハシゲに続き大規模IRや神戸大阪万博拡大関西連合スーパーシテイでもっと民営化進めるぞ。正規公務員大幅減、明石海峡大橋値上げ 神戸港税関縮小 海外船舶入港規制緩和
    神戸が山口組 パソナ 西村康稔の利権根拠地である日本最悪の外国人特区 植民地になる可能性大。

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  10. 拓三 より

    最近あまり拝見してなかったけど、新手な手法でのメルマガ潰しのコメント多いなw

    そもそも自民に期待したらアカンよ。安藤氏の件でも解った様に支持者達がそっちだから しゃーないよ。民主主義だもの。安藤氏もそれが嫌になったんやろ…

    世間一般では室伏氏が仰有る様なバカばっかりよ。
    「ちょっと経済知ってます」的な臭いを醸し出してる人ほどバカ多い。
    暇なとき、ちょっと反論したったら、黙り混んで話変えよるし。
    後で何か ほざいてるみたいやけど、私の前にはそれ以降現れへんw 会ったらシバクけどw

    そんなヘタレばっかりよ。昔っから。日本人って… それを受け入れて物事考えなアカンかなと最近つくづく思うのよ。(別に私が考える必要ないけどw)

    ただ女性が生き辛くなる社会になるよ…

    女性の皆様に解って欲しいことは左(革新)は男の思考だから! 男に操られない様に! 

    最近、西部進の最期の気持ちが理解出来る今日この頃で御座います。

    右51 左49 ではなく右49 左51 だったら西部氏も死ななくて良かった様に思います。

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      1. ちょっとだけつきあってあげるよ より

        やだあ。古株ぶってマウント取りに来てるの? おじさんなのにかわいいね。そっか、さみしくなっちゃったんだ。でもさ、女子の味方ぶる男子って警戒されるだけだから、やめといた方がいいと思うよ。

        そうやってふだんから竿にぎってばっかで、なんか彼女いなさそうだね。あ、わたしはだめだよ。夫も子どももいるもん。さっき三者面談おわったとこ。ううん、うちの子の面談じゃなくてうちのクラスの。そう、わたし担任。

        ねえほら、ここはもういいからさ、あっちに戻ってお魚でも釣って来なよ。なんか釣れてるみたいだよ。ああ、ごめん。あなた確か釣る方じゃなくて、クライテリオンに一本釣りされた人だったっけ。

        うーん。しおかぜ、気持ちいいね。

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  11. たかゆき より

    身を切る 覚悟 ですか、、

    そんなに 身を切るのが お好きなら
    さっさと 馘首されては いかがかと

    彼らにとっての 「身」とは
    己ではなく 他人様(たぶん)

    そして その 切り口から
    生き血を すする、、、

    そういう鬼畜に 私もなりたい
    ほぼ なりつつあり ます けど ♪

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  12. 利根川 より

    第420回三橋TV 室伏謙一さん回 視聴しました

    かなり重要な情報が解説されていたので、是非とも多くの人に視聴していただきたい。
    というか、本来は新聞やTVなどそれで収入を得ている人達がやらねばならないことだと思うんですが、まあ仕方ない。

    三橋さん「2019年10月にゴールドマンサックスが日本での営業免許の取得申請を出したの」

    ※金融庁は2019年7月7日、銀行法第4条1項の規定に基づきゴールドマンサックスバンクUSA東京支店の銀行業の営業免許を行った

    三橋さん「これ、銀行法改正の直後に行われたんですね(苦笑い)」

    三橋さん「ということで、これ明らかに2019年ごろから…いや、それ以前から将来的には『銀行法を改正して非上場企業(中小企業)の株式を100%もてるようにしてやろう。それでM&A(企業の買収)で大儲けだぜ』」

    三橋さん「『丁度いいことに日本の中小企業は事業継承問題(後継ぎがいない問題)や相続税問題(継ぎたくても相続税払えない問題)で困ってる経営者が多い』と」

    三橋さん「ということで、ゴールドマンサックスは完全にそういった商売(ハゲタカ行為)に乗り出してる。これで日本でぼろ儲けするつもりなんだろうな」

    三橋さん「それでゴールドマンサックスは19年10月時点で申請出して、その後(元ゴールドマンサックスのデービットアトキンソン氏と仲良しの自公政権によって)銀行法改正の動きが始まりましたからね」

    室伏さん「そうですね、菅内閣の銀行法の改正に続く流れって言うのは昨年の『成長戦略フォローアップ』の中で明確に書かれてます。その後9月にすぐに金融審議会で銀行法改正の諮問があって…」

    室伏さん「9月に(審議が)始まって10、11、12と3ヶ月で今回のような大改正が決まる。ということは、これと(審議と)ほぼ同時並行で銀行法改正の作業も行われていたということ」

    室伏さん「つまり、これは完全に出来レース(初めから審議するまでもなく銀行法改正が行われるのは決定済みだったということ)」

    室伏さん「計画的犯行としか思えない」

    三橋さん「あの~、銀行が非上場企業(中小企業)の株式を上限なしに取得できるようになると、こういったことをやってくるようになる」

    三橋さん「例えば三橋銀行が株式会社高家に一億円の融資をしました」

    三橋さん「で、『1億円も返済するの大変でしょ?じゃあ、その借金1億円を株式にスワップしてあげますよ。もうお金返さなくていいですよ(その代わり君の企業の経営権は三橋銀行のモノだ。乗っ取り完了)』」

    三橋さん「で、M&A(経営権を取得した企業を外資とかに売り飛ばして儲ける商売)で大儲け、ということができるようになっちゃうんですよ」

    三橋さん「たぶんね、私の年代より上の経営者の方々は絶対にこれに気がついてる。これやってくるって」

    三橋さん「で、ゴールドマンサックスが日本の銀行業の免許を取得しました。この企業、デービットアトキンソンさんの古巣ですね。すごい露骨」

    室伏さん「基本的に(銀行法改正の)対象になるのが『地域活性化事業会社』というものが対象になるんですけど、地域活性化企業と聞くと何か地域のために良いことをする会社だと思うでしょ?でも違うんですよ(苦笑い)」

    室伏さん「あくまで名前がこうであるというだけで、内閣府令で定める条件・手続きが当てはまっちゃえば(地域のために良いことをする企業じゃなくても)どこでもできちゃうんですよ」

    高家さん「どんな条件なんですか?」

    室伏さん「関わってるのが弁護士とか商工会議所とかそういうところが計画を作って申請をしてなんで、要はその手続きの形式を整えればいいと言うことなんですよ」

    室伏さん「そうすると(内閣府令で定めた形式通りに申請を出すと)中小企業の株式を100%所得出来るようになると言うことなんですよ」

    室伏さん「なので、銀行はどこでも適当に組んでやっちゃえばいいと言うことになるんですよ」

    室伏さん「でも”地域活性化企業”という名前に誤魔化されちゃう」

    室伏さん「財務金融機関(銀行法改正の審議をしたところ)でも政府の参考人の金融庁の人間は『観光関係があります』とか誤魔化してますね」

    室伏さん「いや、観光関係も入りますけどそれだけじゃないでしょと」

    三橋さん「ということで、いよいよ来るべきものが来たという感じですが…諸悪の根源はデフレなんですが、さらには相続税という問題があって高齢化した経営者は自分の子供に会社継がせたくないんです、大変だから」

    三橋さん「で、もしそのまま自分が亡くなってしまうと『非上場企業の株式まで株価を計算して相続税に上乗せしてくる』んですよ、これおかしくない?」

    ※非上場企業の株式は売買できない(価格がつかない)。しかし、上場企業であればこの程度の株価になるだろうと計算した上で、その値段も相続税に上乗せされるので事業継承を行おうとする事業者の大きな負担になっている

    室伏さん「いや、本当にそうなんです。本来、非上場企業の株には価格がつかないのに無理やり価格つけて相続税に上乗せして払わされるわけですから『だったらもういいや。会社継がないで売っちゃえ』ってなっちゃう」

    室伏さん「そうすると(ゴールドマンサックスのようなハゲタカ企業が)『うちがやりましょうか』という感じで口を開けて待ってるんですよね」

    室伏さん「その為の仕組み(ゴールドマンサックスのようなハゲタカファンドに儲けさせて差し上げるための仕組み)っていうのは今回だけじゃなくって、以前から行われていた。実は2年前かな?『中小企業成長促進法』という名前で、いわゆる中小企業の事業承継の円滑化法なんですけど、これを変えたんですね」

    室伏さん「この法律っていうのは事業承継をMA(合併・買収)という形で行ったとしても従業員の雇用義務というのがあるんですけど」

    室伏さん「この従業員の雇用義務というのが8割”目標”といって達成できなくても『いいわけすればOK』なんですよ。(あくまで目標だから)」

    室伏さん「それじゃ事実上のザル法じゃないかと」

    室伏さん「となると、(ハゲタカファンドによる事業継承という名のM&Aで)従業員をどんどん解雇していって、ただ企業を転売するだけということになってしまう」

    室伏さん「こういった一連の改正は、何段階かに分けて法令を改正することによって進めてきたというのが実態(経産省所管)」

    室伏さん「この最終形が今回の『銀行法改正』と、もう一つ『産業競争力強化法等一部を改正する等の法律』」

    三橋さん「あのね~、この後の日本がどうなるのかってわかるんですよ私。外資系に勤めてたから」

    三橋さん「2000年のITバブルの頃そうだったんですけど、若い才能のある経営者とかが『長期的視点に立った社会のためになる研究開発』とかしなくなるんですよ」

    三橋さん「『短期で開発できて目立つような技術(役に立たなくてもいい)』を開発して、シスコとかIBMとかに売って自分は創業者利益を得て悠々自適に暮らすんだけど」

    三橋さん「基本的に売り飛ばされた企業というのは大企業の中の一部門になるんですよ」

    三橋さん「そうするとね、研究開発が全く進まなくなるの」

    三橋さん「なぜかというと、大企業というのは元々『短期の株主資本主義』に支配されてるから研究開発費が出せないから技術を持ってる企業を外から買って来てるんです」

    三橋さん「その研究開発費を出せない大企業の一部門になっちゃうんだから研究開発なんか進むわけがない」


    大企業は四半期決算といって3ヶ月で成果を出すことを株主から求められている。3ヶ月で利益を伸ばして利益を出したら配当金をよこせというわけだ。
    当然だが、たった3ヶ月で利益を伸ばす策など打てないので、場当たり的に研究開発や設備投資費、人件費などを削って利益を伸ばし配当金を払っている

    三橋さん「大企業に売り飛ばされた後はだいたいサポート部門になるの」

    三橋さん「(研究開発が出ないから)新たな製品とかは開発できなくなる。だから今まで売ってきた商品のコールセンターみたいな感じになって、その対応をする人だけが残って他の人はやめるか別の部署に行くかという形でバラバラにされちゃう」

    三橋さん「外資時代にもう何回も見てきたからね」

    室伏さん「PC(パソコン)業界がまさにそうですよね」

    室伏さん「元々パソコン作ってたところは子会社にして、さらにそれを売っぱらっちゃってサポート部門ばっかりでしょ」

    三橋さん「ひどいのがね、これフランスの会社だったけどビジネスウェアっていうソフトウェア売ってたんですけど、そこに私が勤めてて、向こうからCEOがやってきて」

    CEO「我々は社会をより良い方向にもっていくためにこの会社を立ち上げたんだ。だから、この会社が売り飛ばされることはないから君たちは安心して働いてほしい」

    三橋さん「と、そのCEOは我々に言ったんですよ。この会社、3ヶ月後に売り飛ばされましたからね」

    室伏さん「はっはっは(苦笑い)でもね、最近のベンチャーの若者って自分で創業して、それをいくらで売り飛ばしたっていう話を誇りにしてるんですよ」

    高家さん「あ、分かりますその感じ」

    室伏さん「で、それを種銭にしてまた新しいイノベーションという名のすぐに儲かる薄っぺらい起業をして3年くらい回して売り飛ばしてまた儲けて、クルーザー乗ってますとかリゾート地に別荘もってますとかそういうことやって」

    室伏さん「でもね、それがなんか今の若い子たちのあこがれの人生設計みたいになってる」

    三橋さん「サクセスストーリーみたいになってる」

    高家さん「分かります、ドラマとかでもなんかそういう感じの見てたし周りも…」

    三橋さん「もちろん本人はそれでいいんだろうけど、従業員はたいていろくな目に合わないからね(苦笑い)」

    室伏さん「本来はこういったことが行われないように規制しなければならない立場の国が規制緩和してしまった」

    室伏さん「しかも今回、地域の優良な中小企業や地銀までもそういったビジネスの餌食にしちゃいましょうっていうのが本改正の一番大きな問題点でね」

    室伏さん「こういったことはしっかり解説されて国民に知らされるべき事なのですがなかなかきちんと解説されていなくて、某大手町の新聞社なんかは『バラ色の未来、色々な事ができるようになる』みたいなことを言ってる」

    室伏さん「この銀行法改正は非上場企業(中小企業)の株を買えるようにするというだけのことではなくて、銀行自体もできる事の幅が広がるというのはあるけれど、そちらばっかりクローズアップして報道している」

    室伏さん「『営業成績が芳しくない地方銀行も、この銀行法改正でやれる事の幅が広がれば儲かるだろう』という報道がされている」

    室伏さん「地方銀行が儲からないのはデフレ不況で貸し先が無い(不況の時期に大々的に借り入れを行ってまで投資をする企業が少ない)からですからね」

    三橋さん「デフレって全体としての稼ぎは増えないわけじゃないですか」

    三橋さん「そこで、銀行に対して『規制緩和したから色々できるようになりますよ』っていうのは、供給能力の引き上げになりますよね」

    三橋さん「椅子取りゲームの椅子の数は変わらないのに、新たにそこに銀行マンが参戦してくる(参加人数が増える)のだから血みどろの戦いが始まるわけですよ」

    三橋さん「結局、デフレが続くかぎりこうならざるを得ないのかなと」

    室伏さん「しかもね、地銀が色々やるといっても地場で色々やることになるわけで、本来協力関係を築かなくてはいけない地場の企業との戦いになってしまうわけですよ」

    室伏さん「だからね、デフレなのになおさら”過当競争”が進んじゃうって言う」

    室伏さん「そういうことを考えたら、規制を強化すると同時に政府はしっかり財政出動して有効需要を生み出すというのがまともな政府なのではないかと」

    室伏さん「だけどね、なぜか『規制を緩和すれば何かよくなるんじゃないか』とか『とりあえず競争させればよくなる』という妄想に取りつかれて政策を進めてしまっているのが今の政権の実態ですね」

    三橋さん「前半は『銀行法改正』の話だったんですけど、後半はベネチアで行われたG20の財務省中央銀行総裁会議で法人税について最低は15%に規制しようという合意がなされた話」

    三橋さん「今まではアメリカとイギリスの主導で法人税の引き下げ合戦が行われていたの」

    三橋さん「すなわち、法人税を引き下げて外国からの投資を呼び込もうと言うもの」

    三橋さん「東ヨーロッパ諸国が法人税引き下げて投資を呼び込み始めると、アメリアとイギリスはさらに下げると、そういうことをやってたわけ」

    三橋さん「この流れを受けて日本も法人税の引き下げを行ってきた」

    三橋さん「これってね、(リストラして派遣に切り替えて人件費削って)純利益を増やして株主への配当金と自社株買いを増やしたいだけなんですよ」

    三橋さん「それ以外なんの目的もない。だけど、そんなこと言えないから『企業の投資を誘致する』とか言ってたんですけど」

    三橋さん「これをもうやめましょうと」

    三橋さん「アメリカとイギリスはもう法人税を引き上げることを決めてます」

    三橋さん「すごいですよね、自分達ではじめたことを自分達が真っ先に翻すんだから。いい意味でですよ」

    室伏さん「しかもね、法人税の引き下げ合戦をやめようという話が出た時に、アメリカは最低21%を主張していたんですよ。でも21%だと無理なところもあるからとりあえず15%から”はじめましょう”と」

    室伏さん「15%から下げましょうじゃなくて15%から上げていきましょうと言うこと」

    室伏さん「実はこれに関しては緊縮の権化の麻生財務大臣も『歴史的な合意だ』と称賛をしている」

    三橋さん「いや、あいつの頭の中は法人税増税&消費税も増税にきまってますよそんなの」

    三橋さん「バイデン政権の政策を見ると、まず法人税は増税。所得税の累進性強化。配当金の分離課税廃止となっていて」

    三橋さん「面白いなと思ったのが、MMT的な財政拡大をやって共和党に『財源はどうするんだ』と聞かれると『じゃあ、法人税増税します』と答えるんですよ」

    三橋さん「表向きそのように答えているけど、べつにこれは財源にする目的でやってるわけではないですよね」

    三橋さん「格差を縮小するというミッション思考の税制改革と財政拡大をくみあわせてるんですよ」

    室伏さん「少なくとも法人税増税を引き上げることによって従業員に給料を払っちゃえば法人税は下がるでしょ」

    室伏さん「給料を上げる圧力としても働きうるわけですからね」

    三橋さん「法人税減税も結局はデフレ化政策なんですよね。企業に費用を削減させる。一番削られたのが人件費ですよね(苦笑い)」

    室伏さん「あとはね、海外では四半期決算の義務化をやめるといった動きも出てきている」

    室伏さん「僕はまだ全部は読んでいないのですがEUの方の話が出ていて、一応は規定はあるんだけどもイギリスとフランスは既に義務化をやめているはずですね」

    室伏さん「それを踏まえて日本でも関西経済連盟が四半期決算をやめてほしいと」

    室伏さん「四半期決算をやめてもらえると、3ヶ月という短いスパンで利益を伸ばさないといけないから『この研究要らない』『あの研究は3ヶ月経っても利益出てないから要らない』とかそういったことが減るのかなと」

    三橋さん「四半期はやっぱおかしい」

    高家さん「短期で見るって言うのがまずいと言うことを皆が気がつき始めてるってことですか?」

    室伏さん「そうそう」

    三橋さん「だって3ヶ月で利益伸ばせって言われても無理ですよ。だから人件費カットしてその分を純利益として水増しするしかない」

    室伏さん「どっかを売るとか、どっかから買ってくるとか、人件費削るとか、あとは内部の組織改編とかね(苦笑い)」

    三橋さん「やるやるやるやる(笑)」

    高家さん「なんですか?何?」

    三橋さん「四半期決算だと短期で評価されちゃうから、四半期ごとに組織を改編してた」

    高家さん「組織を?」

    三橋さん「なんかやった感じがあるじゃないですか(笑)」

    高家さん「ああ、やった感(笑)」

    三橋さん「何の意味もないんですよ。ていうか逆効果なんですけど、なんかやらないと株主に怒られちゃうから」

    三橋さん「いま、日本政府も同じ事やってるじゃない。子供庁とかデジタル庁とか。とりあえずやってる感が出るから」

    室伏さん「あれは、そうですね(苦笑い)」

    室伏さん「菅内閣のキーワードとして『縦割りの排除』っていうのがあるでしょ」

    室伏さん「でね、縦割りの代表例って何だろうって探して子供庁とかデジタル庁とかになったわけですけど、アレかなりこじつけでやっててね」

    室伏さん「元役人からすると、子供に関しては元々内閣府でやってたんでもしやるんであれば内閣府のこともに関する総合調整機能を高めればいいだけの話なんですよ」

    室伏さん「組織作るって言うのは物凄い時間と手間がかかるものでね、後発でまた子供に関する別の問題が出てきたらどうするんですかと(また新しい組織作るんかいな)」

    室伏さん「申し訳ないですけど、子供庁を提案して引っ張っている某参議院議員。僕もよく知っている人なんで彼を悪く言うわけじゃないですけど彼の主張って完全にこじつけだし霞が関のことをよくわかっていない」

    室伏さん「とりあえず縦割りを排除する政策を何かしら提案したというと官邸から評価されるという悪しき風習があってね」

    室伏さん「『それ縦割り関係なくね』ってものでも縦割り排除の名目で提案して自分の出世委につなげるっていうね」

    三橋さん「だいたい、縦割りを完全になくすことなんかできないでしょ。それじゃ専門職否定してるようなものじゃない」

    三橋さん「国土交通省と経済産業省は仕事違うんだからある程度縦割りにならざるを得ない」

    三橋さん「ようは組織を作ったり潰したりしてやった感だしてるだけですよ(苦笑い)」

    室伏さん「組織論から言っても縦割りの先端組織と横割りの官房系統機能をうまく組み合わせることで組織というのは動かすわけですよ」

    室伏さん「これ役所だけじゃなくて民間企業もそうですよね。なんでそんな当たり前の事が分からないんだろうと」

    三橋さん「ああ、でもね。2000くらいは大企業も縦割りはダメだ。横軸のマトリクス組織だとか言ってた」

    高家さん「その流れってどっから来てるんですか?」

    三橋さん「80年代、90年代くらいからかな」

    室伏さん「バブル崩壊後くらいから『~経営』とかそういったキーワードが登場して、それに振り回されてきた」

    室伏さん「そういった悪しき傾向がまだまだ続いてるってことなんですよね」

    室伏さん「そろそろ、そういうの意味ないって役所の人間がきずいてもいい頃だと思うんですけど、役所に気がつく人間が居なくなっちゃってるんですよね」

    室伏さん「むしろ、それに乗っかった方が俺は評価されるし、退官した後も儲かるよね。みたいになっちゃってるんじゃないかと」

    三橋さん「当たり前だけど、全てのソリューションって、たまたまある時期のある国でうまくいきましたってことで、普遍的にいつ何時どこの国でも使えるソリューションなんてないんですよ」

    三橋さん「でも、バブル崩壊の日本人はそういうのがあると思っちゃったんですよ」

    三橋さん「だから皆がそれに喰いついて自分の会社を弱らせてきた。富士通何か典型ね」

    三橋さん「一番最初に成果主義っていうのを取り入れたの」

    三橋さん「仲間と握手できないくらい血みどろの殺し合い(成果主義)をやらされるわけで、元々日本企業の強みであったチームワークがバラバラになっちゃったの」

    室伏さん「社内カンパニー制とかね」

    室伏さん「結局、同期がとれなくなってバラバラになっていったという(苦笑い)」

    ※施教授「何でもかんでも取り入れようというのは悪質な輸入業者だ。取り入れるとしても自分に合うものと合わないものを取捨選択した上で日本化して取り入れるべき

    高家さん「結局、分割して弱くなっちゃったと」

    室伏さん&三橋さん「そうそう(苦笑い)」

    室伏さん「こことそこが連携してやれば済んだ話なのに社会カンパニーは独立採算だからいがみ合うようになっちゃうでしょ。むしろ、縦割りを強めちゃったわけです」

    三橋さん「私は何が正しいとか言うつもりはないんです。その企業とか国家に正しいソリューションというのはそのタイミングによっても変わるから」

    三橋さん「時期が変わったらまた適切な対応というのは変わるから」

    三橋さん「普遍的なソリューションなんかねーから。これ常識ですから」

    室伏さん「常識とあと平衡感覚」

    室伏さんありがとうございました。霞が関リークスも要チェックですね

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