日本経済

2018年2月5日

【三橋貴明】デフレ循環

From 三橋貴明

【今週のNewsピックアップ】
「移民」問題で先頭を走る英国
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朗報!外国人労働者すら回避する国と化す!
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12348830889.html

以前(仮称)デフレ循環について
書いたことがあります。

デフレで国民の実質賃金が下がり、
貧困化する。

すると、若者の婚姻率が下がり、
少子化が進む。

少子化はやがて人手不足をもたらし、
デフレ脱却の好機をもたらす。

デフレが進む故に、デフレ脱却が近づく。

デフレから脱却すれば、若者の実質賃金が
安定的に上昇し始め、婚姻率が上昇。

少子化が解消に向かう。

三橋はこの流れを「デフレ循環」と
呼んでいるわけですが、
循環にはもう一つありました。

デフレで国民の実質賃金が下がると、
周辺諸国の労働者にとってすら
「賃金的に魅力がない」国と化していく。

しかも、実質賃金が低迷したため、企業は、

「わざわざ外国に工場を建設するよりも、
国内で生産した方が単位労働コストが低くなるのでは?」

と、考え始める。

結果、移民が「安い賃金」を理由に流入しなくなり、
同時に国内に生産拠点が戻り始めるため、
人手不足が進行する。

すると、「現在のイギリス」で起きているように、
移民に頼れない企業が技術投資を拡大し、
生産性向上を目指す。

生産性が向上すれば、実質賃金が
上昇に向かい、デフレ脱却も近づく。

要は、日本が長期のデフレにより、
あまりにも「貧困化」してしまったため、
外国人労働者すら寄り付かない
国に落ちぶれつつある。

それが故に、生産性向上が起き、
移民国家化が回避されるかも
知れないという皮肉な話です。

無論、このまま日本が「貧困化」が故に
移民国家にならずに済むと決まった話ではありません。

とはいえ、様々な「現象」は新たな
「結果」の「原因」にならざるを得ないプロセス、
要するに「因果関係」を理解しなければ、
現実は見えてこないと思うのです。

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【三橋貴明】デフレ循環への3件のコメント

  1. 神奈川県skatou より

    三橋先生のご活躍を熱く熱く応援しております。
    複雑系の循環はとても見えにくそうな難しい問題ですね。

    社会の柔軟性が高い場合、デフレが少子化を招き、少子化が脱デフレを推進する、は、他の要因により相殺されてしまう可能性もありそうですね。なにせ循環の時間が長いですから。

    少子化自体に婚姻率増加・出生増加の理由があれば、つまり現象自身に次への動因があるのならば長期な循環系となるでしょうが、生息域を奪い合う者が存在する場合はどうでしょう。

    リビアから労働者(というより、ど・・)が流入という未来が今のところないのが幸いなのかもしれませんですね;;

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  2. Komiyet より

    「安い賃金」「長期デフレ」故に、外国人労働者も寄り付かない小国と化す。そうなると、近い将来、中国が日本人移民が多くて困るということもありますね。

    日本人はプライドが高くて文句ばかり言うから使いにくい。

    なんてこと中国のビジネス雑誌とかにコラムで書かれるでしょうね。

    国力はとっくに抜かれてます。

    我が国の官僚も政治家も国民もどこか上から目線で中国を見ています。そのうぬぼれがデフレ放置になるんでしょうね。

    何もしなきゃ中国に負けないだろうが、政府と官僚が国力をわざわざ弱める政策をとる。わざと需要を減らす政策をする。

    政府と官僚は国民に底力があると思い、まだまだ貧困に耐えれるるとデフレ促進政策をとる。

    国民は選択する手段がないので不満を持ちながらも、政府と官僚の同胞愛に期待して、そのデフレ促進政策に従う。

    日本人は自滅する能力に長けているのでは?

    とさえ思います。

    味方である貧者同士で憎しみ合い、敵であるインテリの同胞愛に期待する。

    亡国、売国に先導しているのはテレビだが、それに従っているのなら、みんな自分さえ助かれば、国も地域もどうでもいいって思っているんじゃないの?

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  3. 紅川 より

    デフレで実質賃金が引き下げられたのではなく、実質賃金が引き下げられたからデフレになったのです。

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