日本経済

2016年10月31日

【三橋貴明】認知的不協和

From 三橋貴明@ブログ

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【今週のNewsピックアップ】
なぜ負け犬根性の成長否定が亡国に繋がるのか?
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新幹線基本計画の速やかな実現を!
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12213624148.html

最近、話題になることが増えてきていますが、
認知的不協和という言葉があります。
認知的不協和とは、この場合は、
「特定の情報を信じていた人が、実はその情報が
間違っていたことが判明したにも関わらず、
懸命に【間違いではない】ことを証明しようとする人間の心の働き」
を意味しています。

分かりやすい例で言えば、豊洲問題ですね。
藤井聡先生などのご努力で、豊洲の地下ピット方式が
「安全」であることが広まったにも関わらず、
懸命に「粗探し」に興じ、わずかな瑕疵でも見つけようものなら、
「ほら見たことか!」と、大仰に騒ぎ立てて
「自分を落ち着かせよう」とする人々やメディアを、
数多く見かけました。

さて、日本の経済成長を妨げている最大の問題が何かといえば、
実は「いわゆる国の借金」ではなく、日本国民が
「日本は経済成長しない」と勝手に思い込んでいることなのです。

国民は働き、モノやサービスを生産し、顧客に消費、
投資として支出をしてもらい、所得を稼ぎます。

一連の所得創出のプロセスにおける
「生産」「支出」「所得」の合計がGDP(国内総生産)になります。

そして、経済成長とはGDPが拡大することを意味します。
すなわち、GDPを成長させるためには、
誰かがモノやサービスに対する「支出」を
増やさなければならないのです。

とはいえ、日本国民の多くが
「日本は経済成長しない」と思い込んでいるのでは、
消費や投資が増えるはずがありません。
そして、国民が消費や投資を減らせば、
実際に経済は成長しません。

というわけで、三橋は言論活動を始めた時点から、
「日本経済の成長否定論を否定する」ことを続けてきたのですが、
一度、「日本は経済成長しない」と思い込んだ人は、
例えば「経済成長」について解説し、正しいデフレ対策を
実施すれば経済成長できることを論理的に証明して差し上げても、
ほぼ100%「認知的不協和」に陥ります。

そして、彼、彼女らは「日本経済が成長しない理由」を、
懸命に思いつこうとするのです。

「日本は人口が減るから、経済成長はできない」
<=人口減少国は二ケタありますが、経済成長していないのは我が国のみ

「経済が成熟したから、経済成長はできない」
<=他の先進国はどうなるんだよ・・・・。

「国の借金で破綻するから、経済成長のための政策は打てない」
<=もう、いいですね・・・・。

いわゆる「国の借金」問題も、
「日本経済は成長しない」という究極的な結論に繋がる、
認知的不協和のバリエーションとして見ることもできるわけです。

逆に言えば、「日本経済は成長できる」と
国民の多くが信じることができれば、
状況は大きく変わるはずです。

そして、国民の多くが
「日本経済は成長できる」と思い始めるためには、
実際に経済成長する必要があるのです。

経済成長の実績こそが、
「日本は経済成長しない」という神話を破壊します。

とはいえ、「日本は経済成長しない」という神話が、
経済成長のために必要なデフレ対策を妨害しています。

なかなか、厄介な状況ではございませんか。

ーーー発行者よりーーー

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★★★★★:YH様のレビュー

今回もマスコミでは絶対に語られない、
大事なことがよく分かりました。

特に印象に残ったのは、遺伝子組み換え作物(GMO)が、
アメリカでは表示義務もなく流通しており、
表示を義務付ける法律がGMO企業(モンサント社)の
意向を受けた連邦政府によって打ち消されたこと。

モンサント社自体が社員食堂ではGMOを使用していない、
つまり危険性を認めていること。

TPPに加入すれば、GMOが日本にも
押し寄せてくる可能性が高く、非常に心配。

以前の月刊三橋で語られていた、
全農グレイン株式会社の存在価値が
非常に高いということが、改めてよく分かりました。

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【三橋貴明】認知的不協和への6件のコメント

  1. kobuna より

    >認知的不協和というエントリー にふさわしい典型を得ることができました。 よく解らないのですが、それは「他の先進国はどうなるんだよ・・・・。」とかいう適当な話で自分がしてきた話を正当化し、迷った方がいい事ことも迷わない人のことでしょうか? それならば同意できそうです。公共事業費を増やしていれば経済の問題が解決すると思っている様な人の中には、懸命に【間違いではない】ことを証明しようとする心を持った人が多そうですから。 

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  2. あまき より

    kobunaさん、こんばんは。返信ありがとうございます。当方の興味は、あなたと一緒に果たして単純な事実の確認ができるかどうか一点のみにあったわけですが、おかげでこの興味を満たしただけでなく、認知的不協和というエントリーにふさわしい典型を得ることができました。

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  3. kobuna より

    あまきさん、 日本の経済成長が他の国に先駆けておかしくなった事を考慮して、こんなふうに比べることもできますよ。 アメリカ 1.68 2.37 2.60 1.58  ??? ??? フランス 0.58 0.64 1.27 1.33  ??? ???   日 本                      1.36 −0.03  例えば、経済がおかしくなって20年目くらいの国と、経済がおかしくなって5年目くらいの国の同じ時期の数字を比べる、という考え方もあるでしょう。 しかし、「ズラして比較する」ことだって出来ます。高校生のお兄さんが小学生の高学年だったころの身長の伸びと、現在小学生の高学年の弟の身長の伸びを比べる、というように。 日本と他の国も、「経済成長がおかしくなった時期」に差があります。「ズラして比較する」こともするべきだとは思いませんか? そして「ズラして比較する」なら、アメリカやフランスだって、これから5年以内に「マイナス」の経済成長があっても不思議ではなさそうだとは思いませんか?  それから、もしも「ここ3年」の経済成長の推移からこのように判断する海外の人達がいるとします。「日本だけがおかしいのだ。」「我々は日本とは違い、低いなりにも成長を続けることが出来る。」 改めて考えてほしいのですが、そんな先進国の人達に対して「日本みたいになっている」ことまで心配してもらう為の話をするのは「失礼」だという事になるのでしょうか? 私であればそうは考えない。すでに「日本みたいになっていること」を心配できる数字や、「将来にはマイナス成長までありえること」を心配できる数字が出てきているからです。 経済評論家が言うような見方で数字を見ないのであれば、そのように判断する事だってできます。 

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  4. あまき より

    kobunaさん。kobunaさんの言われる通り、1980年代の末期に比べると先進各国の経済成長は明らかに鈍化したと思います。ただ、アメリカもフランスも「日本みたいになった」と述べられた点がすこし気になったので、いませかせか調べてみました。13年〜16年(先月)までの各年毎の経済成長率(%)  アメリカ 1.68 2.37 2.60 1.58  フランス 0.58 0.64 1.27 1.33   日 本 1.36 −0.03 0.54 0.51ブレグジットで話題の国や、いまだに一部から「嫌」という名の熱狂的関心を寄せる国の数字も見てみましょう。  イギリス 1.91 3.07 2.25 1.84   韓 国 2.90 3.34 2.61 2.72以上、IMFというお手軽なところに出典を依りましたが、この5か国で日本だけが14年は「マイナス」でした。いや0%台というのは実質、無ベクトルと変わらないから、特にここ3年は5か国中で我が国だけが「おかしくなっている」わけで、アメリカやフランスなどの先進国が「日本みたいになった」と言われると、低いなりにも成長してきたこれらの国々にちょっと失礼になるんじゃないかなと思います。

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  5. kobuna より

    >「経済が成熟したから、経済成長はできない」> <=他の先進国はどうなるんだよ・・・・。 他の先進国の経済成長もおかしくなっていますよ。しかも、もう何年も前から。 まるで、経済が成熟した状態でバブルが崩壊し、その後は投資をして供給を増やしてもそれに見合う消費の増加が見込めなくなった日本みたいになっています。 日本を反面教師にしてバブルの崩壊に対応したアメリカでも、大きな政府でやっていたフランスでもそうなっている。

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  6. たけちゃん より

    『東京都のお財布もギュッと締めてケチケチ改革オリンピックで乗り越えましょう!』一度スローガン立ててしまうとなかなか引き戻せないのはこの小池塾と称するケチ臭い、男五万 女四万 学生三万等とカネ儲けするケツのアナの極小ババアがいる限りムリムリ。

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