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2018年12月4日

【saya】70年ぶり漁業法の抜本改正 理由は“あー、まあ、みや、わか、、”

From saya@歌手/チャンネル桜キャスター

『漁業への企業参入を促す漁業法改正案が、入管難民法改正案と並ぶ
臨時国会の焦点に浮上している。
地元漁協に漁業権を優先付与する規定を廃止し、
沿岸水域の利用を企業に「開放」するもので、
成立すれば約70年ぶりの大改正となる。』
11/26月 西日本新聞

あえて少し前の新聞の記事を取り上げたのは、私が知る限り
この時点で漁業法改正の話題を取り上げていたのは
この西日本新聞と日刊ゲンダイだけだった事を皆様に報せたかったからだ。

確か種子法廃止の際も赤旗と神戸新聞NEXTくらいしかきちんと報じていなくて
フロントジャパン桜のニュースコーナーで取り上げるのにも大変悩んだ記憶がある。
政府・官僚・企業・メディアはもちろん日本人の多くが
食料の確保とその持続が国の安全保障だという事をあまりに軽んじている現状。

水産庁のホームページで今回の改正案は読むことができる。
しかし水産官僚が寝る間も惜しんで今国会に間に合わせたというその内容は
大変難解で現行法との違いがとても分かりにくい。

今回の漁業法改正案の問題点は12/3時点で様々な新聞が報じているので
私のような素人がお伝えするより是非それぞれの記事をご参照頂けたらと思う。

色々調べてみて今回の改正案の大きな問題点は二点あると思う。
まず一点、主に養殖業への企業参入を促す促進策として導入されると言われる
「企業への漁業権の付与」の運用規定について。

水産庁は現時点で「水産業の発展に寄与するものに付与」すると発表しているが
水揚げ量なのか、それとも売上なのか、それとも技術開発なのか、
持続性を高める働きななのか、“水産業の発展”の定義が全くもってあいまいな事。
水産庁が成長産業として位置付けている以上、目標にそぐわない
今頑張っている小規模業者が排除される可能性も否定できない。
また付与する企業は日本の会社であれば外国資本が入っていてもかまわない、
としている点は漁業権が他国の巨額資本に買収される危険性を大いにはらんでいる。

二点目は、今回の法改正で導入される個別漁獲枠方式(IQ方式)の運用規定。
個々の漁船に漁獲枠を予め配分しておく事で、大手に比べ早獲り競争に劣る
小規模業者でも漁獲枠を確保できるという事で運用次第では漁民に資する改正と
思われるが、しかしIQ方式の運用についてもやはり問題が、、、

法案では農林水産大臣が沖合漁業と沿岸漁業の漁獲枠を都道府県ごとに配分し、
都道府県では知事が船ごとに漁獲枠の配分を行うことになっている。
しかしどのようなルールに基づいて配分がなされるかについては何の記述もない。
大臣と知事のさじ加減一つで、
小規模業者が淘汰されてしまう可能性も充分あるのである。

国会の審議で参考人として招かれた帝京大教授の加瀬和俊氏が
大変意義深い発言をされていた。
『漁業法改正の理由に、漁業就業者がこの70年間で3分の1に減少し
漁業全体が衰退した事を水産庁はあげている。しかし漁船自体の進歩や、
漁獲方法の機械化などで就業人数が減っても漁獲能力が上がっている事を
どう捕まえるのか。以前と同じだけの人数が必要でなくなった事
を“産業としての衰退”だと決めつけて良いのだろうか。
また漁業従事者が3分の1になったからといって、
それだけで残りの3分の2の漁場が空いていると決めつけ、
そこに新規参入を促すのは漁場の現状をきちんと見ていない。』

何をもって“衰退”とするのか、
改正の前提を覆す大切な問題提起だと思う。
国として水産業を成長産業として位置付けている限りにおいては
“衰退”かもしれないが、
現在でも漁民の94%が小規模業者だという現状は
長い長い日本の沿岸線を守ってきた漁民の文化を
何とか守り抜いてきた結果とも見える。
国として何に重点を置き何を守っていくのか、根幹の議論がないまま
進んでいく法改正にはやはり大きな疑問を感じてしまう。

国、政府が成長産業とするその定義は、、
端的に言えば、利権が成長していく可能性のある産業のことなんでしょう。
そしてその利権は国を容易く超えて、結果グローバル企業に渡っていく、、
農業も、漁業も、水道も、カジノも、、、
鳩山由紀夫さんの友愛外交なんてほんの子供騙しに感じるぐらい
現政府の手際は具体的かつ鮮やか。
日本が日本らしくいられる時間は残り僅かかもしれません。

一方、参考人として招かれた東大大学院教授の八木信行氏は
日本共産党の田村貴昭議員の「漁業法の改正を“今”実施する理由は何か?」
という質問にこう答えた。

『欧米の研究者と議論する機会が多いんです。
その際、日本の水産管理の目標は何か、
書いたものが見当たらないのでよこしてくれ、という質問がよくあるんです。
えー、こういう外国人の質問にも的確に返答できる、と考えています。
えー、そうすると例えば今度2020年東京オリンピックパラリンピックが開催されます。
現時点で日本が持続可能な水産物の調達基準をクリアしているという説明が
法律が整備されてたりすると、(外国人に)より説明がしやすくなるというメリットが
あるんだと思います。えーですから、あればこういう好都合な事が、
あー、まあ、みや、わか、あるという状況です。』

この答えを聞いて、
我が国の70年ぶりの抜本改正に納得できる方がいたら
是非メッセージ下さい。

さて、今年1月から参加させて頂いている新経世済民新聞、
いつもお読み下さっている皆様、コメントを下さる皆様、
本当にありがとうございます。
毎回ひーひー言いながら書き、恥をしのんで投稿させて頂いていますが
皆様のおかげで無事一年間続ける事ができました。
コメントは必ず拝読し、ものすごく勉強させて頂いています。
日本にはこんなに素晴らしい視点で物事を観ている人がいるんだ、、と
とても感動しています。
来年は御代代わりで日本の新たな歴史が始まる年です。
日本にとって、皆様にとって良い年になりますように。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!

年末のライブスケジュールです♪
◆12月6日(木)
『saya Jazz with 楠直孝@赤坂G’s Bar 』
ジャズピアニスト楠直孝さんとお届けするジャズナイト。
赤坂の隠れ家的スポットで熱いセッションをお届けします。
お仕事帰りにも是非お気軽に♪
出演:saya(vo)楠直孝(p)
at:G’s Bar http://www.g-s-bar.com/東京都港区赤坂2丁目15-13
Start:19:30 ~2ステージ
Charge:投げ銭制(チップ制)
お問い合わせ&ライブ予約 G’s Bar:Tel:03-6303-2363

◆12月28日(金)
『saya年忘れスペシャルライブ2018〜感謝を込めて 』
今年一年の感謝を込めて、リクエスト曲などを中心にお届けする
恒例の年忘れライブ。今回はスペシャルゲスト有りでワイワイお送りします‼︎
少し早めにライブを終えて皆様との乾杯・親睦会も行いたいと思います。
前回今年最後の時間をご一緒に、、、♪
出演:saya(vo)&塩入俊哉(p)+スペシャルゲスト!
at:JAZZ SPOT 「DOLPHY」/横浜市中区宮川町2-17-4 第一西村ビル2F アクセス≫
Start:19:30 ~2ステージ
Charge:¥3,500 /当日¥3,800
お問い合わせ&ライブ予約 JAZZ SPOT DOLPHY:Tel:045-261-4542
ライブ予約フォーム:https://contact.dolphy-jazzspot.com/reserve/captmail.cgi

 

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【saya】70年ぶり漁業法の抜本改正 理由は“あー、まあ、みや、わか、、”への13件のコメント

  1. 牟田口 務 より

    漁協法改悪問題は、全く念頭にありませんでした問題提起、ありがとうございます

    返信

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  2. たかゆき より

    学名:Sidrina-modrina

    和名:ゴヨウガクサ

    ちなみに ゴヨウガクサの

    漁とオリンピック、、

    フィッシングがオリンピック競技に採用されたのかと

    勘違い。。

    しかしまあ 日本内海って おいしい漁場ですね

    入れ食い状態って

    こういうことwo言うんでしょうね

    夷さんが鯛を担いで やってくる

    良いお年を お迎えください ませ ♪

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  3. 神奈川県skatou より

    sayaさん、一年間、とても興味深い記事の数々をありがとうございました。
    また来年も続けて拝読させていただきます。
    よろしくお願いいたします。

    自分は小さいころから魚好きで、テレ東全国魚通選手権に出れるかもと思って第二回放送を観たところ、詰襟で素っ頓狂な声の若者の圧勝二連覇に、すなおに負けを認めた記憶があります。今ではサラリーマンとして、つまらない会議中ノートに鯛やマグロの絵を描いている日々です。

    養殖のうち魚でいうと、普通は海面養殖を指していて、これは入り江に網などで囲って肥育して出荷する産業だということになります。でも、これには敵地が限られ、また海洋汚染の問題もあり、おのずから施設拡張には限界があり、権利問題も難しくなっています。

    一方、その限界を克服した、内陸での海水魚の養殖技術が確立しつつあり、すでに海水でない水で海水魚の育成など、さまざまな陸上養殖がチャレンジされています。そこでは機器、給餌の管理など9時5時勤務も可能な産業を目指しており、もう漁業権がどうなんて関係ないのです。
    生産規模を拡大するつもりならば。ならば。ならば。

    で、漁業権の自由化で会社経営?
    そんなのを狙う企業って、単なるレントシーカであり、
    その利権政治家ぐらいでしょう。

    識者の居ない安倍政権。まるで毛沢東の大躍進政策(による飢饉)か、あるいは金日成のトウモロコシ奨励(による砂漠化)のレベルですね。。人前に立って恥ずかしくないのかなぁ。。

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      1. 拓三 より

        漁師の利権は湾岸開発とも繋がっているんよね。
        養殖の餌は日本のあらゆる所で取られてるんよ。
        そんで今回改正されたら養殖業者と養殖の餌を取る業者が一つの資本で結び付く事は目に見えてる訳よ。ほんだら漁業権は大切になるわな。漁業権無かったらカネの話に入っていかれんし。
        だからといって「漁師は悪い」とは言い切れん言い分もある訳よ。
        まっ、一部の特殊な話かもしれんけど法改正して資本家に渡るよりも今の仕組みの方が日本の経済にはプラスかな。

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        1. 神奈川県skatou より

          養殖魚の餌のビジネスの話、知りませんでした!
          ありがとうございます。
          こういう繋がりは、外野からはなかなか分からないもので;;

          たしかに今の仕組みをあえて変えるほどの、代替で実現できる「国民にひろく」、より良いビジョンは、ホントに確かなの?と、思いますよね。。

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  4. 赤城 より

    >あー、まあ、みや、わか、あるという状況です。』

    なんか古典の引用かなとか題を見て思いましたが、
    笑ってしまう幼稚で喜劇的な答弁ですね。

    ある意味分かりやすい理由を正直に述べた答弁ではないですか。
    つまり欧米宗主国様に言われたからそのとおりに
    何の必要もないのに法改正したんでしょう。
    これがいつものことなんでしょうね。
    主権の無い家畜奴隷地球市民国家日本では
    いまや言われたらすぐにそのとおりに国家売却が
    行われているんですから。

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  5. たけちゃん より

    前に小泉進次郎の記事で貴方に失礼な直言した者です。
    20代の前途ある有能かつ才能があるシンガーに対し無礼な物言いをした事にお詫び申し上げます。
    貴方の官邸前での憂国の叫び拝聴しました。
    しかしながら色々あるけど頑張れアベシンゾー等とこの期に及んで世迷い言を言う社長について行くのは反対です。
    寧ろSNSとコンサートでの発信に期待します。
    新聞への投書も貴方ならきっと取り上げられるでしょう。
    益々のご活躍を祈念します。

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  6. あまき より

    たけちゃんさんが触れられた点は非常に重要。

    何を正論とするかはさておいても正論を訴え続けることは大切。
    だが地位ある人の言論にはふるまいが伴わなければならない。

    かつて太い人は、差別を助長しかねない某の活動方法を批判。
    正論が正論として受け入れられない不幸を自ら招きかねないと。
    これはまったくその通り。

    いま、同じ人がその不幸に直面しているように見えます。

    これでもかと続く売国政策。にもかかわらず頑張れ安倍政権。
    この常識はずれの倒錯を6年間繰り返して来た当然すぎる帰結として、sayaさんはじめ弁士各位の広まるべき正論が、広まるどころか正直言って冷めている。

    いまさら名指しで安倍批判とは片腹痛い。
    TPP、8%増税、反安倍に転換する機会は数多あったはず。
    正論に共感し、運動に共感しても、安倍を利するだけ。等々。

    要するに、正論が正論として通らなくなっています。
    sayaさんのようなのびやかな正論まで「いろいろあるけど頑張れ!安倍政権」の倒錯にひっくるめられてしまいかねない。

    安倍ロケットは3選という周回軌道に入りました。
    もう太い人たちを燃料にする必要はない。

    売国軌道に押し上げた内省があるのなら、これからの人たちの芽を腐らせないためにも、それこそ遅くはないから、太い人はそのマイクで、間違えていました、あれはとんでもないウソつきだった、思えば尖閣漁業が困難になったのも安倍政権からだった、もっと早く反安倍を唱えるべきでしたと言うべきです。

    石垣の漁師さんたちも、聞きたいと思っているはず。

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  7. かずぅ より

    sayaさんがメルマガを始めてから、印象がまったく変わってしまいました。政治や経済などの硬い話はそれほど興味があるわけじゃないけど、Ch桜と何かのつながりがあって、とりあえず聞き役を務めている若い女性歌手とだけ思ってましたからね。

    これだけ知識があってこれだけ考えている人だなんて思いもよらなかった。そりゃ桜にも出るわなとw 文章もしっかりしてるし。きっと読書も良くしてるんでしょうね。
    文章といえば去年までこちらで書いていた浅野久美さんもテンポのいい軽妙な文章が上手いなあと思ってました。エッセイストデビューとかしていいんじゃないかと。読めなくなって少し寂しいですね。

    安倍政治にはとうとう愛想が尽きました。完全に騙されましたね。三橋さんはもっと早く見抜いていたようだけど、こっちは一国民ですから信じたい気持ちもあった。だけどさすがにもう見放しましたよ。もちろんもう自民に投票する気はないです。
    Ch桜にはずいぶん勉強させてもらってますが(開局から視聴してる口です)、学べば学ぶほど絶望は深くなりますねえ。
    来年は多少は希望を見出したいものです。

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  8. 拓三 より

    支那の匂いがプンプン !

    あれ ? 民主の岡田、自民党に復帰したかと思たわw (つまり同類)

    それはともかく、インテリアさんは全く社会をご存知ではありませんね。
    農業も土建屋もそうやけど漁民は共同体が存在するからこそ労働者の確保が容易なんやで。求人広告では集まりませんよ。つまり移民に頼る事は明らか。支那の資本が入り支那人が魚を取り、支那人が魚を育て、支那に魚を輸出し、そしてそのサイクルで出来上がった経済効果を盾に政治を支那有利に動かし…..

    いつまでこのパターンの日本の破壊を続けるんやろな。

    それに御上に細かなルール作られて従う様な人間が漁師するか ?
    「ヤメロ !」言われてるのと同じや。

    狩猟民族の漁師の皆さん !  期待してるで !

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  9. 花太郎 より

    SAYAさんの記事は共感する部分が多いです。
    安倍政権になって言論は死んだと思います。
    問題提起や疑義を呈する者にレッテル貼りをし葬ってきた感が否めません。
    こうした中勇気をもって鋭い問題提起をしてきたSAYAさんの姿勢に
    心よりの敬意と共感を感じております。
    ここにきて安倍政権の本質が明らかになって慌てふためいている自称保守が自滅していく中でSAYAさんの姿勢はとても重要になってくると思います。
    どうかこれからも勇気をもって活動を続けて頂きたいと思います。

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  10. maruishi より

    コメント送信するのを忘れてしまい時期がずれてしまい申し訳ありません。
     今回の漁業法の改正案が通ったことに先ずは一安心しているものです。
     皆さんは局部を取り上げて問題視しておられると思います。
    例えば、マグロ養殖などは故人漁業者では資金的に参入できるようなものではないことをご理解ください。
     根本的な問題は漁業権そのものが原則、個人に与えられているもので、しかも世襲制であり、その多くが高齢化しており新規参入の窓口を作らないと日本全体で水産業の衰退が加速度的に進む現状の打破であることを理解ください。日本は島国であり領土は狭いものの海洋に関しては世界有数の資源国であることを理解してください。その資源を有効活用するには個人への漁業権の付与だけではなく地域に密着した水産加工業者(ほとんどが中小企業)と漁業者の連携による法人化が絶対に必要になってくるのは以前から言われていたことでありますが現実にはそれが非常に難しいのも事実です。今回の改正案では法人での漁業の継続が可能になり金融機関からの融資も受けやすくなり(事業計画の作成やその管理・実行が明確になる)漁業者の高齢化や担い手不足の解消に大いに役立つと思うからです。
     私の住んでいる町では東日本大震災前は500名以上いた組合員(個人漁業従事者数)が現在では180名ほどになってしまいました。人数が減った分1件当たりの漁場専有面積は増え漁業者収入は増えました(販売単価の上昇による)が水揚げ数量は大幅に減少しており、関連産業の衰退から地域全体を見ると経済活動は予断を許さない状況になっております。
     これからは漁業者と連携して法人化し、性産量を増やして地域の関連産業の衰退に歯止めをかけられるのではないかと期待しております。
     個別漁獲枠方式(IQ方式)について
    これまでの漁獲方式はオリンピック方式と言われ、とにかく早く、たくさん獲ったもの勝ちの制度です。
     サバを例に挙げると魚体の大きさや脂の乗りなど関係なく、魚群を発見するとすぐさま漁獲するのが現状です。結果、食料に回せない小型のサバ(将来は大型に成長する可能性を秘めている)も容赦なくとってしまいます。その結果はどうでしょう?現在、日本で食されるサバの多くが輸入品であり、国産のサバはその多くが単価の安い原料や餌料として使用されております。諸外国、特にノルウェーでは早くから個別漁獲枠方式(IQ方式)を取り入れており、成長し少しでも高い単価が見込めるサバを漁獲するようにしております。資源管理と事業の持続可能性をしっかり考えているわけです。漁業従事者の収入は高く憧れの職業になっているほどです。
    個別漁獲枠方式(IQ方式)には確かに様々な指摘、問題はありますが成長させることを考えると必要なことではないかと考えています。
    水産に携わる者の私見として投稿させていただきます。

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