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2015年11月4日

【三橋貴明】東京一極集中が人口減少を招く理由

FROM 三橋貴明 http://keieikagakupub.com/38news/

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「中国の読み方–地獄に引きずり込まれないために日本人が知るべきこと」
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

●他国と違う・・・中国経済成長率の算出のカラクリ
●中国に存在する”鬼の城”とは?住んでいるのは一体誰なのか?
●日経新聞に煽られて中国進出した日本企業の悲劇
●地図を横にすると見えてくる…日本は中国の世界進出を邪魔する”蓋”

「中国の読み方–地獄に引きずり込まれないために日本人が知るべきこと」
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

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さて、「正しい地方創生策」ですが、インフラ整備に加え、「税制」も重要になります。

インフラ整備により東京圏と地方の生活面、ビジネス面の格差を解消し、さらに地方移転に対し税制優遇措置を講じるわけです。無論、インフラ格差を「ゼロ」にすることは不可能でしょうが、それでも、
「ある程度は便利で、さらに税制面で優遇措置を受けられる」
という話になれば、東京から地方へと、一極集中とは逆の流れが起きます。

実は、政府はすでに地方移転に対し税制優遇措置を設けており、実際にいくつかの企業が本社機能等を地方に移し始めています。

『税制優遇で5社が地方移転計画 18社は拠点拡充を協議
http://www.47news.jp/CN/201510/CN2015103101001408.html
企業の地方移転を後押しする政府の税制優遇を活用し、大手企業グループなどの少なくとも5社が富山、鳥取、岡山、広島の4県に本社機能を移す計画を進めていることが31日、分かった。既に地方にある拠点の拡充に対する支援では18社が10県と協議している。

政府が推進する地方創生の一環。地方で働く場を増やし、雇用の創出を目指すのが狙い。制度は本年度に始まったばかりで企業数はまだ少なく、今後、拡大するのかが課題だ。

政府が10月上旬、初めて認定した企業受け入れに関する道府県の「地域再生計画」などを基に、経済産業省が集計した。』

政府の政策により、東京23区の企業が地方に本社機能を移すか、もしくは地方拠点を拡充すると、法人税の軽減措置を得ることができるのです。東京、名古屋、大阪といった大都市に本社機能を移転しても、優遇措置は受けられません。

あくまで「地方への移転」が条件になっています。

具体的には、
「特定業務施設の新設又は増設に関する課税の特例」
「特定業務施設において従業員を雇用している場合の課税の特例」
などで、移転を伴う投資に対し、特別償却25%、税額控除7%を受ける、あるいは増加雇用者一人当たり50万円の税額控除(移転を伴う場合は最大80万円)を受けることができます。

共同通信の記事にある五社とは、YKK AP、医療機器メーカーのべセル、サントリープロダクツ、アパレルメーカーのキャン、産業用冷凍機メーカー前川製作所になります。

税制優遇のみ、あるいはインフラ整備のみ、では、なかなか企業は東京から本社機能等を地方に移そうとはしないでしょう。二つが揃うことで初めて、本格的な「地方創生」への道が開けるわけです。(どれだけ税制を優遇されても、「不便な地域」に企業が移転することはありません)

というわけで、政府はインフラ整備には相変わらず否定的ですが、税制優遇は始まっており、成果も出始めているのでございます。

ちなみに、企業の地方への移転等に関して閣議決定(14年12月27日)された「まち・ひと・しごと創生長期ビジョンについて 」を読むと、人口問題について興味深い記述があります。

「(3)東京圏への人口の集中が、日本全体の人口減少に結び付いている。地方から大都市に人口が移動していく現象は、決して先進国に普遍的なものではない。米国や英国では、逆に大都市の人口が減少し、地方の人口が増加している状況が見られる。

仮に、人口減少が大都市と地方でバランスをとりながら進むならば、過密問題の解決が図られ、適度な人口密度の社会の到来が期待できるかもしれない。しかし、日本の場合は、このまま推移すると、「過密の東京圏」と「人が極端に減った地方」が併存するような形で人口減少が進行していく可能性が高い。そして、こうした人口移動は、厳しい住宅事情や子育て環境などから、地方に比べてより低い出生率にとどまっている東京圏に若い世代が集中することによって、日本全体としての人口減少に結び付いていると言える。」

すなわち、政府は東京一極集中が「人口減少」に結びついていると認識しているわけです。そして、この認識は正しいと思います。

というわけで、日本国民の安全保障を強化し、同時に人口減少に歯止めをかけるためにも、東京一極集中を逆転させる正しい地方創生策が必要なのです。すなわち、インフラ整備と税制優遇です。

「インフラ整備と税制優遇による地方創生を!」に、ご賛同下さる方は、
↓このリンクをクリックを!
https://www.youtube.com/watch?v=Gdo9CzUvhhk&list=PLzWX3wp6mOwqeYiQGOiLn2vaRec8VAq87&index=31

PS
・・・中国経済は、高騰していた不動産価格、株価がともに大幅に下落し、バブル崩壊の苦境に直面している。この状況に対する解釈は二つに分かれている。

一つは「単なる景気後退」あるいは「投資主導の経済から消費主導の安定成長への過渡期」とする見方、もう一つは「メッキが剥がれた中国経済が崩壊を始めた」あるいは「経済のみならず、中国共産党の独裁体制崩壊の序章」などとする見方だ。

単なる景気後退なのか、それとも崩壊の序曲なのか? 日本への影響は? われわれは今後、どう対処していくべきなのか?

中国取材から帰国したばかりの三橋貴明が、自らの足で集めた最新の情報を元に、「中国の読み方」、そして「中国との付き合い方」について解説する。
(月刊三橋最新号「中国の読み方〜日本が地獄に引きずり込まれないために」)
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

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【三橋貴明】東京一極集中が人口減少を招く理由への4件のコメント

  1. 學天測 より

    日本の地方と都市部の関係は一般論として住環境の悪化で生存が厳しくなり、周辺へ人口流出が起こり、その流出場所も悪化してという悪循環が起きるとされる難民問題をどこか彷彿とさせますね。都市部に集まる若者は新難民ともうしましょうか・・・。

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  2. 神奈川県skatou より

    己の仕事に疲弊しつつも、常に先生のご活躍を応援しております。東京一極集中の始まりは、江戸でもいいですが、ふつうに効率化、あるいは「選択と集中」という戦略だったのだと考えられますし、それにはそれなりに強みがあったのだと思います。でも技術の進歩や方法の変化で、集中する必要がもはやなくなったケースもありうるわけで、常に「選択と集中」と「分散と機動」戦略は選択肢として両方を出し入れすべきかなと思われます。通信も交通網も発達して、日本の高度経済成長期よりずっと高速・大容量化している点を踏まえれば、「分散と機動」戦略を進めても良さそうなものであり、公共投資の絶好のチャンスの今、やるべきことは都市部に特区を作る、容積率のような規制緩和するようなアナクロな方法論ではなく、通信交通に投資し、地方の都市を中核として開発し経済活性化するのが時代の良策のように、自分にも思われます。日本の低迷は、日本のアタマ(言論)の低迷かもしれませんですね。新陳代謝が必要でしょうか。

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  3. 稲美弥彦 より

    欧米諸国の場合、都市部はスラム街が出来ている為か都市部から離れて住む場合が多い話は聞いたことがある。私は安倍内閣みたいな成長至上主義はうんざりだが、成熟社会主義者も論外だと思います。成熟社会主義はあからさまに東京一極集中を推進しているだけの詐欺師に過ぎないのです。ですので今重要なのは成長や成熟ではなく分散社会主義が重要ではないかと思います。ただ、フランスや韓国、ドイツなどではやはり一極集中の弊害が合わらわれており、ドイツは難民がベルリンに多く集まるせいでベルリン一極集中が進んでいくのだと思います。はやり、皆が考える力が必要だと思います。それと、世界規模でも見ても欧州勢や中国が低迷していく中で、アメリカだけが富を独占する恐ろしい状況になってきているのは危険な兆候です。アメリカ一辺倒を止めないとFIFAの汚職やTPP、AIIBなどでアメリカの支配力が強くなりかねません。だからロシアは多極化時代を目指す事を宣言しているからアメリカ一極支配や東京一極集中は危険だと思います。成長と成熟は紙一重であり、今、必要なのは分散社会である。

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  4. エクサゾーン より

    〉正しい地方創生策 大グロリスト企業と結託し貿易利得誘導理論だけに狂う安倍内閣にはもうウンザリです!インフレ時代は民だけの功績だけでは達成は無理だと思います。デフレ圧力を膿むだけです。いつも同じようなコメントですみません。頭が強靭なコンクリートなんです。

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