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2015年10月6日

【三橋貴明】号外:TPPに立ち向かう主人公

FROM 三橋貴明 http://keieikagakupub.com/38news/

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(無料)
次世代スパコンGreen500世界1〜3位独占!!
https://youtu.be/Dv3ZblXhAdk

“今日の話は今までの全てを凌駕するスゴイ話でした。”
(by Ruskinori Rusky)

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農協改革が国会で議論されていた頃、新聞で報じられるのは「全中(全国農業協同組合中央会)の社団法人化」ばかりで、肝心要の、
・全農(全国農業協同組合連合会)の株式会社化を可能とする
・農協の経営の基盤である准組合員制度については、五年後に見直す
・農地法を改訂し、農業と無関係な外国資本であっても日本の農地を事実上「支配」可能とする
・農業委員会法を改訂し、農地転用の可否を決定する農業委員について、これまでの公選制から首長による任命制に変える
 などなど、農協改革の「本質」は一切、報じられることはありませんでした。全農の株式会社化については、ネットメディアではわずかに報じられていましたが、農地法と農業委員会法については報道ゼロでございました。

農協改革で(彼らにとって)重要なのは、全中ではなく全農や准組合制度、農地法、農業委員会法なのですが、国会の審議中ですらマスコミは報道しませんでしたので、国民の多くは知らないままでしょう(だからこそ、「亡国の農協改革 ――日本の食料安保の解体を許すな」を書いたのですが)。
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今回のTPP大筋合意を受け、いよいよ「中身」がオープンになるでしょうか。そうはならないと思います。

『TPP大筋合意、巨大自由貿易圏誕生へ前進 為替政策でも協力
http://jp.reuters.com/article/2015/10/05/tpp-agreement-idJPKCN0RZ15T20151005
– 環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加する日米を含む12カ国は5日、米ジョージア州アトランタで開いていた閣僚会合で大筋合意に達した。12カ国は為替など幅広い経済問題で協力していくと表明、世界経済の40%を占める巨大な自由貿易圏の誕生に向け前進した。

 米国は、日本製自動車部品の80%超で関税を撤廃することで合意。また日本製自動車に課す2.5%の関税を25年かけて撤廃することでも合意した。

 日本は、豚肉、牛肉の関税引き下げや、バター、米、小麦の輸入拡大で合意した。
 焦点となっていたバイオ医薬品の開発データの保護期間をめぐってはこれまで、米国が12年を求める一方、豪、ニュージーランドなどは薬剤費の増大につながるとして5年を主張してきたが、結局、最低5年に別の手続き期間として3年を加え「実質最低8年」することで各国が妥協した。

 TPP参加国は為替政策の原則について協議することでも合意。米国の製造業者の間で日本が自国の自動車産業などに有利になるように円安に誘導しているとの懸念が出ていることを一部反映したものと見られる。

 このほか今回の合意には労働者の権利や環境保護をめぐる最低基準も盛り込まれている。
 大筋合意を受け12カ国は今後、議会での批准手続きに入る。(後略)』

TPP交渉のポイントは、「秘密交渉」だった点です。日本国民は今も、TPPの中身について知らないままです。

「そんな、中身も知らないのに、反対していたのか」
と、言われそうですが、中身がよく分からないからこそ、反対していたのです。保険契約や金融商品の購入に際し、中身が分からないまま「買う!」「加入する!」などと言う人がいますか? 中身が分からないなら、
「中身がきちんとわからないから、やめておくよ」
が普通の対応だと思うわけです。

というか、なぜTPP交渉が「秘密交渉」なのか、理由を考えてみれば誰でもわかるでしょう。国民に知られたくないからこそ、秘密交渉だったのです。(そうでないというならば、オープンに議論すれば済む話です)

今後、TPPの中身は「肝心要の部分」は伏せられたまま、批准までの手続きが進むことになるでしょう。特に、ISDやラチェットなど、「後戻りできない仕掛け」については、国会で議論はされるかもしれませんが、マスコミは報じないと思います。

しかも、中身が国民に知られ、世論が「TPP批准反対」に流れたとしても
「そんな、すでに12カ国で大筋合意したTPPを、今更『批准しない』など、許されるはずがない」
といったレトリックがマスコミでガンガン流され、最終的に国会議員たちも「よくわからないけど、とりあえず批准」という結果になるでしょう。農協改革は、実際にそうでした。

さて、これで我が国は「亡国への道」で大きく足を踏み出したわけですが、別に、
「だからもう、日本はおしまいだあ〜っ!」
などという話にはなりません。と言いますか、日本が終わりだとして、どうするのですか? 我が国から逃亡しますか。そうしたければ、どうぞそうして下さい。

わたくしは嫌です。だから、日本に残り、これからも足掻き続けますし、そもそも「日本はおしまいだ〜っ!」などとは思っていません。わたくしにしても、我が国の主人公の一人なのです。

先日、チャンネル桜の討論番組で、
「今後、考えるべきことは二つです。一つは、亡国をいかに防ぐか。二つ目は、亡国に至った後にどうするか」
と、発言しました。ここで言う亡国とは、国民が自らの主権に基づき、政治的な話を決定できなくなる、という意味になります。TPPを批准した時点で、日本国民は多くの主権を失います。国際協定は、国内法に優先するのです。

さらに、ISDやラチェットが含まれていた場合(含まれているでしょう)、「未来永劫、戻せない」という話になってしまうわけでございます。

とりあえず、具体的にやるべきことは二つ。

一つ目は、TPPの中身について「正しく理解」」し、様々な国民に知らせていくことです。特に、国会議員に。
「国会議員にレクチャーしても無駄だよ・・・」
と、思われた方が多いかも知れませんが、我が国は議会制民主主義国家なのです。国政を変える資格を持つのは、国民の主権の束を背負う国会議員しかいません。

二つ目は、TPPにより様々な影響が日本国民に生じたとき、
「なぜ、こんなことになったのか」
について、やはり「正しく理解」し、周知することです。TPPの影響は、批准直後から生じるわけではありません。何年も、十何年もかけ、少しずつTPPに合わせて法律が変えられていき、我が国は「今と違う日本」にいつの間にか姿を変えていることになります。

いかなる「今と違う日本」なのか。わかりやすい例を出せば、現在のアメリカ型社会であり、あるいは「顔のない独裁者」の世界です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4569807488/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4569807488&linkCode=as2&tag=mitsuhashitak-22

日本が実際に「顔のない独裁者」そのままの社会になったとき、国民の多くが「なぜ、こんなことになったのか」を正しく理解していれば、亡国の道を引き返せるかも知れません。
「本当に、そんなことができるのか?」
などと言われても、わたくしに保証ができるはずがありません。それでも、わたくしは日本の主人公の一人として、我が国が亡国の道を突き進む現状を変えるべく、できることを全てやるつもりなのでございます。

今後も三橋貴明の言論活動をご支援下さる方は、
↓このリンクをクリック!
「なぜ地方議員は党執行部に逆らえないのか?」
https://youtu.be/8GGn_ZgqiCA

PS
10月28日発売予定、ヒカリランド「ドイツ第四帝国の支配と崩壊」が予約開始になりました!
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PPS
明日は6時から文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

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【三橋貴明】号外:TPPに立ち向かう主人公への8件のコメント

  1. 子芥子 より

    >「国会議員にレクチャーしても無駄だよ・・・」与党自民党の良心の発現(性善説)に期待するのは100%徒労に終わる、時間の無駄だと思います自分で自分のメンツを潰す事はしないし、トップの安倍には逆らえないそれが例え売国でも…そこまで彼らは堕落しているのだと私は思います批准阻止は国会議員頼み以外にもありTPP交渉差止・違憲訴訟の原告団の一人である私にとってはTPPは国民を守る事を謳った憲法に違反する「政治では批准阻止ができないのなら司法で…」とう言葉が三橋先生から出てこず日本とその国民を裏切り続ける与党自民党になおも期待する姿勢は残念でなりません

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  2. 神奈川県skatou より

    三橋先生のご活躍をいつもあつく応援しております。「○○が安くなる」、これが価値観なのは働かない人であり、働く人ならば「給料が高くなる」=「高くなる仕事ができる」=「売るものが高くなる」になるはずです。もはや報道がデフレ圧力なのではと残念に思います。「亡国の農業改革」を拝読し、ささやかな抵抗を始めました。生まれてずっとの習慣だった、朝食にパンを、ごはん、米食にチャレンジしています。妻の気持ちもあることですから、少しずつですが、変えていこうと思っています。

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  3. robin より

    「TPPをピンチではなく、むしろチャンスに」に思わず吹き出しました。ピンチを米国に搾取されることだとするとチャンスとは次段階のFTAAPにおいて日本がアジアを植民地化して搾取するルール作りをするってことかな。「世界の半分をお前にやろう(でも海)」とでも言われたのかな。外向きの農業って他国の侵略ではなかろうか。自国の安全保障が損なわれても生き残れるのはごく一部の自家用機持ちで国境を自由自在に飛び回る世界市民だけじゃないかな。自由貿易って裸祭りのことなのか。気候も服も(国土とか規制)も無視して互いに殴り合って生き残った方が勝ちみたいな。「若者の情熱」とか言ってるけど政治家とグローバリストの他国収奪の野心の間違いじゃないかな。日本人の給与が増々下がる状況で経済移民と平等な(より低いハードル程価値がある)競争して国民に自信が付くものなのかな。「主権は全く損なわれない」と言いつつ「将来的には全ての制限が取り払われる」とも言ってるので個人的に理解不能でした。「成長の起爆剤」で爆発させたいのは常識言語文化とか生活基盤であって、より新しいもの、不安定なもの程価値を見出す社会を目指してるのかな。

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  4. たかゆき より

    橋の下の どぜう♪さすがに 二匹目や三匹目は ないでせう。。。馬脚を現わした どこぞの馬の骨に騙される馬鹿っているのかしら??あとは 馬糞の方々の川流れを拝見するだけで ございます♪

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  5. ぬこ より

    正直、絶望を通り越して、コケカキイキイ、や、ええじゃないか〜〜を、歌いながら、この末法の世を切り抜けていこうと思いマウス。ちなみに、直接三橋先生とは出馬前の居酒屋で向かい合っただけですが、勝手に尊敬させて貰ってます。元IT系で退職後会計系に移られた三橋先生。しかも、その某外資IT企業、小生の居た企業と結構、繋がりがあったり(笑)でも、小生は無能故に、会計系資格断念し、今は派遣をしながら別の道を模索しております。気づいたら中年に差し掛かり、下手に商法だの会計基準だの読み込んでいたおかげで、構造改革と言うのがどういう事か?TPPと言うのがどういう事か?、肌感覚(笑)で危機感を持っておりました。法律をお上の与えてくれた金科玉条のものと捉える日本人と、狩りの武器を手入れする感覚で法律を運用するサクソンの違いなのでせうか?企業買収のエゲツないやり方(LBOとか)でも、その肉食思想が垣間見れますよね。そんなサクソンと戦っていける尊敬できるエリートを持ちたいと言う、小生の様な庶民の細やかな夢。小生の様に「ある程度は知るに至った」庶民用に、フォロワーシップ教育を行う事も大事なんですよね(リーダー教育ばかり巷で言われますが)。そして、そんな庶民が酒場やカフェで仲間を増やしていく(本来は、企業である程度、政治の事を話し合える環境にあればいいんですが….)。小生、就職氷河期ど真ん中どすが、生活上の危機感から、意外に政治に興味を持って居る人達が多いですよ。ちなみに、反グローバル化デモみたいなもんを、日米欧同時多発でできないのでせうか?長々とスミマセン。ミッツ大老、お身体、お気をつけてください。

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  6. たけちゃん より

    三橋先生 TPPのマスゴミ報道は全く酷いものですね。やれワインが安くなるとか牛肉チーズバターが安くなるとか、その一方で経済困窮して死人が出るかもしれない等とは一言も言いませんね。政府の政策で人命が失われる事も有り得るのに他人事には無関心を装う提灯持ちしかいないのが現在のマスゴミです。 三橋先生や藤井先生や中野先生の警告を真摯に耳を傾ける良心ある国民も増えつつあります。自分自身も微力ながら足掻き続けて行きたいと思います。

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  7. マクロ・トライライト・ゾーン より

     おおさか橋下イメージフレーズ路線にしろ、第3の成長路線にしろ、安保法制合憲路線にしろ、TPP余り輸出ウルトラCにしろ、地方自治体が地産地消に頑張っている(?)のを革靴の先で蹴ったくるように見えます。国内需要叩き潰しに繋がることを解ってるんですかねっAAA俗はっ! 考えてみると明治時代に、特に意味を掘り下げるわけでもなくクリスマスを輸入した日本ビジネス・タレント・メディア人は、昨今のワイドショーでは特に意味を考えるまでもなくハロウィンコーナーだのに話題を振り撒き、(ハロウィンとか言ってる場合か?)日常茶飯事から日本式を剥奪、忘れさせていくのです。今更始まったことじゃないですね。自分が言えることではない‥‥失礼しました。

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  8. ヒロボン より

    TPPにおける交渉参加表明、交渉参加の時を振り返り、三橋さんのコメントには、同感の意と力強さをいただき、ありがたく読ませていただきました。もう、本当にアメリカ、大企業=スポンサー(国内無国籍グローバル企業等)に気遣いをして、政治及びマスコミの報道自主規制は、改めさせねばなりません。私が思いつく考えは思いつきませんが、、 しかし、隣の韓国は、NAFTAにおけるメキシコの事情を長時間に渡り報道しました。(あくまでも動画で見た事実に過ぎませんが。) この日本があの韓国にも劣るよう顛末だけは、せめて、行ってはならないと思う限りです。なお、本日も平和なお馬鹿さんを沢山拝見し、彼らの身勝手な考え方も加わり、国の存亡の危機を思いました。このままでは、どうしても納得がいきません。

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