From 三橋貴明@ブログ
チャンネル桜
「Front Japan 桜」
に出演しました。
【Front Japan 桜】
衰退途上国化を阻止せよ
/ 戦争と民族の悲劇が凝縮された“親日国”ポーランド
/ 事実上の移民~外国人労働に門戸
/ マレーシア、高速鉄道計画を中止
[桜H30/5/30]
https://youtu.be/Cq0JgaSnUS0
http://www.nicovideo.jp/watch/
資本主義とは、
インフレギャップ=人手不足
の環境下において、
「設備投資」「公共投資」
「人材投資」「技術投資」という
四つの投資により、モノ、ヒト、技術
という経済の三要素を強化。
生産者一人当たりの生産量の拡大、
つまりは生産性向上により
成長するモデルです。
生産性向上≒実質賃金の上昇です。
生産性向上で豊かになった国民は、
消費や投資を増やすため、
総需要が拡大。
またもや
インフレギャップ=人手不足
となります。
また、生産性向上の投資
そのものが「需要」でもあるため、
やはりインフレギャップ=人手不足
が続きます。
インフレギャップを生産性向上で埋め、
豊かになった国民が需要を拡大し、
またもやインフレギャップ。
この循環こそが「経済成長」なのです。
幸いなことに、日本は
少子高齢化により
生産年齢人口比率が低下し、
人手不足が深刻化していきます。
この人手不足を
「生産性向上のための投資」
で埋めたとき、我が国の
経済成長の循環は回り始めるのです。
当たり前ですが、
移民受入に動いてはなりません。
別に、既存の外国人労働者を
排斥しろとは言いません。
単に、規制を強化し、
外国人労働者が入りにくく
なるだけで十分でしょう。
というわけで、政府がやるべきは、
「交通インフラの整備、技術投資等、
生産性向上のための財政拡大」
「外国人労働者に対する規制強化」
この二つになります。
骨太の方針に、
「財政拡大(+消費増税凍結)」と
「移民規制」を盛り込むだけで、
我が国は再び高度経済成長期に
向かうことになります。
ところが、現実に骨太の方針に入るのは、
まずは消費税増税を含む緊縮財政。
そして、移民「受入拡大」
とくるわけですから、まさしく
安倍政権は「亡国の政権」
としか呼びようがないのです。
『外国人、単純労働にも門戸
政府案「25年に50万人超」
https://www.nikkei.com/
政府が検討している新たな
外国人労働者受け入れ策の原案が
29日、明らかになった。
日本語が苦手でも就労を認め、
幅広い労働者を受け入れるのが特徴だ。
2025年ごろまでに人手不足に悩む
建設・農業などの5分野で
50万人超の就業を想定する。
日本経済が直面する深刻な
人手不足を背景に、
単純労働分野における外国人への
事実上の門戸開放に踏み切る。(後略)』
骨太の方針において、一旦、
帰国した技能実習生が再び再来日し、
五年間働けるようになる
(もはや技能「実習生」でも何でもないですな)
ことが盛り込まれると報じられています。
加えて、建設、農業、宿泊、
介護、造船業の五分野について、
「特定技能評価試験」(仮称)を新設。
試験に合格すれば、就労資格を
得られるようにするとのことです。
資本主義の原則に逆らう
「移民受入」プラス「緊縮財政」により、
日本国民は貧困化していきます。
何しろ、我々は
「(相対的に)安い賃金でも働く外国人」と、
賃金切り下げ競争を
させられることになるのです。
もっとも、すでに日本国民の
実質賃金は下がりに下がり、
先進国最低。
間もなく、東南アジアと
肩を並べるでしょう。
(すでに、サービス分野では
東南アジアを下回っている
ジョブがあります)
というわけで、賃金が下がり続ける
日本に耐えられず、我々日本国民が
先進国や中国に「出稼ぎ」に行く日
が近づいています。
移民送り出し国「日本」
でございますね。
無論、所得水準が下がった
日本であっても、魅力的
(相対的に賃金が高い)に
見える国々もたくさんあります。
将来的に、我が国は
「安い賃金でも働く」
外国人が続々と流入し、
同時に日本国民が「高い賃金」を
求めて外国に移民していく。
そういう国家に
落ちぶれることになるでしょう。
そんな有様で、我々日本国民が
「ナショナリズム(国民意識)」
を維持できると思いますか?
皇統を守り切れますか?
大災害の際に、互いに助け合う。
日本人のDNAに刻み込まれている
「健全なナショナリズム」が失われ、
その後、大災害が起きたとき(起きます)、
果たして日本は「日本」として
存続できるのでしょうか。
重要なのは、
「だからダメなんだ!
おしまいだ!」
ではありません。
ダメなことは分かっているんですよ。
ダメなことを理解した上で、
「政治」を動かさなければ
「移民送り出し国「日本」」は
避けられない状況である。
という現実を踏まえて、
国民一人一人ができることを
やらなければなりません。
まだ、間に合うと思います。
かろうじてですが。
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