From 佐藤健志
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●●日本は「発展途上国」へと転落するのか? 豊かで安全な日本を後世に残すための条件
http://keieikagakupub.com/lp/
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6月10日の記事「〈九条の会〉と安倍政権」や、
http://www.mitsuhashitakaaki.
http://www.mitsuhashitakaaki.
理由はむろん、
私はこれを、戦前の防空演習で行われた「バケツリレー」
最近、もっとも注目を集めた例はこれでしょう。
6月25日に開かれた自民党の議員による勉強会「
ウィキペディアによれば、同会は「心を打つ『政策芸術』
「政策芸術」とは、一体いかなる政策(ないし、いかなる芸術)
問題はこの会合で、「マスコミをこらしめる」など、政府・
安保法制を審議している衆議院の特別委員会の理事会では、
さらに自民党の佐藤勉・国会対策委員長は、
http://www3.nhk.or.jp/news/
木原青年局長は結局、一年間の役職停止処分となり、
「応援団が後ろから鉄砲を撃っている」
とは、まさに言い得て妙。
木原局長自身、記者団に「後ろから鉄砲(を撃った)
http://mainichi.jp/select/
だから墓穴リレーだと言うのですよ。
しかし!
自滅的言動は、政府・与党の専売特許ではありません。
こちらのツイートをどうぞ。
戦後政治学は戦後民主主義とともにあった。
政治学者・山口二郎さんが、6月26日付で送信したものです(
https://twitter.com/
文中の「べ供」は、むろん「勉強」の打ち間違い。
何について、
ただし。
このツイートには看過しがたい論理のゴマカシがある。
1)戦後政治学は戦後民主主義とともにあった。
2)戦後政治学を学んできた私たちは、
3)今この状況で態度表明ができない人は、
「政治学」と「民主主義」が、(1)から(3)にいたるまで、
政治学について言えば、(1)および(2)の前半では「
他方、民主主義はどうかと言うと、(1)では「戦後民主主義」
山口さんは「政治学」と「民主主義」の両方について、〈
だいたい「戦後政治学」とは何でしょう?
私の知る限り、そのような学問分野は存在しません。
「戦前政治学」や「ポスト戦後政治学」(※)
(※)どちらも思いつきでつくった言葉です。念のため。
ツイートによれば、「戦後政治学は戦後民主主義とともにあった」
戦後民主主義は政治的イデオロギーの一つですから、
それでは学問と呼べないのではないか? という疑問も生じるものの(だから「勉強」ではなく「べ供」
ただし「戦後政治学」は、決して「政治学」
当たり前の話ですね。
政治学者であれば、誰でも戦後民主主義を肯定・
ついでに「戦後民主主義」も、「民主主義」
ふたたび当たり前の話です。
さらに言えば、民主主義そのものさえ、
エドマンド・バークは「フランス革命の省察」で、「
詳細はこちらを。
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ところが!
山口さんは(2)の文で、「戦後民主主義」を「民主主義」
戦後民主主義を守ることを、
このような手法を、日本語では普通「すり替え」と申します。
そして(3)の文では、民主主義、
今度は「戦後政治学者」が、
例によって、これもすり替え。
二つのすり替えによって、どういう印象がつくりだされるか。
これです。
〈現在、戦後民主主義を擁護しようとしない者に、
もっとずばり言えば、こうでしょうね。
〈安保法制や安倍政権に反対しない者に、
このような発想を、われわれは普通何と呼ぶでしょう?
そうです。
全体主義。
自由な思考よりイデオロギー信奉が優先され、
反安倍政権の側の応援団も、
山口さん、安保法制について「(政府・与党が)
https://twitter.com/
ではでは♪
PS
もしあなたが「豊かな日本」を未来に残したいなら、
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<佐藤健志からのお知らせ>
1)7月5日(日)、日本テレビの「真相報道 バンキシャ!」(18:00〜18:55)に〈ご意見バン!〉
2)7月31日(金)、表現者シンポジウム「戦後70年 隘路(あいろ)にはまるか、日米同盟」
詳細は以下の通り。
会場 四谷区民ホール(18:30開場、19:00開演、21:
他のパネリスト 佐伯啓思さん、白井聡さん、中島岳志さん、富岡幸一郎さん、
会費 1500円
参加ご希望の方は、お名前、ご住所、お電話番号、
郵送の場合 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-17-22-303
ファックスの場合 03-5490-7576
メールの場合 hyogensha@gaea.ocn.ne.jp
なおメールで申し込まれる場合は、スパムと混同されないため、
3)果てしなき「墓穴リレー」から、どうやって脱出するのか?
三橋貴明さんも「読んで『これだ!』と思った」と絶賛!
「愛国のパラドックス 『右か左か』の時代は終わった」(アスペクト)
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4)民主主義を勉強したつもりで、じつは「べ供」
「僕たちは戦後史を知らない 日本の『敗戦』は4回繰り返された」(祥伝社)
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5)「数ヶ月前、ニューヨークの二つの新聞に、
アメリカ独立前夜に発せられた言葉に、
「コモン・センス完全版 アメリカを生んだ『過激な聖書』」(PHP研究所)
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6)「表現者」61号(MXエンターテインメント)に、評論「
7)「文藝春秋スペシャル 教養で勝つ大世界史講義」に掲載された評論「
文藝春秋スペシャル公式サイト
http://hon.bunshun.jp/
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8)そして、ブログとツイッターはこちらです。
ブログ http://kenjisato1966.com
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