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2014年7月14日

【三橋貴明】日本国民が所得を稼ぐための基盤

From 三橋貴明

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●●マスコミが言わない「韓国の不都合な真実」とは
https://www.youtube.com/watch?v=e9f7FntISwU

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【今週のNewsピックアップ】
●想定外
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11891251109.html

●あなたの所得を倍増させる経済学
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11892166913.html

この世には様々な経済指標があります。経済指標を見る際に重要なのは、各指標に繋がり、関連性があることを理解することです。例えば、国際収支上の貿易収支とサービス収支を足したものが、GDP上の「純輸出」です。現在の日本は貿易収支が赤字化しているため、GDPの純輸出は「純輸入」状態となっており、GDPの足を引っ張っています。

もっとも、貿易収支(&サービス収支)はあくまで支出面GDPの需要項目の一部に過ぎません。貿易収支が赤字でも、民間最終消費支出、民間企業設備、民間住宅、公的固定資本形成、政府最終消費支出の合計が十分に拡大すれば、経済は成長します。

「貿易赤字になった! 国民経済が崩壊する!」
などといった単純は話ではありません。

もっとも、貿易赤字の原因(主因)が輸出の減少だった場合、普通は外需向け機械受注などが減っているでしょう。すなわち、外需(輸出)という需要が減少した結果、内需の民間企業設備も縮小する確率が高まるわけです。

あるいは、貿易赤字の主因が「輸入の増加」であるとなると、もしかしたら「民間最終消費支出」が増えているため「かも」知れません(現在の日本がそうだとは言っていません)。民間最終消費支出の増加により、貿易赤字拡大以上に国民経済が伸びる可能性があります(リーマンショック前のアメリカが、そんな感じでした)。

さらに言えば、民間企業設備、民間住宅、公的固定資本形成という「GDPの三投資」は、「国富」における生産資産の増加をもたらします。さすがに、本メルマガのユーザーで「国富」をシンプルに「お金の額」として捉える人は少ないと思いますが(「対外純資産」はお金的な国富ですが)、一般の人はそんなことは知らないでしょう。

国富、すなわち「生産資産」「有形非生産資産」「対外純資産」について、
「日本国民が所得を稼ぐための基盤」
であることを理解して初めて、経済にとって最も重要な要素を理解できます。すなわち、国民の需要を満たす供給能力です。

お金など、中央銀行が印刷すればいくらでも発行できます。それに対し、供給能力は国民が「GDPの三投資」を実施し、国富を積み上げ、さらには人材投資を拡大しなければ決して増えません。

デフレとは、需要不足により国民経済の「虎の子の供給能力」を削り取り、将来不安から国民が投資を減らすからこそ問題なのです。無論、デフレは物価や所得を引き下げるという問題もありますが、「最大の問題」は国民経済の供給能力を削り取り、国民の貧困化、国家の発展途上国化を招くからこそ「悪」であると、三橋は確信しています。

とはいえ、上記を理解してもらう以前に、「理解するための知識的基盤」を持つ日本国民は、未だ多数派に至っていません。だからこそ、三橋は

「あなたの所得を倍増させる経済学」
http://amzn.to/1zvdGop

を書きました。

無論、三橋の本ですから、「所得を倍増させる」と書いた際の「所得の定義」も明確にしています(本書では名目GDPを採用)。日本国民の所得を増やし、分厚い中間層を中心に成長できる国民経済を「取り戻す」ため、三橋は今日もキーボードを叩き続けるのです。

【三橋実況中継】

梅雨やら台風やら、雨の季節が続きます。季節とは全然関係ないのですが、魔女の一撃(ぎっくり腰)対策で「運動」を始めました。毎日、筋肉痛で苦しんでおりますが、ここまで体が脆弱化していたのかと驚いています。

というわけで、三橋強靭化計画発動です。人間、健康と身体が資本でございますよ。

本メルマガ「三橋貴明の「新」日本経済新聞」屈指の人気執筆者であった東田剛氏の連載が、諸般の事情により終了となってしまいました。

水曜枠については今後、佐藤健志氏(作家・評論家)にご担当頂くことになりました。毎週、メルマガを書くというのは、本当に大変な作業なのですが、まことに相すみませんです、佐藤様。

さらに、佐藤氏のこれまでの枠(柴山先生との隔週木曜枠)については、無理を言って、島倉原氏(評論家)に書いて頂くことになりました。個人的に「天才では・・・」と思っている島倉氏に執筆者に就任して頂き、大変光栄に存じます。

それにしても、直近の金土だけを見ても、

【施 光恒】「クール・ジャパン」より大切なもの
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/07/11/se-41/

にせよ、

【青木泰樹】2つの潜在GDP
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/07/12/aoki-4/

にせよ、余裕でお金が取れるコンテンツです。これほどまで高品質なメルマガをボランティアで書いて頂いている執筆者の皆様に、改めて心からの感謝をささげます。

◆一般参加可能な講演・イベント
一般参加可能なイベントはありません。

◆徳間書店「移民亡国論: 日本人のための日本国が消える!」が発売になりました。
http://amzn.to/1yvwMKw

◆TAC出版「マスコミが絶対に伝えない 「原発ゼロ」の真実」が発売になりました。
http://amzn.to/1po2F1H

◆講談社「あなたの所得を倍増させる経済学」が発売になりました。
http://amzn.to/1zvdGop

◆政経電論第五号に「[三橋貴明が説く 今さら聞けない経済学]第5回:安全保障と利益追求」が掲載されました。
http://seikeidenron.jp/headline.html

◆光文社FLASH7月8日号 「年収400万円でも残業代ゼロの憤怒!」にインタビュー出演しています。

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」第84回 「実質消費の8%下落の衝撃」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆Klug連載 三橋貴明の「経済ニュースにはもうだまされない 第262回 「原発ゼロの」夏
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2014/07/08/021891.php

◆有料メルマガ 週刊三橋貴明 Vol268 家計貯蓄率と国民経済
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
今回のテーマは「家計貯蓄率」です。実は、家計貯蓄率には二種類あるって知っていました?(今回取り上げるのは、国民経済計算上の家計貯蓄率)

◆メディア出演

7月13日(日) テレビ朝日「サンデースクランブル」に出演しました。
http://www.tv-asahi.co.jp/sundayscramble/

7月15日(火) 7時からTOKYO MX「モーニングCROSS」に出演します。
http://s.mxtv.jp/morning_cross/

7月16日(水) 6時から「おはよう寺ちゃん活動中」に出演します。
http://www.joqr.co.jp/tera/

◆三橋経済塾
三橋経済塾第三期第七回「規制緩和と経済学(後編)」が7月20日(日)に開催されます。
http://members.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=771
今回はゲスト講師はお招きしておらず、久しぶりのケーススタディーです。懇親会の予約等がありますので、ご参加ご希望の方は早めにお申込み下さいませ。

◆チャンネルAJER更新しました!
『移民亡国論1』三橋貴明 AJER2014.7.8(5)
http://youtu.be/0vU6JkETtvs_。

PS
「月刊三橋」最新号のテーマは、「イラク危機」です。
日本の安全保障と関わる問題について徹底解説しました。
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_sv2.php

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【三橋貴明】日本国民が所得を稼ぐための基盤への1件のコメント

  1. 神奈川県skatou より

    「分厚い中間層が中心」に大賛成です。ところで今日文科省は5歳児教育費の無償化で年収350万円未満の全世帯を対象にする案を出したそうですが、これって年収4、500万で子供が複数いる家庭がもっとも冷遇される、つまりその階層の子育てを諦めさせ、350万未満の階層を増進することになるのではないかと懸念いたします。たしか最近の調査では、学歴と年収に優位な相関があると出たはず(根拠未確認)であり、これでは低年収の階層の増進・固定化、というか、格差社会の助長になりかねないと心配なのですが、如何でしょうか。「弱者の保護がよい政治」程度のナイーブな発想だとしたら、行政、政治として迷惑のように思われます。

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