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2013年9月16日

【三橋貴明】五輪ファシズム?

From 三橋貴明

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【今週のNewsピックアップ】

祝! 2020年 東京五輪開催決定!
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11609237301.html

アニマル・スピリッツ
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11612000377.html

2020年のオリンピック、パラリンピックの開催地が東京に決定いたしました。

東京五輪の開催は、東京一極集中をさらに進めてしまうという懸念はありますが、日本国民に公共投資や民間投資の重要性を思い出してもらう最高の切っ掛けになることは間違いありません。

とにかく、バブル崩壊後の日本の「投資縮小」は半端なく、ピーク(1991年)と比較すると、何と昨今の投資金額は40兆円も減少しているという、惨憺たる有様になっています。当たり前ですが、投資をしない国家の国民経済が成長するなどということは有り得ません。そして、投資縮小で経済成長率が低迷すると、

「やっぱり日本経済はもう成長しないんだ。投資しても無駄だ」

という心理状況が生まれ、ますます投資が減るという悪循環に入ります。将来の成長を信じることができない人が、リスクを取って投資するはずがないわけです。

東京五輪は余程のことがない限り、7年後には必ずあります。「7年後、どうするか」と、国民みんなが考えることで、我が国は「成長のために投資する」普通の国の姿を取り戻すことができるかも知れないのです。

ということで、東京五輪開催決定は日本経済にとっても、あるいは国民心理にとっても「慶事」と言っても構わないのですが、この種の慶事には水を差さずにはいられないのが日本の左翼マスコミです。

週刊朝日の最新号に「汚染水でフクイチは崩壊寸前 安倍政権の”五輪ファシズム”が国を滅ぼす」という、まことに刺激的なタイトルの記事が載りました。

五輪ファシズム・・・・。何のこっちゃ、という感じです。ファシズムとは議会制民主主義を否定し、一党独裁と権威主義により、ナショナリズムというか「国粋主義」的に国家統合を図る思想です。日本は東京五輪を開催することで、どうやら議会制民主主義とおさらばすることになるようです。複数政党制も終焉ということになりますので、恐らく(週刊朝日的には)自民党独裁の時代が始まるのでしょう。

ありゃ、こりゃ、大変だ。という感じです。

ロンドン五輪が開催され、イギリスはファシズム国家になったのでしょうか。まあ、その前の北京五輪は、ファシズムならぬコミュニズムに基づき一党独裁制を貫いている中華人民共和国で開催されましたので、確かに「北京五輪ファシズム」というものがあったのかも知れません。とはいえ、北京五輪の前のアテネ五輪を開催したギリシャ、その前のシドニー五輪を開催したオーストラリアも、普通に民主主義国家のままです。

要するに、言葉遊びに過ぎないのですが、「五輪ファシズム」といったセンセーショナルなフレーズまで持ち出し、日本国にとっての絶好の機会を穢そうとする連中の心理は、一体どうなっているのでしょうか。

要するに、彼らは「日本国」が嫌いなのです。グローバリストは「国家」が嫌いですが、日本の左翼は「日本」が嫌いです。彼らは別に国家を否定したりはせず、中華人民共和国や大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国といった、民主主義が存在せず、共和国ですらない反日三羽烏は大好きです。(韓国には一応、民主主義がありますが、その上に「反日」という国是がドーンッと鎮座しており、民主主義や法治主義が機能していません)。

「五輪ファシズム」などといったくだらないフレーズを思いつく連中は、とにかく「日本国の事業」が嫌いです。五輪はもちろんのこと、公共投資も、原発も、とにかく「日本国家」が推進する事業は全て忌み嫌います。だからこそ、彼らは「将来の国民のための投資など、どうでもいい。とにかく、今の自分たちに社会保障としてカネを寄越せ」という、おぞましい理念に基づいた「コンクリートから人へ」というスローガンを平気で口にできるわけでございます。

今後、東京五輪開催までの七年間は、彼ら「日本国が嫌い」な日本人(日本国民ではなく)との最終的な「決戦」となる気がしてならないわけでございます。

PS
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【三橋貴明】五輪ファシズム?への5件のコメント

  1. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    >東京五輪は余程のことがない限り、7年後には必ずあります。「7年後、どうするか」とその「余程のこと」を考え抜くのが、言論人たるもののつとめではないのかね。

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  2. 日本財布論、改め、日本連帯保証人論 より

    いえいえ、「非国民」との「聖戦」を使嗾する輩のある限り、「全体主義者」とか「ファシスト」とかいったメタファーの訴求力が失なわれることは、けしてありえませんね。 それが嫌なら、次のように口走る輩をどうにかして頂きたいものだ。>彼ら「日本国が嫌い」な日本人(日本国民ではなく)との最終的な「決戦」となる気がしてならないわけでございます。 「日本国民でなく」というのは、まさしく「非国民」の直訳ではありますまいか。

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  3. 粕谷真人 より

    古い!あえて嫌味をこめて言うけど、「そんな言い回しで商売できるマスゴミがうらやましい!」。全体主義者とかファシストとレッテル張りするのは、米ソ冷戦時代のサヨクの常套手段だったが、今の時代には通用しない。

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  4. 古事記 より

    『東京五輪の開催は、東京一極集中をさらに進めてしまうという懸念はありますが、日本国民に公共投資や民間投資の重要性を思い出してもらう最高の切っ掛けになることは間違いありません。』との意見には同意いたしますが、今後七年の間に水害と老朽化と地震対策を万全に行わなければならず、インフラ整備が急がれます。コンパクトシティー日本の状態になりつつある東京には多くの資金が流れ込み、人口減少の日本で人口増加も続いております、国土強靭化は、リスク分散と回避が不可欠なはずなのに一極集中が益々加速して行く状況は放置すると大変な事になる可能性が有る事を。 危惧します。東北も誰か想像できましたでしょうか。 追記;阪神淡路大震災では電車も車も走れない状態で高速道路、線路、駅、電気、 ガス、水道のインフラ全てがマイナスの連鎖で、 復旧するのに数か月単位  のオーダーでした、東京の経済活動規ならば想像を絶する損害が発生します。また、その時の大阪は兵庫と川を一つ隔ててパチンコ屋が軍艦マーチを鳴らし営業中でした。たった数キロで別世界です。東京から伊丹空港へ2時間程度。家が倒れ道路をふさぐ大阪から伊丹空港へ車で8時間もかかりました。東京の担当は『何でこんなに遅いんだよ』が第一声です。車で同じ道を走り『申し訳無     い、こんな状況は想像出来なかった』と一言だけで後は黙って外を見      て愕然としておりました。本日の水害も東京は他人事でしょうが、被害者は被害に遭って初めて     理解したと 災害の怖さを語っていた。いつも天と地のギャップに驚き      ます。七年間は東京が安全と保障されているかのように行動し進めら     れる行政には半ば諦めを覚えるしか無いのですかね。不安な7年

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  5. 古事記 より

    『東京五輪の開催は、東京一極集中をさらに進めてしまうという懸念はありますが、日本国民に公共投資や民間投資の重要性を思い出してもらう最高の切っ掛けになることは間違いありません。』との意見には同意いたしますが、今後七年の間に水害と老朽化と地震対策を万全に行わなければならず、インフラ整備が急がれます。コンパクトシティー日本の状態になりつつある東京には多くの資金が流れ込み、人口減少の日本で人口増加も続いております、国土強靭化は、リスク分散と回避が不可欠なはずなのに一極集中が益々加速して行く状況は放置すると大変な事になる可能性が有る事を。 危惧します。東北も誰か想像できましたでしょうか。追記; 阪神淡路大震災では電車も車も走れない状態で高速道路、線路、駅、     電気、ガス、水道のインフラ全てがマイナスの連鎖で、     復旧するのに数か月単位のオーダーでした、     東京の経済活動規ならば想像を絶する損害が発生します。     また、その時の大阪は兵庫と川を一つ隔ててパチンコ屋が軍艦マーチ     を鳴らし営業中でした。たった数キロで別世界です。     東京から伊丹空港へ2時間程度。家が倒れ道路をふさぐ     大阪から伊丹空港へ車で8時間もかかりました。東京の担当は     『何でこんなに遅いんだよ』が第一声です。車で同じ道を走り『申し訳無     い、こんな状況は想像出来なかった』と一言だけで後は黙って外を見      て愕然としておりました。     本日の水害も東京は他人事でしょうが、被害者は被害に遭って初めて     理解したと 災害の怖さを語っていた。いつも天と地のギャップに驚き      ます。七年間は東京が安全と保障されているかのように行動し進めら     れる行政には半ば諦めを覚えるしか無いのですかね。不安な7年

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