FROM 藤井聡@京都大学大学院教授
皆さんは,我が国日本に,政府が策定した
「新幹線ネットワーク計画」
なるものが存在していることをご存じでしょうか?
こないだとある講演会で,
実に200人の聴衆の中でそれをご存じの方は,
たった一人(!)しかおられませんでした。
そして,そのお一人の方も,
しかし,実際に私たちは,新幹線を整備する「基本法」を策定し,
こちらをご覧下さい。
https://www.facebook.com/Prof.
ご覧のように,新幹線というのは,日本海側にも四国にも,
北海道については。。。。札幌から旭川までつながり(!),
日本海側(東北・北陸方面)については。。。。青森,秋田,
日本海側(山陰方面)については。。。。大阪から,鳥取・
四国については,関西から四国を横切り,最後は何と!大分・
九州については,福岡から大分・
・・・・
もちろん,今のわたしたちの「常識」から考えれば,
しかし(!),昭和30年頃の日本人にしてみれば,今,
——————————
●月刊三橋最新号のテーマは、
「アメリカ格差社会〜グローバル資本主義の悪夢」。
http://www.keieikagakupub.com/
→アメリカ社会は、ウォール街にいかに支配されているのか?
→グローバル企業は、
→公共サービスが次々と民営化され、
「独占企業」として高い利益を生み出しているカラクリとは?
ボロボロに搾取されるアメリカ国民たちの哀れで悲しい現実。
日本人が今、やるべきこととは・・・・
——————————
そして,昭和時代の人間にしてみれば,携帯電話も「夢」
それから考えれば,今,私たちが「夢」のように感ずる,
この新幹線ネットワーク計画をつくった昭和時代の日本国政府は,
何より,この計画は,よくよく考えられて作られた者であって,
こちらをご覧下さい。
現在,新幹線が繋がっていない都市(人口20万人以上)は,
しかし,このネットワークがつながれば,
このことはつまり,この新幹線計画は,
。。。で,主要なまちを新幹線ネットワークでつなごう!
つまり,仏独は,
それに引き替え我が国は・・・・新幹線では,
そして,折角作ったこの計画ができてから,
でも!!
心ある日本国民の皆さんはまずは,我が国には,「
「事実」
を知るところから,始めましょう!
そしてその上で,そんな構想が実現したら,我が国には,
「想像」
致しましょう!
そして,是非,そんな夢を実現したいと思えば,どうすれば,
「考えて」
参りましょう!!
そうすると,「新幹線ネットワーク」なんてものも,
ではまた来週!
PS
この論点をもっと考えてみたい方は,こちらを!
http://amzn.to/1aTxB2Z
PPS
デトロイト市が破綻しましたが、、、
外資を引き寄せるため=グローバル企業に減税するために「
未来への投資(公共事業)を怠ると、
このような悲惨な現実が待っているのかも、、、
http://www.keieikagakupub.com/
【藤井聡】新幹線ネットワークへの9件のコメント
2013年8月13日 2:44 PM
今の政府は「地方創生」とは名ばかりで、東京五輪に向け湯水のごとく税金を注ぎ込もうとしており、「東京にメリットのない事業は税金のムダ」と言わんばかりの態度が見え見えです。人口も経済もあらゆる面で飽和状態の東京、言うなればもはや伸びしろ皆無の東京にこれ以上何を期待するのでしょう。それよりも地方都市全体が10%成長すればどれだけ日本全体の経済がよくなることか。学校のテストで得意の一科目を90点から100点に上げようと頑張るよりも、苦手な他の科目を50点から60点に上げようとした方がよっぽど建設的なのと同じだと思います。
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2013年8月14日 12:18 PM
もうすぐ新幹線ができるので、コンテンツづくりに励んでいる新潟人です。コンテンツでは新幹線や高速道路の代わりは絶対にできません。しかし、県庁所在地クラスは別として、人口10万以下クラスでは、観光客が「通過」するだけ、地元民も買い物は「銀座かアマゾン」で商業壊滅という最悪の場合も想定されるので、新幹線効果をより高めるためのコンテンツづくりにがんばります。
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2013年8月15日 2:11 PM
「コンテンツが無い」ってなんのことなんでしょうね?コンテンツがあれば新幹線が無くても人は来る?そのことは否定しませんが、物見遊山ばかりが交通需要ではありませんよ。私には、自分のところは間に合ってるからもう必要ないと言ってるようにも聞こえますね。長引く経済の低迷などによって、衰退しつつある地方都市が少なくありません。県庁所在地クラスの地方都市はそれ自体完結した経済圏を持っていながらも、高速交通から取り残された地域は疲弊が進行する一方、新幹線が開通したところは、軒並み大盛況なことは前のコメントでも指摘しています。青森の場合も、往来する旅客数は新幹線開通前と比較し1.5倍に増え、その後も増加し続けています。しかし、青森にディズニーランドはありませんよ。青森ねぶたも年中やってるわけではありません。それでも旅客数が増えたのは、ビジネスなりねぶた以外の観光なりを目的とした往来が増えたからです。これは、新幹線という交通インフラの有無が実態経済を動かしていることの証左です。もちろん、コンテンツがなんだとかが、より充実していることに越したことはありませんが、20〜30万人の人間が集積する地方都市であれば十分な交通需要があるということでしょう。だから、新幹線が整備され、行動半径が拡大すると、それらの地域はより広域に移動できるようになり、潜在的な需要が呼び起こされるということなんだろうと思います。果たして「コンテンツ作り」に励めば、「新幹線ネットワーク」は不必要になるんでしょうかね?「税金を湯水のごとく使う」などに至っては、印象論でインフラ整備を否定など、おこがましいというかなんというか。国家財政と家計をごっちゃにしたサヨク的、あるいは新自由主義的虚言はもう勘弁願いたいですね。
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2013年8月16日 8:05 AM
地方の活性化は悲願ですね。地方都市間の移動は迅速に、移動先では多少ゆっくりでもいいと思います。産業を興さなければ雇用も生まれません。コンテンツと云ったって案外どこにでもあるようなありふれた箱ものしかできないでしょう。それよりも日本人なら歴史性に関心を振り向けるべきでしょう。あるいはその土地に根付いた文化資源を開発したらいいと思います。産業を新規開拓するためにも交通インフラは決定的な要素です。新幹線網を再計画する価値は十分あるように思います。
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2013年8月16日 2:29 PM
新幹線も良いけど、高速道路網が一番必要かと思います。新幹線は人の大量輸送には向いていますが、物資の運搬には向いていないと思うからです。大地震などの際には資材を運搬しなくてはなりません。強靭化を考える上で高速道路網は外せないと思います。ただ、どちらもミッシングリンクが大きすぎますね。幸い新潟はどちらにも恵まれていますけど、他の都市ではどっちもないなんて所が多すぎます。
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2013年8月17日 8:45 PM
コンテンツが無いのに新幹線だけ通してどうするの?内容も無い面白くも無いホームページ見に行きます?それと一緒でしょ。千葉にはディズニーランドがあるからわざわざ遠路はるばる遠い地方から出かけてくるんでしょ。まずはコンテンツ作りが急務です。コンテンツがあれば新幹線がなくても人は来ますよ。税金を湯水のごとく使うことにしか頭が働かない人ってのが保守気取りは勘弁願いたいですわ。
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2013年8月19日 7:20 PM
いいですねぇ、今こそ夢を持つべきですね!
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2013年8月19日 9:33 PM
日本で新幹線が脱落したらユンボで穴埋めされることなんてことは起きないだろうとは思います。でも、思いついたことを書かせていただきました。 ネオリベラリズムのルール、規制緩和、民営化政策盲進中?の日本で、あらゆる乗り物について安全、整備(面を削除してきているであろう事)に対する不安ばかり浮かばり浮かびます。現在の民営化の思想の中では強力なる利益誘導(オンリー)牽引となるのが恐いです。(安全整備が軽んじられる思想って、_人によって人間をカタルシスしようとしているとしか思えてならないのです。・・・と思う自分こそカタルシスされるべき・・・)
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2013年8月21日 12:58 PM
「新幹線ネットワーク」の構築。それは、大都市への過度の集中と地方都市の衰退が進みつつある現在の状況を転換させ、両者がともに発展していくことを可能にする最大の政策であると思います。国鉄改革の前後、当時の中曽根内閣によって、整備新幹線計画が凍結され「希望の灯は消さない」発言によって地方は翻弄されました。90年代に入ると公共事業バッシングが社会にうずまき、土建の利益だの政治家の利益誘導だの、本質からそれた言論が幅を利かせる中、特定財源を持つ道路はその整備が一定程度進みましたが、それがなかった新幹線整備は財源問題がネックとなり、東北新幹線が青森までの170kmを整備するのに20年もかかるといった有様でした。近年新規に着工していますが、財源の制約から事業期間が通常の2倍以上の24年という常軌を逸した計画となっています。そんな中で開通してきた区間はどこも想定を大きく上回る盛況で、青森や九州の場合、鉄道の輸送量は5割前後の増加、他の交通機関を含めた総旅客流動も開通前に比べ1〜2割増えており、地域の経済を強力に牽引し、新幹線の経済効果の高さを実証しています。これは人口が30万の青森における実績であり、人口20〜30万の県庁所在地クラスの地方都市であれば、新幹線は絶大な経済効果をもたらすことが想像出来ます。未だに印象だけで地方都市の新幹線建設を懐疑的に見る向きもありますが、青森や九州を見る限り実績は正反対であるのが事実です。我々は20年以上続けてきた財源の議論が如何に有害であったかを認め、新幹線網の再計画を推進すべきときだと思います。着工した整備新幹線(北海道・北陸・長崎)の完成前倒しは既定として、今後議論されるであろう新規路線は全体計画を念頭に戦略的に決定されることが望まれます。新幹線は中央と地方がともに発展していくために必須の日本にとって欠かすことの出来ないインフラとなることでしょう。個人的には、関空アクセスと一体化した北陸新幹線(敦賀-新大阪-梅田-関空、関空-京都間は直行可能にする)瀬戸大橋を活用した四国新幹線第一期(岡山-松山)ミニを活用した山陰新幹線(鳥取-松江-出雲間に新規線、智頭線や伯備線のミニ新幹線化)東九州新幹線(小倉-大分)、日本海縦貫線を構成するミッシングリンクの解消(北陸の上越妙高付近-長岡間)の整備を期待しています。また、それ以外の区間も引き続き着手できるよう、制度的財源的裏づけを伴う整備スキームをも求められると思います。これらの完成には少なくとも20年以上の歳月が必要になることでしょう。しかし、その暁には、全国の地方都市がその競争力を高めることになります。そして、増える交流によって経済は拡大し、日本全体の経済力も高まることに相違ありません。
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