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2013年5月8日

【東田剛】TPPやる気満々の総理に、、

From 東田剛

安倍総理は、政権構想「新しい国へ」の中で「伝統、文化、地域が重んじられる、瑞穂の国にふさわしい経済の有り方を考えていきたい」と、保守的なことを書いていました。
「伝統、文化、地域」とかいった、お金では代えられない価値を重視するというのです。

また、総理は、4月28日の主権回復記念式典では、

「自由世界第2の経済規模へ到達するまで、20年を要しませんでした。これら、すべての達成とは、わたくしどもの祖父、祖母、父や、母たちの、孜々たる努力の結晶にほかなりません。
古来、私達日本人には、田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補いあって、五穀豊穣を祈ってきた豊かな伝統があります。その、麗しい発露があったからこそ、わが国は、灰燼の中から立ち上がり、わずかな期間に、長足の前進を遂げたのであります。」

と述べました。
我が国の農耕民族的な伝統が、経済的な豊かさをももたらしたという保守的な国家観が示されています。

「From 施 光恒(せ・てるひさ)@九州大学 (^_^)/」とあっても全くおかしくない、品格ある内容かと思います。

ところが、そんな保守派の総理が、そのおよそ10日前の4月19日の成長戦略に関するスピーチでは、「From 竹中平蔵(たけなか・へいぞう) @アメリカ」かと間違えるような、実に下品なことを述べています。
全部読むと気分が悪くなるので、一部だけ抜粋します。

「私たちは、国際的な大競争から逃れることはできません。であれば、むしろ打って出るしかない。それが、成長戦略の二つ目のキーワードである「海外展開:オープン」です。
今や、ものづくり製造業だけではありません。食文化も、医療システムも、教育制度も、交通・エネルギーインフラも、すべてが、世界で売り買いされる時代です。
そのためには、従来のモノの貿易ルールを超えて、知的財産や投資、標準といった新たな分野のルールを創っていく必要があります。
だからこそ、アジア・太平洋、欧州などとの経済連携交渉を、積極的に進めていきます。」

————————————————————

●三橋貴明のTPP徹底解説を聞けるのは5/10まで。

三橋貴明が毎月1回、話題のニュースを徹底解説『月刊三橋』
⇒ http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_1980/index.php

————————————————————

こう演説した安倍総理は、実際に、ロシア・中東に、食文化・医療・インフラを売り込む外遊へと、張り切って出発しました。
主権回復記念式典で「一日施光恒(せ・てるひさ)」を演じた翌日のことです。

これは、いったい、どういうことなのでしょう。

「竹中 平蔵(たけなか・へいぞう)@アメリカ」が、わずか10日で「施 光恒(せ・てるひさ)@九州大学」へと華麗な変身を遂げ、その翌日にはまた「竹中 平蔵(たけなか・へいぞう)@アメリカ」に戻るなんて。

「食文化も、医療システムも、教育制度も、交通・エネルギーインフラも、すべてが、世界で売り買いされる時代」って、あっさり仰いますが、これ要するに、何でも、金にものを言わせて売買する強欲資本主義の時代だということでしょう。
そんな時代の「新たなルール」で、「伝統、文化、地域が重んじられる」はずがありません。日本だけでなく、アジア・太平洋諸国の「伝統、文化、地域」もです。

「すべてが、世界で売り買いされる時代」と、「田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補いあって、五穀豊穣を祈ってきた豊かな伝統」とは、どう考えても、両立し得ないんですが。
しかもTPPに参加したら、せっかく回復を記念した主権も失われるというのに。

大丈夫ですかね、安倍総理。なんだか「施平蔵」状態ですが・・・
そんな施平蔵総理をおかしいと思わない多くの日本人も、みんな施平蔵なんでしょうか。

施平蔵総理は、今、憲法改正に執念を燃やしています。
日本国憲法は問題が多いので、改正はすべきかと思います。
でも、施平蔵が変える憲法って、ヤバくないですか?

PS
TPP加盟で「主権」を失う理由を知りたい方は、こちらで。
「TPP徹底解説」を聞けるのは、5/10まで。詳細は、以下でご確認を。

⇒ http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_1980/index.php

PPS
施平蔵になりたくなければ、本当の「保守」について辞典を引いてみましょう。
http://amzn.to/11cGwHA

PPPS
施平蔵になりたくなければ、この本で経済理論を俯瞰的に眺めるのがいいでしょう。
非常に分かりやすく、読みやすい。
http://amzn.to/12DUZxh

PPPPS
今月発売の文藝春秋で、中野剛志ホサ官が、竹中平蔵批判を展開するらしい。

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【東田剛】TPPやる気満々の総理に、、への15件のコメント

  1. mxpbh より

    ネットを見渡せば、どこもかしこも、みんな施平蔵。(施さんごめんなさい。)職場は、完全に平蔵で昔の変人が今は常人。ところが、かみさんは、施さん。私が生きてられるのも施さんのおかげ。

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  2. あすか より

    TPP反対派を丸め込みつつ推進一直線の安倍内閣の国内向けの交渉力はすごいですね(アメリカその他への交渉力はさっぱりですが)。TPP反対派でありながら安倍支持を熱烈に打ち出した言論人は、この事態を招いた責任が問われるでしょう。後世の歴史に残るであろう大がかりな売国劇をどう阻止するか。少なくとも安倍内閣のまま参院選に突入するならば、勝ったらTPP推進を国民からお墨付きを得たということで止まることはないでしょう。アベノミクスの毒矢が参院選後に命中です。負けても竹中と一体化した安倍首相が顔をだして維新とTPP&道州制&改憲(「施平蔵が変える憲法って、ヤバくないですか?」…相当にヤバいですね)に進むでしょう。その時に売国を止めることはできないでしょう。結果的に安倍内閣を支持した反TPP言論人は「死してもその罪を償うことはできない(中野剛志氏のイトシア前反TPP演説より)」のです。

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  3. gcp より

    「@アメリカ」には、くつくつと笑ってしましました。そこまでいっていいんか、、それはそれとして、「From 施 光恒(せ・てるひさ)@九州大学 (^_^)/」「田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補いあって、五穀豊穣を祈ってきた豊かな伝統」と選ばせて貰ったうえで。いいとこどりしたい、とも思ってしまいます。「施平蔵」状態ですね。ただ「@アメリカ」さんたちのように、一部の成功例を持って来て「型」に嵌めようなマネは勘弁していただきたいものです。おそらく失敗してるのはそのせいでしょう。芯を持ちながら、なお柔軟。難しいなあ。

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  4. こくみん より

    保守というのは飽くなき議論とおっしゃったのは東田剛先生でした。結論、答えは与えられるものではなく自分で考えるもので、東田剛先生はその考えるための材料を提供してくださっているのではないでしょうか。総理一人を説得するのではなく、私達ひとりひとりが先生の提示されている練習問題に取り組んでいって日本人のレベル向上に努めることこそが重要なのでしょう。

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  5. 名無しの権兵衛 より

    TPPもやる気満々で不安ですけど、消費税増税もやる気満々ですね。(消費税増税決定の発言はありませんが、少なくとも私にはマスコミ報道やその他の状況により、そのように推測してます)恐らく消費税増税派のシナリオでは、10月頃にコアコアCPIではなく、(日本版)コアCPIを見て増税を決定するつもりではないでしょうか。昨年、自民党政権成立時にあれほど「デフレ脱却」を連呼してたのに…。デフレの中、急いで消費税増税をしなければならないのは何故なのでしょうか??第2の矢で財政政策をしながら、一方で消費税増税で財政緊縮をする。『アクセル』と『ブレーキ』を両方踏む、不思議な行動。このようなやり方をしていて、早期に「デフレ脱却」をする気があるのでしょうか?

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  6. はっちゃん より

    文藝春秋楽しみにしてます。冒頭の「新しい国へ」は立ち読みで前に一度パラパラ見ました。(著者が「中野剛志」ってなってる本は間違いなくちゃんと買って読んでます。もちろん。)この本で安倍総裁はTPPに関することも書いてて、民主党の野田政権や菅元総理を「交渉があまりにも稚拙」だと痛烈に批判してました。去年の暮れの選挙の時には私自身も自民党に投票しました(比例しか自民党がなかったけど)し、周りの人にも自民党を勧めました。その手前、その時私は時間のない(金もあんまりない)素人なりに確認したのです。安倍次期総理の考えを。確かに野田総理や菅総理を批判しているのであってTPPそのものを批判しているのではなかったですよ。ただ、「第三の開国」という言説を批判し、「聖域なき関税撤廃を前提とする限り反対」と述べているのを見ると少なくともTPPに対してはだいぶネガティブに見えました。TPPに参加もありうると、読めなくはないが・・・。全く心配していなかったかといえば、前回の総理っぷりを思えば実はそうでもなかったですがその一抹の不安をはるかに超えててビビってるというのが僕の心境です。政権発足後、西田先生が「竹中とかあんな新自由主義の人間入れるとはケシカラン」と言った時に安倍総理はこっそりと「西田くん、違うんだよ。ああいった人達もうまく利用するんだよ」って耳打ちしたそうですね。ジョジョにわけわからなくなってきた。僕の頭では混乱しますよ。ほんま。

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  7. 弁当箱 より

    結局、東田剛さんは何がやりたいのでしょう?TPPの反対ですか?本気でTPPが問題だと考えているのなら、現政権に直接訴えかければいいでしょう。内閣参与の藤井教授を通してアポをとるのもいいでしょうし、西田昌司さんのルートでもつながりを持つことも不可能ではないはず。一般人と比べて非常に有利な立場にありながらなぜ直接説得しようとしないのか不可思議です。

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  8. あこや より

    日本人のDNAを持っているにも関わらず米国の国益を主張する人が一定割合いるのが今の日本である以上、多正面作戦を強いられるのはしょうがないかと思いますがどうでしょうか。5年前の轍を踏むのは避けないといけない、日本の国益をつかむにも其のルートにはあっちもこっちもモンスターだらけ。なので、レベルを上げるためにも通りたくない道も通る、的な?

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  9. アンチニチギン より

    もともと安倍さん小泉改悪の承継者でしたから新自由主義な側面あるの仕方ないですね・・・ただまあ、金融緩和、財政出動でやややりすぎ過剰流動性の発生懸念されるほどではありますが、小沢鳩山管野田岡田各氏よりははるかにまし、緊縮財政派の谷垣氏が総裁よりはるかにまし、ということでしょう。日銀白川さんのまま緊縮財政継続で消費税アップ、TPP推進よりまし、でもため息がでます。東田先生頑張ってください。

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  10. 路傍の石 より

    いやあ、ほんと最近の安倍総理は不気味というか本性まるだしというか、非道いですね。この国に真っ当な希望なんてないということを思い知らされます。

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  11. 真田清秋 より

    安部総理の矛盾は、本人が気がついているのか、いないのか、不明ですが、わたしは、一つは、インフレ退治と、デフレ脱却をゴッチャにする学識の無さからきてるように思います。 もう一つは、靖国神社参拝を、外交問題や政治問題にしたくない、からいくいかないは言わない、という、安倍晋三氏の言い草は、自分自身が自ら、靖国を問題にしている、証拠でしょう! 靖国神社の参拝は、外国の顔色じゃなく、国のために命を捧げた英霊に対する、日本国民の義務であり、為政者は、率先垂範の義務があります。そんな、当たり前のこと自体が出来なければ、外交交渉は、押して知るべしですね。私、今、仕事も辞めて、TPP大反対のと、戦後レジームの真の脱却を皆様に訴えている日々です。今後とも、よろしくお願い致します_

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  12. yuma より

    安倍首相は統合失調症なんだと思います。そうじゃなきゃ只の薄っぺらい詐欺師ですね。

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  13. 頭 変僕 より

     共産革命を理想にひた隠しに暴走した近衛氏+周辺勢力+メディア、そして東條氏に責任擦り付け、そんなことを知るよしもなかった国民。 市場原理を理想に‥‥    そんなことを知るよしも‥‥ 最近恐ろしくて怖くてたまらない…頭変僕(筆者)は叩きブチのめされて、ホンダララッタスイダララッタスイスイスイッ。自壊。

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  14. くるみ より

    今回も楽しく拝読いたしました!東田氏と施先生って、本当に仲良しなんですね〜(_▽`)

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  15. nanashi より

    施平蔵というのはTPP靖国ということですね。施平蔵が施と平蔵の超克(即非的止揚)になっているといいんですけどね。成蹊坊やにそのへんの意気地があるかどうか。

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