FROM 三橋貴明@新宿のオフィス
【今週のNewsピックアップ】
●続々々 今、日本国民は何を考えるべきなのか?
http://ameblo.jp/
●防災を重視せよ(by財務省)
http://ameblo.jp/
三橋はギリシャからの帰国の際に、シャルル・ド・ゴール空港を
経由しました。わたくしの訪欧の期間中、
ギリシャからフランスまでの飛行機の中から「ガリアの地」を
晴天の下でずっと見ていました。
一言で言うと、「平野! 平野! 平野!」という感じです。
しかも、日本ほどではないですが、
続いているわけです。その前にいたギリシャの国土が「山と荒野」
ばかりだったので、コントラストに愕然としてしまいました。
ギリシャはそれほど雨が降らないのです。
あまりの「緑豊かさ」に呆然としてしまうと思います。
緑豊か、自然豊かという視点で評価すると、フランスもやはり
日本には到底かないません。が、何しろこちらの国土は七割が
山岳地帯です。逆に、フランスは七割が平野なのです。
しかも、地震がない! 台風も来ない! 川はゆったりと
長い距離を流れていき、水害も土砂災害も発生しません。
豪雪地帯もありません。自然災害と言えば、夏の熱中症
(これは結構キツイ)くらいしかないわけです。
それに対し、こちらは世界屈指の震災大国で、台風の通り道に
国土が位置しており、川は超急流で海に流れ込み、水害土砂災害、
火山の噴火、豪雪、豪風、高潮などなど、自然災害のデパート
のような国なのでございます。
この自然災害大国日本において東日本大震災が発生し、
震災リスクは格段に上がっています。
内閣府より、8月29日に『「南海トラフ巨大地震」=
全壊238万棟以上、被害総額900兆円』という、
眩暈がするような予想が発表されました。
具体的には、東海、東南海、南海地震が連動した最悪時に、
揺れで134万6千棟(建物下敷による要救助者は31万人以上)
が倒壊、液状化が13万4千棟で発生、
さらに火災で19万1千棟が焼け落ちるという予想になっています
また、年内には中央防災会議から「首都直下型地震の被害想定」が
発表される予定になっていますが、あまり想像したくない
中身になっていることでしょう。
現在の日本は、少なくとも二つ(南海トラフ巨大地震、
の危機を目前にしている「可能性」があるのです。無論、「
「可能性」ですが、
「可能性だから」
「想定外だから」
などと放置していいはずがありません。しかも、今の日本は経済が
デフレで苦しんでおり、震災対策、防災、
「国民の生命と安全を守ると同時に、経済成長路線に戻る」
ことができる、実に幸運な時期にあるのです。それにも関わらず、
まともな手を打たなかった場合、わたくし達は将来世代から
「日本を滅ぼした連中」と評価されることになるでしょう。
さすがの財務省も現実を理解したのか、世界銀行で、
「防潮堤の機能を備えた高速道路を紹介し、防災と経済活動を
組み合わせた具体的な取り組みとして紹介する」
などと言い出しています。世界銀行にアピールする前に、
まずは国内のコンセンサスを作れ!と言いたくなりますが、
以前とは変わってきたのは確かです。
この流れを加速しなければなりません。
PS
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【三橋貴明】ようやく変わりはじめたへの1件のコメント
2012年10月9日 10:35 PM
三橋さんの本はほとんど読んでいます。三橋さんを中心として、日本を愛する若い人達が国家のために真剣に活動している姿は本当に美しいと思います。今や三橋さんは日本を支える大黒柱の一つになりつつあります。どうかお体を大切にして日本のために頑張って下さい。
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