From 三橋貴明@ブログ
チャンネル桜「Front Japan 桜」
に出演しました。
【Front Japan 桜】
政府の賃金統計の嘘
/ 平成の御代から引き継がれるもの
/ 音を立てたら即死!
口を閉じることが正義か?
~映画『クワイエット・プレイス』
[桜H30/9/17]
https://youtu.be/hxgX2X21zH0
http://www.nicovideo.jp/watch/
さて、自民党の総裁選も
終わりに近づいていますが、
安倍総理も石破元幹事長も、
「自然災害対策」を訴えてはいます。
とはいえ、「予算」が付かなければ、
まさに絵に描いた餅で、食べれません。
『初の地方遊説
安倍晋三首相
「国土強靱化対策に3年集中」
石破茂元幹事長「防災省必ずつくる」
https://www.sankei.com/
自民党は15日、総裁選に立候補した
安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長
による演説会を京都市と佐賀市で開いた。
7日の告示後、20日の投開票に
向けて最後の週末となるが、
そろって地方で遊説するのは初めて。
両氏は大規模災害対策や地方創生など、
党員・党友票を意識して地方に向けた
政策テーマを中心に持論をぶつけた。
首相は、西日本豪雨や台風21号など
相次ぐ自然災害を踏まえ、
交通や電力といった重要インフラについて
「早急に全国で総点検を行う」と表明した。
その上で
「防災、減災、
国土強靱(きょうじん)化の
緊急対策を3年集中で講じ、
強靱な日本を作り上げる」
と強調した。(後略)』
安倍政権は2013年時点から
「国土強靭化」を「やる」と
言っていなかった?
結局、五年間でついた予算が
「ゼロ」なんですけど。
という批判は当然です。
何回騙されるんだよ、
という話ではあるのですが、
現時点で政権を握っているのが
安倍総理である以上、
仕方がありません。
追加的予算を組める権力があるのは、
安倍総理しかいないのです。
安倍政権は緊縮財政。
石破茂に至っては、
ブレーンが「伊藤元重」。
どっちを選んでも緊縮財政。
そんな中、歳出拡大の圧力を
かけなければならない。
日本とは、そもそもこういう
「絶望の状況」なんですよ。
ちなみに、
「防災の予算は増やし、他の予算を削る」
プライマリーバランス発想に沿った
緊縮財政路線では意味がありません。
防災予算は、あくまで「追加的」に
増やしてもらわなければならないのです。
そして、普通の年の場合、
現時点で「防災予算を増やします!」
などといったところで、
19年度予算の概算要求は
終わっているため、
早くて19年度補正に
なってしまいます。
というわけで、
「予算を増やす」と言われても、
短期では「嘘」という話
になってしまうのですが、
今年だけは違います。
今年は年末までに消費税増税の
対策予算を組むことになっているのです。
ここで、十分な予算を組む。
加えて、消費税増税は
軽減税率拡大(安藤提言路線)か、
もしくは凍結、延期できれば、
日本経済は2019年度問題を
何とかクリアすることができます。
さもなければ、
普通に日本経済は再デフレ化し、
将来的な中国の属国路線が
確定に近づくことになります。
国土強靭化にせよ、防災省にせよ、
必要なのは「追加的な予算措置」なのです。
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