アメリカ

政治

2017年7月7日

【三橋貴明】敵基地反撃能力の保有を!

From 三橋貴明@ブログ

島根県西部の4市町の特別警報は、約5時間半後に解除されましたが、
その後、福岡県、大分県の31市町村に大雨特別警報が発令されました。

2県では河川が氾濫し、10人が安否不明となっています。

また、よりにもよって、アメリカの独立記念日にミサイルを発射した北朝鮮。
アメリカ政府は、北朝鮮が前日発射した弾道ミサイルの種類について
「大陸間弾道ミサイル(ICBM)」だったと初めて確認しました。

『米政府、北朝鮮のICBM発射実験を確認
http://www.bbc.com/japanese/40502838
北朝鮮が4日に発射した弾道ミサイルについて、米政府は同日、北朝鮮が主張しているとおり、大陸間弾道ミサイル(ICBM)だったと確認した。
レックス・ティラーソン国務長官は、米国や世界に対する「脅威がさらに深刻化した」とし、米国は「核武装した北朝鮮を絶対に容認しない」と述べた。(後略)』

金正恩は、アメリカの独立記念日に合わせて発射したことについて、
「アメリカはわれわれからの贈り物を不快に思うだろうが、今後も大小の贈り物を頻繁に贈ろう」
と、述べたとのことです。

ロシアを訪問中だった習近平国家主席は、プーチン大統領との会談後に共同声明を発表。
北朝鮮のミサイル実験を「受け入れられない」と批判しつつ、アメリカと韓国の共同軍事演習の凍結、
さらには「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備中止を要求しました。

中国は北朝鮮のミサイル危機を自国の外交ツールに使うのみで、解決する気など全くありません。
まあ、最初から分かっていたことではありますが、

気になるのが、アメリカのトランプ大統領のツイッター。

「Hard to believe that South Korea…..and Japan will put up with this much longer. Perhaps China will put a heavy move on North Korea and end this nonsense once and for all!」
「韓国や日本がこの状況を我慢し続けるとは信じ難い。おそらく中国は北朝鮮に対して厳しい姿勢をとり、このばかげた行為を今回限りで終わらせるはずだ!(訳:ハンフィントンポスト)」

中国が北朝鮮のミサイル実験(あるいは核実験)を「今回限り」で終わらせるなどということはあり得ません。

また、日本は「我慢」できなかったとしても、打てる手は現時点では何もありません。

総理が、
「断固たる抗議を!」
「万全の対応を!」
と、繰り返すのみです。

トランプ大統領の、何というか「他人事」のようなツイートは、
東アジアが新たなフェーズに入ったことをまざまざと感じます。
アメリカは北朝鮮問題について、主導権を手放そうとしているように見えるのです。

このままでは、日本は完全無防備の状況で、
各国のエゴがぶつかり合う「東アジアの戦場」に放り出されることになります。

昨日も書きましたが、自民党は今年の3月に、
「弾道ミサイル防衛に関する検討チーム(座長・小野寺五典元防衛大臣)」を発足させました。

検討チームはすでに「弾道ミサイル防衛の迅速かつ抜本的な強化に関する提言」を政府に提出し、
「我が国独自の敵基地反撃能力の保有」
の実現のための予算措置などを求めています。

とはいえ、現在の自衛隊は敵基地への反撃が可能な装備体系にはなっていません。

敵基地攻撃を実施するためには、敵基地の位置情報の把握、レーダーサイトの無力化、
そして精密誘導ミサイルによる攻撃能力などが必要になりますが、自衛隊は保有していないのです。

自衛隊が敵基地反撃能力を保有するためには、
兆円単位の追加的な予算と、時間を必要とします。

無論、日本国が核武装しないというのであれば、
北朝鮮という現実の脅威がある以上、敵基地反撃能力の保有は当然です。

とはいえ、日本には敵基地反撃能力の保有について、
例により「お花畑左翼」の方々が、猛烈な反対運動を繰り広げるでえしょう。

さらに、PB黒字化目標に縛られた日本政府は、
果たして敵基地反撃能力の保有に十分な予算を投じることができるのか。

「PB黒字化目標があるため、日本は対北朝鮮の軍備増強ができない」
などというオチになる可能性がゼロでない時点で、我が国は狂っています。

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【三橋貴明】敵基地反撃能力の保有を!への3件のコメント

  1. たかゆき より

    国家とは なんぞや ♪

    国家の成立要件は
    領土 国民 主権 とのこと、、

    さて日本
    領土: ある
    国民: ぎょうさん おる(ほとんどが ぼくのような アホやけど)
    主権: なし

    よって
    領土を自国の軍隊で防衛できず 国民の安全を保障できない。。。
    すなわち 日本は国家の態をなしていない

    なぜか?
    答は現行憲法 とくに前文
    「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意」させられたため

    間違った仮定のもとに国家を建設できるわけがない

    ということで
    核武装と明治憲法こそが 日本の命綱

    それらを 手に入れないかぎり この国は
    永遠に他国の草刈り場となるのだ ♪

    返信

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  2. 拓三 より

    物理的な対応も考えらなアカンけど今の日本、お花畑を進化させ無知と傲慢が支配する世の中になってもうた….終わってるかも….

    戦争って軍の暴走か?政府(国民)の暴走か?
    軍の暴走は政府が抑えるけど政府(国民)の暴走は誰が止めんの?
    稲田のお嬢ちゃん、よっぽど自分に自信があるんやな。自分が絶対に間違わないと…..だからあんな自衛隊を政府の私物化した様な発言出来るんやろ。あんた(政府)が間違ったら誰が止めんのよ?

    昨今、様々な国に自衛隊派遣してるけど、法はポンコツ。装備は最低、情報も他国に依存し……完全に政府の暴走やん。自衛隊と言う中途半端な位置付けを政府が望んでるんやろ。金は賭からん、政府に口出しはせいへん。売国政治のやりたい放題でんな。
    自衛隊には存続を維持する為と海外派遣を承認させ、国民には安全な場所での人道支援と嘘を付き……

    ほんで挙げ句の果てに、3項追加に自衛隊明記…..どこまで自衛隊をオモチャにすんねん! 軍と認め、独立性と権限を持たし、主権国家である当たり前のシビリアンコントロールに基づいた現実的な真剣かつ責任のあるそして緊張感を持った政治を取り戻すし、そこで初めて日本国の為の政治が実現できるのではないでしょうか。

    ちなみに軍国主義にはなりません。今は女性参政権があります!

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  3. 星秋 より

    敵基地反撃だと先制攻撃されて死人が出てから反撃になります
    敵基地攻撃と云うべきで、先制攻撃、予防攻撃の余地を残すべきです
    敵に反撃しかしないと思わせるから作戦上もまずい
    安倍首相は国会で「犠牲が出たら敵基地反撃をする」と答弁したそうです.それなら、自分がまずツラの半分くらい吹き飛ばされて模範を示してから言うべきである

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