日本経済

2018年3月30日

【三橋貴明】日本国民の「タネ」を守る根拠法が消える

From 三橋貴明@ブログ

チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。

【Front Japan 桜】
なぜ移民を入れてはいけないのか
/ 人手不足を解消するためには
/ 佐川氏証人喚問で見えた緊縮財政の根源
/ 種子法廃止による予算枯渇で何が起こるか[桜H30/3/28]
https://youtu.be/I6RIOyqdzjA
http://www.nicovideo.jp/watch/so32958501

さて、Front Japan 桜でも
取り上げましたが、4月1日に
種子法が廃止され、日本国民の
税金で「日本のタネ」を守る
という「法制度」が消滅する
ことになります。

『種子法廃止は「不要」 衆院農水委で訴え/関健一郎衆院議員
http://www.tonichi.net/news/index.php?id=66838

希望の党の関健一郎
衆院議員(比例東海)は、
20日の衆院農林水産委員会で
質問に立った。

イネなどの種子の安定供給を
国や都道府県に義務付けた
「主要農作物種子法(種子法)」が
4月に廃止されることを巡り、
廃止は必要ないと主張。

農業が盛んな東三河地方にも
密接に関係するだけに、
当局に厳しく迫った。

関氏は廃止による悪影響に
1.種子の価格上昇
2.一部企業による種子の品種独占
3.品種全体の減少
─を挙げた。

農水省は

「全都道府県が2018年度予算で
前年度と同程度を計上した。
官民や都道府県同士で適切に
連携が図られ、種子の
生産コストが削減され、
需要に応じた多様な種子が
供給される」

とした。

関氏が

「種子法の廃止後も都道府県に
お金が支払われるなら
民間企業参入の障壁は
取れないままだ」

と指摘したのに対し、農水省は

「別途、農業競争力強化支援法に
基づき民間事業者への知見の
提供を進める」

と弁明。

関氏は

「食の根幹である米が一部の企業に
独占されるリスク自体が問題だ」

と批判した。(後略)』

種子法廃止の何が問題なのか
と言えば、これまで日本国民の
税金を投じ、

「優良で、多種多様で、安価な種子」

を農家に提供する仕組みが
崩壊するという点です。

ことは「予算」の問題なのです。

種子法は、地方交付税で
都道府県に「タネを守る」ための
予算を提供するための
根拠法だったのです。

根拠法がなくなってしまい、
緊縮財政が幅を利かす
現在の日本で、いつまで
行政は予算を投じることができるか。

農水省は、

「全都道府県が2018年度予算で
前年度と同程度を計上した」

と、コメントしていますが、
つまりは政府が負担すべき
タネを守る予算措置について、
都道府県に丸投げしたという話です。

一部の都道府県は、条例を制定し、
何とかタネを守るための
予算措置を続けようとしていますが、
「財政逼迫」が声高に叫ばれる
時代に、いつまで続けられるのか。

都道府県が「予算」を理由に
タネの生産を諦めたとき、
我が国の食料安全保障は崩壊します。

都道府県から提供される
「優良で、多種多様で、安価な種子」
に頼れなくなった農家は、
民間の「高い」種子を
購入していくことになるでしょう。

そもそも、現在の日本の
タネの価格が安いのは、
国民の税金を突っ込み、
「優良で、多種多様で、安価な種子」
を維持してきたためなのです。

税金あるいは「公」が退き、
民間の自由に任せた場合、
タネの価格は間違いなく上昇します。

すると、モンサントなどの
遺伝子組み換えの種子が
日本に広まっていくことになるでしょう。

穀物のタネについてまで、
外資系(しかも遺伝子組み換え)
に依存するようになった日本が、
食料安全保障を
守れるはずがないのです。

繰り返しますが、種子法廃止の
最大の問題というか焦点は、

「安倍政権が国民のタネの
維持について、根拠法を廃止し、
全てを都道府県に丸投げした」

という点にあるのです。

つまりは、国民のタネを
維持することを、
日本政府が「放棄した」
という話です。

もっとも、今回の種子法廃止は
「グローバリズムのトリニティ」
に忠実といえば忠実です。

種子法廃止という「規制緩和」。

根拠法を廃止することで
予算措置を停止する「緊縮財政」。

そして、将来的に日本の
タネを外資系に委ねる
「自由貿易」。

改めて、安倍政権はつくづく
「グローバリズムのトリニティ」に
忠実な政権であることが分かります。

日本のタネ、国民のタネを
守るためにも、早期に新たな
法律を制定する必要があります。

国民の皆さんも、ご地元の
政治家に声を上げて下さい。

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【三橋貴明】日本国民の「タネ」を守る根拠法が消えるへの3件のコメント

  1. 平野 孝 より

     全知全能の神エホバにより間もなく臨む裁き”ハルマゲドン”において、グローバリスト(ユダヤマフィア)にくみする者たちには、共に完全な滅びが必ず望みます。決して逃れられません。(啓示17:16)エホバの杯と悪霊の杯を共に飲むことはできないからです。(コリント第一10:21)こうした人々からは離れなさい。(テモテ第二3:5)
     

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      1. 第二飛行隊 より

         共産主義は今日グローバリズムに擬態し、旧約聖書の理想の成就がグローバリズムである以上、宇宙の摂理はこれを許さないと考えられる。即ち聖なる礼拝所で金融を扱う者達を滅ぼすという意味に、我々は聖書を理解してよろしいでしょうか? 欧米世界のキリスト教信仰はこの方向に向かっており、トランプ大統領の就任の公約にも込められているように読みましたが、小生の独断かもしれません。

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