From 三橋貴明
【近況】
先週に引き続き、おカネの話です。
おカネの話ばかりして、
おカネが大好きだな。
と、思われたかも知れませんが、
三橋が好きなのは、
あくまで「おカネの話」です。
(まあ、おカネ自体も嫌いではないですが)
アムステルダム銀行において、
おカネが貴金属から
「債務と債権の記録」という
データに戻ったことは解説しました。
同時に、当時の欧州では興味深い
「おカネ」が発行される
ようになります。
銀行の預かり証です。
元々は、貴金属の金貨銀貨を
預かることが銀行の始まりでした。
銀行は金貨や銀貨を預かり、
預かり証を発行します。
その預かり証が、
おカネとして流通し始めたのです。
すなわち、
銀行券の誕生になります。
アムステルダム銀行の
手形決済の流行や、
銀行券の流通により、
おカネの発行元が国王や諸侯から、
銀行へと移行したのです。
これは、画期的なことでした。
ちなみに、現在の我々が
使用している現金紙幣や銀行預金は、
双方ともに「銀行」が
発行したおカネになります。
現金紙幣は、日本銀行の
「銀行券」なのです
(そう書いてあります)。
硬貨のみが、
政府が発行しているおカネです。
さて、1689年の
ウイリアム王戦争以降、
イギリスはフランスと欧州、
アメリカ・インド植民地で
断続的に戦い続けることになりました。
対仏戦争で莫大な戦費が
必要になったわけですが、
イギリス人はそれまでの
「将来の税収を担保に、
金貨や銀貨を借りる」
スタイルではなく、
「政府の国債を引き受け、
銀行券を発行する銀行」
の設立を思いつきます。
すなわち、
イングランド銀行の誕生です。
イングランド銀行の誕生により、
イギリス政府は莫大な資金を
調達することが可能になり、
フランスとの戦争に勝利し、
世界の覇権国へとのし上がります。
詳しくは以下のメルマガで
解説していますので、
ご興味がおありの方は是非ご登録下さい。
【週刊三橋貴明 ~新世紀のビッグブラザーへ~】
Vol489 国王公債と中央銀行(後編)
https://www.mag2.com/m/
◆一般参加可能な講演会のお知らせ。
【第5回 日台親善シンポジウム「
11月3日 BumB(東京スポーツ文化館)研修ルームB(
講演 田村 秀男、三橋貴明
」https://kokucheese.com/event/
◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第290回 日本は消費税増税をしてはならない
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)
http://wjn.jp/article/
◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol489 国王公債と中央銀行(後編)
http://www.mag2.com/m/
イングランド銀行の設立により、
◆メディア出演
10月1日(月) チャンネル桜「Front Japan 桜 」に出演しました。
【Front Japan 桜】沖縄県知事選報告~我那覇真子 / 消費税増税の嘘 / 国連演説から読み解くトランプ外交 / 日本のeスポーツ最前線~東京ゲームショウ2018突撃レポ[
http://www.nicovideo.jp/watch/
◆三橋経済塾
平成30年10月20日(土)三橋経済塾第七期、
http://members7.mitsuhashi-
ゲスト講師は、鈴木宣弘先生(
◆チャンネルAJER 今週の更新はありません。
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