【近況】
三橋経済塾第十二期が開講になりました!
https://members12.mitsuhashi-keizaijuku.jp/
勘違いしている人が少なくないですが、
「デフレーション」の元々の意味は
「収縮する」です。
deflateとは、直訳すると
「空気が抜けていく」になります。
物価が下がる、ではない。
確かに、デフレの国は
物価が下がる傾向がありますが、
元々の意味は「収縮する」になります。
つまりは、需要(=生産=所得)が縮んでいく、
「総需要の不足」こそが
デフレーションの本質です。
我々生産者は働き、財やサービスを生産し、
顧客に消費・投資として支出してもらい
(=需要)、所得を稼ぎます。
上記プロセスにおいて、
生産、需要、所得の三つは必ず一致する。
(GDP三面等価の原則)
プロセスが国内に収まっているならば、
生産における価格上昇は、
所得の名目的な上昇をもたらします。
ところが、生産者が外国の場合、
日本国民の支出は増えるものの、
所得は増えない。
所得が増えるのは、外国の生産者です。
輸入物価上昇に起因する
コストプッシュ型インフレは、
国内の需要の状況とは無関係です。
国内の需要がdeflate
(しぼんでいる)状況であっても、
輸入物価が上がれば、
コストプッシュ型インフレが発生します。
現在の日本は、
デフレギャップが小さめに出る
内閣府の統計でさえ、
需給ギャップがマイナスになっています。
つまりは、需要不足という
デフレーションは継続している。
需要不足とは、所得不足です。
所得不足の状況で、
コストプッシュ型インフレが発生している。
最悪です。
もっとも、より最悪なのは、
コストプッシュ型インフレによる
物価上昇を受け、
「デフレから脱却した。
財政は緊縮に転換するべきだ」
と、指標の定義や意味を無視した
財政破綻論者が、
緊縮財政を煽ってくることです。
あるいは、デフレが続いている以上、
日銀が金利を引き上げられるはずがない。
結果的にドル高(円安ではなく)が
発生していたことを受け、
「日銀の金融政策のせいで円安になっている。
日銀は利上げをしろ」
と、無茶苦茶を言ってくる連中も少なくない。
この手の連中に世論を醸成され、
緊縮財政と金融引き締めに
転じてしまった日には、
日本経済は「二度と立ち上がれない」
レベルのダメージを受ける。
現在の経済状況は、非常にややこしい。
「物価が上がっているのだから、緊縮財政」
「円安だから、利上げ」
といたレトリックは、
それなりに説得力がある。
彼らの「亡国のレトリック」に
騙されないためには、
どうしたら良いのでしょうか。
経済に対する知見を深め、
広めるしかありません。
国内で唯一、
「正しい貨幣観」及び「正しい国家観」
に基づく「経済」を学べるのが、
三橋経済塾です。
第十二期、是非ともご入塾ください。
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◆「岸田総理の大嘘
メッキが剥がれた新しい資本主義
(経営科学出版)」
が刊行になりました。
https://in.38news.jp/38kisi_blog
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◆週刊実話
連載「三橋貴明の
『マスコミに騙されるな!』」
第492 消費税は「直接税」である
◆メルマガ
週刊三橋貴明 Vol709
デフレーション下の物価上昇
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
デフレという「総需要不足」の状況でも、
物価が上がる環境あります。
ずばり、輸入物価上昇と
「消費税増税」なのです。
◆メディア出演
三橋TV、続々公開中です。
消費税は直接税!
GDPデフレータマイナス!
二本立てでお送りします
[三橋TV第631回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/2aWbpiezaR4
日本の食料自給率は実はマイナス179%!
篠原信先生にお越し頂いたよ
[三橋TV第632回]篠原信・三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/2sfTnTSgUfY
格差国家「日本」はどこに向かって漂流している?
我々の生存ために「何」が必要なのか?
[三橋TV第633回]篠原信・三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/Mm41SdMPfOA
日本は経済成長していない。
確かにその通りです。
ならば、日本経済を成長させるためには
どうしたら良いのでしょうか。
日本経済の成長に本当に必要な指標、
考え方、そして政策を、
わたし、シンガーsayaと共に学んで頂くのが
「シンガーsayaの3分間エコノミクス
第二巻」です。
さあ、私と共に経済成長について
「ゼロ」から学んで下さい。
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三橋貴明&saya
「シンガーsayaが三橋先生に
ひたすら聞いてみた 第一回」
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◆三橋経済塾
11月19日開催された、
三橋経済塾第十一期第十一回対面講義が
配信されました。
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ゲスト講師は茂木誠先生でした。
インターネット受講の皆様、
お待たせいたしました。
◆チャンネルAJER
今週の更新はありません。
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