政治

2020年11月24日

【室伏謙一】新嘗祭を起点に誤った「当たり前」による支配を考える

From 室伏謙一@政策コンサルタント/室伏政策研究室代表

 

 昨日は新嘗祭でした。と言ってもピンと来ない方の方が多いのではないでしょうか。かく言う私もそのことに気づかされるまでは、単に勤労感謝の日としか思っていませんでした。

 新嘗祭とは、ウィキペディアの説明を引用すれば、「新嘗祭は、天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇(てんじんちぎ)に供えて感謝の奉告をし、これらを神からの賜りものとして自らも食する儀式」であり、宮中祭祀でありますが全国の神社でもこの日に行われているそうです。

 それがなぜ勤労感謝の日になったのかと言えば、占領軍、つまりはアメリカによって塗り替えられてしまった、ということのようです。まるでイスラム帝国が占領したコンスタンティノープルのアヤソフィア寺院のギリシャ正教のフレスコ画を塗り消してしまった史実のようですね。

 新嘗祭に当たる祭祀は弥生時代から続けられている、ある種日本人の生活と密接に関係した大事な行事、伝統文化なのですが、それが外国勢力によって覆い隠され、それに多くの国民が気づかぬまま数十年の時が経ってしまった、これは非常に由々しき状況です。

 加えて、現状で、新嘗祭とはこれこれこういうもので、国民として一緒に感謝し祈りを捧げましょうなどと言おうものなら、「そんな戦前の悪しき風習を復活させようなんて、軍国主義を復活させたいのか。」などと左系の方々を中心に言われてしまうでしょうね。しかし新嘗祭と軍国主義は無関係ですし、そもそも弥生時代に起源を持つと言われる行事ですから、こうした反論自体が根拠がなく支離滅裂なのですが、なんとなくそんな空気が支配してあまり目立たずに行うのが精一杯というのが実情なのでしょう。

 しかもそれがなんとなく当たり前になってしまっている。日本人の無意識のレヴェルにまでしっかり浸透し、根を張ってしまっている米国による意識改造策、その恐ろしさにそろそろ多くの国民が気付くべき時なのではないでしょうか。

 しかし、目先の利益の追求中心の菅政権下では、そんな問題提起をしようものなら、そのブレーンの1人であるデビット・アトキンソン氏あたりから、「新嘗祭はいい観光コンテンツになる」などという助言を受けて、外国人観光客向けの「見せ物」に貶められてしまう危険性があるように思います。国民の、日本人の祭祀を金儲けの道具にしようとは、まさに噴飯ものですが、そうされてしまう可能性、ゼロとは言えないと思いますよ。

 当たり前になってしまっていてそれが日本をおかしくしてきた典型であり、最大のものの一つと言えば、緊縮財政、財政危機というものがありますね。まさに疑うことなくこれを信じ込んでいる国民が多いと思いますが、これについては次回、北海道を事例に考えてみたいと思います。

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【室伏謙一】新嘗祭を起点に誤った「当たり前」による支配を考えるへの3件のコメント

  1. 大和魂 より

    新嘗祭こそ【日本文化の象徴】だから、日本の歴史に点在している日本書記とか万葉集を始めとした、さまざまな文献にも自然界についての記述が数多く為されているのです。

    しかも日本史が示すように自然の恵みを受けたり摂取しながらその都度に感謝し、それを糧としながら歌道やら華道やら茶道やら日本庭園などの文化が育まれて、やがては武士道精神に辿り着いたのです。

    それを本居宣長が歌で読んだり、至誠の吉田松陰が留魂録として、したためて託したわけで、三島由紀夫も考え方としては同じ思想で、いずれも妥協をこえた境地の旅路と解釈しております。

    そしてその吉田松陰と三島由紀夫の命日を目前に控えて、日本国民一人ひとりが自身の存在について、きちんと認識するべきなのです。

    そうすれば低次元の「思いつき」やら「デマ」やら「パフォーマンス」などが世間から消え去り、おのずと結果は後からついてくるし【時は金なり】も十分に理解されると思います。

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  2. たかゆき より

    惨じめな 11月

    23日もそう なれど、、
    3日も そう、、、

    文化の日?? ちゃうでしょ

    明治天皇の誕生日 天長節でせう に。。

    しかも 占領軍に 押し付けられた

    現行憲法 公布の日

    完全に 舐められてますね アメ公には

    お昼に乗った タクシーの運ちゃんから

    日本製のコロナワクチンって いつ出来るんですか?

    と 問われて

    緊縮財政に始まり

    占領軍のご意向に至るまで縷々 

    説明いたしましたところ

    彼も 占領軍の様々な横暴には 感づいてた 様子

    「他国に占領されることは 惨めなもんだ」

    お互いに納得しあった

    次第でございます。。。

    そのうち GO TO
    KOKYO(TOKYOではありません 念のため)

    なんて 打ち出したりして

    売国奴 共

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