【今週のNewsピックアップ】
デフレ下でインフレ対策を打ち続けた国の結末
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12725880252.html
東京財団・早川英男氏の信用創造論
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12726051215.html
驚くべきことに、
緊縮財政の牙城である東京財団のHPに、
早川英男氏の「正しい信用創造」論が
掲載されました。
ちなみに、早川氏は日銀出身であるため、
入行時に「信用創造」について
正しく教えられているはずです。
信用創造とは、英語でいえば
Money Creation。
なぜ、Moneyが「信用」なのかと言えば、
ここで言う信用が「貸借関係」
という意味であるためです。
貨幣とは、誰かが借り、
貸借関係が成立した時点で創出される。
我々が銀行から3千万円借りるとき、
銀行は我々の通帳のお預かり金額に
記帳することで、銀行預金を発行している。
日本の全国銀行協会は、
「銀行が貸出を行う際は、
貸出先企業Xに現金を交付するのではなく、
Xの預金口座に貸出金相当額を入金記帳する。
銀行の貸出の段階で、
預金が創造される仕組みである。」
と、説明しています。
あるいはイングランド銀行は
2014年の季刊紙において、
「現代経済における貨幣の創造」として、
「現代の経済では、ほとんどの貨幣は、
銀行預金の形をとる。
しかし、それらの銀行預金がどのように
作成されるのかはしばしば誤解されている。
主要な方法は、
市中銀行が貸し付けをすることだ。
銀行が貸し付けをする時には常に、
銀行は、借り手の銀行口座に
同額の預金を同時に作り出す。
そのようにして、新しい貨幣を作る」
と、信用創造について解説しています。
恐ろしいことに、この基本中の基本である
信用創造を理解せずに、経済政策が推進され、
日本は凋落していった。
竹中平蔵は、東京財団創設時の
理事(後、理事長)ですが、2010年、
PHP研究所から刊行された池田信夫、
土居丈朗、鈴木亘との共著
(濃いメンツでございます)
「日本経済 余命3年」において、
2012年-2013年までが
最後のチャンスとし、
「政府の債務残高は今後2、3年で
約1100兆円に達する見込みで、
このまま家計の純資産1100兆円を
上回る国債発行がなされると、
国内貯蓄で政府債務を吸収できなくなり、
債券安・株安・円安のトリプル安になり
日本は財政破綻へ向かうであろう」
と、語っています。
現実には、日本政府が国債を発行し、
支出する(=債務残高を増やす)と、
家計の純資産が増えます。
認識が真逆になっていたのです。
(今は分かりませんが)
改めて考えてみれば当たり前の話ですが、
こんな基本的なことすら間違えた人物が、
2001年以降、
日本の経済政策を主導してきた。
現在、世界的に「誤った貨幣観の修正」が
進んでいます。
日本も早期に転換しなければなりません。
さもなければ、我が国が
将来「中国の属国」と化すことは
間違いないのです。
【三橋貴明】貨幣観の転換を急げ!への1件のコメント
2022年2月14日 5:15 PM
まあ転換というか分配ですね。分配しない事が長引けば長引くほど維新の支持率が上がるのではないでしょうか?
渡辺てるこがれいわから離れて、維新を応援しているようですが、結局勝ち馬に乗って自民党や既得権益を叩き壊すしかなくなって来るんですよ。
庶民に早く金を渡さないと維新になるんですよ。
そんなに気長に考えない人などは、貨幣観や詳しい経済理論を考えず、同じ立場の人間を既得権益を破壊する事で増やせばいいわけだからと考えるんです。
れいわでいいんですが、残り時間との勝負になって来て、維新ならば壊してくれる可能性が高いと考えるんです。
自民党には期待出来ないし内から変える事は不可能なので仕方のない事です。私も自民には入れないし維新かれいわに入れますよ。自民や立憲や共産党系に入れても変わらないですしね。
自民の「今度はやります」と何回聞いただろう?政治家が財務省と戦う戦わないは庶民は知らんです。選んだ政治家、政党が、やるかやらないか、結果を出すか出さないか、だけです。
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