【近況】
例えば、中世の王様が
１００円分の金を含有した
「１００００円金貨」を鋳造し、
支出したとして、インフレ率が適切である限り、
国内的には全く問題がありません。
バランスシートを見ると、
【中世の王様】
借方 貸方
純負債１００００円 金貨１００００円
【支払いを受けた領民】
借方 貸方
金貨１００００円 純資産１００００円
となるだけです。
（日本政府が国債を発行し、
支出すると、純負債が増えるのと同じです)
金の含有率が１０％だろうが、１％だろうが、
或いは紙幣だろうが、瓦礫に金額と
発行者（国王＝債務者）の刻印を
押しただけだろうが関係ありません。
王様が、自らが発行した貨幣で支出し、
徴税すると宣言している限り、
金貨の重さや金の含有率と無関係に、
領民は「王様の貨幣」を使用せざるを得ない。
何しろ、「王様の貨幣」で納税しないと
罰せられてしまうのです。
もっとも、上記は
「一国内（厳密には「一共同体内」）」
の話であり、国際交易となれば、
そうはいきません。
為替市場が未発達だった中世欧州では、
やはり「貴金属の重さ」で
貨幣の価値を測るしかなく、
「法定重量」という考え方が生まれました。
特に、中世欧州の経済の中心地、
アムステルダムでは
「額面は同じでも、貴金属含有率が異なる」
貨幣が入り乱れていました
（その数、４００種類以上！）。
民間の金融業者は、手形を引き受ける際に、
額面は同じであるにもかかわらず、
法定重量を満たさない貨幣
（いわゆる「悪貨」）で支払い、
利益を上げていました。
当然、商人たちの不満が高まり、
結果的に「アムステルダム銀行」が
生まれることになります。
詳しくは、メルマガの方で
解説しておりますので、
ご興味がおありの方は是非、ご登録を。
https://www.mag2.com/m/P0007991
◆【一般参加可能な講演会のお知らせ】
２月１８日 間もなくです。
三橋貴明先生×藤井聡先生
オンライン記念対談
「コロナ禍でいかに中小企業は生き残るべきか」
【有料】記念対談＋グループ討論
https://doyuasakita.stores.jp/items/619bc6cf88eabe60d3f22e8a
【無料】記念対談のみ
https://doyuasakita.stores.jp/items/619bc60088eabe60d3f22e81
◆時局２０２２年３月号に連載
「三橋貴明の経世論 第５９回
デラシネの貧困」が掲載されました。
http://www.jikyokusya.com/jikyoku.html
◆「竹中平蔵教授の「反日」経済学
（経営科学出版）」が刊行になりました。
https://in.38news.jp/38hezo_980_af
◆週刊実話 連載
「三橋貴明の『マスコミに騙されるな！』」
第４５３ 国債の貨幣化
◆メルマガ 週刊三橋貴明
Vol666 貨幣の価値と国債取引
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
「貨幣は債務と債権の記録」は、
あくまで国内（厳密には「一共同体内」）
の話であり、
国際交易の場合はそうはいきません。
為替取引市場がない場合、
どうすればいいのか？
中世欧州の貨幣史を解説しました。
◆メディア出演
三橋ＴＶ、続々公開中です。
機関銃を装備した兵士に
ナイフ一本で立ち向かえるか？
[三橋TV第505回]
三橋貴明・saya
https://youtu.be/MbBdyAKExis
「国の債務超過６５５兆円で史上最大！」が、
何を意味しているのか
[三橋TV第506回]
三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/4VSVxIHaDvU
変わらなければ生き延びられない！
「財政ファイナンス」の現実を見ろ
[三橋TV第507回]
三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/zEPe37a1XQQ
特別コンテンツ配信中。
シンガーsayaの３分間エコノミクス
【第22回 分配面のGDPと損益計算書】
https://youtu.be/pnatB_Jb-90
【建国記念の日】
地形学が証明した日本建国神話の真相
(三橋貴明：2/13(日)23:59までの限定公開)
https://youtu.be/8n092cd9Vrg
◆三橋経済塾
２月１９日 第二回講義が開催されます。
https://members11.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=1725
ゲスト講師は、自民党財政政策検討本部
西田昌司本部長です。
◆チャンネルＡＪＥＲ
「ネットの資金需要」(前半)
三橋貴明 AJER2022.2.8
https://youtu.be/797o78yyhjw
【三橋貴明】貨幣の価値への1件のコメント
2022年2月13日 8:17 PM
その経済の原点に存在しているのが【国際金融資本の歴史】でもあるから復習も込めて日本国民の皆さんもよければおさらいしてみてくだい。
ちなみにその起源の大まかな概要を、これから簡単に説明します。
時は、十六世紀に入る前後から英国の政治混乱が悪化しピューリタン革命【清教徒革命】は燻り始めて、その後一旦は正常な政治機能を取り戻したかに見えたのですが、結果的に革命は十七世紀中盤までかかりました。
その一方でEU地域では三十年戦争が勃発していてピューリタン革命と同時期に、こちらも何とか終焉を迎えることができたのです。
そこで双方ともに重要ワードがあり、それがしがこれまで続いて来た国際社会の骨格となり現存して支配している国際社会の構造になっているのです。
重複しますが、王室や貴族それに連なる階級社会、個人主義、宗教、ウエストファリア【国際法】、侵略、しがらみ、謀略、マッチポンプ、プロパガンダ、だまし討ち、誤魔化し、などがフランス革命に飛び火し産業革命に至り現在の新自由主義【階級社会】に戻りましたね。
一方、日本では鉄砲とキリスト教伝来から南蛮貿易の侵略の背景で鎖国にしたからこそ日本文化が各地で確立でき独自の価値観が芽生え繁栄できたから仲間の絆が強いわけで、本日も護国神社にお賽銭をあげて感謝の誠をささげ心境の報告がてらに参拝をして来ましたから、生活保護なんて受ける気もないわけです。
コメントに返信する
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です
コメントを残す
メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です