日本経済

2019年3月18日

【三橋貴明】日本復活の鍵を握るMMT

From 三橋貴明

【今週のNewsピックアップ】

現代金融理論(MMT)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12446669999.html
続 現代金融理論(MMT)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12447066605.html
現代”貨幣”理論
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12447277198.html

ついにと言うべきか、いよいよと言うべきか、
アメリカで「現実」を踏まえた経済学が登場し、
日本に上陸しようとしています。

その名も「MMT(Modern Monetary Theory)」、
現代貨幣理論
(なぜか現代”金融”理論と呼ぶ
報道機関が多いのですが)、
別名「新」表券主義。

表券主義とは、要するに「金属主義」ではない、
正しいおカネに対する見方です。

つまりは、おカネを
「債務と債権の記録」として捉えるのです。

実際に、おカネとは「金属」ではありません。
債務と債権の記録としてのデータです。

例えば、銀行預金は我々(もしくは第三者)が
おカネを借りようとした際に、
提出した借用証書と引き換えに
銀行が「ゼロから発行」するおカネです。

誤解している人が今でも多いのですが、銀行は別に、
「どこどこから銀行預金を調達し、借り手に貸し付ける」
などということはしていません。

単に、差し入れられた借用証書と交換で、
銀行預金の口座のデジタルデータを増やすだけです。

現金紙幣を「銀行に預ける」にしても、
何しろ紙幣は日銀の借用証書でございますから、

我々が提出した「日本銀行の借用証書」と
引き換えに、銀行が
「ゼロ」から預金という
おカネを発行してくれているに過ぎません。

小切手の預金化も、全く同じプロセスです。

表券主義の立場に立つと、
自国通貨建ての国債の「財政破綻」は
あり得ないことが分かります。

政府は国債を発行し、
銀行から日銀当座預金というおカネを借ります。

日銀当座預金は、銀行ではなく、
過去に日本銀行が発行したおカネです。
(この場合は「資金調達」論が成立します)

政府が国債発行で資金調達し、
日銀当座預金ではなく
「政府小切手」で民間に支払いをします。

この時点で、政府は
「政府小切手というおカネ」を発行しています。

支払いを受けた企業側は、
政府小切手を銀行に持ち込み、預金化します。

銀行は「政府小切手という借用証書」と引き換えに、
銀行預金というおカネを
「ゼロ」から発行するわけです。

さらに、銀行は政府小切手を日銀に持ち込みます。

すると、日本銀行が
「政府小切手という借用証書」と引き換えに、

日銀当座預金というおカネを
「ゼロ」から発行します。

銀行は、新たに発行された
日銀当座預金というおカネを、
再び政府に貸し出すことが可能です。

つまりは、「政府が借りるおカネがない」

などということは、
自国通貨建て国債の場合は
あり得ないのです。

日本銀行は、政府小切手を
「政府が日銀に持つ当座預金」で清算します。

上記の通り、債務と債権の関係成立で
「おカネが発行され」、清算(返済)で
「おカネが消える」というのが現実の世界です。

それにも関わらず、経済学はおカネについて
「一定の量しかない」という
金属主義に基づき、発展を遂げました。

だからこそ、
「政府が国債を発行し、
民間の資金を吸い上げると、
国債金利が上昇して財政破綻に繋がる」(←根本から間違い)

「政府の負債が、家計の金融資産(預金など
)の額を超えると、破綻する」(←物理的に起き得ない)

「日本銀行がおカネを発行すれば、インフレになる」
(←消費や投資が増えない限り、
どれだけ日銀当座預金が発行されても、物価は上昇しません)

といった、出鱈目がまかり通り、
日本国は小国化、中国の属国化の道をひた走っています。

恐らく、財務省はマスコミを使い、
MMTが日本に広まるのを防ごうとするでしょう。

とはいえ、MMTは「現実」を説明しているに過ぎず、
否定することは「地球人」には不可能です。

現実に基づく経済学であるMMTを、
いかに「常識」にまで持っていくのか。
日本国復活の「鍵」がそこにあります。

◆彩図社「亡国のメガロポリス」が予約開始になりました。
https://amzn.to/2F5nqi3

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第312 岩田規久男教授の正しい転向
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol512 フィリップス曲線の崩壊
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
「フィリップス曲線の崩壊」とは、2014年4月以降の異様なフィリップス曲線に関する、前・日銀副総裁の岩田規久男教授の表現です。
2014年4月以降、フィリップス曲線が水平化し、物価が上がらなくなってしまった。「なぜなのか?」を真剣に考えたとき、真実が見えてきます。

◆メディア出演

三橋TV、続々リリースされています。

三橋TV第63回【実質賃金の正体を暴いてみた】
https://youtu.be/5zvSWE1Mkk0
三橋TV第64回【マレーシアの移民と若年層雇用の話】
https://youtu.be/UUhEB7aIMko
三橋TV第65回【日本を救う新・政策集団の政策】
https://youtu.be/kPqWK_cdqZY

3月15日 チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。
【Front Japan 桜】反グローバリズムのトリニティ / 自衛隊は少女に国防を担わせる気か![桜H31/3/15]
https://youtu.be/5yNmvgQcyG4

◆三橋経済塾

3月16日(土) 三橋経済塾第八期、第三回対面講義を開催いたしました。
https://members8.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?page_id=75
ゲスト講師は 高清水 有子先生(皇室評論家)でございます。インターネット受講の皆さまは、しばらくお待ちくださいませ。

◆チャンネルAJER

今週の更新はありません。

—発行者より—
総理「政権中にこれを破棄できなければ、日本はオシマイ」

三橋貴明と総理との会談時で明かされた真実。

●総理が、三橋との会食をオープンに
(世に公開)してまで国民に伝えたかった事とは…?

●この会食で明らかになった、
私たちの邪魔をする[3つの敵の正体]とは?

●2020年に訪れるかもしれない
日本の危機的状況とは一体何なのか?

日本が発端となり、
2008年のリーマンショックが再来する?

などなどメディアが決して報道しない
「安倍総理の告白」と「日本経済2020年危機」
について解説した書籍を出版致しました。

こちらから詳しい内容をご覧ください。
https://keieikagakupub.com/38JPEC/1980/

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【三橋貴明】経済学者を怯えさせるMMT

【三橋貴明】日本復活の鍵を握るMMTへの3件のコメント

  1. たかゆき より

    Life Among the Econ

    Econ村では

    どれほど重い 貨幣(金属)を背負えるかが

    地位の象徴

    貨幣は 二次元情報 などと 信じる

    村外の連中を 軽蔑 憎悪しておりました

    が、、、

    背負った 金属の重さによって

    ズブズブと 地面に沈み込みつつ あると

    いう ことでございます ♪

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