日本経済

2018年7月30日

【三橋貴明】需要こそが技術発展をもたらす

From 三橋貴明

【今週のNewsピックアップ】
飯田市 視察レポート その1
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12392936539.html
ILC(国際リニアコライダー)の正念場
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12393620700.html

ILC誘致の最終デッドライン
(今年末)が近づき、
わたくしは今後もILC実現
のために様々な活動をしていきます。

8月2日には、
素粒子物理学に関する研究により
1979年にノーベル物理学賞を
受賞したシェルドン・グラショウ博士と、
重力波の発見により2017年に
ノーベル物理学賞を受賞した
バリー・バリッシュ博士の
お二人にインタビューします。

さらに、8月31日には
ILCを誘致している
北上に取材で行きます。

ILCにせよ、リニア中央新幹線にせよ、
人類が未だかつて挑戦したことがない
プロジェクトです。

当然ながら、
プロジェクトを推進するにあたり、
様々な技術的な課題が生じます。

この種の技術的な課題を解決するために、
現場やバックアップの
人々が知恵を絞る。

過去の様々な蓄積を活用し、
解決策を生み出す。

これこそが「技術発展」です。

KEKの加速器研究施設の
照沼信浩教授が語っていましたが、

「技術的に必要になる」

というニーズこそが、
技術シーズを発展させます。

直線型加速器(リニアコライダー)にせよ、
リニア中央新幹線にせよ、
実現に向かうと様々な
「現在の技術では不可能なこと」
が生じてくるでしょう。

この種の課題をクリアすることで、
技術は進化していくのです。

リニア中央新幹線は、何しろ
「南アルプス」という巨大山脈の下を
トンネルで掘りぬかなければなりません。

しかも、人類史上最長のトンネルです。

かつて、人類が掘りぬいたことがない
トンネルを建設しない限り、
リニア新幹線で東京と名古屋を
結ぶことはできません。

あるいは、ILCの場合は
「ビーム」を人類史上空前の
細さに絞り込み、
超電導空間で飛ばさない限り、
目的は達成できないのです。

この種の「前人未踏」の
プロジェクトこそが、技術を発展させる。

人類の文明は「技術の発展」と
同様だと理解しさえすれば、

「カネ、カネ、カネ」

と、技術進歩のために
必須の大プロジェクトに
「難癖」をつけるなどという話は
ありえないはずです。

自分たちの現在の
(それなりに)快適な生活は、
過去の技術発展により成り立っている。

そして、技術発展を加速させるのは、
人類が経験したことがない
「プロジェクト」である。

という現実を、日本国民は
理解する必要があります。

関連記事

日本経済

【藤井聡】今、「良いROE主義」は「悪いROE主義」に駆逐され続けている。

日本経済

【三橋貴明】治水の後れは国家の怠慢

日本経済

【三橋貴明】熊本地震と国土強靭化

日本経済

【三橋実況中継】夢を持たない国は、夢を持つことが不可能な国に落ちぶれる

日本経済

【三橋貴明】安藤提言

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

名前

メールアドレス

ウェブサイト

コメント

メルマガ会員登録はこちら

最新記事

  1. アメリカ

    政治

    日本経済

    「解散に大義はない」のか――いま問われるべきは、むしろ...

  2. アメリカ

    政治

    日本経済

    対中外交を見据え、日本はいかなる対米戦略を構想すべきか...

  3. 日本経済

    【三橋貴明】国民経済にとって最も重要なもの

  4. 日本経済

    【三橋貴明】ベネズエラのハイパーインフレーション

  5. 政治

    日本経済

    【三宅隆介】改正建設業法は正しい、しかし現実は追いつか...

  6. アメリカ

    政治

    日本経済

    <沈黙の螺旋>に抗う「積極財政議連」――緊縮財政が正義...

  7. 日本経済

    【三橋貴明】足掻き続けるしかない

  8. 日本経済

    【三橋貴明】1月17日の経済塾のゲスト講師は会田卓司先...

  9. アメリカ

    政治

    日本経済

    【新年のご挨拶】歴史の分岐点に立つ日本へ――丙午の年、...

  10. アメリカ

    政治

    日本経済

    【重大告知】 三沢カヅチカwith friends フ...

MORE

タグクラウド