From 三橋貴明
【今週のNewsピックアップ】
飯田市 視察レポート その1
https://ameblo.jp/
ILC(国際リニアコライダー)の正念場
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ILC誘致の最終デッドライン
(今年末)が近づき、
わたくしは今後もILC実現
のために様々な活動をしていきます。
8月2日には、
素粒子物理学に関する研究により
1979年にノーベル物理学賞を
受賞したシェルドン・グラショウ博士と、
重力波の発見により2017年に
ノーベル物理学賞を受賞した
バリー・バリッシュ博士の
お二人にインタビューします。
さらに、8月31日には
ILCを誘致している
北上に取材で行きます。
ILCにせよ、リニア中央新幹線にせよ、
人類が未だかつて挑戦したことがない
プロジェクトです。
当然ながら、
プロジェクトを推進するにあたり、
様々な技術的な課題が生じます。
この種の技術的な課題を解決するために、
現場やバックアップの
人々が知恵を絞る。
過去の様々な蓄積を活用し、
解決策を生み出す。
これこそが「技術発展」です。
KEKの加速器研究施設の
照沼信浩教授が語っていましたが、
「技術的に必要になる」
というニーズこそが、
技術シーズを発展させます。
直線型加速器(リニアコライダー)にせよ、
リニア中央新幹線にせよ、
実現に向かうと様々な
「現在の技術では不可能なこと」
が生じてくるでしょう。
この種の課題をクリアすることで、
技術は進化していくのです。
リニア中央新幹線は、何しろ
「南アルプス」という巨大山脈の下を
トンネルで掘りぬかなければなりません。
しかも、人類史上最長のトンネルです。
かつて、人類が掘りぬいたことがない
トンネルを建設しない限り、
リニア新幹線で東京と名古屋を
結ぶことはできません。
あるいは、ILCの場合は
「ビーム」を人類史上空前の
細さに絞り込み、
超電導空間で飛ばさない限り、
目的は達成できないのです。
この種の「前人未踏」の
プロジェクトこそが、技術を発展させる。
人類の文明は「技術の発展」と
同様だと理解しさえすれば、
「カネ、カネ、カネ」
と、技術進歩のために
必須の大プロジェクトに
「難癖」をつけるなどという話は
ありえないはずです。
自分たちの現在の
(それなりに)快適な生活は、
過去の技術発展により成り立っている。
そして、技術発展を加速させるのは、
人類が経験したことがない
「プロジェクト」である。
という現実を、日本国民は
理解する必要があります。
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