日本経済

2018年4月1日

【三橋貴明】日本語という「守護者」

From 三橋貴明

【近況】

日本語は、日本国民を
「グローバル市場」との競争から
守ってくれる参入障壁です。

日本語の「壁」があるからこそ、
日本国民は欧米諸国ほどには
「外国人」と苛烈な競争を
することなく、教育を受け、
働き、結婚し、家族を作り、
一生を過ごしていけるのです。

日本のアニメや漫画、ゲーム
などのコンテンツが世界に
受け入れられ、世界各国ににおいて、

「日本のアニメを見たいから、
日本語を学ぶ」

若者が増えてきています。

これは、一見、喜ばしいような
気がいたしますが、
改めて考えてみると、
恐ろしい話です。

理由は、「面白いコンテンツ」が
日本国内ではなく、外国にしか
存在しない状況になったとき、
日本の子供達も

「○○をしたいから、
外国語を学ぶ」

状況に陥ることを
示唆しているためです。

無論、現在は(主に)現場の
クリエイターの方々の奮闘により、
日本国内で面白いコンテンツが
造られ続けています。

とはいえ、このまま日本の
デフレが続き、国民が
貧困化していくと、やがては
日本のコンテンツに
「日本人がカネを出せない」
時代が訪れるでしょう。

そうなると、我が国の
コンテンツ産業は錆びれます。

やがては日本の子供たちが
「楽しいコンテンツがあるから」
「面白いコンテンツがあるから」
といった理由で外国語を
学んでいくことになるでしょう。

結果、日本語のコンテンツ
あるいは「文化」が消滅し、
日本国民は次第に日本語を
使わなくなっていきます。

最終的には、我々は日本語という
「守護者」を失い、丸裸で
グローバル市場に放り込まれる
ことになります。

日本語による文化が、
日本語と日本国民を守っている。

この現実を、我々国民一人一人が自覚し、
「良いコンテンツにおカネを出す」ことを
可能にするためにも、早期に
デフレから脱却しなければ
ならないのです。

◆彩図社から「日本を破壊する種子法廃止とグローバリズム 」が刊行になりました。
http://amzn.to/2tXqPNH

◆ソーシャルレンディング最大手maneoの瀧本憲治氏との大人気コンテンツ「第2次グローバリズムで壊されたもの 」 がリリースになりました.。
https://youtu.be/wxLoaXpjisA

◆WiLL 2018年5月号 に連載「反撃の経済学 ”国の借金”という存在しない問題」が掲載されました。
https://amzn.to/2GmYo1p

◆週刊実話 連載「三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』」 第265「人が大切にされる社会」
なお、週刊実話の連載は、以下で(二週遅れで)お読み頂くことが可能です。
http://wjn.jp/article/category/4/

◆メルマガ 週刊三橋貴明 Vol462 封建制度と資本主義
http://www.mag2.com/m/P0007991.html
明治維新後、なぜ日本は世界を驚かせるほどのスピードで資本主義経済を実現したのか。秘密は「封建制度」にあります。

◆メディア出演

4月6日(金) チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1651

4月7日(土) チャンネル桜「日本よ、今…「闘論!倒論!討論!」」に出演します。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1655
3月28日(水) チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。
【Front Japan 桜】なぜ移民を入れてはいけないのか / 人手不足を解消するためには / 佐川氏証人喚問で見えた緊縮財政の根源 / 種子法廃止による予算枯渇で何が起こるか[桜H30/3/28]
https://youtu.be/I6RIOyqdzjA
http://www.nicovideo.jp/watch/so32958501

◆三橋経済塾

4月21日(土) 三橋経済塾第七期・第四回対面講義申込開始致しました。
http://members7.mitsuhashi-keizaijuku.jp/?p=2399
ゲスト講師は中野剛志先生(評論家)。

◆チャンネルAJER
『人口と経済1』三橋貴明 AJER2018.3.27
https://youtu.be/fMtW3R0otL4

関連記事

日本経済

【佐藤健志】広島で何も見なかった人々

日本経済

【上島嘉郎】日本語という母国語

日本経済

【佐藤健志】自衛隊の活躍を不思議がる人々

日本経済

【佐藤健志】ドナルド・トランプと「柔らかい官能」

日本経済

【藤井聡】危機と対峙する保守思想誌、『表現者クライテリオン』を創刊します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

名前

メールアドレス

ウェブサイト

コメント

メルマガ会員登録はこちら

週間ランキング

  1. 1

    1

    【藤井聡】「骨太の方針2018」で、デフレ脱却は出来るのか?

  2. 2

    2

    【藤井聡】なぜ、南海トラフ地震の被害が1400兆円を超えるの...

  3. 3

    3

    【三橋貴明】ルサンチマン国民(後編)

  4. 4

    4

    【三橋貴明】歴史上最大の危機

  5. 5

    5

    【小浜逸郎】所有者不明の土地対策は、爆買いを誘発する

  6. 6

    6

    【三橋貴明】ルサンチマン国民(前編)

  7. 7

    7

    【三橋貴明】イタリアの転舵と日本の「最悪の世代」

  8. 8

    8

    【三橋貴明】長崎新幹線 フル規格軸に検討を!

  9. 9

    9

    【竹村公太郎】不可解な直立二足歩行への進化

  10. 10

    10

    【三橋貴明】凋落する科学技術力を食い止める

MORE

月間ランキング

  1. 1

    1

    【藤井聡】「骨太の方針2018」で、デフレ脱却は出来るのか?

  2. 2

    2

    【藤井聡】「財政健全化投資」こそが、財政再建のために必要であ...

  3. 3

    3

    【藤井聡】「『歴史の謎はインフラで解ける』 〜政府投資こそが...

  4. 4

    4

    【小浜逸郎】「骨太の方針」をどう評価するか

  5. 5

    5

    【三橋貴明】自虐的歴史学者

MORE

最新記事

  1. 日本経済

    【三橋貴明】歴史上最大の危機

  2. 日本経済

    【三橋貴明】凋落する科学技術力を食い止める

  3. 欧州

    【三橋貴明】イタリアの転舵と日本の「最悪の世代」

  4. 政治

    【小浜逸郎】所有者不明の土地対策は、爆買いを誘発する

  5. 日本経済

    【藤井聡】なぜ、南海トラフ地震の被害が1400兆円を超...

  6. 日本経済

    【三橋貴明】長崎新幹線 フル規格軸に検討を!

  7. 日本経済

    【三橋貴明】ルサンチマン国民(後編)

  8. 日本経済

    【三橋貴明】ルサンチマン国民(前編)

  9. コラム

    【竹村公太郎】不可解な直立二足歩行への進化

  10. 日本経済

    【三橋貴明】我々の時代に訪れる「国難」

MORE

タグクラウド